今後の展開など色々と考えてました。
雫に風の呼吸の取得やオリ主の親友を登場させるかなど。
ではどうぞ!
翌朝、私達は【オルクス大迷宮】の入り口に来ている。
迷宮と言うからにはヤバそうな感じなのを予想していたが、なんかわんさかと人でいっぱいだった。
「ここは同人誌即売会の会場?」
「な訳ないでしょう」
「おっ、雫おは!」
雫が来たので取り敢えず挨拶しておいた。
「おはよう。あんたその格好」
「どう似合う?鬼殺隊の隊服?」
「鬼殺隊って……あんた何でそんなのあるの?」
「ちょっとな。それでどう?」
雫は私の隊服姿をじっくりと見る。
「似合うんじゃない」
「どうも」
「あと何でそれ持ってきたの?」
雫は私が背負っている物を指差す。
「訓練前にちょっとね」
私が背負っているものを下ろす。
私が背負っていたのは大きい瓢箪だ。
「すうぅ……」
『ブオオォォー!!』
息を吸い、思いっきり吹く。
割れろ、割れろ!
そして
バン!!
瓢箪が木っ端微塵に割れた。
「よし!」
私は嬉しくてガッツポーズする。
雫や周りの人達は皆信じられないような目で見ていた。
そんな事があって、現在、私達は大迷宮の中を隊列を組んで進んでいる。
まるで洞窟だな。
それにしても見てるとあれを思い出す。
「探検隊!!探検隊!!俺たち洞窟探検隊!!」
て、伊之助が無限列車で見ていた夢を。
ていうか本当に出てきそうだな主が。
「よし、光輝達が前に出ろ。他は下がれ!交代で前に出てもらうからな、準備しておけ!あれはラットマンという魔物だ。すばしっこいが、たいした敵じゃない。冷静に行け!」
なんて色々思い出していたらメルド団長が声を上げた。
私は目の前いるものを見た。
灰色の体毛に赤黒い目……あれがラットマンか。
前に出た光輝、雫、龍太郎の三人が見事と言えるコンビネーションでラットマンを迎撃する。
その間に白崎、中村、谷口が魔法の詠唱に入る。
「「「暗き炎を渦巻いて、敵の尽く焼き払わん、灰となりて大地へ帰れ、〝螺炎〟」」」
三人同時に発動した螺旋状に渦巻く炎がラットマン達を吸い上げるように巻き込み燃やす。
「ああ〜、うん、よくやったぞ!次はお前等にもやってもらうからな、気を緩めるなよ!」
生徒の優秀さに苦笑いしながら気を抜かないよう注意するメルド団長。
「それとな……今回は訓練だからいいが、魔石の回収も念頭に置いておけよ。明らかにオーバーキルだからな?」
メルド団長の言葉に白崎、谷口、中村が頬を赤らめる。
そこから交代しながら戦闘を繰り返す。
「よし、焔前に出ろ!」
おっ、私の出番か。
私は前に出て目の前のラットマンを見据える。
「迷宮に巣食う魔物よ。この煉獄の赫き炎刀がお前を骨まで焼き尽くす!!」
私は日輪刀を抜刀し、刀を構える。
『炎の呼吸 壱ノ型』
ラットマンがこっちに駆けると、私も凄まじい勢いで突っ込む。
『不知火』
私の一撃でラットマンは斬られ、宙を舞った。
「す、スゲェ」
「あぁ」
「わぁぁ」
見ていたみんなが感嘆としていた。
「うむ、見事だ!素晴らしい剣技だったぞ!」
メルド団長が私のとこに近づく。
「ん?どうした?」
私は手で制し、止めた。
「もう一匹います」
すると目の前にもう一匹のラットマンが現れた。
私は再び日輪刀を構える。
『炎の呼吸 弐ノ型』
私は日輪刀を下から上に向けて降る。
『昇り炎天』
燃え盛る炎でラットマンを斬った。
「ふう〜」
私は息を吐き、日輪刀を納刀した。
「今のも見事だった。しかし、どうしてもう一匹いたのが分かったんだ?」
「私、召喚されてから聴覚と嗅覚が鋭くなったんです。それでいることが分かったんです」
メルド団長の質問に答えた。
あの時、私は音と匂いでもう一匹いることが分かった。
「そうなのか?だとしたら素晴らしい!役立ててくれ!」
メルド団長からお褒めの言葉を頂いた。
それから私達は二十階層を探索する。
すると、先頭の光輝達、メルド団長の動きが止まった。
私は日輪刀を抜刀する。
壁辺りから明らかに壁とは違う音と匂いを感じた。
「擬態しているぞ!周りをよ〜く注意しておけ!」
メルド団長の忠告が飛ぶ。
その直後、前方でせり出ていた壁が突如変色しながら起き上がった。壁と同化していた体は、褐色となり、二本足で立ち上がる。そして胸を叩きドラミングを始めた。
擬態か、まるで血気術だ。
「ロックマウントだ!二本の腕に注意しろ!豪腕だぞ!」
メルド団長の声が響く。
光輝達が相手をするが、ここは鍾乳洞みたいな地形だから戦いづらいようだ。
するとロックマウントが後ろに下がり仰け反りながら大きく息を吸った。
「グゥガガァァァァアアアアーー!!」
「ぐっ!?」
「うわっ!?」
「きゃあ!?」
部屋全体を震動させるような強烈な咆哮が発せられ、光輝達前衛組が硬直してしまった。
その隙にロックマウントがサイドステップをし、傍らにあった岩を持ち上げ投げて来た。
いや、あれは
「うらぁ!!」
私はその岩を蹴り返す。
ちょっとビリビリするけど、これくらい。
蹴った岩を見るとなんとロックマウントだった。
岩を投げた時、匂いと音が明らかにおかしいと感じた。
私は日輪刀を構える。
『炎の呼吸 参ノ型 気炎万象』
日輪刀を上から下へと降り、ロックマウントを一閃した。
「焔ちゃん!」
「ほむほむ、ありがとう!」
「助かった」
白崎、谷口、中村に礼を言われる。
私は残りのロックマウントに目を向ける。
「貴様……よくも香織達を……許さない!」
すると光輝が怒りをあらわにしていた。
な、何をする気なんだ?
ん?あいつの剣が光ってる!?なんかヤバい音が!?
「万象羽ばたき、天へと至れ、〝天翔閃〟!」
「あっ、こら、馬鹿者!」
メルド団長の声を無視して、光輝が大上段に振りかぶった剣を一気に振り下ろした。
その瞬間、詠唱により強烈な光を纏っていた剣から、その光自体が斬撃となって放たれ、ロックマウントを両断した。
パラパラと壁から破片が落ちた。
「ふぅ〜」息吐く振り返る光輝に近づく。
「このアホ勇者!!」
「ぶぅ!?」
私の渾身のアッパーでアホ勇者は宙を舞った。
さらに仰向けになっている彼に近づき、あいつの両足を脇の下に挟み、背中を反らせる。
所謂逆エビ固めである。
「ガっ!?」
「このアホがこんなとこであんな技使う奴があるか!!私たちを煎餅にする気か!!」
「でも香織が……」
「言い訳無用!!」
「ギャーー!!ギブ、ギブ!!」
私はさらに力を入れ、アホの背中を反らした。
「うわぁ」
「い、痛そう」
「なんかシュールな光景」
「ほむほむは怒らせない方がいいかも」
周りが何か言っているが、構わず続けた。
「その辺にしておけ」
メルド団長に言われ、技をかけるのをやめて、下がった。
「あれ、何かな?キラキラしてる」
白崎の言葉に私やみんなは彼女が指差す方へ目を向けた。
そこには青白く発光する鉱物があった。
「ほぉ〜、あれはグランツ鉱石だな。大きさも中々だ。珍しい」
へぇーグランツ鉱石って言うのか。
「素敵」
白崎がうっとりしてる。
ん?あの鉱石なんか……
「だったら俺らで回収しようぜ!」
そう言って唐突に動き出したのは檜山だった。鉱石に向けて登り出す。
「こら!勝手なことをするな!安全確認もまだなんだぞ!」
メルド団長が言うも檜山は無視した。
『っ!?』
その時私はヤバい音が聞こえた。
「馬鹿!!それに触るな!!罠だ!!」
「彼女の言う通りです!団長!トラップです!」
「ッ!?」
私、メルド団長、騎士団が警告するも一歩遅かった。
檜山がグランツ鉱石に触れた瞬間、鉱石を中心に魔法陣が広がった。
魔法陣は瞬く間に部屋全体に広がり、輝きを増していった。
「くっ、撤退だ!早くこの部屋から出ろ!」
メルド団長の言葉に急いで部屋の外に向かうが……間に合わなかった。
部屋の中に光が満ち、視界を白一色に染めると同時に一瞬の浮遊感が襲った。
匂いが変わったのを感じた。次いで、ドスンという音と共に地面に叩きつけられた。
私は周囲を見回した。
どうやらあれは転移のトラップのようだ。
現に私たちは巨大な石造りの橋の上に。
「お前達、直ぐに立ち上がって、あの階段の場所まで行け。急げ!」
メルド団長の指示に、私たちは動き出す。
その時私はまた何かヤバい音を感じた。
橋の両サイドに魔法陣が出現した。
その魔法陣からは無数のガイコツ騎士トラウムソルジャーが出現する。
もう一つからは巨大な魔物が出現した。
メルド団長が呟く。
「まさか……ベヒモス……なのか……」
「よっ」
炭治郎、禰豆子登場
「オルクス大迷宮……なんて所なんだ。鬼のような化け物があんなに」
「うぅ」
「いやー!あんなとこに行ったら絶対死ぬ!!いやー!!」
炭治郎にしがみつく善逸。
「行きたいぜ!そのボロクソに!」
行きたいと叫ぶ伊之助。
「オルクスな」
「ここでコソコソ噂話。八重樫さんは俺たちを含めてしのぶさんや甘露寺さんやカナヲがお気に入りだけど、一番のお気に入りは禰豆子みたい」
「やっぱ禰豆子はみんなの人気者だね」
「うぅ」
「「「次回、ベヒモス!」」」