セブルス=スネイプの啓蒙的生活   作:亜希羅

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 前回は、評価、お気に入り、しおり、ここ好き、誤字報告、ありがとうございました。

 クィディッチの決勝、正直どうしようかと思いました。原作通り、グリフィンドール勝たせた方がいいかな、と思いつつ、メアリーのシーンを思いついたところで、うん、スリザリンにしとこ、となってああなりました。

 ごめんね、ウッド君。マジごめん。クィディッチ狂の君は、原作3巻が一番輝いていたのに。

 まあ、それは置いといて外伝です。

 予告通り、ハリーJr.、ドラコ、ハーマイオニー三人の学生生活模様となります。ハーマイオニー視点となります。

 時系列としては、第2楽章5ハロウィーンのトロール騒動以降(つまり1年次)となります。

 書いててすごくほのぼのしました。


【カプリッチオ5】ハーマイオニーとスリザリン

 

 「あ、ハーマイオニー!今から図書館?」

 

 「ええ。ハリーとドラコも?」

 

 「うん。一緒に課題やらない?いいよね?ドラコ」

 

 「ふん。グレンジャーの意見はまあ、聞いてやってもいいことがあるからな。邪魔だけはするなよ」

 

 「あんなこと言ってるけど、ハーマイオニーの意見はとても参考になるから、一緒にやろうっていうのが本音だから」

 

 「お前はいつも余計なんだ!」

 

 スリザリンの二人組を前に、ハーマイオニーは目元を緩めた。

 

 にこにこしているハリー=メイソンJr.と、つんとしているけれど思いやりのあるドラコ=マルフォイ。

 

 評判がよくないスリザリンにいるけれど、噂なんてあてにならないものだ。二人とも、ハーマイオニーにとって、大事な友達だ。

 

 

 

 

 

 初めて行く魔法界に、ハーマイオニーはとにかく舐められないようにと必死に頑張った。

 

 小さいころからちょっと興奮したら、変なことが起こっていて、それが自分が魔法使いだったせいだとわかった時に、そうだったんだ、と不思議と納得したものだ。

 

 頭がいいね。きっと歯医者さんのパパがいるせいだね。小さいころからさんざん言われたから、とにかくハーマイオニーは勉強を頑張った。これでできないとなったら、何を言われるか分かったものじゃない。

 

 周囲で変なことが起きるんだから、せめて成績優秀にして、問題がないようにしないと!

 

 そして、それはそのまま魔法界に行った時の意気込みともなった。

 

 きっと、周囲はこれまでとは全然違う常識をもって、勉強だって全然違うに違いない。

 

 ついていけなかったら、馬鹿にされて阻害されてはじき出される。そうならないように、これまで以上に頑張らないと!

 

 ・・・思えば、このころのハーマイオニーは意気込み過ぎていた。

 

 こうすればわかるのに!私ならわかるのに!とグイグイ前に出過ぎていた。出る杭は打たれるという言葉のとおり、気が付けばハーマイオニーは一人になっていた。

 

 それでも、みんなのために。必死に歯を食いしばって我慢していた。

 

 だからまさか、同級生から「悪夢のような奴だよ!」などと言い放たれ、だれ一人それを否定しなかったということになろうとは、思わなかったのだ。

 

 自分の頑張りを否定されたような気がして、とうとう心折れたハーマイオニーはトイレに閉じこもって泣いていた。

 

 ハロウィーンのパーティー?とてもそんな気分になれなかったのだ!

 

 まさかそのあと、しばらく魘されるほどの悪夢に苛まれるとは思いもしなかったのだけれど。

 

 悪夢が終わった後も出るに出られず、トイレの個室で泣いて震えていたハーマイオニーを助けに来てくれたのが、ハリーJr.とドラコだった。

 

 あの悪夢の元凶に出くわす可能性だってあっただろうに、それでも勇気を振り絞って助けに来てくれた。

 

 言葉にならないほどのものがこみ上げたハーマイオニーは、思わず二人に抱き着いて大泣きしてしまった。

 

 

 

 

 

 成績優秀だけど嫌味でいつも一言多いドラコ=マルフォイと、穏健だけど一度スイッチが入ったら上級生だろうと蹴飛ばすハリー=メイソンJrは、グリフィンドールでも遠巻きにされていた。

 

 特に、事実を言っただけのロナルド=ウィーズリーを杖も使わずに蹴飛ばしたハリーJr.はマルフォイの威を借りる腰巾着、という見方が大多数の生徒の間でされ、かくいうハーマイオニーもそう思っていたのだ。

 

 けれど、この事件でハーマイオニーは見方を変えた。

 

 ドラコは言い方から誤解されがちだけど思いやりを持っているし、ハリーJr.がそれをわかりやすくしてくれる。

 

 いつの間にか、周囲の言うことを鵜呑みにしていた。まずは自分の目で見て、物事を決めるべきだったのに。

 

 本来なら関係ないだろう自分を助けに来てくれただけで、グリフィンドール生よりもよほど勇敢だ。

 

 同い年の男の子たちが、こんなに頼もしく見えたのは、初めてだった。

 

 医務室へ向かう廊下で、ハリーJr.に手を引かれながら、ひそかにハーマイオニーはそう思った。

 

 

 

 

 

 二人と一緒に行動するようになったのは、その事件の後だ。

 

 改めて自己紹介をしあって名前呼びをするようになって、一緒に授業に出たり勉強するようになった。

 

 その折、二人からハーマイオニー自身の反省点をやんわりと指摘された。

 

 確かに、聞かれもしないことを押し付けがましく説明してたことが多かった。家でも、まずは一呼吸おいて相手の反応を待ってから行動に移しなさいって言われたのに、とハーマイオニーは素直に反省した。

 

 そして、忠告通りに行動すれば、少しずつ話しかけられたり、一緒に過ごす友人が増えてきた。

 

 意気込み過ぎてたのだ。もう少し肩から力を抜いて周囲を見回せば、変わってくるものもあると、ハーマイオニーは気が付き始めた。

 

 

 

 

 

 「グレンジャー。今度の日曜、時間があるか?」

 

 ぶっきらぼうに尋ねてきたのはドラコだった。

 

 名前呼びしてもいいといったにもかかわらず、ドラコはかたくなに名字呼びをしてくる。ハリーJr.が言うには、貴族が懇意にしている女性でもないのに名前呼びするのはいかがなものか、という意識があるらしい。

 

 気にしなくていいのに、とハーマイオニーは思ったが、ドラコの中で一区切りつくまではそっとしておくことにしている。

 

 「あー・・・ドラコ、もしかして・・・」

 

 「察しがいいな」

 

 どこか困った顔をしたハリーJr.にうなずいて、非常に言いにくそうにしながらドラコは切り出した。

 

 「手を、貸してほしい」

 

 嫌味で高慢なところが多いように見えるドラコが、こんな反応をするなんて珍しいな、と思いつつもハーマイオニーは快く引き受けた。

 

 

 

 

 

 その週の日曜、つまり約束の日だが、ハーマイオニーは安請け合いをした自分を恨めしく思った。

 

 

 

 

 

 「信じられない・・・」

 

 「うん・・・気持ちはわかるよ・・・。

 あのさ、ゴイル。掛け算割り算なんて無茶は言わないから、とりあえず足し引き算くらいはできるようになろうよ。

 これ、プライマリーの低学年用テキストなんだよ?!なんでこんなに間違えるんだよ!」

 

 「おいクラッブ!ここは、先週やったところだろう!なんで同じ間違いをしてるんだ!ここだ!動詞の綴り間違いだ!先週も同じ間違いをしてただろう!

 科目によっては綴り間違いで減点、下手をすれば再提出にされるんだぞ!わかっているのか!」

 

 半ば呆然とつぶやくハーマイオニーに、答案用紙をもって嘆くハリーJr.と、同じくイライラと間違いを指摘するドラコを前に、図体を縮こまらせるスリザリン生が二人。

 

 ヴィンセント=クラッブと、グレゴリー=ゴイルである。

 

 ハーマイオニーが頼まれたのはほかでもない、クラッブ&ゴイルの勉強の手伝いだった。

 

 

 

 

 

 実は、ホグワーツ入学生の基礎学力は見事なまでにばらばらなのだ。

 

 魔法界にはマグル界におけるプライマリースクールに該当する教育機関が存在しない。

 

 このため、基礎学習のレベルは家庭によってバラバラなのだ。マルフォイ家のような純血貴族であれば家庭教師を雇って教えるのだが、そうでなければ両親・兄弟親戚筋から教わる、ということになる。

 

 当然、学力にも差が開き、レポートの書き方や四則算すらおぼつかない、下手をすれば読み書きも危ういという子供もいたりする。そして、そんな状態でホグワーツに入ってしまえば落ちこぼれになる。

 

 念のためフォローしておくと、その手の基礎学習がおぼつかないタイプは、そもそもレイブンクローには入らないし、ハッフルパフならば周囲が手取り足取り教え、スリザリンも身内に対しては以下同文状態なので、入学してしばらくすれば問題にならなくなる。

 

 ・・・問題になるのは、グリフィンドール生である。

 

 独立志向が高いといえば聞こえはいいが、あの寮は「自分たちも苦労したんだから、お前たちも苦労しような!」という感じで後輩を放置しがちなのだ。

 

 その姿勢が如実に表れているのが新入生の教室移動で、ハッフルパフ・スリザリンでは上級生の引率が必ず付くのに対し、個人主義のレイブンクローとグリフィンドールは放置気味なのだ。(ハーマイオニーはその話を聞いた時、うらやましい!と思わず言ってしまった)

 

 

 

 

 

 話を戻すが、とにかく、その基礎学習レベルの低い輩に、スリザリンのクラッブ&ゴイルが入ってしまっているのだ。

 

 ドラコと同じく純血貴族の一員なので、相応の教育を受けたはずなのだが、なぜか全く身に入っておらず、スリザリン1年における減点役を一手に担ってしまっている状態なのだ。

 

 どうにかしなければ!とドラコはあれこれと試し、挙句ハリーJr.にも助けを求めて、一緒に勉強を見ている。

 

 これはどうにもならないかも、と早くもさじを投げたハリーJr.に対し、ドラコはあんな奴らでも父上からの紹介だから、と根気強く勉強を見ている。

 

 ・・・なお、この二人はドラコと一緒にいるハリーJr.に対し、最初見下すような態度をとった挙句、姉のヘザーをスクイブ風情と馬鹿にしたため、もれなくハリーJr.の逆鱗に触れて、蹴飛ばされる羽目になった。

 

 それ以降、彼らはハリーJr.を馬鹿にすることは少なくとも正面切ってはなくなった。

 

 

 

 

 

 ハリーJr.が実家から取り寄せたプライマリーのテキストも使って、クラッブ&ゴイルには授業の合間に基礎学習の勉強をさせているのだが、どうにも身になっている感じがない。

 

 本日助っ人を頼まれたハーマイオニーに至っては、ハリーJr.の手前、クラッブ&ゴイルは口をつぐんでいるようだが、どうにも頭からバカにされて話を真面目に聞いてもらっている感じがしないのだ。

 

 これはだめかもしれない、というか、多分、本人たちが興味を持てないのだろう、とハーマイオニーは思う。

 

 興味を持てないなら、どうすればいいだろうか?

 

 ふと、ハーマイオニーはプライマリーの友人の一人を思い出した。

 

 歴史に妙に詳しいその友人は、テレビゲームで覚えたと笑って言ってて、当時のハーマイオニーは内心、そんなくだらないもので覚えたの?!と呆れたものだ。

 

 けれど、その友人としてはハーマイオニーが好む活字たっぷりの分厚い書籍の方がくだらないものだっただろうし、結果的に覚えられたらそれでいいのかもしれない、とのちにハーマイオニーは考え直したのだ。

 

 直接がダメなら、好きなものに絡めて覚えさせてみるというのは?

 

 確かこの二人は。

 

 「ちょっと煮詰まってるし、休憩しようか。お・・・スネイプ先生のところのメアリーさんが、試作品のお菓子をおすそ分けしてくれたんだ。

 お茶にしようよ」

 

 まったく進展のない勉強会にドラコがうんざりし始めたのを察したか、ハリーJr.が苦笑気味に提案してから、わきによけていた紙袋をテーブルの上に置いた。

 

 ちなみに、ここは大広間である。食事時でないときの大広間は広く開放されていて、自主勉強やちょっとした卓上遊戯などに使われているのだ。

 

 ・・・最初はスリザリン組も図書館で勉強していたのだが、クラッブ&ゴイルが、指導役の片割れが席を外すなり居眠りを始めたので、いびきのためにマダム・ピンスに追い出されたという経験があり、以降はこの大広間でやっているのだ。(誰のためにやってると思ってるんだ!とドラコが半ギレしていた。)

 

 それに、この休憩を兼ねたティータイムは二人のやる気の低下を防ぐ効果も持っているのだ。ハリーJr.とドラコたち指導側もいい気分転換になる。

 

 「それもそうだな。おい、いったん羊皮紙やテキストはどけろ。汚すなよ」

 

 肩をすくめたドラコに、うきうきいそいそとクラッブとゴイルが太い腕で勉強道具を動かす。

 

 さっきまで、よくわかりません、眠くなりそうですと顔面で訴えてた二人が、急に元気になったわね、とハーマイオニーはこっそり思う。

 

 「今日はマドレーヌを焼いたんだって。おいしそうだよね」

 

 ハリーJr.は、うきうきとテーブルの上に紙袋から取り出した菓子を、ドラコが杖でテーブルをたたくことで出現させた皿の上に出す。

 

 ドラコはスリザリンの先輩方から、大広間に出てくる料理のからくりを聞いており、必要ならば休日でも杖でテーブルをたたいて頼めば、皿やお茶くらいならば出してくれるというのも聞いていた。

 

 続いて出現させたティーカップとお替り用のティーポットが出たところで、早速銘々マドレーヌに手を付ける。

 

 「しっとりふわふわだ・・・いつも通り、最高においしい・・・!」

 

 貝を模した黄色の焼き菓子をかじってから、ハリーJr.が目を輝かせた。

 

 この焼き菓子は、ハリーJr.が子供のころから、たまにセブルスおじさんが手土産として家に持ってきてくれた。

 

 家の者が焼いたとぶっきらぼうに差し出してきたそれは、母の作る糖蜜パイの次にハリーJr.が大好きなものだ。

 

 「ふん。悪くない」

 

 「またそんなこと言って。素直においしいって言えばいいのに」

 

 紅茶を一口飲んで息をついてから、マドレーヌをかじるドラコに、ハリーJr.が苦笑する。

 

 「いつも通り?」

 

 「あ。ええっと、前もおすそ分けしてもらったことがあるから。その時もおいしかったんだ」

 

 首を傾げたハーマイオニーに、少し慌てた感じのハリーJr.が答える。

 

 ハリーJr.はセブルスと懇意にしていることを秘密にしている。ひいきに見られるかもしれない、とセブルスがあらかじめくぎを刺していたからだ。

 

 とはいえ、嘘が不得意なハリーJr.では言い訳も一苦労であった。

 

 そんなハリーJr.の反応を見て少々怪訝に思いつつ、ハーマイオニーはマドレーヌをかじった。

 

 「おいし・・・」

 

 「でしょ?」

 

 思わず目を見張るハーマイオニーに、ハリーJr.がうれしそうに笑った。

 

 なお、先ほどから一言もしゃべらないクラッブ&ゴイルは太い指でマドレーヌをつかんで、次々口にほおばっている。

 

 それを見てドラコがあからさまに眉をひそめた。

 

 一応、彼らも純血貴族の跡取りとして、相応に礼儀作法などは学んだはずなのに。魔法使いたちの見本となるべき純血貴族の跡取りが、完全に菓子をむさぼる豚のようなありさまである。

 

 あまりひどいなら、いくら父からの紹介であっても付き合いは考えないといけないな、と彼は思った。

 

 そんなドラコをよそに、ハーマイオニーは先ほどの思い付きも、これならうまくいくかもしれない、と思いきって口を開いた。

 

 「ねえ、クラッブ、ゴイル。

 箱が3つあって、中にマドレーヌが2つずつ入ってたとするわ。マドレーヌは合計いくつあると思う?正解したら、私のマドレーヌを一つあげるわ」

 

 ハーマイオニーの言葉に、二人は目を輝かせる。

 

 対して、ハリーJr.とドラコはあきれ顔になった。

 

 まだ足し引き算も満足にできない二人に、いきなり掛け算は難易度が高すぎるだろう、と言わんばかりだ。

 

 だが、そんな二人の予想は、次の瞬間回答を唱和させたクラッブとゴイルの声に裏切られた。

 

 「「6つだ!」」

 

 「あれだけ苦労して教えた僕らに対して、菓子に絡めただけで即答する奴があるか!僕らの苦労と時間を返せ!」

 

 「ま、まあまあ!気持ちはわかるけど、答えられたんだからよしとしようよ!ドラコ!だから杖を下ろして落ち着いて!」

 

 杖を振り上げるドラコを必死に抑えるハリーJr.をよそに、ハーマイオニーはやっぱり、とため息を吐いた。

 

 この二人、好きなものが絡まないと、やる気を出せないタイプだ。

 

 

 

 

 

 その後、ハーマイオニーがやったように菓子や食べ物に絡めた教え方をすることで、クラッブ&ゴイルも最低限のことは学習できたらしい。

 

 ただし、食べ物が絡まないと興味が持てないので、結局低空飛行成績のままであったというのは、余談である。

 

 

 

 

 

 ・・・なお、この出来事がきっかけになってか、クラッブ&ゴイルは製菓の道に興味を持ってしまい、純血貴族当主を務める両親と大喧嘩までする事態に至るのだが、それは遠い将来の話である。

 

 

 

 

 

 「おい、グレンジャー。礼は言わないからな。

 ・・・借りも作っておくのは癪だからな。これは父上からお借りした書籍だ。後でちゃんと返せよ!」

 

 「え?あ、ありがとう?(いきなり本を押し付けられて困惑している)」

 

 「ほんっと、ドラコは素直じゃないよね。でも気が付いた?」

 

 「え?」

 

 「ちょっと赤くなってた。後、あいつの本音を探るときは目を見た方がいいよ。

 目は口程に物を言うって感じだからね。

 ボクの方も、今日は付き合ってくれてありがとう。これであの二人も少しマシになったらいいんだけど」

 

 「・・・そうね。こっちこそお菓子、ごちそうさま。また何か困ったら相談して」

 

 「うん!じゃあ、また授業で!」

 

 

 

 

 

 続く




 たまにはほのぼのさせたいな、と思ったところで、そういやクラッブ&ゴイルが今まで一行も出番がないんだが?と気が付きました。

 ドラコ君、ハリーJr.としか行動してないように見える・・・。いやいや、そんなことないはず!

 あとは、ハーマイオニーも混ぜてみて・・・よっしゃ、できたで!とざざっと書き上げました。

 ドラコはハリーJr.はじめ、メイソン一家との交流でかなり穏健にはなっているけど、クラッブ&ゴイルはそんなことないから、相変わらず差別思考を持ってたりします。

 没案として、ハーマイオニーから教わることに反発するクラッブ&ゴイルに、ドラコが「四の五の言うな!どうしても引っかかるなら、グリフィンドールを利用しているぐらいに思っておけ!」っていうのもありました。

 でもこれ、ハーマイオニーと仲悪くなるよな、ドラコも思ってても言いそうにないし、ハリーJr.もフォローのしようのない発言だな、と没になりました。

 マドレーヌの下りは書いてて楽しかったです。あんな感じで勉強の合間にお茶会やってそうです、彼ら。

 ちょっと短めですが、このくらいで。





 次回の投稿は、来週!内容は本編に戻って、職員室にて。ネズミの正体と、ペティグリュー氏の言い訳。ホグワーツ教授陣+αを添えて。
 クソネズミにも言い分はあるみたいですよ?まあ、彼をあそこまで追いつめる方も問題ですがね。お楽しみに!

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