お待たせしました。
明日飛視点…
あの戦いが終わった後…
怪我人の手当てもしないといけなかったから、
とりあえず同好会の部室に場所を変えた。
怪我をした三人…湊、志貴、希子は侑利に怪我を治してもらってから、とりあえず保健室のベッドに寝かせておいた。
峰ちゃんと、ミアと、後は…え〜と…
ボチ…じゃなくて、嵐珠は希子の傍にいたいと言ったから傍にいさせている。
そして…残ったメンバーは集まって、
高咲さんを中心にして話しを聞く事にした。
もう一つの世界…並行世界の高咲さんの話しを…
侑利
「それじゃあ…侑、話してくれるか?」
侑
「あっ、ちょっと待ってね………
うん。今、私に代わったよ。」
明日飛
「今の君は…並行世界の侑なのか?」
ユウ
「うん。そうだよ。ちょっとわかりにくいかもしれないけど、今の私は別世界の侑だよ。」
侑利
「それじゃあ、ユウ、君の世界の事を教えてくれ。」
ユウ
「うん。わかってるよ。
みんなは知る必要があるからね…私の世界の事と…
妹の優恵の事をね…」
ユウはゆっくり話しを始めた…
本当に侑とは別の侑なんだよな…
ユウ
「とりあえず私のいた世界では、
侑利君がいた世界と同じだよ。
スクールアイドルフェスティバルを成功させた後、
私は短期留学に行った…ここまでは一緒かな?」
侑利
「あぁ…だけど留学に行っている間に…」
ユウ
「部と同好会の対立になった…
侑利君の世界ではそうなったけど、
私のいた世界じゃそうならなかったんだ。」
侑利
「何だと!?それじゃあランジュやミアは!?」
一真
「驚くのはわかるが、ちょっと落ち着け」
ユウ
「ランジュちゃんやミアちゃんはちゃんといるよ。
私が留学に行ってる間に同好会に入ったみたい。」
涼牙
「何だか随分と展開が違うみたいだな…」
ユウ
「うん。あの子がいたから、妹の優恵がね…」
歩夢
「優恵ちゃん…一体どんな子なの?」
ユウ
「優恵は私と同じで同好会のサポートをしてて、
音楽が好きで、一緒に曲作りとかしたりしてね、
同好会の中でもみんなから愛されていたよ。
特に仲が良かったのは、愛ちゃんと果林さんと栞子ちゃんとは仲が良かったな〜」
愛
「そうなんだ〜」
ユウ
「愛ちゃんとはいつも買い物いったり遊びに行って、お店のもんじゃを食べに行ったりしてて楽しそうにしてたよ。」
愛
「あれ?」
蒼希
「どうした?」
愛
「何だか聞き覚えのある行動だと思って…」
ユウ
「果林さんには懐いている感じで、ファッションの事とかで話していたり、後は勉強苦手同盟とか結成してたよ。」
果林
「えっ!?」
恭
「何処の世界でも果林は果林か…何だよ勉強苦手同盟って…」
果林
「それって……」
恭
「果林?」
ユウ
「栞子ちゃんとは不思議と性格は真反対なのに、
意気投合して、すぐに親友になってたな〜
けど栞子ちゃんが何だか優恵に似ていって冗談とか言えるようになったのはちょっと驚いたかな」
蒼希
「性格が真反対で意気投合してすぐに親友…
確か栞子ってこの世界じゃ峰だよな……」
ユウ
「優恵はとにかく元気で、ちょっと喧嘩っ早いとこもあるけどね…あっ!後凄いんだよ!自分の音楽を楽しくやりたいって言って、メンバー集めてバンドを結成したんだ。しかも凄く人気のバンドになるし、優恵は勉強は苦手だけど、好きな事とかになると凄い才能を発揮させたりするよ。」
かすみ
「ば、バンドを結成!?」
雷斗
「随分と行動力があるな」
ユウ
「それから同好会と優恵のバンドで一緒にライブしたり、
スクールアイドルフェスティバルを大きく盛り上げて大成功してから、私は自分のレベルアップの為に音楽科のカリキュラムとして、優恵に同好会を任せて、短期留学に行った。」
侑利
「留学までのくだりは俺と一緒なんだな」
ユウ
「優恵とは、よくテレビ電話で話したりしていて、その時に新しく同好会に入った二人、ランジュちゃんとミアちゃんを紹介してもらったんだ。」
恭
「そっちの世界の二人はどうゆう感じで同好会に入ったんだ?」
ユウ
「ミアちゃんとはすぐに話しが合って仲良くなったんだけど、ランジュちゃんとは、何故か勝負になって最終的にはお互いにぶつかり合って仲良くなって親友になったって言ってたよ。」
しずく
「な、何したんですか…?」
ユウ
「五番勝負して全部優恵が圧勝してから実力行使したとか何とか言ってたけど?」
朔太
「ご、五番勝負……」
彼方
「どうしたの?」
朔太
「いやちょっとな…(五番勝負…苦い思い出だ…)」
ユウ
「テレビ電話して話していた時、
最初の紹介の仕方が二人の事を、ランジュちゃんをボチラって言って、ミアちゃんはミャーちゃん言った時は三人で一緒になってどんな紹介よ!ってツッコんだな〜」
明日飛
「ん?何だかその呼び方って…」
エマ
「ここまで聞いた特徴を聞くと、その子はまるで…」
優恵の特徴を聞いて、
俺達全員ある人物と一緒だと思った。
その人物は…
歩夢
「まるで…希子ちゃんみたいだよね。」
侑利
「いや、もしかしたら優恵は並行世界の希子なんじゃないか?並行世界の侑でもある俺みたいに、姿が違うけど同じ存在に値するんじゃ?」
一真
「おいおい、いくらなんでもそれはないんじゃないか?」
愛
「いや、そうとも言えないかも!」
一真
「何?」
愛
「アタシは、ねこっちとはよく買い物行って遊びに行くし、お店にも蒼希と一緒にもんじゃを食べに来るよ。」
蒼希
「それに栞子と性格が真反対で意気投合してすぐに親友になったってのも、峰と希子が親友になった流れと同じなんだよ。嵐珠やミアの呼び方だって同じだしな。」
果林
「私も希子にはファッションの事とか聞かれたりするし、その勉強苦手同盟って事も二人で話している時に言われた事があるわね。」
恭
「そこまで一致するのは偶然か?」
雷斗
「けどバンドとかは一致しないんじゃないか?」
朔太
「いや待て、バンドじゃなくてスクールアイドルはやっているぞ」
せつ菜
「ここまできたら、やっぱり希子さんは並行世界の転生者なんじゃ!?」
ユウ
「やっぱりそうなるのかな〜、希子ちゃんは不思議と他人には思えなかったんだよね。」
侑利
「(そうか…それだったらこの前、希子を懐かしむ感じで頭を撫でていたのもわかるな…)」
ユウ
「こっちじゃバンドじゃなくてスクールアイドルか〜、優恵は自分で作詞とか作曲やっていたけど、こっちではどうなの?」
明日飛
「こっちだと…そういえばスクールアイドルフェスティバルで希子と峰ちゃんが披露した曲って誰が用意したんだ?」
蒼希
「あれは確か…希子が峰と一緒に音楽やってる子から聞いて作った曲って言ってたな。」
璃奈
「そういえば希子ちゃん最近、作詞とか書いてる所を見た。」
しずく
「確かに最近頭を悩ませたりしてましたよね。」
かすみ
「あの時こんな事言ってましたよ。大変だけど、
何故か不思議と作詞と作曲するのは楽しいって。」
朔太
「これも一致すると…やはり大神さんは並行世界の高咲優恵って事になるな…」
涼牙
「それだったら、どうしてあんな性格なんだ?
ここまで聞いてると、とてもあの優恵と同じ人物と思えないけど…」
ユウ
「……優恵とは留学中にテレビ電話をして話していた時、ある日から突然連絡が来なくなったんだ…いつもほぼ毎日のように連絡が来てたのに…」
突然さっきまで明るい表情をしていたユウは暗い表情になった。
ユウ
「私は同好会の活動やバンドの活動が忙しくなったと思った…そして…留学期間が終わって帰国して、学校に行った時…学校の前にはマスコミとか警察の人でいっぱいだった…」
せつ菜
「何が起きたんですか?」
ユウ
「私もすぐに近くにいた人に何が起こったのか聞くと…
愛ちゃんと果林さんと栞子ちゃんが…殺されたんだ…
ランジュちゃんとミアちゃんに……」
ユウ以外全員
「!!?」
何だよ…どうゆう事なんだ!?
明日飛視点…終
ユウ視点…
私はその後、同好会のみんなに会いに行った。
そしてみんなと会うと…
みんな酷い顔をしていた…
三人が亡くなった事もあると思うけど…
それ以前に疲れきった顔をしていた。
私がいない間に同好会に何が起こったのか聞いた…
それを聞いて私は信じられなかった…
突然優恵が人が変わったかのように練習メニューを、
かなりキツくしたり無茶苦茶な事を言うようになった。
しかも我儘で自分勝手な事ばかりも言うし…
作曲とか作詞も一切しなくなってたって…
みんなは最初はバンド活動で疲れてイライラしているんだろうと思っていたけど…行動はどんどんエスカレートしていって…みんなと揉める事も多くなっていったみたい…
そんな日が続いたある日に、
愛ちゃんと果林さんと栞子ちゃんは、私が帰って来るまで同好会から離れるってみんなに言ったみたいで…
三人は今の同好会は優恵の我儘や自分勝手ばかりで全然楽しくないし、優恵に嫌気が差したって…私が戻って来て優恵を何とかするまで戻らないって言った次の日に…三人は殺された…
優恵の親友だったランジュちゃんとミアちゃんに…
ちなみにその二人はすぐに警察に捕まった…
他のみんなも信じられなかった…
けど実際に事件は起きてしまった…
私も信じられなかったよ…
二人共凄く良い子だったのに…殺すなんて…
この時の私はそう思っていた…
その後、虹ヶ咲学園はもう滅茶苦茶だよ…
理事長は事情聴取で警察に連れて行かれるし…
マスコミの人達からは質問されてばかり…
特に私達同好会のみんなは多く質問された…
私は同好会のみんなから話しを聞いた後に、
優恵を探して、見つけだして帰国後始めて優恵と話した。
優恵はショックを受けて落ち込んでいると思ったら…
実際は違った…
仲が良かった三人と事件を起こした二人の事なんて、
全然気にしてもなかった…
むしろ…優恵はこう言った…
優恵
『あんな同好会を離れるとか言った裏切り者なんて、
気にする事なんて何もないわよ。
むしろ天罰よ。ランジュとミアには感謝してるわ。
裏切り者を始末してくれたんだからね〜
まぁ、捕まっちゃったのはしょうがないわね〜
お姉ちゃんもあんな奴ら気にする事ないよ〜』
正気かと思った…あの優恵がこんな事言うなんて…
私の知ってる優恵は…いつの間にか本当に別人になっていた…私は優恵が豹変してしまったショックが大きくて…
何も…言えなかった…
優恵は絶対に何かあった…
それを聞き出そうとしたけど優恵とはすれ違う事が多くなっていった…
そんな日が続いて…
同好会の子がまた殺された…
一人…また一人と殺されていった…
気がつけば…残ったのは私と歩夢ちゃんとせつ菜ちゃんだけになった…
そしてあの日…
私と歩夢ちゃんが同好会の部室に行った時…
部室から何か物音と声が聞こえて何かと思って部室の中に入ったら……
優恵がナイフでせつ菜ちゃんを殺していた。
状況が飲み込めなかった…
優恵が人を殺していた事に…
私は頭の中がパニックになっていて、
優恵が私を狙って刺しに来ていた事に気づかなかった。
刺されそうになった時、
歩夢ちゃんが私を庇って優恵に刺された…
信じたくなかった…歩夢ちゃんが刺された事にも…
刺したのが優恵だった事にも…
私は泣きながら優恵に聞いた。
侑
『どうして…こんな事を…ねぇ!どうして!?』
優恵
『なんでってそれはお姉ちゃんの絶望した顔が見たかったからだよ。アハハハ!』
侑
『何で…だからって二人を殺す事なんて!!』
優恵
『二人?何言ってんの?みんなを殺したのも私だよ。』
侑
『え…?』
優恵
『アハハハハ!!本当にいい顔〜…』
優恵は狂った笑いをしながら今までの事を話した。
最初の三人を殺して二人を犯人になすりつけた事…
そして他のみんなも次々と殺していった事も…
全部自分がやったと…
私は頭の中が真っ白になった…
優恵…あなたに何が起こったの…?
優恵
『話したし…それじゃあね、バイバイ…お姉ちゃん…』
私は刺された…何回も何回も刺されて…
痛みや苦しみよりも…あの優しかった優恵が…
ここまで狂ってしまった事の方のショックの心の痛みの方が大きかった…声を上げる事なく…私は力尽きた…
優恵
『アハ…アハハハハ!!やっと殺せた!!けど歩夢ちゃんは死んじゃったな〜殺す気はなかったのにな〜お姉ちゃんが邪魔したから、元はこうなった原因は、ぜ〜んぶスクールアイドルのせいかな〜?うん…きっとそうだ…そうに決まっている…よ〜し決〜めた…全員私がこの手で殺そう…ふふ…』
最後にそんな事を言っていた優恵の声が聞こえて…
私の意識はなくなった……
気がついた時…私は辺り一面真っ白な空間にいた…
身体の感覚もない感じがしたし…
きっとここはあの世かなって思っていた。
何も考える事なく彷徨っていたら…
誰か人がいる事に気づいた。
確認すると…何かダルそうにしている人と…
アークのベルトを着けて闇黒剣月闇を持った。
優恵がいた…
優恵は何か変な扉みたいのを通ろうとしていたから、
私は急いで優恵を追って、一緒に扉を通った。
そして…気がつくと…
私は闇黒剣月闇の中にいた…
ユウ視点…終
明日飛視点…
俺達はただ驚いていた…
並行世界のユウのいた世界の出来事に…
あの転生者…高咲優恵の豹変にも…
ユウ
「闇黒剣月闇の中に宿った私は身動きが取れなくなっていて、何も…出来なかった…けど、仮面ライダー達が闇黒剣月闇を回収してくれたお陰で…」
侑利
「今こうして侑と出会って身体を借りる事を出来るようになったって訳か…侑とは何時から話したんだ?」
侑
「ここからは私が説明するよ。」
明日飛
「ん?今はいつもの侑に代わったのか?」
侑
「ちょうど侑利が来た時くらいかな…みんなが帰った後、私だけ部室に残ってほんの出来心で触ったんだ。
闇黒剣月闇に…」
侑利
「何でまた触ったんだ?」
侑
「……仮面ライダーはいつも私達を助けてくれたから…
私にも何か出来ないかなって思って…使えるかな〜って思って触ったんだ…」
明日飛
「変身して戦うって考えたのかよ。無茶すぎるぞ」
侑
「わかってるよ。けど、何もせずにはいられなかったんだ。闇黒剣月闇に触れた時にもう一人の私…ユウと会話が出来るようになった。使い方はユウが大体知っていたから教えてもらって…私はカリバーになった…まぁ…ほとんど戦ってる時はユウがやってるんだけどね。」
それでも無茶だぞ…
あんまり無理しないように見とかないとな…
侑利
「とりあえず大体はわかった。
あの転生者の正体はユウの双子の妹でもあり、
並行世界の希子で…何故か凶悪に豹変した…」
エマ
「何だか情報がいっぱいだね…」
ユウ
「私は何で優恵がああなったのか真実を知りたい…
その為にこの世界まで来た…絶対に知ってみせるよ。」
雷斗
「今度は並行世界の高咲さんか?何か急に代わるからややこしいぞ…」
かすみ
「見た目は侑先輩ですからね〜」
侑利
「(高咲優恵…とりあえずまたゴーザに会った時に聞いてみるか…俺から話したいけど出来ないのが面倒なんだよな〜)」
璃奈
「そういえば、さっきの会話で言ってたダルそうにしていた人って誰なの?」
侑利
「そいつがアホな事したゴーザの部下だ。
確か名前は…イルダとか言ったっけかな?」
彼方
「反対から呼んだらダルイになるね〜」
一真
「そのバカ野郎はどうなったんだ?」
侑利
「確かそいつは…無限の地獄を体験させてるとか言ってたぞ。」
しずく
「無限の地獄?」
せつ菜
「凄い名前ですね…」
蒼希
「まぁちゃんと罰は受けてるのはわかった。
それじゃあとりあえず俺は希子の様子でも見に行って来るわ。」
愛
「アタシも行く!」
璃奈
「私も湊が心配…」
しずく
「私も志貴君の様子を見て来ます。」
涼牙
「それだったら今日はもう解散しないか?
色々あったしな…」
明日飛
「その方が良いな…今後の対策はまた決めよう」
今日は本当に色々あったからな、
今後の事はまた後日話す事にして今日は解散する事にした。
…転生者…高咲優恵…
何で豹変したんだろうな…
聞いた話しで考えられる事は、
ユウが留学中の連絡がこなくなった時から帰るまでの間に優恵に何かあったって事だよな…
こればかりは本人に聞かないとわからないよな…
後は侑利が言う例の神様?
ゴーザに聞いてみるかだな…
明日飛視点…終
一真視点…
何だかヤバい話しを聞いたな…
しかし信じられねぇな…
あの転生者が元々良い奴だったってのがな〜
人間何かのきっかけで変わる事はあるけど、
あそこまで変わるなんて聞いた事ないぞ…
エマ
「一真君」
一真
「ん?おう、どうしたんだエマ?」
エマ
「疲れてると思うけど聞かせて…家族殺しの剣士って…どうゆう事なの…?」
一真
「!?」
そういや…イザクのせいでバレたんだったな…
家族殺しの剣士…これは俺が一生背負わなきゃいけない、
罪だ…
一真
「………」
エマ
「ごめん!気にする事なら話さなくても…」
一真
「いや…話すよ…俺はエマには隠し事とかしたくねぇしな…けど、さっきも重い話しを聞いたばかりだけど…俺の話しも重いぞ…」
エマ
「いいよ。一真君の事なら私も知りたいから…」
本当…この子は優しいよな…
だからこそ、話すのは辛いけど…
いずれは話す事になったのかもしれないしな…
一真
「家族殺しの剣士…何でそう呼ばれるかと言うと…」
俺はエマに自分の過去の事を話した…
一真視点…終
蒼希視点…
蒼希
「お〜い!希子〜!無事か〜?って…何だ?」
希子達の様子を見に来ると…
峰と嵐珠とミアが慌てていた。
蒼希
「どうした?」
峰
「あっ!!蒼希さん!ごめんなさい!私達が飲み物を買いに目を離した時に三人が…」
嵐珠
「消えちゃったのよ!!」
ベッドを見ると、確かに三人共いなくなっていた。
ミア
「一人だけいなくなるならまだしも…三人トモいなくなるなんて思わないよ!」
璃奈
「湊…またいなくなった…」
しずく
「志貴君も…聞きたい事があったのに…」
愛
「二人はいなくなるのはわかるけど…
ねこっちは何処に行ったの?」
蒼希
「………」
希子がいる場所…たぶん…あそこか?
とりあえず行ってみるか。
愛
「蒼希?何処に行くの?」
蒼希
「たぶん希子がいる場所だ。そこにいるかどうかは勘だから、わからねぇけどな。」
俺はそう言い、希子がたぶんいるであろう場所に向かった。
蒼希視点…終
希子視点…
希子
「はぁ……」
あたしは屋上に来て、
ハリケイングチーターのキーを見ながらため息を吐いた。
希子
「やっぱり…これを無理にでも使いこなすしかないわよね…」
これから先の戦い…これを完全に使いこなさないと、
あたしは足手まといになるかもしれない…
今までは侑利がいたから助かってきたけど、これから先も必ず助かると思えない…
ハリケイングのキーの弱点も見抜かれた…
希子
「……これ…使ってみるか…」
あたしはある物を取り出した。
希子
「前の世界で最後の戦いに行く時にZAIAの本社から何か使える奴がないかって見つけたアサルトグリップ…何か色が銀色じゃなくて金色?だけど、これを使ったらハリケイング以上に強くなれる筈…その代わりに、あたし自身どうなるかわからないのよね…たぶんこれを使ったら……」
それでもやるしかないわよね…
幸いまだ侑利はいる筈だし、今ここで試してみるか…
あたしはグリップをキーに取り付けようとした時…
「そいつを使って何する気だよ?」
希子
「え!?」
振り向くと何故か兄貴がいた。
希子
「どうしてここに…」
蒼希
「まぁ長い事兄弟やってるから勘で見つけた。本当にいたからちょっと驚いてるけどな」
希子
「何よそれ…」
蒼希
「それより、お前…アサルトグリップ?使って何するつもりだ?」
希子
「それは…」
蒼希
「そのキーにそんなもん使ったらどうなるかぐらいわかる筈だ。ただでさえそのキーはヤバいのにグリップなんて使ったらお前…死ぬぞ…」
希子
「………わかってるわよ…けどこれを使わないとあたしはみんなの足を引っ張るし誰も守れな…あいだ!?」
あたしが喋っている最中に兄貴はあたしの頭に拳骨をした。
希子
「何するのよ!?」
蒼希
「お前は馬鹿か?お前は足なんて引っ張ってねぇし、誰も守れていないなんて事はない!それに命捨ててまで強くなろうとなんて馬鹿な事するな!」
希子
「何よ…こうでもしないとあたしは強くなれ…」
蒼希
「お前が死んだら!みんなはどう思うんだよ!?」
希子
「!!」
蒼希
「俺も愛も…他のみんな…それに、
お前の親友の峰と嵐珠とミアはお前が死んだらどう思うんだよ…ただでさえ…お前が重傷になってあの三人は泣いてるんだぞ…今回だって、お前が眠ってる時に傍にいてたんだぞ。それだけお前の事を大事に思ってるんだ。そんな子達がお前が死んだらどう思うんだよ…たぶん立ち直れないぞ…」
希子
「………」
返す言葉もない…みんなを守りたいを言い訳に…
あたしは命を捨てても死んでもいいって思ってた…
確かにあの三人はあたしの事を応援してくれるけど、
いつも…心配そうな顔をしていた…
ミャーちゃんに関しては湊に聞いたけど両親を失ってるんだったわね…もしあたしが死んだら…最悪な事になってしまうかもしれない…
嵐珠も…最近素直にやっと出来た親友って言って、
毎日喜んでいるわね…
あたしがいなくなったら、あの笑顔がなくなる…
峰もそうだ…
あたしと出会って毎日が本当に楽しくなったって言ってくれた。いつもあたしと一緒にいてくれる…
鴻神学園に来て始めて出来た私の親友…
あたしが重傷になった時も一番心配してくれた…
希子
「……あたし…馬鹿だ……」
蒼希
「希子…一つ言っとくけどお前は弱くなんかない、
勇敢で決して諦めない気持ちと強さがある…
どんな強敵相手でも食らいついて離さず相手を追い詰めて、お前は戦ってきた。お前は誰よりも強い。上手くは言えないけど、命を捨てて戦うんじゃなく、明日に行く為に戦え…もし自分一人でどうしようもなかったら俺や他のみんなを頼れ。」
希子
「何よ兄貴…格好良い事言って…」
蒼希
「いいだろ偶には…あの三人、心配してたから落ち着いたら顔見せてやれよ。俺は先に帰るわ…」
そう言いながら照れくさそうにして、兄貴は行った。
希子
「…明日に行く為に戦えか…何か…いいじゃん…」
あの三人を悲しませない為にも強くなる…
もちろん命を捨てる事なくあたしなりにね…
希子視点…終
侑利視点…
転生者…高咲優恵…
俺は一人になって考えていた…
侑利
「やはり色々と引っかかるな…」
解散した後、俺は個人的に気になった事をユウに聞いてみて、その答えを聞いて妙な感じをした。
ユウ本人も気にしていたな…
俺が個人的に気になった事は…
あのヒューマギアのモデルの子達との関係だ…
そして…ユウの答えは…
侑利
「優恵は…お気に入りなんてない…
理由は一人だけなんて選べないからって言ってたな、
それに、Saint Snowの二人に会った事もないし、
名前だけしか聞いた事がないって言ってた。
奴にはまだ何か隠された秘密があるのかもな…」
次回 三つの想い
はいどうも、二週間ぶりの作者です。
並行世界の侑の呼び方はカタカナでユウって呼ぶようにしました。こうしたらどっちに代わっているか、わかりやすいですからね。
え〜そして、高咲優恵は本編でも話していた通り、
並行世界の世界の大神希子です。
優恵のキャラクターのイメージが本当に希子みたいな感じの子でしたので、それじゃあいっその事もう希子でいこうて思ったので、こうしました。
希子だったらどうしてこんな豹変?
これに関しては…まだ現状お答え出来ません。
この転生者にはまだ秘密があります…
そしてもう一つ、今回ようやく例のゴーザの部下の名前が明らかになりました。
名前はイルダです。彼方が言っていた通り、
反対から読むとダルイです。
そしてその名前通りに性格もかなりダルそうにしていて面倒くさがりで適当です。
こいつは現在、無限の地獄を体験させてます…
どんなのかはご想像にお任せします。
最近、何故だと思う事がちょっと起こりました…
スクスタやっていてまぁまぁスターが溜まっていたので、ガチャを回したんです。
三十連ぐらい回したのかな…UR出たんですけど、
出たのが、穂乃果、絵里、梨子、鞠莉の四人なんです。
SRもこの四人が多かったんです。
これ見た瞬間にあれ?ってなりましたよ。
何でヒューマギアのモデルの子達だけ多く出るの!?
ってなりましたね。
本当何故なんでしょうね?
もしSaint Snowがスクスタに実装していたらこの二人も多く出てたんじゃないか?って思いましたね(笑)
本当にこんな奇跡に近い事起きるんですね〜
まぁそれでは次回で!