炎の呼吸は世界最強   作:ギラサメ

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なんとか書けました。


第三十五章 旅立ち

焔SIDE

 

「いや〜やっと十日経ったか」

 

「本当」

 

 私達四人は十日間の鍛錬を終え、南雲と合流するため移動している。

 

「悲鳴嶼さんの鍛錬キツかったね」

 

「まぁ、でもいい鍛錬になった」

 

 悲鳴嶼さんには本当感謝しかない。

 

「南雲はどうなんだろうな?あの地味兎をどれくらい鍛えたのか」

 

「ユエちゃんとシアちゃんもどうなったんだろう?」

 

 董香とスグがハウリア族の人たちやユエとシアの事を考える。そういえばどうなったんだろうな。

 

「お、南雲!」

 

 とまぁ、考えている間に合流地点に着いた。

 

「姉貴、四人とも特訓終わったのか?」

 

「おう!」

 

「まぁね」

 

 取り敢えず、特訓終了の報告をしておく。シアとユエがまだ来ていないみたいだ。

 

「ハジメさーん!」

 

 シアとユエが来た。ユエがなんかブスッとした表情しているけど、どうしたんだ?

 

「どうしたんだろうユエちゃん?」

 

「さぁな?」

 

「聞いてくださいハジメさん!私……」

 

「ボス!大樹周辺の霧が弱まってきやした!!」

 

 シアが南雲に何か話そうとしたら、筋肉ムキムキなハウリア族が現れた。

 誰?

 

「あの〜どちら様?」

 

「何言ってるんですか?私です!カムですよ!」

 

 へぇーカムさん……えっ?

 

「「「エェェェェェェーー!!」」」

 

 私、雫、スグの絶叫が響き渡る。

 嘘だろ!?この人がカムさん!?いや、確かに音も匂いも本人だけど、最早別人だ。シアも親父さんの変貌ぶりに驚きまくりだし。

 

「私だけではないぞ。ハウリア族はボスのおかげで生まれ変わったのだ」

 

 見ると他のハウリア族もカム同様筋肉ムキムキになっていた。一体何をしたらこんな風になるんだ。

 

「へぇー少しは派手になったみたいだね」

 

 董香に至ってはこの変貌ぶりに感心していた。

 

 まぁ、そんなあっと驚く事もあったが、私達は大樹を目指し、進んだ。

 進みながら特訓の事などを話した。

 

「ボス!大樹が見えてきました!」

 

 大樹に着いた。

 

「よしでかした!最後まで気を抜くなよ?」

 

 南雲がそう言い、私達は身構える。

 

 

「……なんだこりゃ」

 

「枯れてる……?」

 

「大きい」

 

 大樹を見た感想がこうだ。大きいけど、枯れている。

 

「フェアベルゲン建国前から枯れているらしいのですが朽ちることはないらしいのです。……とはいえそれだけなので言ってみれば観光名所みたいなものですが、後は石板がここにあるぐらいですな」

 

 大樹の根元には石板が建っていた。

 

「ハジメ……これ……」

 

「ああ、オスカーの紋様と同じだ」

 

 石板にはオスカーの紋様がある。

 

「どうやらここが大迷宮の入り口みたいだが、こっからどうすりゃいいんだ」

 

 入り口のようだが、ここからどうすればいいか分からない。するとユエが石板を見て何かを見つけた。

 

「ハジメ……オルクスの指輪出して」

 

「何かあったのか?」

 

 南雲はユエに言われるがままオルクスの指輪を出し、石板にはめた。すると、石板に文字が出てきた。

 

 “四つの証„

 

 “再生の力„

 

 ”紡がれた絆の道標„

 

 全てを有する者に新たな試練の道は開かれだろう

 

 

 そう書かれている。何だこれ?

 

「これ迷宮攻略の条件なんじゃない?」

 

 雫が答えた。成る程そういうことか。

 

「て事は“四つの証„は他の迷宮の証」

 

「“紡がれた絆の道標„は亜人の案内人って事じゃないですか?」

 

 董香とシアが条件の答えを言う。

 

「“再生の力„は……私の再生能力とは違うみたい。ということは再生に関する神代魔法……?」

 

 ユエが石板に触れてみたが、何も起こらなかった。

 

 そんな訳で現時点で迷宮攻略は出来ないため、他の迷宮攻略をする事になった。ハウリア族の人達とは別れる事に。

 

「シアちゃん!良かった一緒にいれて!」

 

「はい!スグハさん!」

 

 でも、シアが私達の仲間になった。なんでも特訓でユエが勝負に負けた事でなってしまったらしい。

 まぁ、シア本人も南雲の側にいたいって言ってたし、戦力は一人でも多い方がいい。それにスグも喜んでいるし。

 

「ふん!精々足引っ張らないでね」

 

「トウカさん」

 

「董香ちゃんあぁ言ってるけど、本当はシアちゃんの事期待して「余計な事言わなくていい!」」

 

 ゴーーン!!

 

「いったー!!」

 

 頭に強烈な拳骨を食い、スグの頭に立派なたんこぶが出来た。

 

「ったく」

 

 私と雫は苦笑いしながら見た。

 こうしてシアが仲間に加わり、私達は改めて大迷宮攻略には旅立った。

 

焔SIDE OUT

 

 

 

 

その頃

 

「たあ!」

 

 王国では優花が日輪刀を振るい、鍛錬に勤しんでいた。

 

「優花ちゃん」

 

「香織」

 

 そこに香織が来た。

 

「どう?」

 

「まぁね。少しでも頑張らないと伊黒さんにまたねちねち言われるからね。それより甘露寺さんの継子何か分かった?」

 

「だめ、何も分からなかった」

 

「そう。名前とか聞いておけば良かった」

 

 優花と香織はこの世界にいる甘露寺蜜璃の継子について話していた。あれから探したりしたが、見つからず、手がかりも掴めなかった。

 

「おい、聞いたか。最近凄い冒険者が出たって」

 

「おおどんなだ?」

 

 近くで騎士二人が話していた。

 

「女で一人は剣を使って、もう一人は斧と鉄球だったかな?それも相当な実力者みたいなんだよ」

 

 

 

「斧と鉄球?」

 

「そういえば柱の一人の悲鳴嶼さん斧を使っていたよ」

 

「……まさかね」

 

 それを聞いていた優花と香織は岩柱・悲鳴嶼行冥が使っている武器を思い出す。

 

「斧と鉄球って」

 

「なんだそれ!きっとその女、ムキムキのゴリラ女かもな!」

 

「「「「ハハハハハハ!」」」」

 

 その近くで聞いていた檜山達四人が大声を上げながら笑っていた。

 

「ちょっと!女に対してゴリラは失礼でしょ!」

 

 聞こえた優華は檜山達に詰め寄り、怒鳴る

 

「お、おう。すまん」

 

「本当、男子ってデリカシーないんだから。行こう香織」

 

 優香は香織を連れて去る。去る際、香織は檜山を見て睨む。

 

 

 

 

その頃

 

「っ!?」

 

「どうした?」

 

「いや、なんかムカつく事言われた気が」

 

 




「「「よっ!」」」

 炭治郎、善逸、伊之助、参上!

「無事、みんな修行終えた。なんか見違えたな」

「それにシアちゃんも仲間になった。いや〜いい体してる」

「あの兎達強そうだな。勝負してぇ!」

「ここでコソコソ噂話。董香は時折素直になれない時があるそうです」

「それにしても最後に出てきた二人って?」

「誰だ?」

「それよりもう時間が」

「「「次回、ブルック!」」」
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