ルーナファミリアのホーム、ここで一つの戦いが幕を開けていた。少しの団員が見守る中互いに剣を混じり合っていた。団員のほとんどはダンジョンにいるが今回は幹部の一部が観戦していた。
「行きます!!」
「嘘!!アレ何!?」
「ハァ・・・!!」
ベルの剣からは紫色の炎が出てきた。これはとあるドラゴンの魔力を使っている。ベルの祖父の知り合いは、ベルには精神統一のために滝行などをしていた。これは魔法を使えるように魔力を極めた結果この剣は生身でも全開ではないがそれでも中層イヤ下手したらクロッゾの魔剣並の威力なのだ。そしてその魔力は斬激として飛ばせるし剣にまとわせることで威力を上げることもできる。しかもそれは魔剣でも無いため砕けない。もはやチートと呼ばれるものである。皆が戸惑っている中ベルはそれにお構いなく魔力をそのまま迫ってきた。アレを食らったらひとたまりもないと皆は悟っていた。それをレミリアは受け止めたが
(・・・ッ!溶けた・・・それに・・・普通の炎より下手したら深層のモンスターレベルより熱い!!!)
あまりの熱さに彼女の剣は溶けてしまった。
「セイヤァ!!!」
「グゥ・・・ッ!」
その瞬間を狙って蹴りを入れた。
「なんて子なの・・・」
「団長に一撃を入れるなんて・・・」
信じられないなど言葉を発したが彼女はそれを見込んでいたように手をかざした。
「団長!!まさか・・・アレを使うのですか!?」
その槍に団員達はざわめく。当然だろう、アレは彼女の本気の武器。ましてやそれを恩恵なしの子どもに使うなど前代未聞だ。
「きれい・・・」
ルーナファミリアの団長レミリア・スカーレットは本気を出すときの槍『スピア・ザ・グングニル』。禍々しくそれでもって紫色の美しい槍だった。その槍にベルは少し見とれていた。
「どう?私は本気の武器を出す。だからあなたも見せて。あなたの本気の武器を!!」
そう言って斬りかかってきた。ベルが使っているのは至って普通の剣。ちゃんと力加減ができるようにソシテできるだけあんまり知られないように剣に魔力を入れる修行した。これならある程度武器を壊せるし、モンスターも倒せる。しかし今度は別格だ。炎をまとっていた剣に触れたがグングニルはそれをそのまま打ち消した。そしてその槍はまるで炎でできていたため当てても溶け出すことはできない。そして後ろに下がった後天に向かい槍を投げた。
何をしているのか戸惑っていたが・・・
「何・・・ッ!」
瞬間小さな槍が無数に落とした。ベルはなんとかギリギリよけれたが当たればさすがのベルでもひとたまりもない。
すぐに二発目を落とそうとしたのが分かったので落とす方向を読みよけようとする。しかし落とされた後彼女がベルの目の前にはいつの間にかレミリアがいた。そしてそのまま切りつけた。ベルは受け止めたが
「しまった・・・ッ!」
剣は折れてしまった。
その前に後ろに下がった。が、その後また前に来て切りつけていた。僕はすぐに避けたが連続で切りつけてきたので少し傷がついていた。
「やばい・・・・・それにあの槍・・・」
なんとか距離をとった後ベルはあることは察していた。
「それ・・・魔法じゃないですよね?」
その言葉にレミリアはうなずき・・・
「よく分かったわね・・・そうよこれは魔法じゃないわ。私のスキルとして出ているの・・・」
その言葉にベルはやはりと思っていたがそれでも驚くのである。スキルは同じ威力でも魔法と比べて魔力の消費が遙かに少ないのが特徴である。しかしスキルだとそれを使えるのはしょせん強くても中級魔法程度だと知られている。しかし今のは上級魔法かそれ以上。つまりそれを乗り越えたというのなら自分はとてつもなくすごい人と相手しているのだと察する。これはベルも覚悟を決めた。
「分かりました、今から僕の剣を出します!僕は剣士として剣で語るなら剣でお相手するのが主義なんで!!!」
そしてベルは腰から剣を取り出す。それは金色でギザギザしており剣の中央には銀のラインがありそこにはうっすら紫色の模様があり紫色の柄にエンブレムがある『
「何に?!アレは!!!」
見たこともない剣を出されて周りはざわつき始めた。それと同時に本の形をしたアイテム『ワンダーライドブック』が手にあった。そしてそこには本にはあのドラゴンの名前が載ってあった。その名は
『ジャアクドラゴン』
その不気味な声と共にワンダーライドブックを開いた。
『かつて世界を包み込んだ暗闇を生んだのはたった一体の神獣だった』
その語りのような者が流れた後ワンダーライドブックを閉じ剣の柄の近くにかざす。
『ジャアクリード』
その声と共に不気味な音楽が流れる。そしてベルは、ワンダーライドブックを腰に巻いているカリバードライバーにセットし剣を構える。その時瞳は、紫色になりそしてあの言葉を放つ。
「変身」
『闇黒剣月闇』
そして剣をベルトにプッシュする。すると本に巨大な一匹のドラゴンが飛び出しそしてベルを包み込みこむ。
『Get go under conquer than get keen』
『ジャアクドラゴン』
『月闇翻訳!光をうばいし漆黒の剣が冷酷無情に闇黒龍を支配する!』
そしてベルは一人の戦士の姿になった。体は基本紫色で胸の装甲は銀色真ん中に金色の歯車のような物がついており顔はさっきのエンブレムの顔と同じだった。頭にはベルの持っている剣のような物がついていた。
「闇の剣士カリバーここに見参」
「なに!?アレ?」
「嘘!!見たことないわよ!!!」
団員達が驚いている中レミリアは冷静に告げた。
「そう、それがあなたの剣なのね・・・」
「ええ、これが僕の真の姿です!!レミリアさん!!」
「だったら、私も全力で行くまで!!!」
そして互いに前に駆けて剣と槍が混じり合った。いくらかベルとレミリアが距離をとった後最初に仕掛けたのはレミリアだった。レミリアはまた同じように天に槍を向けそして放った。そして無数の槍が降り注いだ。
しかしベルは落ち着きカリバードライバーからワンダーライドブックを取り出し再び闇黒剣月闇かざした。
『必殺リード ジャアクドラゴン』
『月闇必殺撃』
『習得一閃』
「はぁ!!!」
そして横に振るうと変身で出てきた龍『ジャアクドラゴン』が飛び出してきた。そして降ってくる槍をすべて弾き飛ばした。
「嘘?!」
そしてベルはまたレミリアに向かって詰めてきた。しかしレミリアはすぐに槍を受け止めて受け止めていた
そして紫色の柱がでていてそれが戦いの凄まじさを表していた。
「やるわね・・!」
「そちらこそ・・・!!!」
そして戦いは更に激しさを増した。
「かっこいい・・・」
金髪の少女はベルの戦いに見惚れていつの間にかそう口にしていた。
その時の二人は生き生きしていたのは言うまでもない。しかしここまでしてレミリアが苦戦するのならとてもすごい逸材だと団員達は思い知った。男でなければルーナ様も気に入って入れたのにとがっかりしていた。ルーナは男嫌いでもあり過去に何にもの強い人でも男なら絶対入れない主義だが自分の眷属のことに関しては第一に考えていて優しい神なのだ。本当に惜しい神だと皆が思った。
「へぇあの子、闇の剣士なんだ・・・面白そうね・・・今度会ってみようかしら?」
屋根の上で観戦していた緑色の瞳と髪に黒い帽子をかぶっていた少女は誰にも気づかれないまま観戦をしていた・・・
そして何度かお互い切りつけ合ったがなかなか勝負が決まらなかった。団員達は二人の戦いをもっとみたいと思っていた。
「そろそろ、終わりにしましょう・・・」
「ええ・・・」
そして最後に決着がつくときが来た。
ベルは腰についてあるさやのようなものに剣を入れた。そしてトリガーを押した。
『月闇居合』
そして引き抜きそのままレミリアとベルは駆けた。
『読後一閃』
「「はああぁぁ!!」」
同時に紫色の二つの光が交わった。
「「はぁ!!!」」
そして剣を振り爆発が起きた。暫く塵で見えなかったがだんだんと晴れてきてそこには・・・
倒れていたレミリアがいた。そばにベルが立っていたことも分かった
「嘘でしょ?団長が・・・負けた?」
「あの子が・・・倒したの?」
暫く唖然とした表情だったが
「コア!!すぐに団長を医務室に!!!念のため彼も!!!」
「分かりました!!」
紫色の髪の女性が指示を出しなんとか動き出した。
そして、ベルは少し立ってはいられたがすぐに意識を手放した。
三人称視点end
ルーナside
「嘘・・・まさか、レミリアを・・・」
彼らとの戦いを見ていた私は正直鳥肌が止まらなかった。オラリオでは数えるほどしかいないレベル6、それを恩恵なしで倒せたというのはまさに偉業・・・そしてあの力に出会った・・・私は興奮した。そしてあの目、あれは純粋に剣士としての誇りがあった。他の男とは違う・・・今この瞬間私はあの子を気に入った。しかも・・・
「はは、まさか闇の剣士だったなんて・・・ベル・クラネル・・・良いわ、認めましょう私の初めての男の子♪」
ルーナside end
ベルside
僕は炎の中にいた。僕の剣に眠る龍がそれを呼んだのだろう。これは実際よくあることだ。なぜなら・・・
「いやぁ・・・あの女強かったなぁ」
「ほんと、正直言って本当彼の力を使おうとも考えたよ」
「全くだ!!何故我を使わない!!」
「しょうがないだろ・・・お前はオラリオでも恨みの対象だ。今はこういう関係でもばれたらオラリオ全体が敵に回る」
「俺たちは最近出番ないっすよ。まあ、俺たちにとってはあの二体は最強だからなぁ」
「そういう割にはあなたもでたがっているじゃない」
「うるせぇ!」
今、ちょっと兄弟のようなやりとりをしたのがシルバーバックとウォーシャドーである。
ここではよく、精神世界で雑談をするのだ。ここにいるのは僕がよく使うジャアクドラゴン、そして旅の途中や修行で仲間にしたモンスターだった。あのワンダーライドブックによって瀕死に追い込まれたモンスターは吸い込まれ、とらわれる。とらわれた先はワンダーワールドに送られ閉じ込められる。しかし自我は与えられ知性も持つようにしており人の言葉を話せるようになる。さらにワンダーワールドは思ったよりも広い。それにジャアクドラゴンの、魔力によって強化されている。そのせいなのか僕が寝ると精神世界に入りよく雑談している。
「にしてもベルを気絶させるなんて・・・まぁ彼女もやるのね・・・レベル6程度でここまでとは・・・まあ他にもベルが力を出しすぎたのが原因だけど・・・」
「はは、ごめん。あの人、想像以上に強かったからわくわくしちゃって・・」
何処かの戦闘民族みたいだが気にしないようにしよう。しかし彼女は本当に強かった。もしかしたらこのまま成長すると彼を超えるかも・・・
「おい!ベルよ!お前今我に関して何か考えてはいるのではないか・・・」
「あ、うん君を超えられるかもしれないから・・・」
「何おぅ!!我があいつより劣るというのか!!!」
「いや、もしかしたらだよ・・・そういえばだけどダンジョンのモンスターって同種でも君たちよりは強いの?」
「ああ、俺たちは魔石を削って増えているからな・・・ダンジョンはすぐ生成されるから魔石もそのまま、つまり魔力も高いとこだ、まぁ種類にもよる・・・ゴブリン、ウォーシャドー等はもちろん倒せるが・・・」
「そうか・・・」
そう聞き僕はもっと修行が必要だな・・・と意気込んできたところで体が消え始めた。これは僕が現実で目覚める予兆・・・
「じゃあまた」
「おう!ベル良い結果を期待しているぜ」
そして僕の意識は途切れた。
ベルside end
三人称視点
ベルはルーナファミリアの医務室で目が覚めた。体には傷がいくつもできていた。そして横を見ると隣には赤いドレスを着た少女が隣で寝ていた。
「ほぁぁぁぁ!!」
ベルは混乱した!それもそうだろう。隣では美少女と呼べるくらいの女性が隣で寝ていたのだから。
(どうしよう、どうしよう?!)
とりあえず離れなければとベルはベッドから降りようもすると・・・
「ン・・・目覚めたようね・・・」
起きてしまった。
「ス・・・すみませんでしたぁぁぁ!」
「イヤ何謝る要素があるの・・・」
突っ込む彼女だった。
「ア・・・いえ・・すみません・・・女性が隣にいて・・・その・・・一人で困惑していました・・女性と寝ているのがとても緊張して・・・」
それを聞いた彼女は
「フフッ!君本当にかわいいね!!正直男には見えないよ」
笑っていた。それを聞いて少しがっくりする。
「ねぇ早速聞きたいんだけど、君はオラリオに何しに来たの?」
突然の質問に少し戸惑っている。
「えっとすいません、不純な理由かも知れませんが僕・・・英雄になりたいんです。昔お爺ちゃんに読ませてもらった英雄譚に憧れてそして目指すならハーレムを目指せと・・・ダンジョンに出会いを求めて女の子を守れるようになれと・・・僕もそれに憧れてたので・・・ごめんなさい!!!不純な理由で・・・」
そして少しの間が開いたが・・・
「アハハハ!!面白いね!!ハーレム築きたいなんて」
少しベルは顔を赤くした。そして一人の少女は顔を上げ
「だから気に入った。自己紹介するね。私はルーナ。このルーナファミリアの主神ルーナよ」
「あっベル・クラネルです。・・・って神様だったんですか!!!」
「ええ、早速だけどあなた、私のファミリアに入る?」
「へっ・・・?」
「えええぇぇぇぇ!!」
瞬間ベルの叫び声がホーム辺り一面に聞こえた。
「良いんですか?!」
「あら?なんでそんな驚いているの?」
「イヤだって、ここ確か女性限定のファミリアだったはずなのに・・・」
「ええ、でもあなたは特別よ。だってほかの男とは違う目をしているもの」
「目?」
「ええ、私ね・・生まれつき勘が鋭くてね。目でその人の性格が分かるんだ。私が見てきた男はどれも下心があってなめ回すような目だったの、それで男が嫌いになってね・・・でもあなたは違う・・・」
そう言ってベルの手を握り
「あなたのその目が、剣士として・・・そして何かを目指したい。それでもって困っている人はたとえどんな人でも助けてしまうその瞳が私の心が引かれた。だから・・・どう?私たちの家族になる?」
突然のことに少しパニックになったが少したって落ち着いて呼吸を整えた。その答えはもちろん
「はい!!僕でよければ喜んで!!」
涙を浮かべながら喜んでいた。ベルの笑顔は女神にも劣らない可愛らしい笑顔だった。その中に一部を除いて団員達は母性を感じていた。その様子に団員達は笑顔で・・・
「良かったね」
と心から祝っていた。今日から新しい団員が・・・しかも強く可愛いく戦いとなるとかっこいい団員でありしかも初の男性団員をうれしくも思ってたからだそして・・・
「あれ・・・?何だろうこの気持ち・・・」
一人恋に落ちる少女が金色の髪を揺らしていた。
はい、結構長くなりました。戦闘シーン難しかった・・・(汗)次回は設定になると思うので楽しみにしてください。