とある科学の超電磁砲〜八人目のレベル5〜   作:天月 六花

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強盗犯との戦闘

「アニキ!こっちは任せてくだせぇ!」

 

強盗犯三人のうち、一人は黒子の相手。二人は私の相手か。妥当っちゃ妥当だけど黒子のこと甘く見すぎじゃないかしら。

 

「レベル5を倒したとなったら俺らの名前も広まるぜ!」

 

「私をそう簡単に倒せると思ってるの?」

 

「そりゃ簡単には倒せねぇだろうけどよ、それでこそ燃えるってもんだぜ!」

 

でも、黒子がいる以上本当の能力を使う訳にはいかないわね。あくまで、火炎放射のみしか...

 

「先手必勝!」

 

強盗犯の片割れが、飛びかかってきた。

 

「よっと」

 

難なく避ける。

 

「どりゃあ!」

 

もう一人が隙を突いてくる。

 

「(発火系の能力!発火能力者(パイロキネシスト)!)」

 

火球を器用に飛ばしてくる。

 

「熱っ!!」

 

制服に燃え移ってしまった。急いで火を消す。

 

「驚いたか?俺はこう見えてもレベル4なんだよ」

 

「そこまでの能力を持ってるのにどうして強盗なんてしたの?」

 

「この学園都市で名前が知られているのはお前らの様なお偉いレベル5だけだ!たった一つの差しかないのにレベル4は雑な扱いを受ける!レベル5とレベル4には越えられない圧倒的な壁がある!レベル4だって十分な力があることを俺は証明するんだよ!」

 

「お偉いレベル5?」

 

「そうだよ!お前らは努力もせず、存在するだけでチヤホヤされる!」

 

どいつもコイツも私のことなんて知らないくせに...!!

 

「私はレベル5と言われるために努力をしてきた!そうじゃなきゃ私には価値なんてなかったから!レベル5という肩書きこそが私の価値!私のことなんて誰も何も知らないくせに!!」

 

「贅沢な悩みだなぁ!」

 

黒子の相手をしていた一人が黒子を踏みつけながら話す。

 

「黒子...!!」

 

黒子が負けた?有り得ない。彼女はレベル5には及ばないものの学園都市でもトップクラスの能力者である。

 

「何をしたの!?」

 

「キャパシティダウンって知ってるか?能力者の能力を封じるんだよ」

 

キャパシティダウン?

 

「あなたを倒して聞かせて貰うわね!」

 

「先輩」

 

不意に声が聞こえた。

 

「み、美琴ちゃん...」

 

怒ってるよー!?今も電気が出てるもん!

 

「手、出していいですか?黒子の敵討ちで」

 

「あー...いいよ」

 

本来ならダメだけどね!あー、後で始末書か。

 

「黒子に手を出したことを後悔しなさい」

 

「ま、まさか...!!」

 

「「「超電磁砲(レールガン)!!??」」」

 

「そう。学園都市第三位。常盤台の超電磁砲(レールガン)。御坂美琴」

 

「ちっ!!お前ら退くぞ!」

 

「「はい!アニキ!」」

 

強盗犯が逃げようと車に乗る。それを逃す御坂美琴ではない。

 

「逃がさないわよ」

 

車が走り去る。

 

「無駄なことを」

 

御坂美琴の二つ名、レールガンが放たれる。

 

「ふぅ」

 

「お姉様...!」

 

「黒子!」

 

こうして事件は無事に解決した。

 

 

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