『おーい!ちょっと来てくれ!』
「いきなりどうした?」
『スゲーのが出てきたから来て』
よぉ、タクだ。今日は俺の家から失礼するぜ。といっても、今さっき、ぬまっちから電話が来たから今からそっちに行くんだけどな。
~ぬまっちの家~
「お、はねしょー来てたんだ」
そう言えばここで初出し情報なんだけど、ぬまっちの家は写真屋をやっている。
「タクもいたのか」
「お、来たな」
ぬまっちが何枚か写真を持ってきた。
「これ見ろよ」
「これって、中学の時の俺達だ」
「しかも、これってバスケ部のメンバーじゃない?」
「そうだね!懐かしいな」
俺達が中学生の時にバスケ部に入ってるのは知ってると思うのだけど。このバスケ部は公立なのに全国に出場するほど強かった。で、特に俺達の世代が1番強くて全国制覇したんだよね。
「俺とこれがはねしょー、カズ、アオ、亮、これがノブだ」
「あ、敏也とウメちゃんもいる!」
「敏也懐かしい!」
「それでさ、ちょっと待って」
ぬまっちが店の奥に消えた。
「いやー、それにしても、懐かしいの出てきたな」
「当時はまさか武道館でライブしているとは思わなかったぜ」
「あと、高校ではバスケやってないと言うのもな」
「おーい、これこれ」
ぬまっちが一枚のDVDを持ってきた。
「これ、全国大会の決勝のDVDが出てきた」
「マジ!?これはスゲー!」
「ちょっと俺の家で見てみる?」
「「見る!」」
~2階・ぬまっちの部屋~
「えっと、この子結構シロに似ているな」
「そうそう、ここ最近の俺のおすすめの子」
「いいから見るぞ!!」
この前にも言ったけど、AV3銃士と言われているはねしょー、カズ、アオに影響されて最近ぬまっちのAV会に入った。これ厄介なのはぬまっち彼女いないから俺の地下室でAV見ていたときに彼女が乱入してあーだこーだ出来ないから面白くないのよね
「はいはい早速再生」
ザワザワ....
「どこだっけここ?」
「代々木体育館」
『ただいまから全日本中学校バスケットボール選手権決勝、東川中学校対京都南中学校の試合を行います』
「お、始まったみたいだな」
『まずは東川中学校、選手の紹介です。4番羽田翔』
「俺だ」
『5番選手兼監督石川亮』
この時、俺達の監督がいない状態で全国に行ったから亮が選手兼監督として出場していた
『6番蒲田和也』
「カズって6番だったんだ」
「そうだった、そうだった」
『7番矢口敏也』
矢口敏也は亮と同じミニバスだった。今は福岡の大学に在籍している。敏也と俺達にはとある思い出がある、これについては、もうちょっと後に話そう。今は映像に注目だ。
『8番千鳥伸介』
「ノブ、変わらねー!」
『9番梅田翔太、10番池上拓也』
「お、俺だ」
「タクは結構ひょろかったねこの時」
『14番大森葵』
「アオだ」
「アオもひょろいな」
アオはこの時唯一の2年生でのベンチ入りしている。えこひいきではなく単純にガードとしてレベルが高かったのよ
『続いて京都南中学校選手の紹介です。4番飯島健斗』
「待って飯島健斗って宮城のところに行ったよね」
「そうそう、仙台〇付属〇誠のキャプテンやってて今は筑〇にいるよね」
『5番、黒田泰斗』
「黒田って福岡第〇のスタメンだよね」
「こうしてみるとすごいな、京都南中も全盛期じゃない?だって12番の五十嵐も今専〇大にいるし、16番の戸村ジョンソン匠も尽〇学園から今は〇波大学のセンターだし」
「むこうは真面目にバスケの道を進んでいて、こっちは音楽の道を進んでいるっておもろいな」
そう言えば、ここまで学校名出したけど大丈夫かな?一応『〇』着けといたから大丈夫だと思うのだけど
『タク殿はもういるでごわすか?』
「この声ってもしかして隆盛?」
「そう、この時見てたのよ」
隆盛はBeat内で唯一、バスケ部ではなく柔道部だった。そのためこの時には観客としてきてたらしい。
『東川中学校スターティングメンバーの発表です。4番羽田翔、6番蒲田和也、7番矢口敏也、8番千鳥伸介、9番梅田翔太』
「タク、スタメンじゃなかったんだ」
「そうだね。亮曰く後半から出ると言われたたような気がするんだよね」
「お、ティップオフだ」
『一本、そーれ一本!』
「うるさっ!」
「この時、相手側結構応援激しかったんだよね。あー先制された」
前半は相手にとことん押されて得点も24対56と本当に散々だった。あと、応援がうるさかった。
「あー、結構やられたね」
「ここから、ハーフタイムで俺が1番気に入ってるシーンなんだけど」
「急にどうしたぬまっち?」
『ちょっと控え室行く?』
『いいごわすね』
「え?控え室行こうとしてたの?」
「そうそう」
ぬまっちと隆盛が急いで控え室に向かってた。待って、ぬまっちと隆盛は控え室にいた記憶はないぞ
『ここが、控え室だな』
『そうでごわす』
「そう言えば、この時いたのお前と隆盛だけ?」
「あぁ、そうそう」
『何そんな顔してるんだよ、お前ら!』
控え室の中からはねしょーの声が出てきた
「あ、そうだ。この時はねしょーがすごかったのよね」
「俺?覚えてないけど」
『お前らの優勝したい気持ちはもう尽きたのかよ!相手は確かに強いよ、だけど俺達の勝ちたい想いは相手よりアツい!そうだろ?』
『あぁ!』
『俺達の勝ちたい想いは力になるんだ!絶対に後半点取って勝つぞ!』
『おぉ!!』
『すごいな...』
『今入ったら邪魔になりそうでごわすな』
『さて後半だが...』
「この時のはねしょーすごかったもんな。今のライブ中で言うアツい台詞はここから始まってるんじゃない?」
「いやー、マジで覚えてない。あの時は本当に勇気づけるのに必死だったから」
この時のバスケ部には、戦術の亮とメンタルのはねしょーの2人のリーダーがいると思っている。この2人がいることでこの時のバスケ部が優勝した。そして今のBeatがここまで活動できているものこの2人が引っ張ってきたおかげなのかもな。
「はねしょー」
「なんだよ」
「ありがとな」
「いきなりどうした!?」
「お、後半始まるぞ。ってタクが出てる」
後半は相手の勢いを上手く止めて、少しずつ点差を詰めた。そして第4ピリオド終盤には1点差まで縮めた。
「ちなみに、タクが最後すごかったんだよね」
「あー、あれか」
『残り0.5秒!?でタク達のボールってことは』
『ブザービートをやらないといけないでごわす』
「この時、亮が投げて、俺がタップして決めて終了!」
『ワーーー!勝った!』
『すごいでごわす!』
「やばかったね。あの時」
「これ、ずっと練習してたよねタク?」
「そうそう、亮にみっちり教え込まれた」
「はい、これでおしまい」
「懐かしいな」
「いやー、興奮したよまさかお前らが中学の頂点に立つなんて」
「あの後、むちゃくちゃスカウトが来たよな」
「そう言えば何でお前ら断ったの?スカウト」
「だって遠いもん、宮城とか福岡とか」
「なんか、都内には縁が無かったよね」
「もし、都内の強豪校からスカウトしてたら行ってた?」
「うーん、行ってなかったと思うよ。のびのびバスケが出来たのはずっと一緒にいた亮とかはねしょーとががいたからな。もし行ってたらついて行けずに学校やめてるぜ」
「これ、今度みんなにも見せようぜ」
「「それな!」」