とある科学の超電磁砲〜八人目のレベル5〜   作:天月 六花

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神崎炎華

「んー!!やっぱり学園都市のがいいわね」

 

私の名前は神崎炎華(かんざきえんか)。常盤台中学三年。半年の休学を終えて学園都市に帰ってきた。

 

「学園都市は能力を存分に発揮できるし!」

 

学園都市は総人口二三〇万人。その八割が学生であり、日々『頭の開発』に取り組んでいる《低能力者(レベル1)》《異能力者(レベル2)》《強能力者(レベル3)》《大能力者(レベル4)》《超能力者(レベル5)》と五段階に分けられた能力者たちが。しかし、その中でも能力を持たない者、《無能力者(レベル0)》と呼ばれる人たちがいる。

 

「さてと。学校行く前にあそこ行こうかな」

 

風紀委員(ジャッジメント)一七七支部〜

 

固法(このり)先輩!!」

 

「え!?神崎さん!?いつ帰ってきたの!?」

 

「今!」

 

「固法先輩。この方は?」

 

ツインテールに巻き毛。小柄な女の子。あ、常盤台の制服着てる!私の後輩かな?

 

「白井さん。この子は神崎炎華よ」

 

「はじめまして。神崎炎華です。よろしくお願いします」

 

「はじめましてですの。(わたくし)は常盤台中学一年、白井黒子ですの」

 

「よろしくね。黒子ちゃん!」

 

「よろしくですの!」

 

ふと、奥でパソコンに向かっている女の子に目が止まった。

 

「固法先輩。あの子は?」

 

「ああ。初春飾利さんよ」

 

今は話しかけない方がいいみたい。

 

バタっ。ドアが開く音が聞こえた。

 

「こんにちはー」

 

「美琴ちゃん!!」

「お姉様!!」

 

入ってきたのは御坂美琴だった。学園都市に七人しかいないと言われる《大能力者(レベル5)》の第三位。能力は超電磁砲(レールガン)。その能力から常盤台の超電磁砲(レールガン)と呼ばれている。

 

「神崎先輩!?帰ってたんですか?」

 

「うん!」

 

「お姉様が...(わたくし)そっちのけで...黒子は...黒子は...悲しいですのぉーー!!」

 

何か騒がしいが、取り敢えず無視。

 

「はいはい。ここは騒ぐところじゃないから」

 

「固法先輩すいません」

 

「また、風紀委員(ジャッジメント)やるの?」

 

「はい!」

 

私は元々は風紀委員(ジャッジメント)だった。

 

「じゃあ腕章渡しておくわね」

 

風紀委員(ジャッジメント)の証の緑色の腕章を受け取る。

 

「手続きは私がやっておくから」

 

「ありがとうございます!先輩!」

 

「いいのよ」

 

深く頭を下げる。

 

「美琴ちゃん。学校行くの付き合ってくれる?」

 

「いいですよ」

 

一七七支部を後にする。

 

「お、お姉様ーー!!」

 

黒子の叫びが響いた。

 

私たち二人は常盤台中学に向かって歩き始めた。

 

「美琴ちゃん。久しぶりだねー」

 

「先輩もお元気でしたか?」

 

雑談しながら。二人の頭からは黒子のことは綺麗に抜け落ちていた。

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