また長くかかるかもしれないですが、なんとか書けるようのします。
董香SIDE
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
「このドジウサギ!言ったそばからヘマしやがって!!」
「すみません〜!!」
どうも董香です。今私達はこの急坂を滑り落ちています。こうなったのもこの地味兎が罠を作動させてしまったからです。
「畜生!なんてこった!」
「うわぁー!」
「わぁお、スリル満点」
「姉さん、こんな時に何を」
焔、スグ、真希、真依が滑りながら色々言ってる。状況的にまずいのに。
「シア!ドリュッケンを打ちつけろ!」
「は、はい!」
「私も日輪刀でなんとかしてみる!」
「っ!?ハジメさん道が……!」
「この距離は間に合わない!」
シアと真依がなんとかしようとするが、すぐそこに出口が迫っていた。
「しっかり掴まってろよ!」
「絶対離すな!」
ユエ、シアは南雲に掴まり、私ら鬼殺剣士同士で掴まる。そして出口が見え、外に出た。空中へ投げ出され、見ると下がサソリの群れがうじゃうじゃいた。なんか映画にあったなこういうの。
「うぉつ!!」
「一か八か!!」
南雲が義手からアンカーを伸ばし、真依が日輪刀の斧の方を天井に突き刺す。なんとか落ちずに済んだが、いつまで耐えられるか分からない。南雲はシアとユエだが、こっちは六人一緒だからな。
ふと天井を見る。
『彼等に致死性の毒はありません』
『でも麻痺はします』
『存分に可愛いこの子達との添い寝を堪能して下さい、プギャー!!』
相変わらずムカつくなあの文字。サソリと添い寝なんて冗談じゃない。
「……ハジメ、あそこ」
「ん?」
ユエが何かに気づく。見ると舌に横穴を発見した。それも見て私達はターザンの要領で横穴に移動し、サソリの群れから逃れることが出来た。
「ヒック、怖かったよ」
「おぉ、よしよし」
余程怖かったのかスグが焔に寄ってよしよしされている。
「つーか。お前しのぶさんの継子だろう。毒耐性とかないのかよ」
「ある訳ないでしょ!真希ちゃんの馬鹿!」
「あぁ?」
真希がスグに詰め寄ろうとする。
「やめろ。こんなとこで喧嘩してる場合じゃないだろう」
「ん。マキ落ち着いて」
「マキさん」
「ちっ!」
南雲、ユエ、シアに止められ、真希は舌打ちしながら下がる。
「姉さん」
「後で覚えてろよ」
何か小さく言ってるし、スグ大丈夫かな。まぁ、とにかく大迷宮攻略を再開する。
それからというもの
「わぁぁぁぁぁぁッ!!天井が!!」
天井が降ってきたり。それはみんなで持ち、南雲の錬成で助かりました。
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
「「「に、」」」
「「「「「「逃げろ!」」」」」」
転がってくる巨大な岩に追いかけられたり。
「お前ら全力で走れ!捕まったら置いてくぞ!」
「えぇ!?」
「でも、ほむちゃん、このままだと私達!」
そんな事している間に岩はどんどん迫ってくる。
「もう駄目追い付かれます!」
「風よりも早く走れ!!」
「「「うおぉぉぉー!!」」」」
「「「「「「わぁぁぁぁぁぁぁッ!!」」」」」」
焔の叫びと共に私達は全力で手足を振り、走った。とにかく走った。
「少しは離したでしょうか!」
「振り返るな!今は全力で走る事だけを考えろ!」
「だが、こんな走りいつまでも保たないぞ!」
南雲の言う通り、この走りは絶対に保たない。
「えい!仕方ない!」
突然、南雲が止まった。
「南雲!?」
「何をする気?」
突然のことに戸惑う私達。
「いつもいつも……やられっぱなしじゃなぁ……」
そう言うと南雲は義手に力を込める。
“豪腕„
「性に合わねぇんだよ!!」
“振動破砕„
南雲が岩を殴り、粉々にした。
「どうだ?少しはスッキリし……」
しかし、安心したのも束の間、また新たな岩が現れた。鬼ごっこのリスタート。
「くそ……」
「ミレディ・ライセン……派手に覚えていろ」
岩に追いかけられたものの、壁が開いていたのでそこから脱出できた。
ゴゴゴゴゴゴ
「出口が閉まったみたい……」
「ほっとけ……もう二度と行きたくねぇ」
南雲の言う通り、二度と行きたくない。さて次はどんな……
「おい、お前ら」
「姉貴?」
「どうしたの?」
「ん?」
焔が何かに気づき、指を差す。
……ん?なんか見覚えのある石版だな。それに私達がいるこの部屋も。
『ねぇ今どんな気持ち?』
『お察し通りここはスタート地点でーす!』
『苦労して進んだ先が最初の部屋なんだけど今どんな気持ちー?」
『ちなみに来た道を戻ろうとしてもムダだよ!」
『この迷宮は一定時間ごとに変化してるから!』
『ねぇねぇ今どんな気持……』
『音の呼吸 壱ノ型』
『轟!!!』
ドォン!!
私は日輪刀を抜き、ムカつく石版に思いっきり振り下ろした。迷宮内に轟音が響く。
「おい、湊こんなとこでそんな「あぁ?」……いえ、何でもないです。はい」
南雲が私に何か言ってきたが、睨んでやった。彼はそのまま後ろに下がって行った。
「姉貴」
「いや、仕方ねぇよ。私だってそうなるよ』
「うん。ハジメ、私もトウカと同じ」
南雲、焔、ユエが何か話しているが、まぁ、いい。
〜1週間後〜
あれから私達は迷宮内をマーキングしながら攻略しているが、進展なし。何かあればいいけど。
「何だこの部屋?』
私達はとある部屋に辿り着いた。ここは初めて来るな。部屋の周りには鎧騎士の飾りが並んでいるし。
「ハジメあの扉見て」
「……あの扉は確か……オルクスの隠れ家に通じてた」
ユエと南雲の会話を聞いて部屋の向こうにある扉を見る。あれか。
ガシャッ
すると、部屋にあった鎧騎士達が動き出した。どうやら当たりのようだ。
「か……数多くないですか?私こういう敵と戦うのは初めてなんですけど……」
たくさんの鎧騎士を見てシアが弱気になった。この地味兎。
「シア一つだけ言っておく」
「は……はい!」
「お前は強い。あんなゴーレム如きに負けはしない。好きに暴れろ。ヤバイ時は必ず助けてやる」
「ハジメさん……」
「私の特訓に耐えた。弟子の強さは私とハジメが保証する」
「ユエさん……」
「安心しろ。いざって時にはフォローする」
「トウカさん」
南雲、ユエ、私がそう言うとシアが気合いが入った顔になる。
「はい!分かりました!このシア・ハウリア!思う存分暴れさせてもらいますよぉ!!」
気合いを入れてドリュッケンを振り回し、ゴーレム騎士を潰す。それに続けてゴーレム騎士を倒す。やるじゃん。
「さてこっちも派手にいきますか」
私は日輪刀を抜き、焔、スグ、雫、真希、真依と共にゴーレム騎士を斬る。
「はぁ!」
『音の呼吸 肆ノ型』
『響斬無間』
多くのゴーレム騎士を斬る。それにしてもこのゴーレム何か違和感を感じる。
『っ!?』
考えていたらゴーレム騎士が私の背後に。
「油断大敵だよ。董香」
しかし、そのゴーレム騎士は真依の鉄球で粉砕される。
「真依」
「董香このゴーレム核がない」
「核がない?」
「そう。まるで誰かが操っているみたいに。累の母蜘蛛みたいに」
そうかこの違和感はそういう事だったのか。このゴーレム達は誰かが操っている。言わば操り人形。
「しかし、このままではヤバい。一々相手にしたら体力を消耗する」
「確かに。あの扉に行ければ」
「全員、耳塞いでろ!!」
南雲の叫びを聞いて耳を塞ぐ。南雲を見ると派手なランチャーを構えていた。まさか……
ドオォォン!
ランチャーから発射された弾丸が扉を破壊した。
「わぁお派手だね」
「全くこんな奴を手放すなんてあいつのクラスメイトは見る目がないね」
私と真依が南雲を誉める。
「よし!魔法が使えないのをいいことに破壊対策が薄い!だが再生する可能性がある急げ!!」
南雲の叫びを聞いて私達は扉に向かって一目散に走る。
「ハジメさん扉の向こうに足場が見えます!」
シアの言う通り、扉の向こうに足場が見える。私達は足場に向かってジャンプし、着地する。
「なんとか突破できたな」
「ムチャクチャですよハジメさん……」
シアが南雲を愚痴ってりるが、どうでもいい。
「にしてもなんだここは?」
部屋を見ると多数の足場があちこちに浮いていた。まるでゲームのような空間だ。
「皆さんここから離れてください!」
シアが南雲とユエを掴んで叫んだ。それを聞いて私達は跳躍し、別の足場に移動する。
ゴバッ!!
すると私達が前にいた足場に何か降ってきた。
「何で分かったんだ……?」
「“未来視„です。突然何かが降ってくる未来が見えました」
なるほどシアがそれを見たのが原因か。もしあそこにいたら命がなかっただろう。
「っ!?」
その時、私は何かイヤな感じがした。なんなの?
ゴオオオオオオオ
突如私達の目の前に巨大な騎士が現れた。
「マジかよ……」
「いかにも親玉って感じですね」
南雲とシアが巨大騎士を見てそう言う。
「「あわわわわわわ!」」
「おいおい」
スグと雫は焔にしがみついてるし。
「わぁお」
「冷や汗止まらねぇ」
真希、真依は冷や汗流してるし。
ギラッ
そうこうしている内に巨大騎士の目がギラッと光り、こちらを見る。
「やほー!!はじめまして!みんな大好きミレディ・ライセンちゃんだよ〜!」
……えっ?
「返事がないなぁ!挨拶したんだから何か返すのが礼儀じゃないの?全く……最近の若者は常識も知らないのかい!?」
いや、その姿で女の声が出たら驚くでしょ、普通。某海賊漫画に出てくるソプラノ野郎を思い出してしまったよ。
「……おい。ミレディ・ライセンは既に死んでいるはずだが?」
なんて考えていると、南雲が巨大騎士ミレディに問う。
「オスカー・オルクスの迷宮を攻略した時に奴の手記を読んだ。ちゃんと人間の女として書かれていたぞ」
「おお!オーちゃんの迷宮の攻略者なんだね。どう?私について何か書いてた?」
「そんなくだらない質問に答えてるヒマはない。俺の質問に答えろスクラップになる前に吐くもん吐け」
「うわ〜何コイツすんごい偉そうなんですけど……まぁいいや私の正体が気になるんだね?間違いなく私はミレディ・ライセンだよ」
やはりこの巨大騎士はこの迷宮をミレディ・ライセンなのか。
「この姿の秘密は神代魔法で解決!詳しく知りたければ私を倒してみよ!……って感じかな」
なるほどその姿は、神代魔法によるものか。詳しく知るにはコイツを倒せと。
「おい、それじゃ質問に「質問には答えた。今度はこっちが質問する番」」
ミレディが南雲の言葉を遮り、今度は彼女が私達に問う。
「君達の目的は何?何のために神代魔法を求める?」
「……俺や姉貴達は無理矢理この世界に連れてこられた。“解放者„は人を弄ぶ狂った神を倒してほしくてこの迷宮を作ったんだろうが、俺にはそんなこと関係ない。俺の目的は故郷に帰ること邪魔する奴は誰であろうと殺す」
「私もそうだ。こんな世界で戦争なんてやってられるかってんだ。とっととこんな訳のわからない世界とおさらばしたい。生き残って会わなくちゃいけない家族やみんなが元の世界にいるんだ」
南雲と焔がミレディの質問に答える。私だってこんな世界に長くはいたくない。私にも家族がいるんだから。
「……そっか。なるほど別の世界から……うんそれは大変だ」
「さぁお前の質問には答えた。結局お前の神代魔法はなんなんだよ?」
「んふふ〜それはね……」
「教えて……あーげない!!」
ブチっ!!
この瞬間、私の中で何かがキレた。両手に持つ日輪刀を強く握りしめる。
あの姿じゃ多分派手な血飛沫はないと思うけど。
こっからはド派手にいくよ!!
宇髄天元、我妻善逸登場!
「ヒイィィィィィィー!!あんなデカいのが出てくるqなんて!!無理無理無理!!勝てっこないよー!!」
「やかましい!!」
「ゴフッ!?」
殴られた善逸は頭にデカいたんこぶできて気絶する」
「たく。董香!!あんな地味な鎧なんかに負けるんじゃないぞ!!ド派手にいけ!」
「「次回、ミレディ・ライセン!」」