「レベル5で、常盤台のお嬢様のお前にはわからないことかもしれねぇがな」
「???」
「俺たちみたいな日陰者はなこうすることで自分たちの存在を示してんだよ」
「お前らみたいに何もしなくてもみんなに知られてるやつとは違うんだよ!」
「私が...」
「なんだよ!?」
何も知らないくせに!私がレベル5に辿り着くためにどれだけの葛藤を抱えて、どれだけの努力を重ねたか!
「私のことを知らないくせに!私がレベル5という選ばれ者しか辿り着けない座に着くのにどれだけ苦労したか!失敗作と言われ!オリジナルと比較され!」
何を言っているのか理解できない彼ら。
「私が能力の強化と制御を同時に行うのがどれだけ大変か!」
「何言ってんだよっ!!」
殴りかかってくるが炎華は避けない。
「あガッアァァァ!!!いてぇ!」
傷を負ったのは殴りかかってきた男の方だった。
「私が火炎放射の能力で『
日常的に使うのが火炎放射であって真の能力は...
「『
「「「な...!?」」」
「どんなものでもイメージすれば現実に生み出すことができる」
「そ、そんなのチートじゃねぇか!!」
チート、か。確かにこの能力は他人から見たら羨ましい物かもしれない。だけど、この能力はそんなに便利な物じゃない。
「取り敢えず。このこと喋ったら殺すからね。いや、
『は!?』
声、揃いすぎでしょ。
パチンっ!!
「火力強すぎたかな。まあいっか」
彼らの元の姿をイメージする。
「な、何が...」
「おかえりなさい」
現実へ帰還した彼らを迎える。
「ひ...!!ば、化け物!」
「ひどいなー」
まあ。人間とはかけ離れた存在だからあながち間違っちゃいないんだけどね。
「まあいいや。私の能力について誰かに話したら同じ目に合わせるからね。わかった?」
(コクコクコク)
大きく頷く。
「物わかりがよくてよろしい」
「も、もうしません!許してください!」
命乞いか。
「いいわよ。でも、今度同じことをしてるのを見たら本気で殺すわよ」
「もちろんです!」
「巡回に戻りますか」
再び大通りに出る。これで、もうあんなことはしないだろう。
「支部に戻ろうかな」
〜一七七支部〜
「ただいま戻りました」
「おかえりなさい」
優しく迎えてくれる先輩。
「おかえりなさいですの」
黒子...
嘘はよくない。そんなのはわかってる。でも、嘘をつくことで私は私自身さえも騙す。