董香SIDE
「死ね」
ドパッ
南雲がドンナーでミレディを撃つ。しかし,ミレディには全く効いていない。
「先制攻撃とはやってくれるねぇ〜だけどこの程度の攻撃じゃ私は倒せないよ〜」
余裕を見せるミレディ。
「だったらこれはどう!真依!」
「オーケー!」
私と真依は日輪刀を構え、ミレディに。
『音の呼吸 壱ノ型』
『岩の呼吸 壱ノ型』
『轟』
『蛇紋岩・双極』
私の斬撃と真依の鉄球と斧がミレディに襲いかかる。
「おぉ〜見た目の割に凄いパワーだね〜それに何その剣技見た事ないよ」
またしても余裕なミレディ。まぁ、この剣技は彼女にとっては珍しいものだからな。
「言っとくけど私は強いよ。死なないように頑張ってね〜」
「悪いが俺にはさっきの雑魚たちと大差ないように見えるがな」
南雲にとってはそう見えるようだ。
「……ほんっとに生意気な奴だなぁ〜いいよ教えてあげる」
するとミレディの周りに無数の鎧騎士が現れた。
「これが私の神代魔法。空飛ぶゴーレムは見た事ある?これが一気にキミ達に襲いかかるわけ!どう?ビビった?今謝ったらーー」
余裕あるミレディだが、それはすぐ打ち砕かれる。
ザン ザン!
ミレディの騎士に風の斬撃とウォーターカッターが襲う。
「アレ?」
突然の事で戸惑うミレディ。
「浮いてるだけならただの的……後いちいちうるさい……」
そこには水筒の筒のような武器を持ったミレディと日輪刀を構えた雫がいた。
「おー怖い怖い。話してる最中に容赦ないな」
そう言って南雲は眼帯を外し、ミレディを見据える。
「どうだ?」
焔が訊ねる。
「ビンゴだ。あいつには核がある。心臓の位置だ」
「な、なんなのキミ達ここって魔法使えないはずなんですけど!?」
見抜かれたことに驚くミレディ。どうやらミレディの鎧の心臓部に核があるらしい。つまりそこを狙えば。
「でも、簡単に通さないもんね」
鎧騎士達が迫る。
『炎の呼吸 参ノ型』
『気炎万象』
だが、焔が斬った。
「騎士は私達に任せろ!南雲、シア、董香、真依、お前らでいけ!」
騎士は焔、スグ、ユエ、雫、真希が相手する。私らはミレディに集中する。
そこにシアがミレディに特攻し、ドリュッケンを振る。しかし、ミレディはそれを鉄球で防御する。
「私を忘れるな!」
『音の呼吸 壱ノ型』
『轟!!!』
ドォン!!
私はミレディの顔に向かって日輪刀を振り下ろす。
「おぉ〜本当にすごいね君,剣の腕もその剣も」
「当たり前でしょ。私の剣術は神に教わったからね」
「……えっ?神?」
神と聞いてキョトンとするミレディ。あぁ、そういえばこの世界の神は。
「言っておくけど、あんたが知ってるようなイかれた地味な神じゃないから」
「じゃあ何なの?」
「私に剣を教えた神……天元様は……」
「派手を司る祭りの神よ」
「ま、祭りの神?そんなのがいるの?」
「いるんだよ。この目で見たからね。それよりいいの私とおしゃべりしてて」
「へっ?」
間抜けな声を出すミレディ。
「時間稼ぎありがとう」
「いい仕事してくれるぜ」
真依と南雲が武器を構え、ミレディを捉えていた。
『岩の呼吸 壱ノ型』
『蛇紋岩・双極』
ドォオオオオオオン!
互いの技がミレディの鎧にぶつかる。
「……いけた?」
「ん〜」
「手応えはあったけどな……」
「これで終わってくれないですかね〜……」
「……いやぁ〜ちょっとヒヤッとしたよ」
煙が晴れてそこにあったのは。
「でも、まだ足りないね」
無事でいるミレディの姿が。
「『アザンチウム鉱石』この装甲を破らない限り私は倒せないよ」
「ハジメあれって……」
鎧騎士と戦闘していたユエや焔達がこちらに来る。
「……この世界で最も硬い鉱石だ。俺の装備や姉貴達の刀にもいくつか使ってる」
成る程、アイツの鎧はそんな物を使っているから頑丈なのか。
「さすがオーくんの迷宮攻略者。知ってて当然だよね〜。それじゃあ第二ラウンド行ってみよっか」
ミレディがそう言うと、浮いていた足場の一つが私達の頭上目掛けて落ちてきた。
「避けろ!」
南雲の叫びと同時に私達は落ちてきた足場を回避する。しかし……
「横だと!?」
横からまた足場が南雲に迫る。南雲はそれをなんとか躱す。
「お前ら!コイツの神代魔法は恐らく『重力』だ!浮いているゴーレムも動く足場も全てそれで説明がつく」
成る程、鎧騎士も足場もそういう事か。南雲の回答に納得する。
「おや思ったよりはやき気がついたね。その通り!重力を操れば例えば……」
そう言うとミレディは鉄球を出すと……
「こんな事もできるんだよ♪」
私達目掛けて落としてきた。
「ここは俺がなんとかする!お前らで奴の動きを封じてくれ!」
「お前一人でやらせるか!私もなんとかする!早くいけ!」
南雲は義手、私は日輪刀で鉄球を真正面で受け止める。
「……マジ?正面からこれを受け止めるとか……」
「似たようなトラップがあったからな」
「そしてこの攻撃がお前の命取りとなる」
「行けユエ!シア!」
「焔!スグ!雫!真希!真依!派手に行け!」
「なぁっ!?」
ミレディの両腕にはユエ、シア、焔、スグ、雫、真希、真依が登っていた。
「スグ!」
「うん!」
『蟲の呼吸 蜻蛉ノ舞』
『複眼六角』
スグがミレディの鎧に連続に突きを入れる。
「そんなの効くわけ……何これ!?」
ミレディの鎧に液体がついて傷ができていた。
「私の剣術は突きが多いけど、毒も使っているのよ。それで鎧を傷つかせたのよ」
「この!」
「シア!」
「真依ちゃん!」
「はいです!」
「あいよ!」
『岩の呼吸 弐ノ型』
『天面砕き』
シアのドリュッケン、真依の鉄球が鎧にぶつかる。
「ふぎぎぎ……ホムラさん!」
「雫!」
「おう!」
「えぇ!」
『炎の呼吸 伍ノ型』
『風の呼吸 漆ノ型 』
『炎虎』
『勁風・天狗風』
「火の虎!?なんなのそれ!?」
驚くミレディ。二人の剣技を受けてしまう。
「いくぞユエ!」
「うん、マキ」
『水の呼吸 拾ノ型』
『生生流転』
真希の水の龍の斬撃とユエの持つ武器から水攻撃が炸裂する。
「ぐぅっ……このぉ……!」
「まだですよ。吹き飛ばされたお返しです!」
ドリュッケンでミレディを叩きつけるシア。
「や……やるじゃないか。でもこんなことしたって無駄だよ」
するとミレディの鎧が修復が開始された。
「私もゴーレムだってこと忘れてないよね。核が破壊されない限り素材があれば再生できるんだよ」
「……そうはさせない。……凍って“ 凍柩„」
ユエがそう言うとミレディが凍った。
「嘘!?どうしてここで上級魔法が使えるのさ!?」
「水を使った攻撃をしたおかげ。これなら水を凍らせるだけで使える。……それでもほぼ全ての魔力を使うけど」
「よくやったぞユエ」
「……ん頑張った」
「終わりだミレディ。この状態じゃ再生も身動きもできないだろ」
「とっとと諦めて神代魔法をこちらに渡すかこのまま止めといくか」
南雲、焔がミレディに要求する。
「……どうした?」
「何黙ってやがる?」
しかし、ミレディは何も言わず黙ったままだった。どうしたんだ?
ドギュゥゥン
ミレディが動き出した。まさか!?
「皆さん!!」
シアが上に向かって叫ぶ。
「未来が見えました。降ってきます!!」
降ってくる!?私達は上を見上げる。
「ふふふ。とっておきのお返しだよぉ」
とっておき?
「今からこの部屋の天井全てをキミ達の頭上へ落とす」
すると天井が無数のブロックとなり、私達に迫ってきた。
「さぁ見事これを凌いでみせてよ」
中高一貫ありふれキメツ学園物語!
私は西園寺真希。この学園の生徒で生徒会に務める者だ。今日もこの学園のために頑張っ
「ん?」
あれは風紀委員の我妻か。そういえば今日は服装チェックか。だが、あの目。
「おい」
「ん?ギャー!!西園寺姉!!」
私は我妻の顔面にアイアンクローをかます。
「お前またやってるのか。何度も何度も言ってるだろうが!」
「ギャー!!痛い!!痛い!!」
「後で冨岡先生に報告だ」
私は我妻を放し、学園内に戻る。
「次回、正念場」