火神に憑依したっぽいのでバスケの「王様」目指す 作:Dice ROLL
洛山の控え室は敗戦後のチームとは思えないほど明るい空気に包まれていた
「最後の日向のシュート、凄かったな!あんなん決められたら打つ手無いぜ!」
「小太郎!そんなことは言うもんじゃ無い。あれは筋肉が足りなかったことが敗因だ…」
「いや、どうしたら筋肉で止められるのよ…」
全てを出し切った。今のチームでやれることはやり切った。故に悔いはない
「お前達、俺がハーフタイムで言ったことを覚えているか?」
「「「!!!??!?!」」」
空気が凍った
「あの件だが、お前達で預かっていて貰えないか?前言撤回など、人として恥ずべき行為だと言うことは理解している…だが、それでも今の俺には恥を忍んででも倒したい相手がいる。だから、お前達が望むタイミングで、俺は両の目をくり抜こう。退部もしよう。これで手を打って貰えないか?」
「…ならその権利、私は破棄するわ。これからはチームメイトとして、友人として、対等にやっていきましょ?」
「ああ、俺も破棄で」
「俺も」
「…俺はまだ持っておく」
「黛さん!?」
「まだ、お前とプレーしたのはほんの数分だ。これから納得させてみろ」
「ああ、肝に銘じておくよ」
◆◇◆
一方誠凛高校の控え室は
「ああもう!選手は疲れてるんです!!取材は後にしてください!!!」
取材陣の囲みをなんとか追い払っていた
「はは、日向も一躍有名人か?」
「明日のニュース間違いなしでしょ」
「おお、日向、ニュースに出るのか!」
「恥ずかしい…」
室内ではキャプテンを弄る会が発足されていた。そんな室内に見慣れない顔が殴り込む
「ようタイガ!ナイスゲームだったぜ」
「アレックス!?」
「え?誰?このナイスバディのお姉さんは」
「俺と兄貴の師匠っす」
「し、師匠?」
アレクサンドラ・ガルシア、緊急来日
「しかし、なんで日本に来たんだよ?」
「何、タツヤとタイガがやるって連絡貰ったら行くしかないだろう。その前に優勝候補とお前らがやるって言うんでちょっと早めにな」
「日本語、お上手ですね」
「うわっ!なんだお前!?いつからいた!?」
「最初からいました」
「ああ…お前がタイガが言ってた…。ええっと、日本語だったな。大学で習ってたのと、タツヤとタイガに教えてもらったんだ。それは男言葉だって怒られっぱなしだがな」
「みんな!もう控え室空けないといけないから、ホテル戻るわよ!!」
「うっし、荷物纏めろ!!火神は…どうする?」
「私が車で来たからホテルまで送ってくよ」
「アレックスさん!よろしくお願いします。じゃあ車までは…」
「俺が連れてくよ」
「木吉!大丈夫か?」
「ああ、こんくらいなら問題無いさ。任せてくれ」
「木吉先輩、師匠。ご迷惑をおかけします」
「「気にすんな」」
◆◇◆
アレックスの車内にて
「お前、なんで試合出てなかったんだ?」
「俺、ですか?」
「お前以外いないだろ。相当できんだろ。わかるよ…怪我か?」
「はい。膝の靭帯を…」
「ACLか?」
「A…えっと…」
「あー、日本語だと前十字靭帯だっけか?」
「あ、はい。そうです」
「なるほどな、どんくらい経つんだ?」
「そろそろ一年です」
「じゃあ、復帰も近いか。完治のメドは?」
「それが…まだです。手術をしたら高校の間はバスケできないと診断されました。なので、メスは入れずに騙し騙しでやってくつもりです」
「そうか…。多少は力になってやれるかもしれない。これ、連絡先だ。持っててくれ」
「は、はい」
赤司の目を心配してる人があまりにも多かったので笑笑
今後の黒子はどうしていくべきだと思いますか
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原作初期通りの「幻の六人目」
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原作終盤の自力で攻めれる攻撃フォルム
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あえて守備にブッパしたスティール王
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