炎の呼吸は世界最強   作:ギラサメ

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遅くなりました!

最近仕事が忙しくかったので。


第六章 常中といじめ

 訓練が開始してから二週間経った。

 その間の事はというと……

 

 

「はあ、はあ」

 

 く、苦しすぎる!!

 常中取得の為に全集中の呼吸を長くやろうとすると死にそうになる。

 炭治郎も最初こんなだったんだな。

 

「こんな時は基本が大事!とにかく努力!」

 

 私はとにかく走り込みをしたり、体力作りなどをこなした。

 

 

 さて問題は寝る時だけど、炭治郎はなほちゃん、きよちゃん、すみちゃんが協力してくれた。

 どうすれば……

 

「ぐぅ、ぐぅ」

 

『おい起きろ!あと全集中の呼吸止まってるぞ!!』

 

「わひゃー!?」

 

 私は急に頭に響いてきた声に驚き、起きる。

 

『マヌケな顔でマヌケな声を出すな』

 

 この頭に響くネチネチとしたボイス。

 まさか

 

「もしかして、伊黒さん?」

 

 伊黒小芭内

 煉獄さんや甘露寺さんと同じ柱の一人。蛇柱と呼ばれている。

 さっきのようにネチネチとした口調が特徴で、首には鏑丸という白い蛇を巻いている。

 因みに甘露寺さんの事が好き。

 

「何で伊黒さんが?」

 

『お前に常中を取得させる為だ。でも勘違いするな俺は甘露寺の為にやってやるんだ。そこを忘れるな。いいな」

 

「は、はい」

 

『それにお前にはあの勇者ともてはやされている男とあの檜山という男を完膚なきまでに倒すぐらいにまで強くなってもらわないと困る。特にあの檜山という男は甘露寺を卑猥な目で見ていたからな』

 

「はい、お願いします」

 

 まぁ、これで就寝中の修行も解決だ。

 

「ぐぅ、ぐぅ」

 

『また止まってるぞ!いつになったら出来るんだ!括り付けるぞ!』

 

「はいぃぃぃぃ!すいません!」

 

 とまぁこんな感じで伊黒さんとの常中の修行をするようになった。

 おかげで寝不足だけど。

 

 

 またある日

 

「これは瓢箪?」

 

 朝起きると瓢箪が大、小と二つあった。

 手紙が添えてあったので見てみた。

 

『しのぶちゃんが常中の修行にって。常中の修行頑張ってね』

 

「しのぶさんが」

 

 胡蝶しのぶ

 彼女も柱の一人で、蟲柱と呼ばれている。

 彼女は鬼の頸を斬る事はできないが、毒を使い鬼を殺してきた。

 また、剣士としてだけでなく、医者としても優れている。

 

「ありがとうございます」

 

「オイ!俺モイルゾ!」

 

「っ!?」

 

 突然の声に周りを見渡す。

 

『コッチダ!』

 

 私は顔を上げた。

 

「鴉?」

 

 一匹の鴉が部屋の中で飛んでいた。

 あれ?そういえばこの鴉喋らなかったか?

 あっ、もしかして

 

「鎹鴉?」

 

『ソウダ』

 

 まさか鎹鴉まで。

 

 因みに鎹鴉をみんなに見せたらはみんなの人気者となった。

 

 ただ、あの勇者は

 

 

「喋る鴉なんてきっと魔物かなんかだ!」

 

 と言いながら殺そうとしたが、突かれるなど返り討ちにあった。

 

 

 

 

「すうぅ……」

 

 

 

『ブオオォォー!!』

 

 

バン!!

 

「よし!」

 

 私は小さい瓢箪を割る事が出来た。

 徐々に鍛錬の成果が出ている。

 

 

「「「オオォ!」」」

 

「凄いよ焔ちゃん!」

 

「何あれ!?凄すぎるよ!」

 

「凄い!」

 

「アンタの肺どうなってんの?」

 

 白崎、谷口、中村、八重樫がこっちに来て、質問攻めに遭った。

 そういえばこの中村って奴、なんか微妙な匂いや音がするんだよね。

 

 

「みんなが頑張っているのになに遊んでるんだ!」

 

 勇者にそんな事言われたけど、とりあえず無視しました。

 

 とまぁこんな事があって

 

 

 東堂焔 17歳 女 レベル:50

 天職:剣士

 

 筋力:600

 

 体力:600

 

 耐性:600

 

 敏捷:600

 

 魔力:500

 

 魔耐:600

 

 技能:剣術・全集中の呼吸【+炎の呼吸】【+常中】・縮地・炎属性適正・先読・反復動作・気配感知・言語理解

 

 ステータスも上がった。

 常中のおかげで体力なども上がった事も感じた。

 

 

「よし!今日も鍛錬頑張るぞ!」

 

 私は気合入れて訓練施設に向かっている。

 

「大変ダ!大変ダ!」

 

 鎹鴉が飛んで来た。

 

「どうした鎹鴉?」

 

「南雲ガ集団デ痛ブラレテイル!急ゲ!」

 

「っ!?」

 

 南雲が!?

 私は急いで訓練施設に向かった。

 

 

 

 訓練施設に着くと南雲が檜山、近藤、中野、斎藤の四人に取り囲まれていた。

 

 

「ここに風撃を望む"風球„」

 

 斎藤が魔法を放った。

 

 まずい!

 

『炎の呼吸 肆の型 盛炎のうねり』

 

 私は刀を抜き、炎の渦で風球を防いだ。

 

「あぁ?」

 

 突然の事で戸惑う四人。

 私は刀を納刀した。

 

「東堂さん」

 

「南雲、大丈夫か?」

 

 私は南雲を心配し、四人の方を向く。

 

「お前ら随分と地味な事してんじゃねぇか。覚悟はできてるかな?」

 

「いや、誤解しないで欲しいんだけど、俺達、南雲の特訓に付き合ってただけで……」

 

「ほぉ、訓練とは感心感心」

 

 四人はそれを安心したかのように安堵する。

 

 

 

 

 

 

 

「なんて言うと思ったか……この大馬鹿!!」

 

「ぶへぇ!!」

 

 私は斎藤の顔面を思いっきり殴った。

 殴られた斎藤は鼻血を出しながら、倒れた。

 

「斎藤!!ここに「遅い!!」おぉ!?」

 

 中野が詠唱しようとするが、私はその前に其奴の大事なとこを蹴った。

 中野は顔を青くして倒れた。

 

「この!」

 

 近藤が剣の鞘で殴ろうとしてきた。

 

 

 

 

『炎の呼吸 弐ノ型 昇り炎天』

 

「えっ?」

 

 私は刀を抜き、下から上に向けて振って鞘に当て、飛ばした。

 

「うらぁ!」

 

「ガッ!?」

 

 奴の腹を蹴った。近藤は胃液を吐きながら倒れた。

 私は檜山の方を向いた。

 

「ヒィィ!なんなんだよ、なんなんだよお前!」

 

「答えろ」

 

「えっ?」

 

 私は勢いよく檜山の胸ぐら掴んだ。

 

「ヒィ!?」

 

「答えろ!何でそこまで南雲を嫌う!何が気に入らないんだ!キモオタだからか!南雲がお前より勉強や運動が出来るからか!どうなんだ!あぁ!」

 

 前から思ってたがコイツも、周りの連中も南雲を嘲笑ったりしていたからな。

 

「……コイツは」

 

「ん?」

 

 

 

 

 

「コイツはキモオタのくせにいつも白崎に構ってもらってんだよ!!何でこんなキモオタが白崎と!!キモオタのくせに!!ムカつくんだよ!!こんな底辺な奴に!!」

 

 

 

 

 

「……は?」

 

 コイツ何言ってんだ?

 

「お前ら本物の大馬鹿だな」

 

「なっ!?」

 

「別に白崎が南雲を構おうと白崎の勝手だろう。他人がどうこう言う権利はねぇ」

 

 別に他人が誰と仲良くしようが構おうが、別に其奴の勝手だし、どうでもいい事だ。

 

「でもコイツは」

 

「それを言うんだったらあの勇者と筋肉ダルマはどうなんだ?あいつらだって白崎と仲良いぞ。どうなんだ?」

 

「そ、それは……」

 

 ははん、さては

 

「もしかしてあの二人には勝てないとか言うんじゃ」

 

 すると急に冷や汗を流す。

 図星かな

 

「そうか。お前はただ弱者を罵って優越感に浸るただの愚か者か。ははは、この大馬鹿者!!」

 

「ガッ!!」

 

 私は彼に思いっきり頭突きした。

 そのままこの大馬鹿は倒れ、気を失った。

 

「所詮お前らは十二鬼月になれて浮かれている下弦の鬼と同じだ」

 

 私は南雲の方に行く。

 

「南雲、立てるか?」

 

「う、うん」

 

 私は南雲を支える。

 

 

「何やってるの!?」

 

 この声

 

「白崎!」

 

 白崎だ。

 八重樫、勇者、筋肉ダルマも一緒だ。

 

「南雲君!」

 

「白崎丁度良かった」

 

「何があったの?」

 

 私はここであった事を説明した。

 

 

「そんなの嘘だ!」

 

「は?」

 

「檜山達がそんな事をするはずがない!檜山達は戦えない南雲に訓練をしていたんだ!」

 

 コイツ何言ってるんだ?

 

 

 

「何言ってんだお前……気持ち悪い奴だな」

 

 あっ、思わず天元様に

 

「ブフッ!」

 

 八重樫吹き出してやがる。

 まぁ、私もあれを見た時吹いたからな。

 

「なっ!?」

 

「どうしてそういう解釈になるんだ?脳みそ大丈夫か?いっぺん医者に診てもらえ」

 

「檜山はクラスメイトで仲間だ!そんな事はしない!」

 

「だから何だ?クラスメイト?仲間?は!とんだ脳内お花畑だな!コイツらはなずっと前から南雲をいじめていたんだ!」

 

「あれは南雲のどうしようもなさを」

 

「どこをどう見たらそう見える?目も診てもらえ」

 

 私はこれ以上話すのは時間の無駄だと思い、この場を去ろうとする。

 

「おい!どこへ行く!まだ話は!」

 

 勇者が私の肩を掴もうとするも振り払う。

 

「これ以上は時間の無駄だから鍛錬に行くんだよ。でもこれだけは言っておく」

 

 

 

 

 

 

「私はお前を認めない。何もかも」

 

 コイツは勇者と呼ばれているが、煉獄さんや甘露寺さんなどの柱、炭治郎、善逸、伊之助、カナヲ、玄弥の足元にも及ばないだろう。

 

 




胡蝶しのぶ、伊黒小芭内

「ふん、甘露寺を卑猥な目で見たんだ。その報いだ」

「それにしても以外でしたね伊黒さんが彼女に鍛錬をつけるなんて」

「俺は甘露寺のためにやってやったんだ。別にあいつのためじゃない」

「はいはい。ここでコソコソ噂話。焔さんが宇髄さんを様呼びするのは彼の奥さんの影響によるものです」

「「次回、語らい」」
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