作:ミカンさん

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ついに顔を合わせる灰と神。騒ぎとは?


入団?と騒ぎ

灰とベルは走り続ける。様々な建物の間を走り、時々ぶつかってしまいながらも走り続ける。そしてとある建物の前に立ち、灰に声をかける。

 

「つきました。ここが僕の所属しているファミリア、ロキ・ファミリアです!」

 

 

どこまで行くのだろう、私を受け入れる神などいるのだろうかと思考を巡らせていた灰はベルの一声でハッとする。辺りを見回すと全く知らない場所にいる。そして前にあるのはベルの所属しているであろうファミリアの建物とベル、そして門番である。

 

「さあ、早速神様に話に行きましょう!」

 

「待て貴公。さすがに急に行くと向こうも困るだろう…。それに、私も困る」

 

「分かりました!じゃあ話をしてきます!」

 

そういってベルは走っていく。わかってないだろう。そう思いながら灰は門番の方を見る。すると門番は頑張れよという言葉だけ残して交代のために去っていった。

 

しばらく待っているとベルが建物から出てきた。その隣には見知らぬ女性がついている。恐らくベルが連れてきた男はどのような男だ。と確認をしに来たのだろう。そう思った灰は開幕から悪印象を与えないように姿勢を正す。

 

「話をしてきました。神様は試験を受けてからだって言ってました!」

 

分かった。そう短く言うと今度は女性の方へと向き直る。

 

「これはまた戦いなれていそうな男が来たものだ。ああ、すまん。自己紹介がまだだったな。私はリヴェリアだ。貴公の試験の一部を担当する。普通ならばここまではせんのだがな。ベルが連れてきたということで少し厳しめに行くぞ。異論は受け付けん」

 

なぜ、と発言しようとした灰は最後の言葉で口を閉じる。相手がその気ならばこちらも応じるまでだ。と思ったが一度考える。 

 

そもそもこの時代で私の強さはどれくらいだ。あれだけ頑張ってきて少年より弱ければ泣くぞと。さらに装備のことも重要だ。今灰は街で動きやすくするために鎧と武具はソウルに収納している。さすがに今の時代ではないだろうからどうしたものかと考えていると

 

「どうした。試験に行くぞ。装備はないようだから貸し出してやる」

 

…救済の一言が来た。

 

灰はベルに向き直りでは行ってくる。と一言いうとリヴェリアに続いて試験場所へと向かう。せっかく少年が勧誘してくれたのだ。期待にこたえなくては。と灰は結審するのであった。

 

 

少し歩いた後、灰は少し広い居場所にいた。どうやらついたようだ。

 

「ついたぞ。ここが会場だ」

 

「最初の試験は?」

 

「まずは近接戦からだ。まあ貴公ならば問題ないだろう。貴公にはベート、レベル6の団員と模擬戦をしてもらう。言っておくがこれはレベルが格上の敵にも臆せず立ち向かえるか確かめるために行う。最後まであがくんだぞ」

 

「分かった」

 

リヴェリアはまだ知らない。この男が化け物だということに。そして誰かの親指が大変なことになっていることも…

 

試験がもうすぐ開始される。模擬戦用の刃をつぶした剣と盾、そして申し訳程度の防具を借りた灰はベートがくるのを待つ。その間にいつものように辺りを見回した灰は集団がいることに気づく。気にせず待っているとついにやってきた。

 

「今回ぶちのめされに来たのはどこのどいつだ?」

 

ベートである。最初こそめんどくさがったものの恩恵を受けていない者の試験だと知った結果ノリノリになった、ベートである。

 

「貴公、私だ。今回の試験貴公はつまらんだろうがよろしく頼む」

 

言葉の後に丁寧な一礼をする。これにはベートも驚きを隠せないようであった。

 

「テメェあのうさぎが連れてきた礼儀も知らねぇ一般人かと思ったが違うじゃあねえか。よし、こい」

 

「では、行くぞ」

 

その瞬間に突風が巻き起こる。自然にできたものではない。あまりにも速い動きで灰が風を切ったのだ。突風は集団、そしてベートにとって予想外だったようだ。風がやんだ後改めて戦いを見る。しかし、気づいた時にはベートは地に伏せ男に剣を向けられていたのだ。

 

「…え?」

 

これには男を除く全員が驚きを隠せなかった。あまりにも異常な光景を見てキャパを超え、その場に倒れる者、頭がおかしくなったと錯覚して館に戻っていく者、周りと話す者、様々である。しかし一番驚いていたのはベートであろう。恩恵をもっていない筈の男に速さで負け、攻撃することもできず地に伏せていたのだから。

 

「え、えと?試験官の敗北によりそちらの男性の勝ち?」

 

リヴェリアが驚きのあまり何時もの口調は何処へ行ったのかと思う喋り方で宣言する。その瞬間ロキ・ファミリアの団員たちは一斉に声を上げる。その後灰がこんなものか。等というから尚更だ。

 

少し経った後いつものに戻ったリヴェリアは改めてその状況を再認識し灰に近寄る。

 

「貴公、少し来てもらおうか」

 

「…ああ」

 

その時のリヴェリアは灰が少し怖気づくほどヤバイオーラを纏っていたという。

 

 

建物…黄昏の館と紹介された建物に入った二人は主要メンバーがそろう部屋へと向かった。

 

「聞きたいことは山ほどあるが…まずは部屋に行ってからだ。皆に聞かれるだろうから覚悟しておけよ?」

 

「ああ。だが、なぜ皆に聞かれるのだ?」

 

「全員あの場にいたからな」

 

「まじか」

 

「まじだ」

 

そんなことを話しながら歩いているとついに部屋につく。リヴェリアがノックし中からどうぞ。という声が聞こえ灰は緊張感を高める。

 

「開けるぞ」

 

「ああ」

 

入った先にいたのは様々な種類の人間だった。ちっちゃいのから大きいのまで灰は部屋を見渡すときに見た。先ほど戦ったベートもいる。

 

「よく来てくれたなぁ。うちはロキ・ファミリアの神、ロキや」

 

「同じくロキ・ファミリア団長のフィン・ディムナだ」

 

「同じくガレス・ランドロックだ」

 

「ティオネ・ヒリュテです」

 

「ティオナ・ヒリュテです」

 

「ベート・ローガ」

 

「レフィーヤ・ウィリディスです」

 

「そして私が副団長のリヴェリア・リヨス・アールヴだ。本当は後一人いるのだがどこへいったのやら。まあいい、早速だが単刀直入に聞こう。お前は何だ?恩恵なしでレベル6に勝つなどありえん」

 

何だという扱いにすこしショックを覚えた灰だがそれは置いておき考える。正直に言うべきか。だが信じられることはないだろう。それどころか怪しいやつとして捕まる可能性もある。最低ここを吹き飛ばして逃げればよいのだがこれは本当の最後の手段だ。そして何も答えない灰にロキが話しかける。

 

「お前さん、なんか聞かれたらまずいことあるんか?嘘言っても無駄やで。神は人の嘘を見抜けるんや」

 

「聞かれたらまずいということではないが…到底信じられることではないだろう」

 

その言葉に神ロキは少し前にあったこととこの男が関わっているという仮説を立ていやーな顔をして灰に話しかける。

 

「そうかそうか。そういえば少し前オラリオの外で隕石みたいなんが落ちてたなぁしかもそのあと現場じゃ人がいたような痕跡があるって聞いたなぁ」

 

灰の方が少し震える。その微かな動きを逃さなかったロキは追撃をかける。

 

「よし。じゃあ質問に答ええ。あれやったのアンタか?」

 

「知らん」

 

「はいアウトー。神に嘘は通じんって言わんかったか?」

 

「勘弁してくれ。誰にだって秘密の1つや2つあるだろう。貴公も酒を誰もいないところでバカ飲みしているのを知られたくないであろう」

 

「え。なんで知ってんの」

 

「秘密だ」

 

「ロキ?」

 

リヴェリアがロキを見る。他の人たちもロキを見る。

 

「この話はまた今度!解散!」

 

焦ったロキは解散宣言をし、皆が唖然とする中部屋から飛び出ていく。

これを好機と見た灰はこっそり抜けだそうと…肩に手を置かれる。

 

「どこに行こうというんだ?」

 

リヴェリアであった。

 

観念した灰は自分が過去から来たということを伏せ、隕石は自分がやったと話した。そして嘘に嘘を重ねた。

 

「というわけであれは私がやってそのままだったということだ。そしてわが一族以外は使えん」

 

「ハァ…もういい。試験は中止。貴公の合否は近いうちに伝える。宿は何処だ」

 

「ない。というかオラリオに来てベル君に拾われるまで一瞬だったからな。無一文だ」

 

灰の言葉にリヴェリアだけでなくほかの者もため息をつく。一体こいつは何がしたいんだ。と思いながらもなんやかんやで優しいリヴェリア。少し待っていろと言われ灰はその指示に従った。

 

「ほら、これだけあれば一週間は大丈夫だろう。宿はその袋の中に入っている紙のところに行け」

 

「感謝する」

 

渡されたのは一週間分のお金、正直この時代のお金がないだけで昔のを換金すればよいのだがそれは言わなかった。好意に甘えたのだ。

 

「合否を持って行ったときにもう一度ここにきて話をする。わかったな。じゃあ行ってこい」

 

「分かった。感謝する」

 

そうして灰は宿へと向かう。そして言われた通り宿で紙を見せると少し驚かれたが無事にとることができ荷物をすべて下ろす。そして次の尋問で何を言おうか…と考えながら時間が過ぎるのを待っていた。

 

 

場所は変わりロキ・ファミリア。そこではリヴェリアとフィンが話し合っていた。

 

「リヴェリア、僕はいいんだけど本当にいいのかい?彼を信用しきれてない団員もいたよ?」

 

「問題ない。そこはどうにかする。彼は魔法に関して多くのことを知っていそうだと思ってな。しかも近接戦もできると来た。入れない理由があるまい?そして、彼からは少し、少しだが懐かしい感じがしたんだ。私自身ではないだろうが私の先祖もしかしたら大昔かもしれん」

 

「ハハハ、リヴェリアも冗談がうまくなったね。よし、僕はこれから彼の入団準備を始めておくよ。じゃあねリヴェリア」

 

「ああ。頼んだ」

 

少し真実に近づいているリヴェリアだがありないか。と、考えを放棄し就寝の準備をする。合っているよ。という者は誰もいない…

 

 

 

 

 

 

 

 




暇だったんで大急ぎで書いてみた。文がめちゃくちゃかもだけど許して下さい何でもしますから!
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