とある科学の超電磁砲〜八人目のレベル5〜   作:天月 六花

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フェブリという名の少女

〜数日後〜

「大丈夫?」

 

先日スキルアウトに襲われた初春のお見舞いに来ている。

 

「はい。大丈夫です」

 

「初春。(わたくし)がいないからって一人で巡回に出るなんて!今回は駆けつけることができたからいいものの!」

 

「ごめんなさい。白井さん。怪我は大丈夫ですか?」

 

「もう治りましたわ」

 

白井黒子もスキルアウトとの戦闘で怪我をしたようだ。

 

「御坂さんもありがとうございます。助かりました」

 

「いいのよ。私は友達を助けただけだから」

 

ガラララ

 

病室の扉が開いた。

 

「初春ー?来たよー?」

 

どうやら初春の友達が来たようだ。

 

「あ、佐天さん!」

 

「御坂さんと白井さんも来てたんですか。そちらの人は?」

 

「はじめまして。神崎炎華と言います」

 

「私、佐天涙子です。よろしくお願いします!ほら、フェブリも挨拶して」

 

佐天が促すと後ろから小さな金髪の女の子が出てきた。

 

「フェブリちゃんっていうの?私は神崎炎華。よろしくね」

 

「うん!見て!これゲコタ!」

 

指に嵌めた小さなピンクのカエルの指人形。

 

「私のピンクゲコタ!返せーー!!」

 

御坂美琴がフェブリを追いかけ始めた。

 

「美琴ちゃん。大人気ないよ」

 

こりゃ聞いてないね。

 

パチンっ!!

 

指を鳴らして美琴とフェブリの間に火炎放射を出す。

 

「わっ!?」

 

「美琴ちゃん。そんな小さい子に大人気ないよ」

 

フェブリが落とした飴をフェブリに渡す。

 

「ありがとう!」

 

「炎華さーん?能力を人に向けてはいけませんわ!あなたのその能力は殺傷性が高いのですから!」

 

「ははは。ごめんごめん。ちゃんと狙いは外したから大丈夫かなーって」

 

「大丈夫じゃありませんわ!!」

 

「まあまあ。白井さんフェブリがうるさいって顔してますから」

 

フェブリが黒子を見つめている。

 

「はぁ。病人に障りますから帰りますわよ」

 

「私はもう少しフェブリとここに残ります」

 

「ええ。(わたくし)は一七七支部に戻りますわ」

 

「私も寮に帰ろうかな」

 

「白井さん!」

 

病室を出ようとした時初春から声がかかる。

 

「なんですの?」

 

「ちょっと話が」

 

「分かりましたわ。お姉様たちは先に帰っていてくださいな」

 

「うん」

「はーい」

 

話ってなんだろう?まあ、いっか。それよりも...

 

「先輩。あそこ寄っていきません?」

 

歩きながら考え事をしていると美琴から声がかかった。美琴の指差す先はカフェ。

 

「行こっか」

 

〜二〇分後〜

 

「お待たせしました。日替わりケーキとダージリンティー。ミルフィーユとアールグレイです」

 

「わぁ!美味しそう!」

 

「だね。ねぇ、私のミルフィーユ一口あげるから日替わりケーキ一口ちょうだい?」

 

「いいですよ」

 

それにしても、あの子がフェブリか。あの飴...彼女達を生かすのに有効かも知れない...あの飴のレシピを手に入れないと...!!

 

 

 

 

 

 

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