古代の戦士、勇者と共に在り。   作:悠牙

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申し訳ありません。色々考えた結果、ウルトラマンネクサス要素を外す事にしました。
主人公はクウガ一本になります。


諏訪戦記 第1章

「ふぅ・・・」

 

諏訪大社の前にバイクを止め、降りる。すると、

 

「刹那くん!」

 

「ん?あぁ水都ちゃんか、今帰ったよ。ただいま」

 

「お帰りなさい・・・えっと、ケガは大丈夫?」

 

「傷一つない、大丈夫さ」

 

「なら、良かった・・・」

 

「襲われた村の人たちも救助隊が回収したって言ってたから大丈夫。全員無事だって」

 

巫女姿の少女――――藤森 水都(ふじもり みと)に自分の無事を伝える。

 

「こっちは大丈夫だった?バーテックス来たりしてない?」

 

「うん、大丈夫だよ」

 

そう言い彼女は微笑む。この笑顔に偽りはないだろう。

 

「そういえば歌野とちーちゃんは?」

 

「もう少しで着くって・・・あ、あそこにいる」

 

「どれ?・・・あぁ見えた見えた」

 

ちょっとばかり向こうに歌野とちーちゃんの姿が見える。水都ちゃんと一緒に手を振ると、二人が気づいたのか手を振り返し、歌野が猛ダッシュでこっちに向かってきた。

 

「お疲れさん、二人ともっ―――グゥッ!?」

 

「お疲れうたの―――きゃあ!?」

 

「たっだいまー!二人共大丈夫だった!?」

 

「「ンー!ンー!」」

 

突っ込んできた歌野に抱きしめられ、息が出来なくなる。戦いの最中ではなく、ここで窒息して死にそうだ。

 

 

「白鳥さん・・・離れてあげなきゃ二人共返事出来ないわよ?」

 

「オゥ、ソーリー!」

 

「ぶっはぁ!マジで死ぬかと思った・・・」

 

「うたのん、強く絞めすぎだよ~・・・」

 

遅れて来た。いや、白鳥歌野に置いてかれた少女―――郡 千景(こおり ちかげ)が追いつき、歌野に伝えてくれた。お陰で助かった・・・

 

「ふぅ・・・それで?そっちはどうだった?」

 

「こっちもノープロブレムよ!」

 

「あいや、そっちじゃなくて。バーテックスの方、変なのとかいなかった?」

 

「それも大丈夫よ・・・数は昨日より多かったけど」

 

「そっか・・・やっぱりドンドン増えてってるのか・・・水都ちゃんは何か神託とか無かった?」

 

「ううん、今まで通り・・・ここに現れた、とかそれだけ」

 

「そっかぁ・・・うーん」

 

真剣な表情で話す三人。すると、

 

 

 

ぐぅ~

 

 

腹の音が諏訪大社に響き渡った。

 

 

「・・・・・うたのん?」

 

「アハハ・・・ごめんなさい、朝ごはん食べ損ねたからおなか空いちゃって・・・」

 

「・・・ふふっ、まぁしょうがないか。今昼頃だしね」

 

「フフッ、ええそうね。考えるのはここまでにして、お昼にしましょうか」

 

「YES!おっそば~おっそば~」

 

「刹那くんとちーちゃんもおそばで良い?」

 

「うん、良いよ」

 

「私も大丈夫よ」

 

真剣な表情だった三人に笑顔が生まれる。

 

「じゃあ僕は着替え終わるまで外で待ってるよ」

 

「わかったわ」

 

千景にそう伝え、刹那は階段に腰掛け、空を見る。戦闘装束が勝手に出て、勝手に消える刹那と違い、歌野と千景は自分で着替えなければならないのだ。

 

(そう言えば―――)

 

ヒマになった刹那は色々と思い出す。

 

(何かがある時はいつもこんな青空だったっけ―――)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少年―――天宮 刹那(あまみや せつな)の生まれは諏訪ではなく、香川県だった。

 

幼少期や少年期は香川で過ごし、親の転勤で高知へ引越し、また転勤で諏訪へと来た。

そこから・・・まぁ色々あった。香川では幼馴染との別れ。高知では千景を救う為に奔走し、諏訪では歌野達との出会い、そして戦い。

 

人類を根絶する為に送り込まれて来た化物ーーーバーテックスに対処する為に神様が選んだ無垢な少女達ーーー勇者。

 

(歌野とちーちゃんが勇者に選ばれたのは理解できるケド・・・僕のこの力は何なんだろうか・・・)

 

そう思い、考える。

刹那が持つ力は神に選ばれた勇者の力では無い。

天宮家に代々伝わる家宝ーーーそれがこのベルトであり、あの力なのだ。

 

(驚いたよなぁ・・・水都ちゃんと一緒に逃げてたら、何かに呼ばれてる気がして・・・その先にコレがあって、ベルト付けたら変身の仕方とかも頭に浮かんだし・・・)

 

そんなこんなで刹那は変身し、先に勇者として選ばれ、戦っていた歌野と千景と共に諏訪を守る事になった。

 

(名前も分からないからなコレ。ベルトと一緒にあった古文書も解読しなきゃ読めないし、何も分からないんだよな・・・)

 

刹那が危惧しているのはコレがどっちの力なのか。という点であった。

勇者の側の力なら問題無いが、バーテックス側の力ならば・・・自分は勇者の敵だ。そして最悪、この力を彼女達に向けてしまうかも知れない・・・

 

そうやって刹那がベルトの事について考えていると。

 

「刹那君、みんな着替え終わったよ」

 

水都が声を掛けてきた。準備が出来たらしい。

 

「ん、了解。じゃあ行こうか」

 

「おっそば〜 おっそば〜 」

 

「今日は何にしようかしら・・・」

 

「前は山掛け蕎麦食べたから・・・今日は天ぷら蕎麦にしようかなぁ・・・」

 

「みーちゃんは天ぷら蕎麦?なら私はどうしようかしラ〜 」

 

「天ぷら・・・良いかも・・・♪」

 

そうやって笑顔で昼ごはんの事を相談している三人を見て、刹那は一旦考えるのをやめる事にした。

どんな力であれ、今はこの光景を守る為にこの力を払おう。刹那はそう決心した。

 

そうして四人は諏訪大社を後にした。




お待たせした挙句全然進んで無くてすみません。

この作品は完全なる見切り発車なので、今後の展開や終わり方など一切考えておりません。その為、もっと亀更新になるかもです。

あ、SSRうたのん3人ぐらいお出迎え出来ました。若葉は来ませんでした(血涙)

誤字、脱字、アドバイス等ございましたら指摘お願いします。
感想、質問お待ちしております。
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