とある科学の超電磁砲〜八人目のレベル5〜   作:天月 六花

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炎華の悩み

「神崎です。銀行強盗犯の拘束完了しました。これより警備員(アンチスキル)に引き渡します」

 

ピッ。

 

「離せっ!お前ら風紀委員(ジャッジメント)はいつもいつも!」

 

「これが仕事ですので」

 

騒ぐ銀行強盗犯に冷静に対処する。

 

「あ、アンチスキルが到着したようね」

 

アンチスキルに犯人を引き渡す。

 

「はぁ。今日は忙しいわね」

 

今日だけで銀行強盗二件、ナンパが五件、事故が四件。

 

「未解決の事件の捜査もしないといけないのに...」

 

プルルルルルっ!プルルルルルっ!

 

「はい。神崎です」

 

『やっほー!炎華ー!』

 

赤羽(せきう)...」

 

『情報は如何ですかー?』

 

「情報のセールスは受け付けておりません」

 

電話を切ろうとする。

 

『ちょっと待って!切らないでー!』

 

「こっちは大忙しなのっ!!」

 

『彼女たちの情報って言われても?』

 

「.......聞くわ」

 

その後赤羽から話を聞き、仕事に戻った。

 

「神崎さん。神崎さん?神崎さん!」

 

「あ、へ?」

 

黒子から声を掛けられているのに気づかなかった。

 

「大丈夫ですの?お悩みがあるなら聞きますわ、わたくしが力になれることなら手伝いますわ」

 

相談できるような内容じゃないのよ。私が悩んでいることは。

 

「ありがとう。でも、大丈夫」

 

「そうですの」

 

いけない。今は仕事に集中しないと!

 

「神崎さん」

 

「はい。なんですか先輩?」

 

「ちょっと巡回に行ってきたら?気分転換がてら」

 

「え?」

 

どうやら先輩は私の様子がおかしいことに気付いて気を遣ってくれたようだ。

 

「ありがとうございますっ!」

 

「いってらっしゃい」

 

〜巡回中〜

 

「異常なし...あとは小道を巡回するだけ」

 

ふとある人物が視界に入った。

 

あれは...暗部組織『アイテム』のフレンダ!!

 

「こんなところで何をしてるのかなー?」

 

少し楽しげに笑っていたことに私は気づかなかった。

 

〜小道の奥〜

 

「麦野ー!」

 

「あぁん?フレンダ、随分遅かったじゃないか」

 

「ごめんごめん!」

 

秘密の会議かしら?

 

「まあいい。次の仕事だ」

 

「はーい」

 

そう言ってどこかへ移動してしまった。

 

「これ以上の深追いは危険...かな」

 

巡回に戻る。

 

「ん...?」

 

またか。ああいう輩はいなくならないのね。

 

「ジャッジメントです!今すぐその子から離れなさい!」

 

五人で一人の女の子を囲んでいる様子は取り締まらないと。

 

「あ、この前の...!」

 

「あーー!!この前俺たちを黒焦げにした!!」

 

ちょっと前の仕組まれたあの事件の時の輩だ。

 

「あなたたちまだ懲りてなかったの!?」

 

「うっせぇ!!」

「今度はそう簡単にやられるかよ!」

 

うわぁー。やる気満々だよ。じゃあ、三十秒で終わらせますか。

 

 

 

 

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