あの一件から3日後僕はソロでダンジョンに潜ることが許された。ちなみにエイナさんにランクアップのことを伝えたらエイナさんは・・・
「ランクアップ~!?」
と驚かれ何故か説教された。とまぁそんなこんなで今回5階層に来ていた。7階層までいけそうだったが今回はとある人物に出会ったので5階層までにしといた。その人物とは・・・
「すいませんクラネルさん・・・せっかくのソロなのに・・・」
「良いですよ、ラントさん。それにチルノさんもいますし・・・」
「大ちゃん、ベル!!来たぞ!!コボルトだ!!こいつらはアタイがやる!!」
今コボルトの相手をしているのがチルノ・フリーレンさん。チルノさんは一年前にオラリオに来た新人で
こちらの隣にいた緑色の髪をした小人族とエルフのハーフはラント・ナチュールさん。チルノさんより年上で五年前に来てレベルは2らしい。1年かけて魔法を習得したらしい。ちなみに回復魔法が得意なので階層はソロでは5階層にしているらしい。二つ名は『大妖精』・・・故郷でも心の器の大きさでそう呼ばれたらしい。そのためチルノさんからは『大ちゃん』と呼ばれているらしい。
「静かですね・・・」
「うん・・・5階層にしてはモンスターが少なすぎる・・・」
5階層で僕たちは疑問を感じていた。5階層にしてはモンスターが少なすぎることだった。これは下手したら3階層より少ない。何時もなら上層でもここは格段に上がるはずだ。妙に武者震いがした。
「うわああぁぁぁ!!!」
「・・・ッ!」
その時チルノさんの悲鳴が聞こえた。
「今の・・・ッ!」
「行こう!!」
僕たちは悲鳴があった場所まで向かった。そこには
「なッ!ミノタウロス?!」
本来15階層にいるはずのミノタウロスがいた。
「何でミノタウロスがここにいるんだよぉぉ!!!」
ミノタウロスに追われていたチルノさんだった。ここら辺にモンスターがいなかった理由はミノタウロスの殺気が原因だったのだ。
僕はすぐに剣を取り出してチルノさんの元に向かう。そしてミノタウロスの目の前にたった。
「ベル・・・ッ!」
「チルノさん!!!早く逃げてください!!ここは僕がやります!!!」
「なっ・・・ッ!?ベル、無茶だ!レベル2でも苦労する相手なのに!!!」
「良いから!!!」
「ウ・・・うん」
「ラントさんはチルノさんと一緒に逃げてください!!」
「でも!!!」
「僕は大丈夫です!!これくらい倒せます」
「・・・分かりました、絶対に死なないでください!」
そして二人は上の階層に逃げていった。僕はミノタウロスと対峙する。見たところ強化種ではなかったので剣を取り出して軽く魔力を込め放とうとする。そして放とうとしたら・・・
「アレ・・・?」
次の瞬間ミノタウロスがべちゃっと音がした途端血が噴き出してきた。そこに、血の雨が降り注いだ。そしてその後ろに金色の髪をして女神にも劣らない美しさ・・・会ってみたいけど会いたくなかったアイズ・ヴァレンシュタインだった。
「あの・・・大丈夫ですか・・・?」
その瞬間僕の背中は悪寒を感じた。会いたくないってそれもそうだろう、僕は黒龍を仲間にしているからだ。ヘルメス様から聞いていたけど彼女が冒険者をやっている理由って黒龍に復讐するためだって聞いていたためだ。オラリオに行く前にヘルメス様、師匠、お爺ちゃんからも絶対に避けといた方が良いって念押しされてたけど・・・
「あの・・・」
「ヒッ・・・!」
ヴァレンシュタインさんは、声をかけるが僕は気まずくなりついには・・・
「すいませんでしたぁぁ!!!」
その場から逃げ出した。その後ろから笑い声が聞こえた。
ベルside end
三人称視点
まっすぐな道を進みながらラント・ナチュールは心配していた。最近入団したベル・クラネルが自分たちのためにミノタウロスに立ち向かったからだ。多分大丈夫だろうがそれでも心配しているのだ。
「ねぇ大ちゃん・・・ベル、大丈夫かな・・・」
チルノは心配の声を上げた。ラントは戸惑っていた。ラントはチルノと同い年に見えて5歳程度上である。
「ごめんね・・・大ちゃん・・・アタイの勝手なわがままで・・・」
泣きそうだった。最初から魔法使える逸材ともいわれ少しプレッシャーがあって普段は明るい態度で接している。しかし本当は泣き虫で心配性なのだ。これが本当のチルノである。その姿にラントは足を止める。そしてチルノを抱きしめる。優しく撫でそして言葉をかける。
「大丈夫だよ・・・チルノちゃんのせいじゃない・・・今回は正直予想外だったしそれに私もうかつだった。それにベルさんは大丈夫だよ。レミリアさんに勝っているんだし・・・」
その言葉に安心した顔になりながら
「うん!!」
笑った。しかし次の瞬間
「ああああ!」
「ン・・・?何だろう・・・」
ラント達は後ろから聞こえた。なんか甲高い声だったので女性かと思ったが徐々に近づいてきた・・・
「なんか近づいてくるよ!!」
息をのんで構えた。人だろうから何があったのか気になったのだ。すると先には
「うわああぁぁぁ!!」
「「きゃあアアアアア!!」」
トマトのように血で染まったベルだった。
ダンジョン1階層
「ハァ・・・まさか血まみれになってくるなってくるなんて・・・正直引きましたよ・・・」
「すいません・・・」
現在ダンジョン1階層で休憩を取っていた。とは言ったものの怪我をしていないか確認するためだった。
「でもヴァレンシュタインさんに会うなんてね・・・」
「はい・・・気まずくなって・・・」
「そう言えばベルって確かコk「はいストップ!!」むぎゅ!!」
危なかったと感じている二人である。
「チルノさん!!駄目でしょう!!
「
「知られたらまずいでしょ!!ここは一階層。どこに人がいてもおかしくないでしょ!!
小声でいった。
「あっ!そっか・・・」
「ほんと世話が焼ける・・・」
「はは・・・チルノさんは聞いた通りですね・・・」
「どういうことよ、ベル!!」
「はは・・・」
その日ダンジョンでは可愛らしい笑い声が聞こえたとか・・・
数日前
「クソ!!何だよ、このモンスター!?」
ロキファミリアは遠征で新たな異常事態に対面していた。精霊の分身デミ・スピリットというモンスターを相手にしていた。新たなモンスターになんと魔法が使えるまさにイレギュラーと呼べる代物だった。その未知のモンスターに苦戦し絶体絶命の状態だった。そしてすぐ魔法を放とうとしていた。
「フフ、コレデオシマイ・・・」
「クソ・・・」
「火ヨ、来タレ
猛(タケ)ヨ猛ヨ猛ヨ炎ノ渦ヨ紅蓮ノ壁ヨ業火ノ咆哮ヨ突風ノ力(チカラ)ヲ借リ世界ヲ閉ザセ燃エル空燃エル大地燃エル海燃エル泉燃エル山燃エル命全テオ焦土ト変エ怒リト嘆キノ号砲(ゴウホウ)ヲ我ガ愛セシ英雄(カレ)ノ命ノ代償ヲ
代行者ノ名二オイテ命ジル与エラレシ我ガ名ハ火精霊(サラマンダー)炎ノ化身(ケシン)炎ノ女王(オウ)】
「ここまで・・・か・・・」
『ファイアストーm「ドシャァ」ハ・・・?』
しかしその魔法は放たれることがなかった。右腕が切れていたのだ。
「アアアアア!ダレダ?」
「今のは?」
「どうなっているんだ?」
いつの間にかモンスターの腕が切れていた。団員達が唖然としている中モンスターが近くに群がってきた。助かったところでここでは犠牲者が出てしまうと感じて戦闘状態に入る。しかしそれはなかった。そのモンスターは精霊に向かって攻撃したのだ。
「これは・・・操られている?」
リヴェリアは魔力の感じから操られていることが分かった。しかしそれを考えるのもつかの間すぐにモンスター達はしがみつきながら精霊の分身の動きを止める。
「アアアアア!フザケンナァ!!コンナトコロデェ!!」
次の瞬間光の一閃が表れるのと同時に精霊は
「アリアァァ」
そう叫び精霊は真っ二つに切られてモンスターを巻き込み爆発し灰になっていた。その後ろからは小柄な少女がいた・・・
「はぁ~つまらない・・・でも魔石は良さそうね・・・」
「あのモンスターを一瞬で・・・」
「あいつは誰だ?」
彼女の姿を見た瞬間フィンは頭が痛くなった。何かが思い出せそうだったからだ。
「あの少女は・・・」
しかし次に見たときはすでにその少女はいなかった。ほかの団員達は目の前の光景に唖然としていた。
はい、今回ロキファミリア、アイズを会わせました。ここでのベル君はアイズを避けてました。まぁ事情を知っていてその原因を味方にしているためきれいで会いたいと思っても会いたくないと思っています。まぁ取りあえず頑張れベル君負けるなベル君!!