鬼滅の刃 if episode:悟空 【焔は絶えず】 作:暁を拝む者
悟空は現柱たちと様々な会話を行うのだった。
そして、柱になるべく十二鬼月の討伐を目指す杏寿郎は無事十二鬼月を狩ることが出来るのか?
「あの野郎…。」
不死川は手合わせをしたあと空柱達とは別に自身の屋敷へと戻っていた。
そして自身の腹部を左手で軽く押さえながら呟く。
「オレが最後に塵旋風·削ぎを放ったときに蹴りをいれやがったな。」
鈍く痛む腹部を睨み付けながら不死川は竹刀を片手に庭にある訓練場へと向かった。
~同刻お食事処~
「…(絶句)」
「それにしてもよく食べるわね悟空さん。」
「ガツガツガツ、モグモグ、ゴクン。ん?そうか?まぁ、家族の中では一番飯を喰ってたな。」
「お前地味なやつかと思ってたらずいぶんは派手に喰いまくるじゃねえか!気に入ったぜ!!」
悟空のあまりの大食らいな様子に興味を隠せない柱3人。
そんな様子を気にかけることもなく自分の体積以上の食べ物を喰らっていく悟空。
「モウダメダ…オシマイダァ…。」
そんな食欲の悟空を目の前にして奢ると約束してしまったことを後悔し絶望している空柱いたのだがこれに他の者が気づくことはなかった。
「なあ、もう一人の煉獄家の男…確か杏寿郎だったか?あいつは十二鬼月の討伐が条件なんだろ?大丈夫なのか?」
天元がそういうとカナエも同調し彼のことが心配だと言葉にする。
その言葉でようやく十が我に返る。
「そうだな、彼が強いとしても一人で十二鬼月を相手にするのは少し心配だ…。」
十二鬼月は下弦であってもかなりの戦闘能力を持つ。
柱達に取っても決して油断できる相手ではない。
そんな相手に柱候補とは言え柱ではない者が単身で挑むのはかなり危険なのである。
しかし、
「ん?そうか?」
悟空はそんな3人の心配をよそにご飯を食べる手を止めずにこう続けた。
「杏寿郎は
「ほほぉ、お前よりも強いのか。それは派手に戦闘を観てみたかったぜ。」
「それに、誰よりもまっすぐで誰よりも
悟空が杏寿郎に寄せる信頼は絶大だった。
彼はそれほどまでに強かった。
だが周りが反応したのはその杏寿郎の持つであろう強さや悟空が杏寿郎に寄せる信頼などではなかった。
「なんだ、お前弟なのか。」
十が始めにそう言う。
悟空はそうだと首を縦に振ると、そこから話は盛り上りを見せる。
「まぁ確かにお前は兄って言うよりかは弟って感じはするな。むしろ杏寿郎がまさに兄貴って感じのやつだったからな。」
「あら~、悟空くんは弟なのね。それなら杏寿郎君としのぶとカナヲを呼んで話がしたいわね~。」
「しのぶ?カナヲ?」
「しのぶちゃんとカナヲちゃんはね、私のかわいい妹達なの。」
「胡蝶は姉上だったのか。オラにはそういうのがうまく分からねえからな、全然分からなかったぞ。」
「う~ん、オレも兄弟とかいなかったからそういうのは分からないなぁ。いい機会だ、兄弟とか姉妹ってどんな感じなんだ?」
ここから互いの兄弟と姉妹について小一時間ほど話してしまったのだが、それを後悔することはなかった。
そして悟空が兄弟の話をする上で必ずとおらなければならない話、それは悟空自身の身の上の話。
悟空が煉獄家の人間でないことを話すはずだったのだが…
「別にお前のことは派手にどうでもいい。それよりも父親と杏寿郎、それと千寿郎のことを教えろよ。」
と天元に言われたがために省略。
その話をするとせっかくの明るい雰囲気を崩しかねないためよかったとも言えるのかもしれないが、悟空が特にそ言ったことを考えるはずもなく、ただただ「ならこっから話そう。」程度にしか考えていなかった。
そこで気になる話を聞かされることになる。
「そうか、そういや言ってたな。胡蝶が人を買ってきたって。」
「お、おい。語弊を招くような言い方やめようよ。」
「いいのよ~実際お金はちゃんと払ったし、それにしてもあのときのしのぶちゃんカッコよかったわ~。」
大正のこの頃、人々はとても裕福とは言えない生活を送っていた。
ゆえに金を手に入れるためにお天道様には見せられないようなことをする者達も多くいた。
その一つの手段が人身売買だ。
胡蝶の末っ子である
それを気にしているのかつい最近までほとんど話をしてくれることもなかったと言う。
しかしそれもつい最近、過去の話である。
ようやく自分達と話してくれるようになったと楽しそうに語ってくる。
それを周りは静かに…約1名は食事の手を止めることはなくそれでも極力静かにその話を聞いていた。
カナエが普段から優しく明るく誰にでも接していて隊士からの人気もあった。
誰とも明るく嫌な思いをさせずに話せるのは彼女の大きな特徴の一つだろう。
「そっか。」
カナエの話が一段落付いて悟空が呟くように言葉を紡ぐ。
「オラも、兄上と千寿郎と一緒にしのぶとカナヲに会いたくなったぞ。」
悟空は明るくそういった。
同情するわけでもなく、かといって馬鹿にするわけでもなく、その話を聞いて兄弟同士と姉妹同士で話したい。
そう心から思った単純な言葉だった。
その言葉を嬉しく思ったカナエはもちろんその言葉を快諾する。
その後も雑談や兄弟や姉妹に付いて軽く話したあとに解散となった。
そして今後悟空に対して食事を奢ると言い出す人を見ることはなくなったと言う。
帰り道、悟空とカナエは同じ帰り道を辿っていた。
2人は互いの兄弟、姉妹についてまた話を弾ませていた。
最後の分かれ道直前だったり
「へぇ、カナヲは蟲の呼吸じゃなくてカナエさんの花の呼吸の適正があったんか。」
「えぇ、まぁそもそも蟲の呼吸は毒を使わなきゃいけないから普通の訓練だと難しいんだけどね。」
「じゃあ、カナヲはカナエさんの継ぐ子ってことになるのか。」
「そうなのよ~。年齢を考えると、千寿郎君も杏寿郎君か悟空君の継ぐ子ってことになるのよね?」
「う~ん、どっちかと言うと父上の継ぐ子なんじゃねえかな?オラ達3人はみんな父上の指導を受けてきたからな。」
継ぐ子。
それは育手と呼ばれる柱クラスの実力を持つ人々が次世代の柱を育成するための候補生である。
継ぐ子に選ばれるものは才能を持っているか、柱クラスの人物に見入られる者である。
次期柱となるために英才教育が施されるのである。
最後にカナエとも分かれて自身の帰路へとつく。
「…継ぐ子か。そういや、杏寿郎のところに一人の女が教わりにきてたっけか?オラもそういうことをする日が来たりするんかな?」
そう頭の隅で考えながらも家に着くとすぐさま竹刀を取り出して特訓を始めるのであった。
一方十二鬼月を倒すことを命じられた杏寿郎は、多くの隊士が殺られたという情報のある町へとたどり着いていた。
(数多くの隊士が殺されたということは、それだけ強い鬼がいるということ…十二鬼月の可能性は十分にある。)
結構な距離があったがために町に着く頃にはもう夕暮れに差し掛かっていた。
人々の顔はどこか暗い顔をしており、活気があるとはとても言えない町並みになっていた。
杏寿郎はその原因を薄々感づきながらも町民に問いかける。
「何かあったのですか?」
「え?…あぁ、あなた街の人じゃないのね。こんなときに来るなんてついてないわね。」
街の人は杏寿郎の状況を確認するとより一層表情を暗くする。
「この街で毎夜毎夜人が消えていってるのさ。」
町民から帰ってきた言葉を聞いて予想が当たったと確信する。
間違いなく鬼がいるのはこの町であると確信する。
鬼は日の光を浴びると焼け死ぬ。
それゆえに日の落ちた夜にしか行動できないのだ。
鬼との戦いは闇夜のなかで行われる。
次に町民はこんなことを口にした。
「助けを呼びに町の外へと出ていった人たちも次の日、ひどい姿で発見されたらしいの…。あなたももう…この町から逃げられないわ。」
そう呟くように話すと、杏寿郎から逃げるようにはなれていった。
杏寿郎は拳を強く握りしめてこの町のどこかにいるであろう鬼に対して激しい憤りを募らせる。
「許さん!必ずこの煉獄杏寿郎が叩き斬る!!」
(明るかったはずの人々の心をここまで黒く塗りつぶすなど、許されるはずがない!必ずオレが斬る!!)
そう心に誓うと、日が暮れるまでのわずかな時間だが自信の集中力を高めるために僅かな茶と茶菓子のみを購入し瞑想を始めた。
日が暮れ町が闇夜に染まる。
人一人いない町には風音虚しく響くだけであった。
そんな暗闇のなかを杏寿郎は1人歩いて行く。
(鬼の気配はまだ感じない…しかしこの町は広く、探すのは手間だな。)
町は比較的に大きい。
1人でこの町全てを見歩くのは不可能であろう。
普通の人間ならば、だ。
(さてと、始めるか。)
そう意気込むと風のように町のなかをかけていく。
かつての円柱だった、煉獄愼寿郎のようにとてつもない速度で駆け抜ける。
走り続けて十数分。
まるで疲れを感じさせない杏寿郎はやがて一件のお店の前で立ち止まる。
(鬼の気配を感じる。この家か!)
杏寿郎は鬼の気配を感じとると、裏口から家の中へと侵入する。
そしてそのまま鬼の気配の濃い方へと進んで部屋の扉を思い切り開く。
すると目の前に口を塞がれ今にも食べられそうな男の人と、今にも食らわんと大きな口を広げる異形の姿があった。
「させない!!」
すぐさま刀を抜いて大きく一歩踏み込む。
そして息を大きく吸い込んで炎の呼吸の型を繰り出す。
【炎の呼吸 壱ノ型:
異形の鬼との距離を一瞬で詰めて斬りつける。
すると鬼は一瞬の内になにかに包まれそれが斬撃を受ける。
鬼は店の表口の戸を吹き飛ばして道路へと吹き飛ばされる。
杏寿郎もすぐさま道路へと飛び出すがその目に飛び込んできたのは鬼の姿ではなく鬼を包んだ謎の球体だった。
「な…なんだあれは?」
杏寿郎の斬撃を受けたにも関わらず、その球体に傷が付いているようには見えなかった。
次の瞬間、球体の形が液体のように溶けて変化していく。
ドロドロに溶けていき、やがて中から1体の生物が出てくる。
それは男の人ではなく、口から血を滴らせる異形の鬼の姿だった。
「貴様がこの町で人を食らう鬼だな!」
そう言いながら刀を構える。
その言葉を受けた鬼がゆっくりと顔をこちらに向ける。
月明かりによってさっきまで見えなかった、相手の全容が明らかになる。
「その目…!」
腕は人間のような手や指はなく、鋭い槍のようになっていて身体はまるで甲殻のようになっていた。
そしてその黄色い瞳には文字と数字が刻まれていた。
「貴様が十二鬼月、下弦の弐か!!」
そう、目の前にいるのは十二鬼月の鬼であった。
「また鬼狩りか…何度もしつこい。諦めろ、お前達じゃ十二鬼月であるオレには勝てない。」
「罪の無い人々を傷つけ、殺す貴様は許せん!この煉獄の紅き炎刀がお前を骨の髄まで焼き尽くす!!!」
【炎の呼吸 壱ノ型:不知火】
再び距離を詰めて鬼に斬りかかる。
鬼は自身の腕を前でクロスして防御する。
杏寿郎のすさまじい斬撃は辺りに風を巻き起こすがその一撃を鬼は正面から受け止める。
「ははっ!今までの奴らの中で一番強そうだな。」
鬼はそう言うと杏寿郎を力ずくで吹き飛ばす。杏寿郎はすぐに着地して次の型の構えをとろうとする。
しかしそれよりも早く鬼が迫り来る。
鬼は自身の腕を突きだし、杏寿郎の身体を貫こうと攻撃を仕掛ける。
杏寿郎はその攻撃を刀で受け流したり、躱したりと確実に回避していく。
鬼が杏寿郎を今までで一番強いと言ったように、杏寿郎も目の前の鬼が今までで一番強いと実感する。
この鬼を相手には一瞬の油断もできないと、改めて気を引き締める。
【ボオォォオォォオ!】
特殊な呼吸音が響き渡る。
その呼吸の音は人間のものとは思えないほど大きいものだった。
杏寿郎が再び炎の呼吸の型を繰り出す。
【炎の呼吸 肆ノ型:盛炎のうねり】
広範囲に広がる斬撃で防御をするのと同時に鬼の体制を崩す。
そしてそのまま次の型を繰り出す。
【炎の呼吸 壱ノ型:不知火】
鬼の頸に刃を叩きつける。
そしてそのまま鬼との距離を一度離す。
すぐさま鬼の頸を確認するが、頸の三割ほどを斬り離すことは出来ていたが、切り落とすには至っていなかった。
「…貴様、オレの頸を斬ったな?」
「次は斬り落とす!」
「殺ってみろ、糞やろう。」
【炎の呼吸 参ノ型:
【血鬼術
互いの技がぶつかり合う。
杏寿郎の縦の斬撃、鬼の鋭い刺突が衝突しあい、辺りに衝撃を撒き散らす。
杏寿郎はまるで炎を纏うが如くの破壊力に対して、鬼は自身の右腕に黒いなにかを纏わせて強力な一撃とする。
互いの力は拮抗して一歩も譲らない。
「ぐっ、はあぁぁぁぁぁぁぁぁあ゛あ゛あ゛!!!」
煉獄の一撃が鬼の一撃を押し返し、腕を破壊する。
「ちっ!」
「逃がさん!!」
一度引いて体勢を立て直そうとする、鬼を逃さまいと続けざまに炎の呼吸で鬼の頸を斬りと落とそうと迫る。
体制がなおらない鬼の頸もとに煉獄の刀が迫る。
頸に刃が当たると思われた次の瞬間煉獄の身体に鋭い痛みが走る。
【血鬼術
杏寿郎の肩や腹部に鬼の左腕から伸びた細く鋭い黒い針が突き刺さる。
その痛みに身体が強ばり隙が生まれる。
その隙に鬼が右腕を再生させながら、左腕を前にして杏寿郎に突進を仕掛ける。
杏寿郎は、自身の身体が浮き上がる感覚を覚えるとすぐさま自身と鬼との間に刀をいれ、左手で峰を支えて距離を保つように防御する。
鬼はそんなことを意に介さずにそのままさっきの店に向かって突撃し、杏寿郎ごと店のなかに突っ込んでいく。
「ぐっ!」
「どした!?終わりか?」
杏寿郎は店が破壊された時に生じた粉塵によって視界が悪くなったことを利用してなんとか鬼の針から抜け出す。
鬼は店の反対側を突き破るまで止まることはなかった。
杏寿郎は店にまだ人が残っている可能性を考慮してすぐさま道路へと再び飛び出す。
痛む傷口に意識を向けて全集中の呼吸を行うことで止血し、簡単な応急処置をする。
続けざまに店の一部が吹き飛んで中からなにかが飛び出してくる。
そして杏寿郎の数m先に着地する。
それは右腕を再生し終えた鬼だった。
「よく抜け出せたな。」
鬼がそう呟くと、すぐに右腕を構える。
杏寿郎もすぐさま刀を構える。
鬼が右腕を突き出すと、右腕が素早く伸びる。
「血鬼術、
不気味な笑みを浮かべながら放たれた高速の黒槍。
しかし杏寿郎はそれを紙一重で躱しながら鬼へと急接近する。
「なっ!?」
「炎の呼吸、弐ノ型!」
そのまま鬼の懐まで踏み込むと鬼に向かって思い切り斬り上げる。
【炎の呼吸 弐ノ型:昇り炎天】
炎のごとき斬撃が鬼の胴体を正面から斬り裂く。
斬り裂かれた鬼の身体からは赤黒い血があふれでてくる。
しかし、そんな傷をまるでなにもないかのようにすぐさま反撃を仕掛けてくる。
杏寿郎がそれを許すはずもなく、すぐさま盛炎のうねりで相手に傷を与えながら反撃を阻止する。
「はぁぁぁぁああああ!!!」
優位にたった杏寿郎はこの機を逃さない。
雄叫びをあげながら、杏寿郎は全力で数多くの斬撃を繰り出していく。
鬼を殺すには日光を浴びせるか、日輪刀で直接頸を斬り落とすしかない。
この連撃で頸を落とすことは不可能であるが、相手の腕や武器となるものを斬り落とし、決定的な隙を作ることが目的だった。
その目的通りに、鬼は防戦一方な上にその連撃に対応しきれずに徐々に身体の傷を増やすこととなってしまっていた。
「ぐっ!図に乗るなぁぁぁああ!!!」
無理やり右腕を動かして杏寿郎の胸に突き立てようとする。
が、そんな苦し紛れに放った攻撃などに杏寿郎は惑わされない。
【炎の呼吸 弐ノ型:昇り炎天】
すぐさま弐ノ型を繰り出して傷ついていた右腕を斬り飛ばす。
しかし、その技を放った瞬間に鬼が距離をとろうとする。
もちろん逃すはずもなく杏寿郎もすぐさま距離を詰めるが、次の瞬間予期せぬことが起こる。
【血鬼術
鬼の足元から無数の黒い槍が伸びてくる。
さきほどの左腕から伸びてきた黒い槍のように杏寿郎へと襲いかかる。
杏寿郎は咄嗟に後方へと飛び退きながら盛炎のうねりを使うことによって全ての槍を防ぎきる。
体勢をすぐさま立て直して鬼の様子を確認すると、鬼の足元がボコボコと音をたてながら歪んでいるのが見てとれた。
相手の血鬼術が黒い槍を自身の身体から生成するだけでなく、自身の足元からも生成できるものだとすぐさま認識を改めて攻撃の構えをとる。
本来なら一度落ち着いて相手の能力を見極め直す方が確実かもしれないが、杏寿郎はその選択をしなかった。
(あの鬼は強い。攻め時、引き際をわきまえなければ勝てないだろう。相手の新たな能力が出た今攻めるのにはリスクがある…。しかし!右腕が再生していないこの機を逃すわけにはいかない!!)
杏寿郎は激しい呼吸音を鳴らしながら鬼へと突っ込んでいく。
鬼は舌打ちをしながら先ほどの血鬼術、影牙槍撃を再び繰り出す。
鬼の足元から無数の黒槍が杏寿郎に向かって伸びていく。
杏寿郎は黒槍を回避していくが、全てを回避することは出来ずに刀で防御をする。
なんとか杏寿郎の攻撃範囲まで接近したいが、鬼の血鬼術が激しく、これ以上踏み込むことが出来なくなっていた。
杏寿郎は右腕を再生される前にケリをつけると、鬼は右腕を再生させて杏寿郎を殺そうと、互いがいまこの勝負の分け目であることを理解して全力で挑み合う。
「「はぁぁぁぁああああ!!!」」
杏寿郎が盛炎のうねりを用いて僅かな穴場を作り出す。
その僅かな隙間に向かって、まるで縫い針の穴に攻撃を通すかのような性格さで炎ノ型で撃ち抜く。
【炎の呼吸 陸ノ型:炎鬼灯】
確実に貫いた。
杏寿郎の放った突きは、完璧な形で影牙槍撃を合間を貫いた。
杏寿郎自身にも手応えがあった。
ゆっくりと動く時間の中で杏寿郎は鬼の様子を確認する。
鬼はこちらを向きながら
【笑っていた。】
お久しぶりです。
オリジナルの鬼やら柱やら出てきて困惑してる人はすみません…これも煉獄の書を受け取れなかった私が悪いんです…
杏寿郎の戦いをこの話で終わらせようと思ったら思いの外伸びちゃったので次回に決着ですかね?
社会人って忙しすぎて死にそうで。趣味に裂く時間が減っていく…
アニメ最近追えてなくて、鬼滅の遊郭編追えるか怪しくなってきました…