ベル君が闇の剣士なのは間違っているだろうか   作:暗闇水明

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こんにちは、今回は少し自信はないです←(おい)


黒「これは、どういうことだ?」


作「それは・・・勉強とか忙しくて・・・」


黒「だとしてもここまで酷くないよな?」

作「いえ・・・本当に・・・マジですんません」

黒「よろしい、ならば死ね!!」

作「ゑ?待て、黒龍!早まるなぁ!!」

黒「問答無用!!」

作「フアハハハハ(泣)」



Chaptear42 作戦

ダンジョン、深層の中でリュー・リオンは絶望をしていた。最後の切札が重大な怪我をしてしまい、更には魔法すらも跳ね返す鎧にリザードマン・エリートの黒曜石のからだ、スカルシープの骨を伸ばす。そしてあの自慢の爪、防具を貫くとさせる鋭さ・・・今までで最強のモンスターだろう。正直勝てる見込みがなかった・・・あのモンスターだって仲間を犠牲にしてきたのだから・・・リューは涙目でうつむく。

 

(どうすれば・・・)

 

さっきまでの氷も徐々に崩れ始めていた。冷気もなくなっている。あのモンスターは寒いところは馴れていないはずのため冷気がなくなればジャガーノートは徐々に本来の力を取り戻してしまう。そうなれば、全てが終わりだ。ふと、リューの頭に何かが過ぎった。

 

(これなら・・・でも、この作戦は・・・)

 

しかしこれは、一度だけの大博打のようなものだった。もし失敗すれば、ここにいる皆は死ぬ。そう確信したからだ・・・

 

(だが、もし成功すれば・・・この危機的状況を何とか出来る・・・)

 

時間は刻々と迫ってくる。段々と足音が聞こえてきた。厄災の足音。もう、迷う時間はない。リューは、自らの恐怖を打ち払い、口を開いた・・・

 

「考えがあります・・・」

 

「「「・・・・・ッ!?」」」

 

そう言った途端、全員リューの方を振り向く。真剣なまなざしでリューを見ていた。一呼吸置き、リューは口を開く。そして作戦を話した・・・

 

「確かに、この方法ならいける・・・でも・・・」

 

「一発勝負・・・だな・・・正直失敗すれば、私達は全滅するだろう・・・」

 

リヴェリアの一言で全員が黙り込む。正直、リスクが高い中でこれをやるのは自殺行為に近いことだ。だが、ジャガーノートは考える隙も与えない。段々と、大空間の温度が上がってきた。恐らく、隠れられる場所はもう残されていない。

 

「・・・やるしかないようだな・・・」

 

「はい、もうこれしかありません」

 

そうして全員はうなずきそれぞれの武器を構える。そうして岩から飛び出した。

 

 

「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

 

ジャガーノートはベル達の方を向く。咆哮と共にジャガーノートは破爪をむき出しにしてベル達の方に向ける。そしてジャガーノートはかがみ込みベル達の方に向かって駆け出した。そして破爪を突き出す。

 

「目覚めよ!」

 

アイズは自身の魔法をあげスピードを上げる。ベルはジャアクドラゴンの魔力で何とか避ける。そして、アイズはジャガーノートの頭に剣を突き刺す。

 

「・・・・・ッ!さっきよりも固い」

 

しかし、ジャガーノートの頭は割れもしなかった。リザードマン・エリートの黒曜石で出来ている身体を使い、守ったのだ。ジャガーノートは宙に浮いたアイズに骨を突き刺そうとする・・・

 

「おおおお!!」

 

「グォ・・・・・ッ!」

 

そこにベルが骨を切る。ジャアクドラゴンの魔力によって攻撃力を上げた。

 

「ヌガアアアアア!!」

 

そうしてジャガーノートはベルの方を向く。しかし、ジャガーノートの耳にどこからか声が聞こえる。

 

 

「今は遠き森の空。無窮(むきゅう)の夜天に鏤(ちりば)む無限の星々 。愚かな我が声に応じ、今一度星火(せいか)の加護を。汝を見捨てし者に光の慈悲を。来(きた)れ、さすらう風、流浪の旅人(ともがら)。空を渡り荒野を駆け、何物よりも疾(と)く走れ。星屑の光を宿し敵を討て」

 

次にジャガーノートの目に映ったのは、リュー・リオンの姿だった。リュー・リオンの元に風が集まる。

 

『ルミノス・ウィンド!!』

 

その瞬間、荒ぶる風がジャガーノートを襲う。

 

「オオオオオオオオオオオオオオオオ!」

 

ジャガーノートは雄叫びを上げながらも耐える。しかし、そこにベルも斬りかかりる。カリバーには変身は出来ないため生身で戦っている。

 

「ハアアアア!!」

 

ベルは紫色の炎と共に剣を振るう。それと同時に紫色の炎が飛び出した。炎はジャガーノートと共に煙を上げ爆発する。

 

「グオオオオオ!!」

 

「こっちだよ!!」

 

そこにアイズもジャガーノートの気を引く。自身の風を身にまとい、スピードを更に上げジャガーノートの気を引く。

 

「・・・・・ッ!」

 

ジャガーノートはアイズに向かって骨を延ばしてくる。それをうまく足場にし、飛び越える。

 

(やっぱり、速い・・・)

 

巨体に見合わないほどのスピードでアイズの距離を縮める。そうして破爪をアイズに向きたてる。

 

「はあああ!!」

 

そこにリューが刀で、ジャガーノートの腕を切る。しかし、それを読んでいたのかジャガーノートはリューに向かって破爪を向ける。

 

(・・・・・ッ!避けられない!!)

 

「ウオオオオオオオ!!」

 

そこにベルが身体を渦のように回転させ、ジャガーノートの頭を砕いた。それにより視界を奪う。

 

「ありがとうございます・・・そろそろ・・・」

 

「ええ、準備は出来たようです・・・」

 

アイズも悟ったのか、すぐに後ろに下がる。ジャガーノートは一瞬、視界を奪われ立ち止まる。その近くで、リヴェリアが構えていた。

 

(よし・・・今だ!!)

 

「終末の前触れよ、白き雪よ。黄昏を前に風(うず)を巻け。閉ざされる光、凍てつく大地。吹雪け・・・・・ッ!」

 

やがてジャガーノートの頭は治りかける。そこに骨を延ばしてきた。詠唱が止まりかける・・・

 

(しまった・・・・・ッ!)

 

骨はリヴェリアの方に延び、やがて身体に突き刺さる。

 

「――――ぁ」

 

「リヴェリア!!」

 

「このままでは・・・」

 

ベルがカバーにかかるもジャガーノートはそれを許さない。ジャガーノートの尻尾で後ろから来るベルを吹き飛ばす。剣で受け身をとったモノの、かなり遠くまで飛ばされた。リヴェリアの身体からは大量の血が流れている。今にも倒れそうだった。

 

「リヴェリアさん!!」

 

「クソ・・・ッ!させるかあ!」

 

「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

 

「――――ァッ!!」

 

「カハァ!!」

 

そうしてリュー達も足止めするが、推定レベル9のモンスターにベルなしでは勝てるはずもない。リュー達は破爪により腹を引き裂かれる。それにより、腹からは血が出ていた。

 

「ウグ・・・ッ!」

 

やがて、リヴェリアの前にはジャガーノートが立ちはだかる。リヴェリアは今にも意識を落としそうだった。

 

「・・・・・ッ!クソ・・・」

 

しかし、刻一刻とジャガーノートは近づいてくる。このままでは死ぬ、リヴェリアは直感した。同時に恐怖を覚えた。こんな化け物に勝てるのかも怪しくなっていた・・・

 

(アストレアファミリアも・・・彼奴も・・・同じくらい怖かったのか・・・)

 

アストレアファミリアが壊滅した話を聞いた途端、リヴェリアは絶句した。当時、レベル3とレベル4の冒険者集団が一斉に死んだと聞いたときは衝撃で身体が動かなかった。親しかった人物もいて死んだことに悲しみを隠せなかった。唯一生き残りの同胞も復讐に走り、そのままブラックリストに・・・そのアストレアファミリアを殺したモンスターが目の前に立ち塞がり、自分を殺そうとしている。ここに来て、ファミリアの日々の記憶が流れ込む。

 

(ああ、色々あったな・・・アイズは手がかかる娘だが、母親として・・・それでも幸せな日々だった・・・)

 

段々とリヴェリアの視界はぼやけてきた。少し手を伸ばす。

 

(アイズ・・・すまない)

 

そう思い、目をつぶる。そうしてリヴェリアは意識を落とす・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イヤ違う!!」

 

しかし、次の瞬間リヴェリアは意識が覚醒した。

 

「死んでたまるか・・・ッ!私はあのばか娘を母親として、守らなくてはいけない!!あの日、誓ったんだ!!私は彼奴を守ると!!」

 

そう叫んだ瞬間、リヴェリアのお守りの笛が黒い光と共に流れ込んできた。光のせいかジャガーノートは立ち止まる。

 

そして再び詠唱を始める。

 

 

「終末の前触れよ、白き雪よ。黄昏を前に風(うず)を巻け・・・!」

 

激しい痛みに耐えながらも詠唱の力は強まり、やがて冷気を漂わせる。

 

「閉ざされる光、凍てつく大地。吹雪け!三度の厳冬――我が名はアールヴ」

 

「グ・・・オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

 

ジャガーノートも本能で不味いと思ったのかすぐに破爪を向ける。そして突っ込んできた。しかし、リヴェリアの詠唱は終わっていた。漂う冷気と共にリヴェリアは叫んだ。

 

『ウィン・フィンブルヴェトル』

 

その途端、大空間が再び冷気に包まれる。それと同時にジャガーノートの身体が凍り付く。

 

「・・・・ッ!」

 

ジャガーノートは慌てて動こうとするも、既に足は氷付け。動けない状態だった。更に口はふさがれている。そして悟ったように、ベルはワンダーライドブックを取り出し、闇黒剣月闇にワンダーライドブックをかざす。

 

『隻眼の黒龍』

 

『ジャアクリード!』

 

「変身」

 

『ブラックドラゴン!』

 

そうしてカリバー、黒龍態になりベルはジャガーノートの上に乗る。

 

「これなら、お前を粉々に砕ける」

 

そうして闇黒剣月闇から再生妨害の炎を生み出す。ベルは剣に黒龍の魔力を覆う。それと同時にベルはジャガーノートに突き刺した。

 

「――――――――ッ!」

 

そうしてベル達は、力一杯振るいそのままジャガーノートの身体を砕く。頭から骨まで一気に破壊する。ジャガーノートの悲鳴は氷のせいで響かない。そ

 

「作戦、成功だね・・・」

 

「ええ、もう大丈夫です・・・」

 

リュー達が話している中、ベルはジャガーノートの悲鳴を聞くまでもなくただひたすらに砕く。灰になるまで砕け続かせた。

 

「よし・・・これなら大丈夫なはずだ・・・」

 

やがてジャガーノートは灰になった。そうして、ベルは変身を解く。アイズはすぐリヴェリアの元に駆け込んだ。

 

「リヴェリア、大丈夫?!」

 

しかし、リヴェリアは目を覚めない。アイズは急いでリヴェリアの身体を見る。

 

「アレ・・・?」

 

「どうしたんですか?!」

 

急にアイズは驚嘆の声を上げる。ベルが様子を見ていた。すると・・・

 

「傷が・・・治っている?」

 

よく見るとリヴェリアがリューに見せていた笛が魔力をため、リヴェリアの怪我を治していた。よく見ると黒い魔力だった。

 

「でも何で・・・」

 

ふと、ベルの精神にいる黒龍は疲れたようだった。

 

「大丈夫?」

 

(ああ、少し疲れた。休ませてもらう・・・)

 

「うん、お休み・・・」

 

そう言って黒龍は少し仮眠をした。リヴェリアはとりあえず様態見て精神渇望をしているだけのようだった。

 

「よかった・・・」

 

「少し休みましょう・・・その後はとりあえず深層から出ることを考えましょう・・・」

 

「はい、そうd・・・・・伏せて!!」

 

「「え・・・?」」

 

そう言った瞬間、ベルはリヴェリアを抱え、アイズ達を伏せさせた。その瞬間、爆発が起こる。風圧により、ベル達は吹き飛ばされそうだった。

 

「・・・・・ッ!何が・・・・・ッ!」

 

「どういうこと・・・?どうして・・・」

 

「ああ・・・あり得ない・・・なぜ・・・」

 

そこには黒い鎧をしており、骨を持ち角が生えていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジャガーノート・・・何で?!」

 

それはさっき倒していたはずのジャガーノートだった。

 




は・・・い・・・今回はここまでです。次回は・・・ジャガーノートとの決着と・・・18階層のストーリーも書きます・・・それでは・・・また次回・・・さてと俺は逃げるか・・・

アイシャ「逃がすと思ったか?」

作「ゑゑゑゑ!お待ちください!!」

ア「待てぬう!!」

作「アーウ(泣)」
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