炎の呼吸は世界最強   作:ギラサメ

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出来ました!

では、どうぞ!


第二章 異世界トータス

「どうぞ」

 

「あっ、どうも」

 

 メイドらしき女性が飲み物を置く。

 あれから私達はイシュタルという爺さんに案内されいくつもの椅子やテーブルが並べられた広間にいる。

 向かう際、周りが私を見てヒソヒソと何か話していた。まぁ、この中では目立つからな私って。

 

「さて、あなた方におかれましてはさぞ混乱されていることでしょう。一から説明させて頂きますので、まず私の話を最後までお聞きくだされ」

 

 イシュタルの爺さんの説明を簡単に言うとこうだ。

 

 まず、ここはトータスと呼ばれる世界。

 この世界には人間族、亜人族、魔人族の三つの種族がいる。

 今この世界では人間族と魔人族は戦争しており、人間族はヤバい状況にいる。

 それをなんとかすべくエヒトっていう神によって私達が呼ばれたとの事。

 

 何言ってるんだよ。私はずっと平和な日本に暮らしてきたんだぞ。授業で習った戦争だって私が生まれる何年も昔の話だ。

 そんな私が武器を持って戦うなんて出来る訳ないだろう。

 中学時代、不良だった時にした喧嘩とも異次元のレベルだって事も理解出来る。

 

「ふざけないで下さい!結局、この子達に戦争させようって事でしょ!そんなの許しません!ええ、先生は絶対に許しませんよ!私達を早く帰して下さい!きっとご家族も心配しているはずです!あなた達のしている事はただの誘拐ですよ!」

 

 女性が立ち上がって叫び出した。先生だったのか。

 

「お気持ちはお察しします。しかし、あなた方の帰還は現状では不可能です」

 

「ふ、不可能って……ど、どういうことですか!?喚べたのなら帰せるでしょう!?」

 

「先程言ったように、あなた方を召喚したのはエヒト様です。我々があの場にいたのは、単に勇者様方を出迎える為と、エヒト様への祈りを捧げるため。人間に異世界へ干渉するような魔法は使えませんのであなた方が帰還出来るかどうかもエヒト様の御意志次第ということですな」

 

「そ、そんな」

 

 そんな帰れないのかよ。

 

 もういつもの日常に戻れないのかよ。

 

 私はパニックになった。周りも帰れないと分かるとパニックになっていた。

 

 

「皆、ここでイシュタルさんに文句を言っても意味がない。彼にだってどうしようもないんだ。俺は、俺は戦おうと思う。この世界の人達が滅亡の危機にあるのは事実なんだ。それを知って、放っておくなんて俺には出来ない。それに、人間を救うために召喚されたのなら、救済さえ終われば帰してくれるかもしれない。イシュタルさん?どうですか?」

 

「そうですな。エヒト様も救世主の願いを無下にはしすまい」

 

「俺達には大きな力があるんですよね?ここに来てから妙に力が漲っている感じがします」

 

 そうなのか?

 そういえばこの男が言った通り、なんかここに来てから体に違和感を感じてるし、炭治郎と善逸みたいに嗅覚と聴覚が鋭くなったような。

 

「ええ、そうです。ざっと、この世界の者と比べると数倍から数十倍の力を持っていると考えていいのでしょうな」

 

「うん、なら大丈夫。俺は戦う。人々を救い、皆が家に帰れるように。俺が世界も皆も救ってみせる!!」

 

 そう宣言するこの男子生徒。

 こいつ分かってるのか?自分が何をしているのか?

 偉そうに正義のヒーローっぽい事を言ったけど、どこか欠けてような感じがする。

 もし、煉獄さんだったら、もっと上手く宣言出来ると思う。

 

「へっ、お前ならそう言うと思ったぜ。お前一人じゃ心配だからな。俺もやるぜ」

 

「龍太郎」

 

「今のところ、それしかないわよね。気に食わないけど、私もやるわ」

 

「雫」

 

「え、えっと、雫ちゃんがやるなら私も頑張るよ!」

 

「香織」

 

 筋肉がついたデカ男と女生徒二人が参加表明しやがった。

 

 あぁ、もう我慢出来ない。

 

 私は立ち上がった。

 

 立ち上がったことに周りがこっちに注目し出す。

 

「なあ、さっきから気になってたけど、あんな子うちのクラスにいたか?」

 

「知らん。それに俺達と制服が違うぞ」

 

「でもなんか八重樫さんに雰囲気似てない?」

 

「まさかあの子はシズシズの生き別れの妹!?」

 

 なんか色々言ってる。

 つか誰だよ八重樫って?シズシズ?そもそも私に姉妹なんていねぇよ。

 まぁ、そんな事はどうでもいい。私はあの顔のいい男子生徒の前に行った。

 

「君は……君も戦ってくれるのか!嬉しいよ!一緒に頑張ろう!」

 

 そう言って男子生徒は手を出す。

 

「ぐあっ!」

 

 

 私はそいつの腕を強く握り締めた。炭治郎が玄弥にしたみたいに。

 

「テメェ!光輝に何をする!」

 

「あぁ?知るかこの筋肉ダルマ。お前もそこの女二人も馬鹿なのか」

 

 筋肉ダルマが文句を言うが、どうでもいい。

 

 それより

 

「君!三人にむかってなんて事を言うんだ!!」

 

「それはこっちのセリフだ!戦争参加なんてふざけた事を抜かしてんじゃねぇ!!」

 

「俺はこの世界のために」

 

「お前戦争がどんなものか授業で聞かなかったのか?お前はこいつら全員を死なすのか?」

 

「死なせない!俺が守る!」

 

「根拠もねぇ事を言うな!大体戦いってのは生きるか死ぬかだぞ!全員無事で済む保証もないんだぞ!」

 

 それを聞いた周りは不安になってしまった。

 私は今度はイシュタルの爺さんのとこに向かった。

 

「おい!爺さん!」

 

「コラ!イシュタルさんに向かって!」

 

 男子生徒が何か言ってるが無視だ!

 

「私達の事をどう言おうが勝手だ!でもな私達はここの事をよく知らね。ちゃんと生活の保証などもしてくれるんだよな?」

 

「勿論です」

 

「本当だな?もし嘘だったら容赦しないからな」

 

 私はそう言うと自分の席に戻ろうとした。

 

「おっと、そういえば自己紹介がまだだったな。私は東堂焔だ」

 

 周りに自己紹介をして、再び自分の席に戻った。

 周りが色々見てくるが、無視だ。

 

 

 

 

 




如何でしたか?

オリ主が光輝と絡みました。

果たしてどうなるのか?

また次回に!
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