Beat the clock +   作:頭の中将

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昨日急遽思いつきました。初めてこんな話を書いたと思います。


バレンタインデー番外編

===

 

 結月「先輩、バレンタインデーの日家にいますか?」

  亮「いるよ」

 結月「分かりました」

 

===

 

 

 

 

 いつからだろう、亮先輩といると落ち着くのは。

 

 

 

 いつからだろう、亮先輩ともっとそばいにいたいと思ったのは

 

 

 

 

 

 

 

 いつからだろう、私は亮先輩のことを好きだと知ったのは。

 

 

 

 


 

 

 今日はバレンタインデー、一年に一度女性がチョコを添えて愛を伝える日。私は先日自分で作ったチョコを持って亮先輩の家に向かった。事前にLineを送っているため、今日先輩は家にいることは分かっている。受け取ってもらえるかなと思っていたら、先輩の家に着いていた。

 

 

「....よし」

 

 いつもなら普通に押せるインターホンも今日は緊張しているため手が震え、押すときもいつもより強く押してしまう。

 

『はーい、待っててね』

 

 緊張する...早く思いを伝えたいのにこんなにも緊張するのは初めてだ。

 

 

「おう、結月」

 

 玄関が開いて先輩の姿が見えた。

 

 

「亮先輩、私」

「亮、ちょっといい?」

 

先輩の家から女性の声がする。声からして先輩のお母さんではない。誰?

 

 

「あー、待っててみーちゃん」

 

 

みーちゃん?みーちゃんって誰?まさか、彼女?いやいや、そんなことはない、ないと思いたい

 

 

「あー、ごめん結月、家上がってて」

「は、はい」

 

 


 

「あーごめん。お待たせ」

 

 居間に通されて、数分後先輩がやって来た。

 

「で、どうしたの?急にうちに来て」

 

 亮先輩と二人きり、さっき言えなかった分をもう一回。

 

 

「これ、チョコレートです」

「おう、ありがとね」

「それと...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私、亮先輩の事がずっと好きです!付き合って下さい!

 

 

 

 

 

 

 

言えた、後は先輩が答えるだけ。

 

 

 

 

「嘘だろ、お前」

 

 

反応はどうやら驚いているみたい。これなら

 

 

 

 

 

 

 

「だけど、ごめん。付き合うのは無理だ」

 

 

 

 

え?嘘?なんで?私のこと嫌いなの?なんで?嫌だ、嫌われたの?私

 

 

「あー、もちろん結月のことは嫌いじゃないよ」

 

 

なら、なんで?

 

 

「俺、彼女いるから」

 

 

つい、数分前、先輩の家から聞こえた女性の声。もしかして

 

 

「今、先輩の家にいる人ですか?」

「うん。紹介するよ。みーちゃんちょっと来てー」

「はいはーい」

 

 

先輩と同い年っぽい年齢の女性が来た

 

 

「紹介するよ。俺の彼女のみーちゃん」

「みーちゃんって...どうも奥沢美咲です」

「こ、こんにちは」

「でこの子がこの前言った俺の弟子」

 

 

この人が亮先輩の彼女....

 

 

「こんにちは、都築結月です」

「結月ちゃんって言うんだ。よろしく」

「はい」

「さっき告白していたの聞こえてたよ」

「そ、そうでしたか?」

 

 

なんか、急に恥ずかしくなってきた。

 

 

「ごめんね、みーちゃん呼び出して」

「じゃあ、戻るね」

 

 

もう一回先輩と二人きりになった。

 

 

「....ちょっと、話そう」

 

 

亮先輩と私はソファーに座る。

 

 

「まぁ、そういうこと。だからお前とは恋人の関係にはなれない」

「はい....」

「でも、結月。お前はすごいよ。こうやって告白するなんて普通勇気いるぜ?俺もみーちゃんに告白したときかなり緊張したし」

 

 

 亮先輩から告白したんだ。確かに、美咲さんは魅力的な人だった。そして、先輩といるとなんか嬉しそうだった。

 

 

「だからさ、勇気出して俺に告白したご褒美として、このチョコはもらうよ」

 

 

 受け取ってくれた。嬉しい...

 

「あれ?お前泣いてる?」

「な、泣いてなんか」

 

 あれ?いつの間にか涙が出てる

 

 

「しょうがない。抱きしめてやるからほら」

「はい...」

 

 私は今日、先輩に振られた。なのにこうやって今抱きしめられている。先輩は優しい人だ。

 

「うああああああ!!!!!」

「よしよし」

「先輩っ!先輩!」

「はいはい」

 

 

 

 

 


 

 私は、しばらくの間好きだった先輩に抱きしめられながら泣いた。その後美咲さんと一緒に3人で話した。美咲さんもバンドでDJをやっていること、この前のライブのこと、そして

 

 

「美咲さんって亮先輩のこと好きなんですね」

「え!?う、うん....」

「嬉しいよみーちゃん!」

「もう、やめてよ亮!」

 

 美咲さんも亮先輩が大好きと言うことも。

 

「先輩」

「ん?」

「私応援してますよ。先輩と美咲さんがずっと一緒にいることを」

 




チョコが甘いのもあれば苦いものがあるように,恋も甘いのもあれば苦いものもある。なんて書いてて思いました。
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