炎の呼吸は世界最強   作:ギラサメ

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遅くなってすみません!

書く時間がなかったのと、どういう展開にするかなどで手間取ってしまいました。

西園寺真希 容姿:呪術廻戦の禪院真希

西園寺真依 容姿:呪術廻戦の禪院真依


第三十七章 水、岩の剣士

焔SIDE

 

「いやーどこかに行けば会えると思ったけど、やっと会えたよ」

 

 真希が私達を見てそう言う。あの後私達は、話をするため宿の部屋にいる。因みに南雲、ユエ、シアとは別部屋である。あっ、シアはちゃんと引っこ抜いて回収しました。

 

「で、焔、この二人とは」

 

「あぁ、真希と真依とは中学の時からの付き合いなんだ」

 

「うん、同じクラスだったし」

 

「姉妹で生徒会にも所属して有名だったし、家もそうだし」

 

 雫に真希と真依との関係を私、スグ、董香で説明した。

 

「へぇー」

 

「いや、焔も有名だったよ」

 

「そうそう“黒龍„」

 

 うっ、そのあだ名。

 

「何?その黒龍って?」

 

「ほむちゃんの二つ名」

 

「焔は中学の頃、不良でよく喧嘩していたの。その姿は荒ぶる龍、さらに肌が黒かった事からついたのが”黒龍„」

 

「へ、へぇ」

 

 スグと董香の説明を聞いた雫、笑いそうな顔していたので。

 

「痛い!痛い!」

 

 すかさず私は彼女にアイアンクローをかます。

 

「ごめん!もう笑わないからやめてー!痛い!」

 

「まぁまぁ。ほむちゃんその辺で」

 

 スグがなんとか止めて、落ち着く。

 

「……はぁ〜もういい」

 

 雫を放す。解放された彼女は顔を抑えている。

 

「さて、落ち着いたところで風呂でも行く?」

 

「いいね。玄弥の兄貴の継子とゆっくり話したかったし」

 

「わ、私と?」

 

「あぁ、君の事ちょっと気になってたから」

 

 準備をし、私達は風呂へ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

「へぇー、それは災難だったね」

 

 私達は入浴しながらこれまでに起こった出来事を話していた。

 

「それにしても勇者に魔人族との戦争。まんま異世界ファンタジーじゃん」

 

「そしてその身勝手な神のせいで私らはここにいると」

 

「まぁ、そういう事だ」

 

「で、元の世界に帰るために七大迷宮を攻略している」

 

「あぁ。すでに一個は攻略済みだ」

 

「成る程。よし、私達も協力する」

 

「あぁ、帰れる可能性があるなら仲間になる。頼むよ」

 

「ありがとう」

 

 真希、真依が私達の仲間入りをお願いした。私達は南雲に真希、真依の事を話そうと思ったが、ユエ、シアとの楽しみを邪魔したくないと思い、翌朝にした。

 

 

翌朝

 

「というわけで、二人とも仲間になるって」

 

「そうか」

 

 翌朝、朝食を食べながら南雲に二人の事を話した。

 

「改めて西園寺真希だ」

 

「西園寺真依」

 

「南雲ハジメだ。よろしく西園寺」

 

「名前でいい。名字だと被る」

 

「分かった。真希、真依」

 

「で、ユエとシアだっけ?昨日はごめんね」

 

「別にいい。シアのあれを見れてスッとした」

 

「なっ!?ユエさんそれどういう事ですか!?」

 

「おい。また騒ぐなら今度は俺が制裁するぞ」

 

 南雲の威圧に二人はすぐにやめ、静かになった。

 

「雫、君のクラスメイトはいつもああなのか?」

 

「いや、前までは普通だったよ。でも、この世界に来てから」

 

「ふーん。面白いね」

 

 真依が笑みを浮かべる。

 

 その後、朝食を済ませ、南雲が私達に金を渡し、旅に必要な物の買い出しを頼まれた。その間、南雲はやる事があるんだと。その際、真希と真依に日輪刀を貸してほしいと頼んだ。多分、やる事は武器強化だろう。

 

 そんなわけで、私達は必要な物として食料、薬、衣服の調達をする事にした。

 

「あら〜ん、いらっしゃい?可愛い子達ねぇん。来てくれて、おねぇさん嬉しいぃわぁ〜。た〜ぷりサービスしちゃうわよぉ〜ん?」

 

 手始めに服を購入しようとそこには化け物がいた。身長二メートル強、全身女筋肉という天然の鎧を纏い、劇画かと思うほど濃ゆい顔、禿頭の四か所から長い髪が一房ずつ生えており、頭の天頂で複雑に結われている。まるで天に昇る龍の如き頭頂から真っ直ぐに逆巻きながら伸びた髪の先端には、可愛いらしくピンクのリボンが結ばれていた。

 動く度に全身の筋肉がピクピクと動きギシミシと音を立て、両手を頬の隣で組み始終くねくねとと動いている。服装は……腕と足、そして腹筋が丸見えだ。

 

「あらあらぁ〜ん?どうしちゃったの皆?可愛い子がそんな顔しちゃだめだよぉ〜ん。ほら、笑って笑って?」

 

 いや、あんたのせいだから。思ってる事をなんとか口に出さずに済む。他のみんなも耐えた。

 

「……人間?」

 

 だめだった。ユエが呟いてしまった。

 

「だぁ〜れが、伝説級の魔物すら裸足で逃げ出す、見ただけで正気度がゼロを通り越してマイナスに突入するような化け物だゴラァァアア!!」

 

「ご、ごめんなさい……」

 

 ユエがふるふると震え涙目になりながら後退る。シアは、へたり込む。私も驚き、スグと雫は私の後ろに隠れる。西園寺姉妹はびっくりして転ぶ。董香は大丈……夫じゃなかった。足震えている。

 

「いいのよ〜ん。それでぇ?今日は、どんな商品をお求めかしらぁ〜ん?」

 

 シアは未だへたり込んだままなので、とにかく覚悟を決めて衣服を探しに来た旨を伝える。化け物は「任せてぇ〜ん」と言うやいなやシアを担いで店の奥へと入っていってました。

 しかし、案の定、化け物改め店長のクリスタルベルさんの見立ては見事の一言だった。

 私達は、クリスタルベルさんに礼を言って店を出た。

 

「いや〜、最初はどうなることかと思いましたけど、意外にいい人でしたね。店長さん」

 

「ん……人は見た目によらない」

 

「ですね〜」

 

「本当本当」

 

 そう雑談しながら、次は道具屋を回ることにした。しかし、なぜか数十人の男達に囲まれた。何だこいつら?中学の時も喧嘩でこんな風に男共に囲まれたことあるけど。

 その内の一人が前に進み出た。

 

「ユエちゃんとシアちゃん」

 

「ホムラちゃんとスグハちゃんとシズクちゃん」

 

「トウカちゃんとマキちゃんとマイちゃんで名前合ってるよな?」

 

「?……ん。合ってる」

 

「なんの用だ?」

 

 

 

 

「「「「「ユエちゃん(ホムラちゃん)(スグハちゃん)(シズクちゃん)(マキちゃん)(マイちゃん)、俺と付き合ってください!!」」」」」

 

「「「「「シアちゃん!俺の奴隷になれ!!」」」」」

 

 ああ、そういう事ですか。まぁ、こんなのとりあえず……

 

「……みんな、道具屋はこっち」

 

「あ、はい。一軒で全部揃うといいですね」

 

「早いとこ用事済ますぞ」

 

 何事もなかったかのようにスルーするに限る。

 

「ちょっ、ちょっと待ってくれ!返事は!?返事を聞かせてくーー」

 

「断る」

 

「断ります」

 

「イヤ」

 

「嫌です」

 

「帰って」

 

「地味な男は嫌い」

 

「ふざけるな」

 

「二度と来るな」

 

 上からユエ、シア、私、雫、スグ、董香、真希、真依の順で言う。

 

「ぐぅ……即答……だと」

 

 男は呻き、何人かは膝を折って四つん這い状態に崩れ落ちる。

 

「なら、力ずくでも俺のものにしてやるぅ!」

 

 暴走男の雄叫びに、他の連中の目もギシッと光を宿す。私達を逃がさないように取り囲む。最初に声をかけてきた男がユエに向かって飛びかかってきた。

 私はユエの前に出てすかさず

 

「おらぁ!」

 

 蹴飛ばしてやりました。男はそのまま気を失ってしまった。私は他の男達を見て、手の関節を鳴らす。

 

「さて、おっ始めようじゃないか」

 

 

 

 

 

「ギョエェェェ〜ー!!」

 

「アギャー!」

 

「もうやめてくれ!」

 

 私はもうとにかく男共を殴り、殴りまくった。時には技をかけたりも。

 

 

 

「うわぁ、ホムラさんやりますね」

 

「ホムラすごい」

 

「焔」

 

「ほむちゃん」

 

「相変わらずだね」

 

「流石“黒龍„。見事な暴れっぷり」

 

「中学の頃も凄かったけど、この世界でもやるね」

 

 シア、ユエ、雫、スグ、董香、真希、真依が話しているが、とっとと終わらせる。

 

 

数分後

 

「「「「「ずびばぜんでじだ」」」」」

 

「「「「「二度と近寄りません」」」」」

 

 男共は観念して土下座した。

 

「よろしい。よし終わったから行くぞ」

 

 私達は再び道具屋を目指した。無事買い物も済まし、宿に戻った。宿に戻ると南雲はシアに新しい戦鎚“ドリュッケン„を渡す。真希、真依にも強化された日輪刀も渡された。三人とも気に入ったようだ。新しい武器を手にし、大迷宮攻略を目指す。

 

焔SIDE OUT

 

 

 

 

真希SIDE

 

『水の呼吸 壱ノ型』

 

『水面斬り』

 

 私達はライセン大峡谷で魔物と戦闘している。私達はここライセン大峡谷にあると言われている大迷宮を探しているが、出てくるのは魔物ばかりだ。

 にしても……

 

「一撃必殺ですぅ!」

 

「……邪魔」

 

「うぜぇ」

 

 シア、ユエ、南雲、戦闘力凄すぎだろう。

 

 私は南雲によって強化された日輪刀を見る。良い出来だ。これだけの技術を持っているのに無能呼ばわりとは、あいつのクラスメイト共は見る目がなかったようだな。

 

『炎の呼吸 壱ノ型』

 

『蟲の呼吸 蝶ノ舞』

 

『風の呼吸 捌ノ型』

 

『音の呼吸 肆ノ型』

 

『不知火』

 

『戯れ』

 

『初烈風斬り』

 

『響斬無間』

 

 焔、直葉、八重樫、董香、四人も問題ない。そういえば四人とも悲鳴嶼さんの元でも修行したって真依から聞いたな。

 

『岩の呼吸 壱ノ型』

 

『蛇紋岩・双極』

 

 そしてその悲鳴嶼さんの継子である我が妹の真依。

 

「姉さんここに迷宮ってあるの?」

 

「ここにあるというらしいけど、それらしきものなんて」

 

「まぁ、こういうのってゲームだとどこかに隠し扉的なものがあったりするからね」

 

 確かにゲームだとそうだったりするけど。

 結局、大迷宮は見つからず、野宿する事に。交代でまず南雲が見張りをし、私らは寝る準備を。と、シアがテントの外へ。

 

「ちょっと、お花摘みに」

 

「谷底に花はないぞ?」

 

「ハ・ジ・メ・さ〜ん!」

 

 デリカシーなさすぎだろうあの男。私は内心呆れる。

 

「み、皆さ〜ん!大変ですぅ!こっちに来てくださぁ〜い!」

 

 シアの大声がした。そんな大声出したら魔物が来るかもしれないのに。とりあえず私達はシアの声がした方へ行くと、そこには、巨大な一枚岩が谷の壁面にももたれ掛かるように倒れていて、壁面と一枚岩との間に隙間が空いている場所があった。シアは、その隙間の前で、ブンブンと腕を振っている。

 

「こっち、こっちですぅ!見つけたんですよぉ!」

 

「落ち着きなさい!あとうるさい!迷惑考えなさい!」

 

「ふぎゃー!」

 

 あまりのうるささに董香がシアの頭に拳骨を落とす。彼女の頭に立派なたんこぶが出来た。

 

「うぅぅぅ〜」

 

「で、何を見つけたんだ?」

 

 南雲に言われるまま、シアは私達を案内する。彼女に導かれて岩の隙間に入ると、壁面側が奥へと窪んでおり、意外なほど広い空間が存在していた。その空間の中程まで来ると、シアが壁の一部に向けて指をさした。

 その指先を見て私達は「は?」と思わず呆けた声を出した。

 

 

 

『おいでませ!ミレディ・ライセンのドキワク大迷宮へ♪』

 

 




「よっ!」

 炭治郎、禰豆子登場!

「西園寺姉妹、頼もしい仲間が増えたね」

「うぅ」

「義勇さんと悲鳴嶼さんに相当鍛えられたみたいだ。力も申し分ない」

「うぅ」

「ここでコソコソ噂話。西園寺姉妹の家は様々な伝統芸能や武道の家で、二人も幼い頃から嗜んでいた」

「次の大迷宮も見つかって、いよいよ攻略開始だ」

「うぅ」

「次回、ライセン大迷宮!」
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