Beat the clock +   作:頭の中将

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 夏のバンドリ祭りBeat特別編です。





真夏の怖い話

-事務所-

 

 あこ「まだ始まらないのー?」

 

 どうも、亮だ。今RoseliaとBeatの合同ライブの会議を始めようとしていたのだが、どうやらタクが来ていない。マズいな、今日はミーティングだから遅刻はするなよとは言ったけどよ。

 

 

 カズ「どうしたー?」

 リサ「お、カズは来たみたいだね」

 アオ「事前に道が混んでるから遅れるとは言ってたから一応セーフですね」

 紗夜「にしても、おかしいですね。池上さんって基本遅刻はしない人なのに」

 

 確かに、Beatは基本的に遅刻はそんなにしない、するとしたらカズとはねしょーが5分遅刻するかしないかぐらいだ。中学からバンド活動しているからそういう時間のルールは常に守っているのと、タクに関しては店の手伝いとかで時間の大切さというのも知っているはずなのに

 

 

 隆盛「これは先に始めるでごわす?」

友希那「そうした方がいいわね」

 

 

 

 

 

 

 

 

-2時間後-

 

 ミーティングが始まって2時間経ち休憩に入った。タクは未だにやってこない

 

 燐子「池上さんまだ来ませんね」

 カズ「2時間遅刻ってことは...まさかな」

 紗夜「蒲田さん何か知っているんですか?」

 カズ「はねしょーは知っていると思うけど、1時間待ってこなかったら今日来ません」

 リサ「え?来ないがあるの?」

 カズ「えぇ」

 

 

 

 

 

-さらに1時間後-

 

 あれほど、長く続いたミーティングも終わり帰りの準備をしているなか、タクはやってこない。来たら絶対に土下座させる。

 

 

友希那「結局来なかったわね」

 紗夜「全く...ミーティングをすっぽかしたんですか?」

  翔「タクに限ってないですね...カズこれあるな」

 カズ「あぁ、ある」

 

 はねしょーとカズがどうやら何かを察したみたいだ。

 

 紗夜「お二人は何か心当たりがあるらしいですね」

 カズ「えぇ、アオも知っていると思うぞ、ミニバスの時タクが」

 アオ「...あ!思い出しました!」

 あこ「何か思い出したの?」

 カズ「これ、本当にあった怖い話なんですよ...あ、せっかくならロウソクと座布団を」

友希那「そこまで用意する必要があるのかしら?」

 

 

 

 

 座布団とロウソクを持ってきてなんか怖い話の雰囲気にしたところで、カズが座布団の上に座った

 

 

 カズ「これ、本当にあった怖い話なんですけど」

 

 

 俺、はねしょーとアオとタクは同じミニバスケットボールクラブにいたんですよ。

 

 

 とある日曜日、ミニバスの試合がありまして、会場は東川から電車で1時間ぐらいの遠出でした。

 

 集合場所に東川の駅には俺達と同じクラブの子が時間より早く集合していました。しかし、いつも来るはずのタクがいなかったんですよ。タクの家と駅は徒歩ですぐのところにあります。

 

 『カズ、タク迎えに行ってこい』

 

 

 コーチにそう言われまして、俺はタクの家に向かいました。ルチャドールは開店前で店には誰もいませんでした。勝手口もカギが、かかっていて全く開きません。インターフォンを押しても応答しません。そうだ、タクの家に電話を掛ければいいんだ、そしたら両親が応答するはずと電話かけましたしかし

 

 

 『ただいま留守にしています』

 

 おかしい、留守なんてありえないんです。両親もタクもいるのに誰も電話に出ないんです。

 

 

 結局俺はタクのことは諦め、試合に向かうことになりました。

 

  

 そして、次の日。

 

 

 学校にはタクの姿がありませんでした。絶対に昨日何かがあったはずです。まさかタクは死んだのか?それとも誘拐されたのか?様々な悪い予感が浮かんできました。

 

 

 しかし、次の瞬間教師に連れられてきたのは...ミニバスの遠征時の格好をしていたタクだったのです

 

 『おいおい、タクどうしたんだよ?昨日は一体なにがあったんだよ!』

 

 俺の問いかけには首をかしげるタク、次の瞬間とんでもないことを口にしたのです

 

 

 え?今日って試合じゃないの?

 

 何を言っているんだと思いながら試合は昨日だよと言いましたしかし、試合は今日だ!今日だ!と叫んでいて何も聞く耳持ちませんそして

 

 

 『今日月曜日だよ?』

 

 

 はねしょーが言った途端タクはこう言ったのです

 

 

 は?今日は日曜日だよ?何言っているの?

 

 

 辺りが一瞬凍ったのは言うまでもありません

 

 

 

 

 紗夜「いや、それよりも池上さんを起こしに向かえばいいのでは?」

 カズ「これには続きがあるんです」

 

 

 その数年後、もう一回同じ事が中学のときにおきました。この日は休日で俺とタクとアオで遊びに行く日でした。タクは未だに来ません

 

 

 で、もう一回タクの家に向かいました。しかし、この日は家は開いていましたと言うのもタクの両親は普通に営業をしていたのです

 

 「すいません、タクいますか?」

 「タク?今日見ていないわね」

 「え?部屋の中にいるんじゃないんですか?」

  

 両親が声を掛けてもタクは答えてくれません。しょうがないので部屋に入らせてもらうことになりしました

 

 

 「タクー?おーい起きろー?」

 「せんぱーい?」

 

 すると次の瞬間

 

 

 

 アアアアアア....

 

 

 タクが白目をむいて唸っていたのです

 

 

 

 リサ「え?それって本当だよね?」

友希那「リサ、握る手強いわよ」

 隆盛「ただの大遅刻エピソードかと思ったら急に怖い話になったでごわす」

  亮「にしても、急すぎるだろ!」

 

 

 

-次の日-

 

 

 タク「おはようございます」

  亮「タク、昨日はどうした?」

 タク「はい?俺は昨日メキシコのスラム街で」

  亮「いや、昨日はRosalieとのミーティングだぞ!Rosalieに謝罪のメッセージを送ったのか?」

 タク「待って!?それは今日じゃないの?」

  亮「え?怖い怖い怖い!!!」

 

 

 

 




 タクのこの現象は一体なにがあったのか、これにはタクの深い訳があるのです....



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