大自然が遣わした正義の使者は異世界最強   作:Hetzer愛好家

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遅くなりました。


第四十一話 第一次使徒侵攻

翌日になり、俺達はライセン大迷宮を後にする事にした。

 

とても、とても濃い一晩だったと思う。色んな事が聞けたし、新たな覚悟を決めたし。これだけ濃ゆいのは初めてかもしれん。

 

「それじゃあ、そろそろ行くとするよ」

 

昨日のうちに大迷宮攻略の証や珍しい素材は受け取った。本当に別れをする以外は済ませてしまっている。

 

「はいは~い。此処から先の旅もかなり大変だと思うけど、頑張ってねぇ~」

 

そう言ってミレディが天井からぶら下がっていた紐を掴みグイっと下に引っ張った。

 

するとガコン!! と言う音と共に床に穴が開く。まるでトイレのように。

 

ちょっと趣味悪すぎである。呆れた表情でミレディを見やった。

 

「ごめん、ごめんって。あ、でもそんな顔してられるのも後数秒かな? もうすぐ水が流れて来るからねぇ~」

「……はあ。仕方ないな。癪に障る出方だが、文句を言っても仕方があるまい。皆、飛び込む準備しろよ」

 

俺の言葉が終わるのとほぼ同時で、四方の壁から轟音と共に大量の水が流れて来た。

 

タイミングを見て香織を抱えると、俺はピョンと飛び上がって激流へと飛び込む。香織を抱えたのは、彼女一人では溺れてしまうと踏んだからである。

 

「じゃあねぇ~、君達に全てを託すよ」

 

……ああ、任せてもらおうか。

 

風で膜を作り、水に流されながら外へと向かう。結構な勢いで流されるため、時折壁に激突しそうになるが、香織を傷つけない程度の強さでその時々で壁を蹴る事でやり過ごしていく。

 

そのまま進む事数十秒。徐々に出口らしき光が大きくなり、そこ目掛けて流された俺達は勢い良く射出されるような形で外へと飛び出た。

 

と、外へ出た直後に俺は違和感を感じた。十メートル近くは空へ上がっている状態なのだが、構わず思考を巡らせる。

 

まず、空の色がおかしい。今は朝八時ぐらいのはずなのだが、空が途轍もなく暗い。まるで何かに埋め尽くされているかのように、太陽が見えない。曇り空とはまた違う気がする。

 

そして、改造人間だからこそ見えた情景。銀色の羽が、まるで雪のように空から落ちてきていた。

 

銀色の羽を目にした途端、俺は顔を思いっきり顰める。

 

「まさか、奴か!?」

 

地面に降り立つと同時にサイクロンを取り出す。

 

驚いたのはまず香織。続いて降りて来たハジメ達も驚愕を露わにしている。

 

だが、この予想が真であるなら。これは一刻を争う事態となる。

 

「ハジメ。ブルックの町に戻るぞ!」

「へ、あ、ええ!? もしかして緊急事態ですか?」

「その通りだ。此奴はかなりの厄介事だぞ」

 

俺の予想。それは、この空を覆いつくしている何かは全て〝神の使徒〟であり、俺を抹殺するために送り込まれたと言う悍ましい事態だ。

 

狂った神の事だ。俺が出て来るまで、無作為に人間を攻撃してもおかしくない。

 

神の使徒の戦闘能力は凄まじい。一般人なら瞬殺だとして、其れに毛が生えた程度で調子に乗っていた生徒達でもあっという間に殺されてしまうだろう。

 

太刀打ちが出来るのは、最低でもシアと同等のステータスと戦闘経験のある人物。後方支援に徹するなら香織達女子三人組も行けるだろうが、直接の殴り合いになったらマズい。抹殺さる可能性が大いにある。

 

サイクロンを音速近くまで加速させて変身。このまま行けば数分で町へ到着するだろう。

 

今のうちに指示を出しておくか。

 

「香織。町に着いたら怪我人を少しでも多く救え。回復薬を使っても良い」

「は、はい!」

「シアは香織の援護。空から降るであろう魔法から人々を守れ」

「了解ですぅ!」

 

次はハジメ達。あの三人は集団行動で町を動いた方が良いだろう。

 

「ハジメ、聞こえるか!」

「聞こえてます! あの、空のあれって敵ですか?」

「そうだ! お前は二人を連れて奴らを迎撃しろ! 敵は手強いから、絶対に油断するんじゃないぞ!」

 

と、もう町の入り口が見えてきた。奥を見ると、燃えている民家がチラホラ。

 

指示を出せるのは此処までだ。時間がない。後はその場の判断で動いてもらうしかない。

 

サイクロンを自動操縦に切り替え、俺は空へ舞い上がる。

 

空中でツェリスカの装填を終えると、俺は天に居る神の使徒共に向かって大声で叫んだ。

 

俺は此処だぞ、神の傀儡人形共!!

 

途端に俺へ窮迫する殺意、殺意、殺意。間違いない。空を覆ってるのは全て神の使徒だ。

 

ツェリスカに装填した弾は榴弾が三発に徹甲弾が二発。一発毎に弾の種類が変わっている状態だ。榴弾、徹甲弾と言う順番で発砲して目潰しを行い、最後に残った榴弾は一番近くに居た使徒の心臓に接射する形でぶち込む。

 

まずは一体。いくら貫徹力の低い榴弾であるとはいえ、ハジメが制作した拳銃だ。超至近距離なら貫通も可能である。

 

「くっ、イレギュラー!」

「来い!」

 

数は……いや、やめよう。これだけの数を一から追うのは非常に面倒くさい。

 

調合した爆薬を数発投げつけて牽制に使い、数体が炎に包まれたのを見た俺は一気に攻勢に出た。

 

左前方に居た使徒には左の貫手を叩き込んで心臓を握り潰す。その隣の使徒には回し蹴りのようなライダーキックを繰り出して首を撥ね、攻撃の後隙を狙って飛び込んできた使徒五体は貫手によって生まれた死体を踏み台にして飛び上がる事で回避。

 

半円を描くような軌道で反転し、その勢いで使徒を蹴り殺しながら徹甲弾を装填すると、一回にしか聞こえない銃声の中で五発の鉛玉を発射。頭蓋から心臓までを一気に貫いてまた死体を作り出す。

 

数は多い。だが、かつて戦った事のある敵。今更後れを取るような強さではない。

 

確かに分解能力は厄介だし、魔法の殺傷能力も高いのは事実だ。しかし、俺はもうあの時の俺ではないのである。

 

あの時は魔法を全く使えなかったが、今では多少扱える。例えば……

 

「〝捻風〟!」

 

密集していた使徒を、猛烈な上昇気流が襲った。これは風の上級魔法であり、上昇気流で攻撃する。

 

使徒はこの程度の魔法で死ぬほど軟ではないが、受けた敵がほんの数瞬でも隙を晒すのであれば、この魔法は十分に役目を果たしたと言えよう。

 

目論見通り隙を晒した神の使徒。俺が魔法を使うとは思わなかったのか、無表情がデフォルトであるはずの顔面が醜く歪んでいた。

 

「デ、データとまるで違います。何故ですっ。何故、データにズレが!?」

「あの時に収集したデータに狂いはないはず。それなのにこれは何ですか、イレギュラー!」

「……俺が、あの時のまま止まっているとでも? そう考えていたのだとしたら、貴様らは浅はか過ぎる」

 

仮面ライダーに負けは許されない。それ故、敵に勝てたとしても絶対に手放しでは喜ばず、次に備えて鍛錬を怠らないようにしている。

 

日々精進。俺は、毎日成長を続けているのだ。

 

自身の錬磨を怠り、慢心する敵に負ける確率は、それこそ天文学的な数値以下になるだろう。

 

どれだけ数を揃えようと関係ない。

 

「仮面ライダーの力を。そして人間の力を侮ったな、神の傀儡人形共」

 

町の人々を救助する速度が、使徒の攻撃する速度を上回れば。この戦いは終わる

 

それまでの時間は、俺が無数の神の使徒を相手取る事で稼ごうではないか。

 

──────────────────

ハジメside

 

「シア、その人もこっちに!」

「はいですぅ! って、香織さん危ない!」

「え、きゃあ!?」

 

天から降り注いだ炎の矢をシアさんが辛うじて弾き飛ばした。

 

時折落ちる魔法の数々は、一つ一つが必殺の破壊力を持っている。

 

正直に言ってしまおう。空を埋め尽くさんばかりに居る敵は、これまでのどんな敵よりも強い。

 

実際に戦って感じた感想なので、きっと間違いはないだろう。

 

「恵里、僕は良いから町の人を!」

 

まあ、敵が強いと感じている理由の大半は、恵里が神の使徒を攻撃しないように指示を飛ばしながら戦闘をしているからであるが。

 

腐っても人型。遠くから魔法で焼き殺して、この手で血を感じなかったとしても、殺人の二文字は重く心に圧し掛かる。

 

ましてや恵里の心は、何時壊れるか分からないガラス細工のような物だ。刺激を与える事項は少しでも取り除きたい。

 

そのために僕が傷付くとしても、最終的に恵里が笑って人生を送れるなら。それで良い。

 

「ロープアーム!」

 

民家の屋根からロープを飛ばして敵を捕らえ、此方に引き寄せる。

 

不意打ちとなったのか、敵は崩れた自分の体勢を立て直すまでの時間が遅い。このまま仕留めに行く。

 

「ドリルアーム!」

 

ガギイン!

 

猛先生ぐらいのスピードがあればこの一撃で仕留めきれただろうが、僕の力では一歩及ばずであった。

 

敵はギリギリの所でドリルを双大剣で受け止めたのである。

 

「くっ、この!」

 

咄嗟に左腕で敵の顔面を掴み取り、最大出力の〝纏雷〟を行使することで更なる隙を生み出させ、もう一度ドリルアームを突き出して心臓を貫通させる。

 

流石はドリルアームの破壊力。綺麗に心臓部を貫いた事もあってか、命中すれば一撃でこの敵をも屠れるようだ。

 

「消えなさい、イレギュラー」

「神の前に平伏しなさい」

「次から次へと……!」

 

猛先生が風神の如く暴れているので、最初の時と比べたら随分と数を減らした敵であったが、それでもゴキブリの様に湧いて出て来る。

 

チラリと下を見やる。

 

恵里とユエは時折応戦しながらも町の火を消すために奔走しているようだ。二人で行動しているので、敵の強烈な魔法にも何とか対応している。ユエが魔法で作り出した龍を牽制に出し、更に恵里が捻じれるほどに渦を巻く炎の竜巻を向かわせているので、あの二人は暫くの間は大丈夫だろう。

 

家の崩落に巻き込まれた人々に関してはシアさんが助け出し、その後白崎さんが癒して命を救っている。あの二人が居なかったら、今頃多数の死者が出ていたに違いない。

 

敵の攻撃速度と救命活動の速度の天秤が、もう間もなく均衡から傾きそうだ。

 

そうはさせまいと。もっと多くの人の命を奪ってやろうと言うのだろうか。敵は僕から下で活動している四人に狙いを定めた。

 

「っ、させないぞ!」

 

空を蹴り、ガトリングアームを発射した際の反動を利用して急加速。弾丸の雨で先の二体をハチの巣にして地獄へ送り、僕自身は恵里とユエの前に降り立った。

 

地面に足を付けるのとほぼ同時に、十数体の敵が僕目掛けて襲い掛かる。

 

先行していた敵にはライダーパンチを見舞って首を吹き飛ばし、同時に窮迫して来た者に対してはドンナーの牽制射撃で対応。恵里達の方へ向かった奴らへは地面を〝錬成〟する事で防壁を作り出し、僅かでも二人が逃げられる時間を用意する。

 

だが、この数を一人で対処しきるのは無理がある。個々の強さが異次元であるため、先生の様に余裕を持った戦いは出来ない。

 

「スイングアーム! 〝錬成〟ぇ!」

 

地面を波立たせて飛び上がる。分銅を身体に受けた敵は仕留められているが、攻撃が直線的なので大体はガードされてしまっている。

 

恵里達の方へ向かった銀羽をドンナーで撃ち落としながらの作業なため、とても精密動作を行える状態ではないのが余計に焦りを生む。

 

何時まで恵里達が耐えられるか。そして、彼女達が力尽きる前に救援へ迎えるか。

 

厳しいタイムリミットを抱えながらの戦闘。肉体的な疲労とはまた別の疲れを感じる。

 

と、ほんの僅かだが雑念を心に抱いてしまった事により、反応が一瞬だけ遅れた。

 

「「〝劫火浪〟」」

「しまったっ」

 

天を埋め尽くさんばかりの大火。その姿はまるで炎の津波。

 

敵二体が同時に魔法を発動させただけあって、その熱量と攻撃範囲はとんでもない。

 

アイスアーム一つではとても防ぎきれない。今、自分が扱えるアーティファクトの中で、この状況を何とか打破する事が可能な物は……。

 

いや、そんなの後だ。恵里とユエが業火に飲み込まれる前に、彼女らの前に立たなくては。

 

「ロープアームッ」

 

彼女達の元へは行かせないつもりなのか、進路上に入って邪魔をして来る敵を強引に蹴散らしながら考える。

 

多少なりとも攻撃を受けるのを甘んじた御蔭で恵里達の前に立つ事は出来たが、問題は此処からだ。

 

考えろ。僕は錬成師。創造力と発想力は誰よりも強いはずだ。この右腕を、危機的状況を打破するための何かに変えられたら。そうすれば、まだ勝機はある。

 

考えろ、考えろ、考えろ!

 

「恵里、ユエ、僕の後ろに! 可能なら防壁を張って!」

「んっ」

「ちょ、ハジメはどうすんのさ!」

 

思い付いた。時間がほぼなく、頭も上手く回らないこの状態で考え付いた案が何処まで通用するかは分からないが、もうやるしかない。

 

「シールドアーム!」

 

発現したのは超巨大耐熱性シールド。更に〝金剛〟でシールドと僕自身を強化し、タイフーンも吸収が可能な状態にする。

 

シールドが展開し、足裏に仕込んであるスパイクを起動させ、魔法も全て発動と付与が終わった所で、猛烈な衝撃がシールドを伝わって右腕に襲い掛かった。

 

恵里とユエが展開した絶対防壁魔法である〝聖絶〟の効力もあり、何んとか吹き飛ばされずには済んでいる。だが、それでもジリジリと後退りしないと立っていられない。

 

防壁とシールドがあっても尚此方へ伝わる衝撃の風。それを自身のエネルギーにする事で耐えるが、ジリ貧には変わりない。この状況がずっと続いたら、そのうち僕の集中力が切れる。

 

「ぐうおおお……!」

 

だが、この業火を後ろに通す訳にはいかない。この命が尽きようとも、弁慶の立ち往生の様に立ち塞がってやる。攻撃は絶対に通しはしない。

 

大切な人を守るためになら、僕は鬼にでも悪魔にでもなれる。

 

愛する人を守るために、僕は……!

 

「でええやあああああああ!!!」

 

絶叫にも近い叫び声が最後の一押しとなり、炎の勢いで後退をする事はなくなった。

 

やがてその炎も消え、辺りには静寂が戻る。

 

腕を元に戻し、膝を落とした僕。肩で息をする僕の背中を優しく擦ってくれている恵里には申し訳ないと思いつつ、何とか守り通せた事に満足感を抱きそうになった。

 

しかし、すぐに猛烈な怖気が背筋を駆け巡った。

 

「危なぐあっ!?」

「ハジメ!?」

 

恵里とユエを庇う様にして抱き締めるのが、僕に出来た唯一の抵抗だった。

 

庇うと同時に、僕の顔面に強烈な振動が襲い掛かる。

 

脳が揺れて視界がまともに確保できないが、それでも何が起こったのかだけは察した。

 

敵は、僕が防御を終えた瞬間を狙って奇襲を仕掛けてきたのだ。咄嗟に庇わなかったら、今頃恵里とユエは真っ二つだったかもしれない。

 

振り下ろされた双大剣の片方は僕の仮面に直撃し、更にもう一つは恵里の顔面の数センチ前で、辛うじて右手で受け止めていた。本能的に動ていなかったらと思うとゾッとする。

 

仮面はひび割れてしまい、最早装着する意味を成さない。ハラハラと、破片が地面に落ちていくのが見えた。

 

「この、野郎があ!」

 

大剣をへし折り、太腿に括り付けてあった電磁ナイフを心臓に投げ付け、攻撃して来た敵を撃破する。

 

だが、今度こそ僕は顔を下に落として血反吐を吐き出した。

 

血だらけとなった仮面を投げ捨てて血を拭うが、視界が今一つハッキリとしない。脳震盪はまだ続いているのか?

 

「ハジメ、目が。左目がっ!」

「大丈夫。まだ行ける。それより恵里。敵は近くに居る?」

「少し頑張れば此処に向かえるぐらいの距離に数体。でもそれどころじゃないよ! その傷じゃもう戦うのは危ないって!」

「再起不能になるにはまだ早いんだ。それに君達を守るためなら、このぐらい……!」

 

縋り付く恵里、そしてユエ。行かせたくないのか、手をギュッと握っている。

 

「〝限界突破〟ぁ!」

「うわっ!?」

「んう!?」

 

対する僕の行動は、自身の能力を全て三倍に跳ね上げる魔法を行使して、二人の手を振り払う事だった。

 

「説教は後。必ず生きて帰るから、君達は救助の方を頼んだよ!」

「ハジメ、待って! その傷じゃ無茶だって!」

 

跳び上がった。後ろ髪を引かれる思いではあるが、それでも跳び上がる。

 

動ける時間はおそらく数分。〝限界突破〟の効力が切れたら、僕の意識は何処かへ吹っ飛んでくだろう。

 

それまでに、先生が空に居る使徒を何とかしてくれたらと思う。まあ、先生なら何だかんだで倒し切ってしまうだろうから、言うほど心配してないけど。

 

「ショットガンアーム……!」

 

骸骨の仮面を装着して最低限の防御力を確保した僕は、此方に気が付いた敵が放つ銀羽をドンナーで突破。急迫して引き金を引く。

 

ズドオン!

 

ゼロ距離でのショットガンは痛かろう。血飛沫を上げながら落ちていく敵を眺めながら、そんな事を思う。

 

あと、三体かな。

 

「な、何が起きて」

「遅いよ」

 

ズドオン!

 

速いだろう。死の間際の脳が動かす身体は。

 

あと、二体。

 

「挟み撃ちにしましょう。あれは風前の灯火です」

「イレギュラー、これで終わりですっ」

 

挟撃。成程、死にかけには効く戦法だ。

 

けど、甘い。

 

左の敵の攻撃はドンナーで受け流し、右の敵にはショットガンをすれ違いざまに打ち込んでミンチ肉にする。

 

そして、一瞬生まれた隙を見逃さず、もう一体の敵にもショットガンをお見舞いした。

 

天を見上げると、最初よりも随分と空模様が分かるぐらいには敵の数が減っている。流星の様な動きで猛先生が敵を圧倒しているのが見えるので、きっと大丈夫だろう。

 

意識が朦朧とする中ではあったが、僕は仮面に取り付けられている遠隔会話機能を作動させる。

 

「猛先生。この辺の敵の殲滅、終わりましたよ。救助の方も良い感じです」

『そうか。頑張ったな』

「休んでも良いですか? もう体力があれなんですけど」

『ゆっくり休め。後は俺が片付ける』

 

後は任せるとしよう。誰よりも心強い、僕らの先生に……。




シールドアームは手首から先が盾になった感じです。
原作でハジメ君の目はあれでしたね。と、言うことは……。

本郷猛と結ばれて欲しい人は?

  • 香織&シア
  • ユエ&ティオ
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