中間管理職のオッサンが褐色美女な悪魔に憑依転生してしまった話 作:とんこつラーメン
さぁ……大人の階段を昇ろう。
「「「…………」」」
そわそわした様子で私達の目の前で正座をしているイッセー君達三人。
ブッキーがソーナちゃんに話したことを実行する為に、携帯で彼らを私の部屋へと呼び出したのだ。
「なんで呼ばれたのか分らないって顔をしてるわね?」
「まぁ…その…はい」
「あ…その前に一つだけ確認いいですか?」
「なぁに?」
徐に松田君が挙手をして質問をしてきた。
なんだか先生にでもなった気分ね。
「…一誠の奴はカテレアさんと番号交換してるんですか?」
「してるけど? それがどうかしたの?」
「いえ…ちょっと気になったんで」
なんか松田君と元浜君…怒ってない? なんで?
「一誠…どうして俺達にカテレアさんの番号を知っている事を言わなかった…!」
「こんな美人なお姉さんと番号交換とか……このリア充め…!」
「いやいやいや! 別に番号交換に深い意味とかねぇから! 単純にお互いに知ってた方が何かと便利だからって理由で交換しただけだから!」
「なら、俺達も知ってても問題無いよなっ!?」
「そ…そうなんじゃねぇの?」
「よし決まり! カテレアさん! 伊吹さん!」
「俺達と番号交換してください!!」
「あっ!? 伊吹さんとはまだ交換してないッつーの! 俺もお願いします!」
「「はいはい」」
そんな事で怒ってたのね……。
別に、携帯の番号ぐらい、言ってくれれば幾らでも教えてあげるのに。
「はい終わり」
「「「よっしゃぁっ!」」」
三人してガッツポーズで大喜び…そこまでか。
これが若さか……。
「本題に入ってもいい?」
「「「あ…はい」」」
はしゃいでいた彼らはまた、背筋を伸ばして正座をした。
「そういや…女の人の部屋に入ったのってこれが初めてかも……」
「同じく。しかも、魅惑の大人の女性……」
緊張しているのか、してないのか。
やっぱ、男子高校生特有のエロに対する強い興味があるみたいね。
「君達三人、学校でよく女の子の着替えを覗いてるんですってね?」
「ギクッ!?」
「な…なんでそれをっ!?」
いや…隠そうとはしないのかよ。
根っこは素直でいい子達なんだろうけど、かなりエロが先行し過ぎてるみたいね。
「ついさっきまで、君達の学校の生徒会長ちゃんがカテレアちゃんに相談をしにココに来てたのよ」
「せ…生徒会長がッ!? なんでっ!?」
「詳しく話すと長いんだけどー…」
流石にそのまま説明する訳にはいかないしな~。
「会長ちゃん…蒼那ちゃんにはお姉さんがいるんだけど、そのお姉さんと私が従姉妹同士なのよね」
「「「マジでッ!?」」」
「マジ。で、そのお姉さんが『何か困ったことがあれば、私に相談すればいい』って彼女に言ってたみたいでね。それでここまで来てたって訳」
「世間って俺達が思っている以上に……」
「狭いんだな……」
そうね。それだけは凄く同調するわ。
「あ…別に私達は君達に対して説教をしようとか思ってる訳じゃないからね?」
「そうそう。今回、君達を此処に呼び出した理由…それは……」
「「「それは…? ゴクリ……」」」
「「お姉さん達が、君達の欲求不満を解消してあげようと思って♡」」
「よ…欲求不満ッ!?」
「その通り。君達が覗きなんてするのは、人並み以上に性欲が溜まっているから。私達はそう判断しました」
「だから、今までに溜りに溜まった性欲を一気に解消させて、賢者モードで真っ白になるまで気持ちいい思いをさせてあげようと」
なんて言ってるけど、本当は自分達も楽しみたいからなのよね。
想像しただけで濡れちゃう…♡
「き…気持ちいい思いって……?」
「「そんなの、筆下しに決まってるじゃない」」
「「「ふ…筆下しっ!?」」」
なんて初々しい反応。増々、気にいっちゃうじゃない♡
「そ。覗きなんてやってるんだから、どうせ三人ともまだ童貞なんでしょ?」
「だから普段から悶々として着替えなんて覗いちゃうのよ」
「今までしてきたことが小さく、馬鹿らしく思えるような体験をすれば……」
「覗きなんて二度としようとは思わないでしょ?」
「「「…………」」」
余りの衝撃で完全に固まっちゃったみたい。
でも、下半身は素直みたいね~。
「ほーら。そうと決まれば……」
「制服を脱ぎ脱ぎしまちょうね~?」
「「「お…おわぁっ!?」」」
私はイッセー君に抱き着いて、ブッキーは元浜君と松田君に抱き着いて、上の服を脱がせにかかる。
物凄く狼狽えているけど全く抵抗する素振りが無い。
私達が女だから何もしないのか、それとも大人の女性に抱き着かれてガチガチになっているのか。
彼らの事だから両方だろう。実際、下半身はもう固くなってるし。
「へぇ~…思ったよりも鍛えてるんだぁ~……」
「カ…カテレアさん……俺…俺……」
あぁ~もう! 本当に可愛い~♡
ヤバ…こっちも我慢出来なくなってきたかも……。
「イッセーくん……こっちを見て」
「え……? んぐっ!?」
隙だらけだったので、大きく口を開いてイッセー君にキスをした。
勿論、最初から舌を入れて彼の口の中を掻き回している。
「ファーストキスのお味はどう?」
「しゃ…しゃいこうれしゅ……」
「そう、よかった♡ んんっ♡」
間髪入れずに二回目のキス。
今度は彼の膨らんだ部分を優しく撫で回しながら二人の舌を絡ませ合う。
(向こうはどうなってるかな~?)
横目で様子を見てみると、ブッキーも松田君と元浜君の唇を交互に貪っている。
器用に足で股間を愛撫しながら。
あの感じ…絶対に慣れてますな。予想以上に経験が多いと見た。
「そういえばイッセー君は、おっぱいが大好きだったわね~…えいっ♡」
ぷにょん♡
「おぉぉぉぉっ!?」
「どう? 気持ちいい?」
彼の手を掴んでから、服越しに私の胸を鷲掴みさせる。
なんだか手付きがエロい…絶対に私の事もオナペットにしてたわね?
「イッセーくんってハーレム願望があったわよね?」
「ひゃ…ひゃい……」
「それなら、こんな事で緊張なんてしてちゃダメよ? いい? ハーレムを手に入れたいなら、全ての女の子を満足させるぐらいの事は軽く出来るようにならないと」
「し…幸せにする…じゃ…ないんですか…?」
「この場合、『幸せにする』と『満足させる』はイコールよ」
「イ…イコール…」
「いい? 『幸せ』だから『満足』できる。『満足』したから『幸せ』になる。ほらね、一緒でしょ?」
「おおおぉぉぉぉぉ……!」
もうまともに頭も働かなくなってきてる?
そろそろいいかしらね……こっちも出来上がってきたし…。
「はぁ…はぁ…はぁ…♡ お姉さん達も、もう我慢の限界かも……」
「それじゃあ、本番行きましょうか?」
「「「本番…!」」」
「君達、さっき電話した時に私が言ったように、親御さんに連絡はしてるわよね?」
「は…はい。今日は友達の家に泊まってAV鑑賞会をするって……」
「…そこはせめて『勉強会』にしましょうよ…仮にも学生なんだから……」
割と今、普通にこの子達の学力が心配になったわ……。
けど、それはそれ。これはこれ。
「それは横に置いといて。今のが意味することは…分かるわよね?」
「今日は絶対に帰さないから…ね♡」
そんなわけで、イッセー君達のズボンもスポポポーン!
あっという間にトランクス姿の男の子たちの一丁あがり~!
「大丈夫。痛くしないから♡」
「一生忘れられない、最高の一日にしてあげるわ♡」
「最高の童貞卒業式にしましょうね♡」
「天国にも昇る気分ってのを体験させて…あ・げ・る♡」
「「「お…お手柔らかにお願いします…」」」
「「は~い♡ うふふ……それじゃあ……」」
「「いっただきま~す♡」」
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
次の日の朝
いつも通りに通学路を歩く一誠達三人の姿があった。
別にそれ自体はどうでもいいのだが、問題は彼らの表情にあった。
「はぁ……どうして、空はあんなにも青くて澄み切っているのだろう……」
「きっとそれは…世界中の人々の心が空のように綺麗だからさ……」
「なんて素晴らしい朝なんだ……今日も一日頑張ろう!」
まるで別人のように爽やかな顔になって語り合っていたから。
何かに例えるならば、悟りを開いた聖人のような、そんな顔。
さっきからずっと微笑みばかりを浮かべ、心なしか彼らの周りにはキラキラと輝くエフェクトまで見える。
「ちょ…どうしちゃったの? あの三人組……」
「いつもなら、朝っぱらから人の目も気にせずに変態話ばかりしてるのに……」
普段から彼らの被害に遭っている女子達も驚きを隠せない。
顔だけそっくりの別人を言われた方が、まだ幾分か納得出来る。
「おはよう! 今日もいい朝だな!」
「「お…おはよう…」」
「おいおい! 元気が無いぞ! 今日という朝は今日しか過ごせないんだぜっ!」
「ず…随分と朝から元気ね……」
「朝から元気なのは当たり前だろ?」
「俺なんて、思わず朝から家の大掃除をしちまったよ!」
「こっちは久し振りに母さんを手伝って一緒に朝ご飯を作ったり、洗濯をしたぜ!」
「「「はっはっはっ!」」」
因みに、あれから三人は朝早くに家に帰って風呂に入ったり登校の準備をしているので、別に話に矛盾は無い。
その代償として睡眠時間はかなり削っているだろうが。
彼らのテンションは全く変わらず、それは学校にいる時も同じだった。
余りの変貌ぶりに担任が本気で心配になって彼らに話を聞いたが……。
「ひょ…兵藤…松田…元浜…お前達、本当に大丈夫か?」
「当たり前だろ先生!」
「もうマジで、今まで何をやってたんだって感じだぜ!」
「これからは、勉強に部活と頑張るって三人で決めたからな!」
「な…なんだとッ!?」
未だ嘗て見たことが無い程の爽やかな笑顔に、宝石のように光り輝き決意に満ちた瞳。
まさか、教師をしている間に彼らのこんな姿を見られる日が来るとは夢にも思わなかった。
「せ…先生は…先生は…猛烈に感動している~!!」
「「「先生~!!」」」
「よく…よく改心したな…兵藤…松田…元浜……お前達ならきっとやれると信じていた! 先生は全力でお前達の事を応援するぞ!!」
「今まで本当にすみませんでした!」
「これからは今までの分を取り戻す為に頑張ります!」
「おぉぉぉぉぉぉぉぉ~!!(泣)」
担任を嬉し泣きさせるというウルトラCをぶちかました三人。
そんな彼らに驚かされたのは同性の同級生たちも同様だった。
教室で三人が楽しくお喋り(話の内容は最近の政治経済について)をしていると、ふとクラスメイトの男子が三人に話しかけてきた。
「お前ら、今日は覗きにはいかないのか? 次は4組が体育の授業だぞ?」
「覗き? 何言ってんだ?」
「俺達はもう高校二年生なんだぞ? そんな幼稚な事をしている暇があれば、一つでも多くの英単語を覚えていた方がずっと有意義だろ」
「全くだ。お前達も、そろそろ大人になった方がいいぞ?」
「なっ……!?」
天地がひっくり返っても有り得ないと思っていた現象が目の前で発生した。
覗きの常習犯にしてエロい話しかしたことのない三人から、絶対に有り得ない言葉が次々と飛び出してきた。
急にざわめき始める中、一人の女子生徒が三人に近づいて行った。
彼女の名は『桐生藍華』。
三人にとって数少ない異性の知り合いで悪友とも言うべき存在だ。
「ねぇ…あんたら。少し聞いてもいい?」
「なんだ?」
「もしかして……童貞を卒業した?」
ガタタッ!!
藍華の一言に教室中が騒然となった。
まさか…そんな馬鹿な事が。
よりにもよって、自分達よりもあいつ等が先に大人になったなんて信じられない。
否、信じたくない。
だが、現実は非情だった。
「ふっ……よく分かったな」
「その通り。俺達は三人揃って大人の階段を上り、最高の『卒業式』を迎えられた」
「故に、もう昔みたいなガキっぽい事はしないんだよ。俺達はお前達とは別の次元に立っているんだからな」
女子達は顔を真っ赤にし、男子達は涙を流しながら膝をついた。
今までずっとバカにしていた連中が、自分達の先を行ってしまったのだから。
「因みに、相手は誰?」
「「「「「それ聞いちゃうのッ!?」」」」」
「うちの近所に住んでいる美人で年上のお姉さんだ!」
「しかも、アメリカ人!!」
「ついでに言うと、その人の親友の京美人なお姉さんも一緒だった!」
「「「「「チクショ――――――――――――――ッ!!!!!」」」」」
全ての男子が憧れるシチュエーション。
年上のお姉さんに筆下しをして貰う。
それを、この三人は経験したのだ。
この時、全ての男子は理解した。
彼らはもう遠い世界の人間になってしまったのだと。
「さぁ、次の授業の予習でもしようぜ!」
「「おう!」」
三人は鞄から教科書とノートを出して勉強を始める。
これが経験者の余裕なのか。
大人の階段を昇るとはこういうことなのか。
ここまで人を変えてしまうものなのか。
だが、彼らは知らない。
一誠たちが経験したのは普通の初体験ではない。
人間相手では絶対に経験出来ない極上の初体験だった事を。
ソープ? 風俗? AV?
そんな段階なんて一足飛びした彼らにもう怖いものなんてない。
世界の全てが輝いて見える。
自分の中にある性的欲求を根こそぎ吐き出す事が、こんなにも気持ち良くて素晴らしい事だったなんて。
この日以降、一誠達三人は二度と覗き行為はしなくなり、女子達は安心して着替えが出来るようになったという。
それどころか、一誠達が他に覗こうとしている連中を捕まえる大快挙をする始末。
こうして、大悪魔な美女と鬼で神な美女の働きにより、駒王学園に平和が戻った。
余談だが、それから松田は写真部を辞めてから野球部に入り直してメキメキと才能を発揮、この年に駒王学園野球部を甲子園まで連れて行った。
元浜は、今まで以上に勉学に励み、テストでは学年一位になり、その後の学内での態度や貢献度によって二年の時点でとある有名大学の推薦を勝ち取り、両親を喜ばせた。
一誠もまた彼らと同様にこれまでの評判を完璧に覆し、徐々にではあるが人気も出始める。
だが、本当の意味で彼の物語が始まるのはこれからだった。
更に余談だが、この出来事により一誠達の好きなタイプが完全に『年上の女性』に上書きされたのは言うまでもない。
出すもの全部出して、彼らは生まれ変わりました。
そして、ここから原作に繋がっていく…?
カテレアとブッキーの筆下し…見たい?
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見たい!!!
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別に?
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ブッキー! 俺だ! 結婚してくれ~!
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カテレアお姉さまは俺の嫁!!
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一夫多妻で二人とも俺の嫁ですけど何か?