平成魔王の理想郷? 作:思ったものを書けない愚者
…?ここは…何処だ?
まずは…状況を確認しよう。まず私の格好は…スーツか。スーツだな。何処にでもあるようなスーツだ。そしてここは…オフィスか?大量のパソコン、カタカタという音が大量に聞こえて来て、私と同じようにスーツを着て仕事をしている人達。何の変哲も無いと言えばそうだが…
…さて、そろそろ終わりか。
…さっきから思っていたのだが…考えねばならないだろうなぁ、この違和感について
先ず真っ先に目が向くのは、あの金色がかった赤髪のあの人。どう見ても最近工業収入が300億に到達したあの映画の剣士じゃないか?
次にあの女性。よく知らないが、初見の衝撃が大き過ぎてよく覚えている…クマの着ぐるみをしたあの少女だろう?あのとき見た姿より成長?しているように見えるが…
そしてあそこの二人の女性。大きな盾を持った少女が主人公の作品に出てきた双子姉妹にしか見えない。普通の大人にしか見えないが、あの髪色は間違いなくそうだろう
…私は今、何処にいるんだ???
そうしていると、定時を迎えた
「お疲れ様でしたー」
「お疲れ様ー」
そうして次々と帰って行く社員達、私もなんやかんやあっても仕事自体は終わったしな、帰るべきなのだが…如何せん自宅がどこで私が何者か解らない。どうするべきか…
…なんだ…急に…意識が…
「帰ったか?」
「ええ、万が一を考え、本人と周りの記憶は消しておき、彼のやった仕事も彼の癖等がわからなくなるように改竄しておきました。世界の運命や因果が狂う事は無いかと」
「…そうか」
とある建物にて、二人の男が話していた。
広く高い室内に、大量の石柱、更に赤く長いカーペットが敷かれてあり、まさに王の間と呼ぶに相応しい場所である。
一人は黒いマフラーと黒か緑の服を纏い、これまた黒いブーツを履いた何処か怪しい雰囲気の漂う男
もう一人は、階段越しに椅子に腰掛け、黒い男を見下ろす『王』だ。黒と金を基調とし、肩には黒い翼の様な、肘や膝には金色の時計の様な丸い装飾がつけられ、
彼はオーマジオウ。孤独に2068年に君臨し続ける
「しかし、神達も良く飽きぬものだ。私の民と世界への嫌がらせ等、なんの意味も持たぬと言うのに」
オーマジオウは呆れ果てた声でそう呟いた
そう、彼の、この世界に他の人間が来る事はこれが初めてでは無い。
彼がこの世界を創ったのは半世紀以上も前の事だ。平成と言う時代を駆け抜けた全てのライダーの力を継承し、彼は魔王となった。しかし、平成を駆け抜けて来たのは、何も仮面ライダーだけでは無い。小説、マンガ、アニメ、実写、そして現実。この世界のあらゆる者達が、平成と言う時代を駆け抜けて来たのだ。そして、それを真似た贋作や模造品が大量に平成の世に出回った。それを知った彼は、ある行動に出た。それこそが、この世界の創造だ。勿論、簡単であった筈は無い。この世界を実現させるまで、多くの困難があった。多くの残酷な現実、真実があった。多くの真理があった。そしてその末に、この世界という、明確な平和が訪れた。しかし、この世界の創造を達成しても、多くの苦難がある。
「それはある程度仕方が無いでしょう。貴方はこの世界を作るために、多くの世界を渡り、破壊して来た。それが結果として何よりの平和となったとしても、世界を作って来た
そう、冒頭のあの男も、
よく転生というものがあるが、アレは他の世界の存在が干渉している事や、神格存在が介入している事で、大きくその世界の運命が歪むのだ。だからアレはそんなぽんぽん行われて良いものでは無いのだが…
「だから彼らには再三この世界への移住を提言してきたと言うのに未だ数柱しか同意していないのはどういう事なのだろうか…第一、私は彼らが身勝手にしか思えんのだがな」
「…身勝手、とは?」
黒の男、ウォズは、自身の王が静かに不機嫌である事を察して、慎重に言葉を紡いだ
「あやつらはその
そうして、王は項垂れた。未だ未熟で、微力な自分に失望しながら…
彼は、最低最悪?最高最善?
皆様の考えや意見をお聞かせ願えたらと思います
1月4日、14時39分、大きく編集しました。