エレン(女) 『駆逐してやる!』   作:とある漫画好き

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キャラブレてたり違和感あると思いますが、温かい目で見てください。
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第一章 べ、別に好きじゃないんだからね!
第四話


「憂鬱だ……」

 

今日の朝食も硬いパンに味が薄く小さい野菜がちりばめられたスープ。

いつもと変わらない、味には慣れたし今の現状を考えれば食事が出てくるだけマシだ。

エレンが憂鬱な理由はスープなんかじゃあない、今日は朝からエレンにとっての試練が待ち構えているからだ。

 

「ラ、ライナー…こ、ここいいか?」

 

「……ぁあ」

 

エレンはライナーから了承を貰うとライナーの真正面に座った。

だが、エレンとライナーはお互い目を合わせなかった、2人の食事は黙々と続いた。

気まづいったらありゃしない、いつも隣にいるミカサやアルミンはサシャに食い止めてもらっている。

今日はベルトルトも居ないし、絶好のチャンスと言えるだろう。

 

沈黙が続く、2人とも目も合わせず2人は黙々とスープを口に運ぶ。

 

「そ、そのさ」

 

エレンが沈黙を破る。

 

「き、昨日のことなんだけどあれは……なんというか……」

 

ライナーの顔色を伺いながら話す。

 

「いや、分かってる…いきなり、こんな大男とぶつかったらああなるのも無理はない…俺も悪かったな」

 

ライナーの言葉にすこしエレンはほっとした。

よかったぁ!と胸を撫で下ろした。

 

「で、でも悪いことしたからよ……これ、やるよ」

 

エレンはお詫びの意味を込めてライナーにパンを差し出した。

ライナーはエレンのパンを受け取ると今度は自分のパンをエレンに差し出した。

 

「言ったろ?俺も悪いってな、これでおあいこだ」

 

ライナーはニコッと笑った。

 

「うん……」

 

「どうした?顔が赤いぞ…」

 

「え?」

 

エレンは知らぬ間に顔が夕焼けのように真っ赤になっていた。」

 

「は?え?あ!」

 

エレンは急いで顔を下に向け隠した、ライナーの頭にはクエスチョンマークが浮かんでいる。

 

(バカヤロウ!なんで赤くなるんだよ!照れてるみたいじゃんか!)

 

自分の両頬を両手でパシンと叩き顔を上げ再びライナーの顔を見る。

 

(だ、ダメだ!)

 

エレンは急いでスープを飲み干しパンを貪り食らうと訓練の準備があるからと言い残しその場を去った。

 

「次は座学だぞ……」

 

ライナーの言葉はエレンに届きはしなかった。

 

 

*****

 

 

 

 

 

*****

 

座学が終わると、サシャは人気のない場所にエレンを呼び出した

「どうでしたか!?」

 

サシャがエレンに詰め寄る。

 

「ただ謝って、ただ許してもらったよ」

 

「ぉお!そこからなにか会話はしましたか!?」

 

「してない…」

 

「なぁんで!もったいない!」

 

サシャの反応は一々オーバーリアクションでしつこい。

 

「うるせぇな!謝るは謝れたんだからミッション達成だろ!」

 

「そんなァ!私がどんな思いでミカサを止めたと思っているんですか!!?」

 

サシャが更にエレンに詰め寄る。

 

「わ、わかったよ!今度の朝食パンやるから落ち着け!」

 

「はい!」

 

サシャは屈託のない笑顔を浮かべ背筋をピンと伸ばし直れの体制に入っている。

 

「それで次は何をすればいいんだ?」

 

「焦る必要はありません!貴方たちは今のところ友人同士!まずよく会話する関係になりましょう!会うたびに挨拶したり、訓練のことでの愚痴とかでもいいです!相手から話しかけられるぐらいの距離感になりましょう!」

 

サシャは軽く言うが、ライナーと目を合わせると軽く心拍数が上がり挨拶程度でも僅かに緊張するエレンにとってはかなりの難題だった。

だが、これも治療のためだと腹をくくり。

エレンはサシャのアドバイスを実践することを心に決め拳を握りしめる。

 

「よ、よし!それ試してみる明日から!

 

エレンは握りしめた拳を晴天の空に掲げ空を見上げる。

 

「いや、今日からですよ!?」

 

「は、はぁ!?」

 

エレンは意表を突かれた。

当たり前だろと言わんばかりのサシャは何故明日からだとエレンが思ったのか少し困惑した。

 

「貴方、明日からやる明日からやるって言ってやらないつもりだったでしょ!」

 

意表も図星もエレンは突かれサシャから目を逸らした。

エレンは先ほど腹をくくったが、サシャの言うとおり明日の自分はまた明日の自分にこの難題を託していただろう。

今日の自分はライナーに話しかける勇気なんてない。

何故だろう、今まで気軽に話かけていたはずなのにライナー話しかけることを意識した途端何を話せばいいのかわからなくなる、ライナーから見た自分がどう見えてるのか考えてしまう。

病気のせい?昨日までの自分と考え方が違いすぎる。

一人考え込むエレンの肩をサシャは掴む。エレンは思わず目を合わせてしまった。

 

「今日頑張った者のみ、明日が来るんですよ!」

 

サシャのその言葉はどこかの受け売りだが今のエレンにはその言葉がやの如く突き刺さった。

エレンはサシャの眩しい視線から逃げるように目を逸らす。

 

「わかった…頑張る」

 

蚊の羽音のような声でサシャに返事する。

 

「これも治療のためですよ〜」

 

サシャが作った逃げ道にエレンは「そ、そうだよな!」と思いっきり乗っかった。

 

 

 

 

 

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