炎の呼吸は世界最強   作:ギラサメ

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コロナにかかってダウンしたり、仕事が忙しくて書く暇がありませんでした。

夜桜依 容姿:ささやくように恋を唄うより朝凪依


第四十六章 再会

焔SIDE

 

 イルワさんからの依頼で貴族の坊ちゃんを探しに行く事になった私達。その捜索のために私達が辿り着いたのが……

 

「ここが湖畔の町ウルか」

 

 ここウルという町である。ここは北の山脈地帯から一番近い町であり、水源が豊かなとこでもある。それになんといってもこの町は大陸一の稲作地帯だ。つまり、南雲や私ら剣士の故郷の主食である米食えるんだ。

 

 米……米……

 

 

 あ〜

 

「あ〜カツ丼食いたい」

 

「「カツドゥーン?」」

 

 おっと声に出てしまった。というか異世界人にとってカツ丼はそうなるのか?

 

「俺たちの世界にある米を使った料理だ」

 

「揚げたお肉を卵で煮てそれを炊けたご飯の上に乗っけるの。とっても美味しいのよ」

 

 南雲とスグがユエとシアにカツ丼の事を説明する。

 

「それになカツってのは私達の国では勝つという意味でな。ゲン担ぎにはもってこいの食べ物だ」

 

「正に男のための男飯だ」

 

「あの私も好きなんだけど」

 

「カツドゥーン食べてみたい」

 

「大丈夫だよ焔。元の世界に帰ったらお腹一杯食べさせてあげる」

 

「お、おう」

 

 そう言いながら腕に抱きつくあかね。

 

「とかなんとか言ってたら着いたぞ」

 

「ここね私達の泊まる宿は」

 

 話し込んでたら宿泊する宿に着いたようだ。ここ“水妖精の宿„はウルの町では一番の高級宿だ。なんでもここにはニルシッシルというカレーのような料があるとか。早速、私達は中に入る。

 

「もうっ、何度言えばわかるんですか。私を放置してユエさんと二人の世界を作るのは止めて下さいよぉ。ホント凄く虚しいんですよ、あれ。聞いてます?ハジメさん」

 

「聞いてる、聞いてる。見るのが嫌なら別室にしたらいいじゃねぇか」

 

「んまっ!ユエさん、聞きました?ハジメさんが冷たいこと言いますぅ」

 

「……ん。ハジメ……メッ!」

 

「へいへい」

 

「おい、あんまり騒がしくすんなよ」

 

「そうよ他の人の迷惑も考えて」

 

「すまんすまん」

 

 私と雫が注意する。するとカーテンが開かれた。

 

「……南雲君?」

 

 あれ?この人。

 

「南雲君!八重樫さん!東堂さん!」

 

「あぁ?……………………先生?」

 

「「愛子先生」」

 

 南雲と雫の学校の教師、畑山愛子だった。

 

「南雲君……やっぱり南雲君なんですね?生きて……本当に生きて……」

 

「いえ、人違いです。では」

 

「へ?」

 

 知らんぷりする南雲。

 

「ちょっと待って下さい!南雲君ですよね?先生のこと先生と呼びましたよね?なぜ、人違いだなんて」

 

「いや、聞き違いだ。あれは……そう、方言で“チッコイ„って意味だ。うん」

 

「それはそれで、物凄く失礼ですよ!ていうかそんな方言あるわけないでしょう。どうして誤魔化すんですか?それにその格好….なにがあったんですか?こんなところで何をしているんですか?何故、直ぐに皆のところへ戻らなかったんですか?南雲君!答えなさい!先生は誤魔化されませんよ!」

 

 愛子の怒声がレストランに響き渡る。

 

 そんな南雲と愛子の漫才を見ていると私と雫の目の前に二人の子が来た。

 ん?この二人……

 

「焔、雫」

 

「焔」

 

「園部、依?」

 

「優花?」

 

 一人は南雲と雫のクラスメイトの園部優花。もう一人は高校に入って出来た友の夜桜依だった。

 

「焔!雫!」

 

「やっと会えた。焔!」

 

 園部と依が私と雫に抱きついた。それによく見ると二人とも鬼殺隊の隊服を着ていた。園部は縞模様の羽織を着ている。依は白い羽織。

 

「焔、雫」

 

 園部が涙を流し、泣いていた。

 

「焔」

 

 依も同じように泣いていた。

 

「離れて二人とも。特に依」

 

 あかねが二人を離す。

 

「ちょっ!?何するの!」

 

「黙って。私は彼女に用があるの」

 

 園部が離された事であかねに突っかかろうとするが、彼女は依の方に向く。

 

「泥棒猫、まさか君までこの世界に来てるとはね」

 

「それはこっちのセリフ。よくも折角の再会を邪魔してくれたね、あかね君」

 

 睨み会う二人。

 

「ね、ねぇ気のせいかな?龍と虎が見えるんだけど」

 

「いつもの事だよ。あの二人は」

 

 雫は二人を見て困惑する。

 

「依は焔に二度も助けられてね」

 

「二度も?」

 

「最初は高校の入学式の時。向かう途中にナンパに絡まれている依を焔が助けた。それが二人の出会いの始まり」

 

「二度目は依が中学時代のいじめっ子に恐喝されているとこを焔が」

 

 董香と真希が私と依の出会いや今までに助けた事を雫に話していた。

 

「そういうのがあって依は焔の事を」

 

「えっ?それって」

 

「恋に落ちた」

 

 真依のそれを聞いて目を見開く雫。

 

「で、それ以来この二人は、いつもあんな感じに」

 

「こうなったら今ここでやる?」

 

「望むところ」

 

 依とあかねが日輪刀に手をかける。って!?こんなとこではまずい!?

 

「二人ともこんなとこでやめなさい!」

 

「「うるさい!この淫乱女!」」

 

「い、淫乱」

 

 止めに入ろうとしたスグだが、敢えなく撃沈。

 

 こうなったら

 

 ぎゅ

 

「「えっ?」」

 

 私が二人を抱きしめる。

 

「二人ともやめてくれ。こんなとこで暴れたら他の人の迷惑になるだろう。それに二人が戦うなんて嫌だよ私は」

 

「「……ごめん焔」」

 

 二人が落ち着いた。なんとかなった。

 

「女の子のファーストキスを奪った挙句、ふ、二股なんて!直ぐに帰ってこなかったは、遊び歩いていたからなんですか!もしそうなら……許しません!ええ、先生は絶対許しませんよ!お説教です!そこに直りなさい、南雲君!」

 

 愛子の怒声がレストランに響き渡った。あかねと依に構っている間に色々あったようだ。

 取り敢えず食事しながら色々話すか。

 

 




甘露寺蜜璃、胡蝶しのぶ登場

「きゃああああああ!依ちゃんが焔ちゃんに恋!しかも二度も助けられたなんて!」

「ふふふ、とても可愛いらしいですね。でも、直葉さんにあんな事言うのは、少しお仕置きが必要ですかね」

 腕をブンブン振るしのぶ

「し、しのぶちゃん!依ちゃんは本当はとってもいい子なの?だからお願いしのぶちゃん!」

「ふふふどうしましょうかね。ここでコソコソ噂話。依さんはあかねさん同様焔さんに告白したけど、返事はなく保留みたいです」

「さてこの後色々とあるようですね」

「うんうん大丈夫だよね?」

「「次回、神殿騎士!」」
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