炎の呼吸は世界最強   作:ギラサメ

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明けましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いします!


第二十五章 煉獄

焔SIDE

 

 私達四人は銀紋様の頭を見やる。周囲に光弾を浮かべながら余裕の表情で睨み、問答無用で光弾を放ってきた。

 

『炎の呼吸 肆ノ型』

 

『盛炎のうねり』

 

「……遅ぇな」

 

 私は炎の渦で光弾を相殺する。南雲はギリギリまで動かず、光弾が直撃する寸前でふらりと倒れるような動きで回避する。

 

『風の呼吸 伍ノ型』

 

『木枯らし颪』

 

 光弾を避け、跳んでいた雫が上から攻撃する。

 

「ハジメ、ホムラ、逃げて!」

 

 ユエが必死の表情で私と南雲に言う。私はなんとか回避する。南雲はユエを抱きながらも、まるでダンスを踊ってるかのようにくるりくるりと回り、あるいはフラフラと倒れるように動いては光弾をやり過ごす。

 

「どうする?」

 

 地面に着地した雫が問う。この化け物を倒すには……アレを使うしかない。

 

「なぁ、私に奴に止めをささせてくれ」

 

「姉貴?」

 

「焔?」

 

「ホムラ」

 

「ちょっとしたとっておきがあるんだ」

 

「別に姉貴じゃなくても、ユエの魔法なら」

 

「そうよ。別にあんたが」

 

「うん。私が」

 

 確かにユエの魔法ならなんとか出来そうだ。でも……

 

「私がやらなきゃ気が済まないんだよ。こっちは死にかけたんだからよ。だから頼む」

 

 私はベヒモスの時みたいに頭を下げた。

 

「……分かった。合図をしたら頼む。それまで回避するなりしてろ。俺は下準備をする」

 

「OK」

 

「ユエ、血を吸え」

 

「ん」

 

 ユエは南雲の血を吸う。

 

「私も援護するわ」

 

「よし、行くぞ!」

 

 私達は銀紋様の頭へ駆け出す。

 迫り来る光弾をなんとか躱す。南雲は移動しながらドンナーを発砲する。しかし、銀紋様の頭は頭を振って回避する。銃弾は外れ、天井に穴を空ける。

 だが、南雲は気にする様子もなく次々と場所を変えながら銃撃するが、やはり弾丸は外れて天井に穴を空けるだけとなる。何を狙っているんだ南雲は?

 その南雲は宙へ跳躍する。私は南雲を見て、彼がやっている事を理解した。銀紋様の頭が南雲に狙いを定める。

 

「させるかよ!」

 

『炎の呼吸 参ノ型』

 

『気炎万象』

 

『風の呼吸 弐ノ型』

 

『爪々・科戸風』

 

「“緋槍„」

 

 私と雫の剣技、ユエの魔法攻撃が銀紋様の頭に炸裂する。

 

「南雲!」

 

「あぁ!」

 

 南雲はドンナーを六カ所に向かって狙い撃った。

 すると、突然天井に強烈な爆発と衝撃が発生し、一瞬の静寂の後、一気に崩落を始めた。その瓦礫はそのまま真下の銀紋様の頭に降り注ぎ、押しつぶされた。

 実は南雲はあの時、ドンナーで天井に穴を開け、そこに手榴弾を仕込み、錬成で天井の各部位を脆くしておいていた。そこを撃ち抜き爆破したのだ。

 南雲は瓦礫で動けなくなった銀紋様の頭に接近し、崩落した岩盤の上を駆け回りながら錬成を行い、拘束具に変えた。

 

「姉貴!」

 

「っ!」

 

 南雲からの合図……よし!

 

 私は日輪刀を構え、銀紋様の頭に突進する。

 

『炎の呼吸』

 

 九つの型で構成される炎の呼吸

 

『奥義』

 

 

 その奥義であり、師範の名を冠した“玖ノ型„は

 

 

 

 全身全霊、命ごと浴びせる渾身の斬撃

 

 

 

 その威力はあらゆるものを抉る

 

 

 

 燃やせ!

 

 

 

 燃やせ!

 

 

 

 

 

 心を燃やせ!!

 

 

『玖ノ型 煉獄』

 

 

「グゥルアアアア!!!」

 

 銀紋様の頭が断末魔の絶叫を上げる。

 

 見たか化け物、人間様を舐めるなよ!

 

 

 くらっ

 

 

 あれ?なんか意識が……

 

焔SIDE OUT

 

 

NO SIDE

 

「倒したの?」

 

「あぁ、やったみたいだ。ハハハ、凄ェじゃねぇか姉貴」

 

「うん」

 

 ハジメ、雫、ユエの三人はヒュドラが死んだ事に安堵する。

 

「焔は?」

 

 雫は焔の事が気になり、ヒュドラの死骸の方に向かう。ハジメ、ユエもついて行く。

 

「焔!」

 

「姉貴!」

 

「ホムラ!」

 

 倒れている焔を発見した。

 

「焔!焔!」

 

「姉貴!おい!」

 

 雫とハジメは焔に叫ぶが、反応がない。ユエが焔を見る。

 

「大丈夫、気を失っているだけ」

 

 それを聞いた二人は安堵する。

 

 雫は焔の頭を優しく撫でた。撫でられた焔の表情はどこか安堵していた。

 




炭治郎、杏寿郎登場!

「遂にヒュドラを倒した!」

「うむ、見事だ!そして東堂少女、見事な煉獄だ!」

「はい!それに他の三人の活躍も凄かったです!」

「これは皆で力を合わせてからこそ成し遂げられた!流石だ!」

「ここでコソコソ噂話。東堂さんは中学時代、男子何人かと喧嘩して勝った事があるらしいんですよ」

「この物語もいよいよ佳境ですね」

「うむ!この先一体何が待っているのやら」

「「次回、オスカー・オルクス!」」

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