コードギアス ~…とは何ぞや?~   作:ユキユキさん

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第4話 ~男友達はゼロ。

ーヴァルターー

 

ドロテア&シャーリーちゃんと知り合ってから一年、俺の生活は充実していた。共に鍛練をしてくれる者がいるってのは良いものなんだな? …ぼっちだったから分からなかったよ。ドロテアは脳筋:極だから分かるけど、シャーリーちゃんもやりたがるのにはビックリした。…俺を慕う彼女には激甘な俺、はいはいとお願いを聞いてしまう。優しく指導しちゃうわけで、…それに不満を持つのがドロテア。

 

「私には優しくない!…何故だ!?」

 

ってさ、お前とシャーリーちゃんは別モノだろ。自惚れるなドアホと言えば殴られた、………何故に?

 

…ってなわけで基本は一人で鍛練をし、たまに二人が交ざるかどちらか一人って感じかな。…まぁ半年ぐらい経った時にはシャーリーちゃんがほぼ毎日来るようになったけど、…俺と一緒に何かをするってのが嬉しいんだって。更に俺可愛がっちゃうよ? といった感じです。シャーリーちゃんの両親が恐縮しっぱなしだけどお気になさらずに、教えることで俺も学べるんですよ。それに家の両親も喜ぶしさ、…シャーリーちゃん可愛すぎるんだもの。

 

……とのことで生活が充実しているのです。シャーリーちゃんは物覚えが良いし、ドロテアは脳筋で面白いし、毎日が楽しいっすわ。

 

 

 

 

 

 

十二歳になった俺はいつも通りの日々を過ごしていた。そんなある日、…両親に強制連行された。…何故? 俺は何も悪いことなんかしてないぜ?

 

 

 

 

 

 

…やったことと言えば、あの黒髪美人さんに一矢報いたぐらいだよ? 用意周到にルートを選び罠を配置、あえてやられて逃亡し彼女を誘導。やってやられてのいつも通りと見せ掛けて罠のある場所へ、徒手空拳での攻防を演じて嵌めたのだ。狩人がする足に輪を嵌めて吊るすヤツ、あれを黒髪美人さんに食らわせたのさ。…吊るされてさ、…パンツ丸見えだった。

 

それにはビックリしたよね? いつもスカートで襲ってきてたけど、中にスパッツとか短パンを履いていると思っていたから。…顔を赤くして怒っていたっけ? めっちゃセクシーなスケスケパンツ、ガーターベルトも付いてエロかった。身体はガキんちょでも中身は大人、…そりゃあ興奮したよ。何てったってあの黒髪美人さんなんだから、…この時ばかりは狂気面に感謝したね。しまりのない顔がごまかせたんだ、ありがとう悪党狂気面! いつもの狂気面でクールに決められたぜ!!

 

………………え? その後はアレだよ言わせんなって。

 

…………………地獄を見ましたよ?

 

 

 

 

 

 

そのことじゃないよな? …その件で大事になったとか? …とハラハラしていたんだけど違った。連行された場所には一人の美少女がいて、………モニカ? モニカじゃないか、…まともに顔を合わせたのって何年ぶりだ? めっちゃチラ見してくるんだけど何? …まだビビっていたりする? そう思いながらもその場に留まっておく。…何か話があるんだろうし、両親も見ているし。

 

…暫くしてから口を開いたモニカ。出てきた言葉が、

 

「…今更って思うかもしれないけれど、私とも…仲良くしてくれませんか?」

 

…だって。何じゃそら? と思って両親を見てみれば、

 

「ずっと前からそう思っていたみたいだよ。」

 

と父がそう言って母と共にニヤついていた。…何かムカつくなその顔、親じゃなかったら泣かせたいレベル。…それとその顔が俺に似てる、したり顔がヴァルターなのか家の両親は。…ああなん足ることか、マジでダメなパーツの集大成なのね? …俺ってば。……トホホ、…泣けてくるぜ。

 

我が家の真実? に驚愕しつつ、モニカに視線を向ける。彼女…たまに俺へ向かって視線ビームを放ってきてたけど、…それが理由だったの? 初顔合わせん時みたいにビビっていたワケではなく? 何年もコソコソとそんなことを思いながら視線ビームを? ………今に思えば、色がややピンクよりの黄色だった? まるでガンパレみたいじゃん。…この視線ビームが見える理由って、『天才3』に含まれている『幻視』が影響しているのかな?

 

全く別のことに意識が向いている俺をよそに、モニカは饒舌に語ってくる。…あの時は恐かったけど、それ以降はとてもキラキラしていてカッコ良かった。毎日鍛練や勉強をしてたし、習い事もやっていた。小さな女の子を助ける勇気も聞いてて凄いと思った、……とか褒めまくり。…何か褒められると照れるね? …がしかし褒めすぎじゃね? …この悪党面がキラキラしとるとかってそんなバカなことが…、

 

「そんなことないよ!!」

 

…っとと。前のめりでモニカが俺の自虐を遮る、それと共に幼きあの日の出来事を謝られた。

 

……何が何やら、…とにかく言えることは一つ。その腹立たしいニヤつき顔は止めろ、…父と母よ。

 

 

 

 

 

 

モニカと和解? し、彼女も俺達の輪の中に。…と言っても、日常が変わることもなく色々とやる日々。

 

ドロテアは脳筋ゴリラだけど美少女である、和解したモニカは正統派の美少女である、シャーリーちゃんは誰が何と言おうと大天使である、…何を突然と思われるかもしれないが聞いてくれ。美少女に囲まれている俺はハーレム野郎と言われ、同世代と年上世代の男達に前以上…嫌われている。

 

「女を侍らすナンパ野郎の癖に、…マリアンヌ様のお気に入りだと! …何でお前のような男が持て囃される! …バーンシュタイン、調子に乗るんじゃないぜ? いずれ化けの皮を剥がしてやる、…覚悟しとけよ!!」

 

と、こんな感じの言葉を毎日言われとります。

 

俺は侍らしているつもりはないし、そもそもマリアンヌって誰? 皇妃様のことを言っているのだったら馬鹿馬鹿しい、俺と皇妃様に接点なんかねえよ。ドロテアとモニカが俺に寄ってくるのだ、シャーリーちゃんは妹みたいなもん。

 

…後はあの黒髪美人さんだけど、皇妃様だと思っているのならアホかと言ってやりたい。あんなガキんちょみたいな人を皇妃様と同一視してしまったら、…間違いなく不敬罪とされるだろう。皇妃様のマリアンヌ様は聡明で美しく、淑女という言葉が似合う素晴らしいお方に違いない。断じて、…断じて黒髪美人さんと同一視してはならない高貴なお方! 月とスッポンぐらいの違いである!!

 

…と言っても、俺ってばマリアンヌ様のお姿を見たことがないんだよね? 調べようとしても皆が必死に止めてくる。俺如き悪党狂気面のガキんちょが、そのお姿を拝見すること自体が烏滸がましいってことなのだろう。そういうことだと自身で納得し、今の今までそのお姿が分からず仕舞いなんだよね。

 

皆が噂するマリアンヌ様に会ってみたいな、…マジでハンパないぐらいの女神的美女なんだろうなぁ~。…とかブツブツ言ってたら、黒髪美人さんがニコニコ笑顔で絡んできた。

 

…いつの間に来ていたんだ? この人は、…と言うか今日はいつもと違うな? 妙に優しいし、…悪い物でも食べたんか?

 

頬擦りを止めろ! 不本意ながらドキドキしちゃうだろ! …あんたマジで美人なんだからそんなことすんなよ!

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