明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします。
新年最初の投稿です。
今回で ライセン大迷宮編は終了です。
焔SIDE
「やっほーさっきぶり!ミレディちゃんだよー!」
私達の目の前にいるミレディと名乗るこの小さな存在。それに聞き覚えのある声。
「ほらみろ。こんなこったろうと思ったよ」
南雲は分かっていたかのような反応する。
「えっと……どういう事?」
よく分かっていなかったのか雫は首を傾げる。
「ミレディが消えたらこの後誰が案内役をやるんだよ」
「あっちゃーバレてたか!さすが私の試練の攻略者だね!」
成る程、案内人のミレディがいなけりゃ、この後、誰がやるって事か。
「……さっきのは?」
「おっ?さては女の子たちは消えたと思ってた?」
うん。まるで成仏でもしたかのようにね。
「ないな〜い!そんなことあるわけないよぉ〜じゃあ女の子たちにはドッキリ大成功⭐︎ダマされてやんの〜プークスクス!」
あぁ〜なんかすっげぇウザいんですけど。
「よかったでしょあの“演出„!!やだミレディちゃん役者の才能まであるなんて……」
ゴゴゴゴゴゴ
「あ……あの……?もしかしてちょっとやりすぎた?」
「あぁ、今すぐにお前をフルボッコにしたいよ」
ゴキゴキ
私は指の関節を鳴らす。
「と言いたいところだが、私にはお前みたいな小さいのを痛ぶる趣味はないし、弱い者いじめは大嫌いだ」
「ほっ」
「だから」
「へっ?」
私は拳を構え……
「愛ある拳受け取れぇええええええ!」
「フギャああああああっ!」
奴の頭に拳骨をかましてやった。
「いや、お前どこの海軍中将だよ」
「……はい魔法陣の中に入って〜それじゃ起動するよ?」
「次ふざけたら破壊するから」
「はいっ!全力でやらせていただきます!」
ユエの言葉に勢いよく敬礼するミレディ。彼女の頭には立派なたんこぶが出来てるけど。
すると、床に描かれていた魔法陣が輝き出す。
「……思ってた通りだな」
「ん……重力操作の魔法」
この魔法は重力を操る魔法のようだ。
「金髪ちゃんは適性バッチリ!君は……ビックリする程適性ないね……」
「やかましい錬成を使えればそれでいいんだよ」
ユエは敵性は良いらしいが、南雲は良くなかった。
「ウサギちゃんもできて体重を変えるぐらいかな」
「……私、適正ないんですね……」
シアも良くなかった。
「剣士ちゃん達も全然適正ないね」
「いいんだよ。魔法なんてついでみたいなもんだ」
私、雫、スグ、董香、真希、真依も適性なし。
「あと君にはコレ」
そう言ってミレディは南雲に何かを投げ渡す。
「攻略の証だよ。大切にとっておいてね」
この大迷宮を攻略した証だった。
「……おい、これだけか?」
「え?」
「攻略報酬だよ。オルクスは他にも色々な物をくれたぞ?」
「ひいいいい」
南雲がミレディの頭を掴み上げる。
「ゴーレムォ遠隔操作してただろ?あれはどういった仕掛けだ?」
「あれは“感応石„!!魔力を定着させると遠くから操ることができる鉱石だよぉ!」
「よし。とりあえずそれをよこせ」
「分かった!あ……あげるから放して!!」
「まだだ。他にも使えそうなアーティファクト持ってるだろ?」
「ひにゃあぁあぁぁぁ!」
「はいはい!そこまでそこまで!」
「これ以上は可哀想だよ」
流石にやり過ぎなのか雫とスグは南雲を止めた。
まぁ、なんとか欲しい物は手に入ったけど。
「じゃあもうやることは済んだかな?」
「まぁ、そうだな」
「オッケー⭐︎それじゃとっとと出て行ってね♪」
そう言うとミレディが天井に伸びている紐を引っ張った。
カパッ
ザバッ
「へっ?」
床に穴が開き、更に部屋全体に水が流れてきた。
「おい!これってまさか……」
「嫌なものは水に流すに限るね!それじゃ引き続き攻略頑張るんだよぉ〜」
こいつ私達をトイレのように流すのかよ。
「テメェ!覚えておけよ!」
「許さない」
「いつか絶対破壊してやるですぅ!」
「畜生!」
「ひゃああああああっ!」
「こんな脱出嫌だ!」
「あの地味解放者め!」
「私らはマ◯クの悪役かよ!」
「メ◯・イ◯・ブ◯ックにもなかった?こんなの?」
結局、私達はそのままトイレのように流されたのでした。
「ブハッ!」
「ゲホゲホ!」
「あぁぁぁぁぁぁ!」
「みんな無事?」
「なんとか」
「酷い目に遭ったよ」
あれから流された私達は無事ライセン大迷宮を脱出出来た。
「おいシア起きろ!地上に戻ってきたぞ!」
シアを見ると南雲の呼びかけに反応しなかった。まさか?
「息してない」
「だぁーもうくそったれ!救命処置だ急げ!」
「シアちゃん!」
私達はシアを地上に上げた。
「えっと?こういう時は、まず心肺蘇生!あと誰かAED!」
スグが指示を出す。
「スグ落ち着け。取り敢えずまずは心肺蘇生だ。あと、この世界にAEDはないから」
「あっ、そうか」
「あぁ、まずは心肺蘇生だ!ユエ人工呼吸を!」
「じん……なに?」
「知らないのか!?気道を確保して……」
「知らない初めて聞く言葉」
知らないのかよ!こんな時、白崎でもいてくれたら。でも、取り敢えず早く蘇生を!
「仕方ない俺がやる!」
南雲がシアの口に近づけて人工呼吸を始めた。
「……う……」
「シアちゃん!」
人工呼吸を開始して数分、シアが目を覚ました。
「ハジメさん……?」
「おう、ハジメさんだ。ったくこんなことで死にかけてんじゃ……っ!?」
突然、シアが南雲の顔を掴む。
「んっ!?」
「んーー!!」
そして近づけて口付けを。
「え!?」
「シアちゃん!?」
突然のことで驚く雫とスグ。
「わぁお、大胆」
「やるねシアちゃん」
西園寺姉妹に至っては感心している。
「おいコラやめっ……んむっ」
「ハジメさん……いいですよ私はいつでも」
「ただの救命処置を勘違いしてんじゃねぇ!」
尚もキスをし続ける二人。しかし……
「くそコイツ身体強化してやがる」
こりゃそろそろ助けないとまずいかも。そう思っていたら董香が出る。
「いい加減にしろ!!このド変態地味兎!!」
「フギャああああああっ!」
シアをぶん殴った。そのまま白目をむいて気絶した。
「ったく、あの大迷宮で少しは見直したと思ったんだけど」
「助かった。サンキューな湊」
礼を言う南雲。
それからシアを回収して以前泊まったマサカの宿に行くことに。
「はぁ〜」
「気持ちいい」
「癒される」
「極楽極楽」
「ふぅー」
「あぁ〜ビバのん」
今、私、雫、スグ、董香、真希、真依の継子組は宿の浴場に浸かっている。
「まぁ、しかし、なんとか迷宮攻略できたな」
「うん。色々大変だったけど」
「でも、まだあるんでしょ?そう思うと先が思いやられるよ」
「スグ、そう弱気な事を言うな」
「でも、董香それは事実だ。せめて次の迷宮攻略までには残りの継子を見つけたい」
真希の言う通り、せめて次の攻略までには残りの継子を見つけておきたい。
「姉さんの言う通りだね。残るは三人、蛇、恋、霞」
「伊黒さん、甘露寺さん、無一郎君だよね」
この三人の継子、一体誰なんだろう。
「まぁ、いない奴の事を考えても仕方ない」
「そうだ。今は現状のメンバーでやっていくしかない」
董香、真希の言う事は最もだ。
「さて、話はこれぐらいにして……直葉ちゃん」
「な、何?真希ちゃん?」
真希がスグを捉える。
「迷宮はよくも散々言ってくれたね」
「いや、あ、あれは……」
「問答無用!!」
「ひゃぁああああああッ!!」
真希がスグの後ろに回り込むと、彼女の胸を揉み始めた。
「ほう。相変わらず良い感触、また大きくなったんじゃない?」
「やっ……やめ……真希ちゃん……」
「嫌なこった。罰として揉まれろ」
「た、助けてほむちゃん」
私に助けを求める。しかし……
「おっと。姉さんの邪魔はしないよ。二人も揉まれろ!」
「おっと」
「ひゃっ!?」
真依が私と雫の後ろに回り込む。私は躱せたが、雫はダメだった。
「躱したか。仕方ない雫で我慢するか」
「ちょっ……お願い……揉まないで」
「いいじゃない。裸の付き合い、スキンシップスキンシップ」
「こんな……い、いや……やめ」
あぁ〜餌食になっちゃった。
「焔」
「ん?どうした董香?」
「私も裸の付き合いといこう」
そう言うと、董香が戦闘態勢をとる。
「ほう、やるってのか?そう簡単には揉ませないぞ」
「いくぞ」
「来い!」
それから私達は浴場でじゃれ合い繰り広げたのだった。
焔SIDE OUT
その頃
「ふん!」
王宮の広場にて優花が日輪刀を振っていた。
「はぁ!」
鋭い振りをする優花。
『まだまだ。もっと強くならないと師範に申し訳ない。訓練でなんとか魔物を倒せたけど』
優花は先のオルクスでの訓練を思い出す。彼女は以前魔物を怖がっていたが、少しずつそのトラウマは解消され、魔物相手に強くなっていた。これにはメルド団長も安心していた。しかし、自分自身の中ではまだ物足りなさを感じていた。
『やっぱり自分も行こうかな?香織には悪いけど』
また別のとこでは
「……」
とある宿にて一人の女が刀の手入れをしていた。だが、その刀の色が、霞がかかったような白い色をしており、鍔も大きな長方形に小さな長方形が重なっていた。
そしてまた別の場所では
「……」
ある宿にて、一人の女が柔軟体操をしていた。
「ふぅ」
一息つくと彼女は窓の外を見つめる。
「どこにいるのかな?焔と……えっと?……優ちゃん?」
ED:残響散歌
「よっ!」
炭治郎、禰 豆子登場!
「ライセン大迷宮、無事攻略出来たね!」
「うぅ〜」
「みんな凄い活躍だったね」
「うぅ〜」
「そういえば禰 豆子、今回の予告って?」
「炭治郎、禰 豆子」
「炭治郎君!禰 豆子ちゃん!」
「よっ」
「時透君!甘露寺さん!伊黒さん!」
時透無一郎、甘露寺蜜璃、伊黒小芭内登場!
「三人とも何故ここに?」
「次の章では僕の継子が活躍するからだよ」
「私も!遂にあの子が活躍するんだよ!」
「俺も。優花が本格的に動くからな」
「そうなんですか!それは楽しみです!」
「うぅ〜」
「みんな、次のウルの町編もお楽しみに」
「うぅ〜」
「みんな見てね」
「楽しみにしてね」
「見ろよ」