平成魔王の理想郷? 作:思ったものを書けない愚者
「我が魔王…お体に障ります、そろそろお休みになられた方がよろしいかと」
「…放って置いてくれないか、ウォズ」
「しかし「捨ておけ」…はい」
黒づくめの男『ウォズ』が魔王に話しかけるが、魔王はそれを一蹴し、正座を続けている
彼は、オーマジオウは、最悪の罪人となってしまった
時代を駆け抜けて来たあらゆる人々や作者作品キャラクター
しかしそれを悪用するような輩もまた、現れる。世界や聖地を土足で踏み荒らし、ぐちゃぐちゃにしてしまう輩も。
だから魔王はそれらの世界が他の神々に荒らされない様、
しかしその手段…いや、過程が良くなかった。彼はあろうことかそれぞれの
それはつまり、
(ほぼ全ての者達のアイデンティティ崩壊…そんな事、誰も予想も想像も出来る訳が無いだろう…!)
そう、記憶や世界の全てが崩れ去ってしまった彼ら彼女らは、文字通りの人形と化してしまったのだ。ただ与えられた仕事をして、給料を得て、食事をして、寝て、また働く。そんな無個性の生きるだけの人形に。これではこの世界も、ただの劇場、全ての者は、ただの人形。全ての営みは、ただの人形劇だ。
「………」
魔王はただ悔やみ、懺悔するだけ。そこへ一人の者が来た
「おやぁ?魔王、またそんなところで懺悔ですか?」
「…ターニャ」
数少ない意思が壊れなかった者達の一人、ターニャ・デグレチャフだ。
「…そういえばまだ聞いていなかったな、何故、お前の意思は未だに死んでいない」
「おや、魔王ともあろうお方が私如きの事を気にするので?…まぁいいでしょう。私は元からあまり人並みの感性を持っていなくてですね。あの、あいつ…あぁ、アインズ。あいつは人じゃ無くなってから感性を捨てたので、人にもどってから感性が常人に戻ってしまったんですよ。だから意識が死んだ。その点私は自分で言うのもなんですが私はかなりドライでして。安定した人生を送れれば良かったんですよ。貴方には存在Xと言う忌まわしい存在を消し去って頂いた恩義がありますので。私は貴方の元で生きさせていただきますよこれからも」
「…そうか」
人と感性が違うから意識が死ななかった、そう話したターニャ。善人であればあるほど、常識人であればあるほど意思が壊れる可能性が高まるのは、なんの皮肉だろうか。
「…なんの様だ」
「ただの寄り道ですよ。こんな下らない事に付き合ってくれる者もあまり居ないので一人ですが」
「ならば帰れ」
「それはできません。私という一部の救われた人物を見せないと、貴方今にも首をねじ切りそうですから」
「…勝手にしろ」
彼ら彼女らを、
それも相まって、魔王は殆どの者たちから最低最悪の魔王と思われている。しかし、彼の動機は紛れもなく善意だった。それを一部の者にしか理解されないのは、とても悲しい事だろう。
最低最悪か、最高最善か、書いてる私にもわかりません