スマイルプリキュア~想い出の戦い~   作:aptx4869

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スマイルプリキュア~想い出の戦い~

■ 神の目覚めと進路が決まったプリキュア達

 

宇宙のはるか彼方にある神の聖域と呼ばれている星があった。その場所は平和な世界で大宇宙の神とよばれるお方が眠っていた。神にお仕えしていたエルフであるミレアが神の目覚めを確認した。ミレアは背丈はキュアハッピーくらいでグレーのロングヘアーにポニーテルの女の子といった感じである。色白の肌に青く美しいワンピースを着て白い手袋とブーツを履いて、シルバーの首輪がよく目立つ。そして紺色のステッキを持っていた。神の目覚めに気づいたミレアは急いで食事の用意をした。

 

神とよばれるそのお方がついに目覚めて大きなあくびをした後、辺りを見渡しながら「ミレア!」と大声で呼んだ。ミレアはすぐに神とよばれるそのお方のベッドまで行った。

 

ミレア「シャムニ様、おはようございます。目覚めにお食事の用意をいたしましたので顔を洗ってきてください」

 

神と呼ばれるそのお方の名前はシャムニというようだ。背丈はキュアピースくらい。黒い耳と茶色い毛並みをして赤いつなぎ服に黒いブーツを履いている。よく猫の妖精に間違えられることがあるという。

 

シャムニ「ミレア、吾輩はずいぶん眠っていたと思うんだが、もう3年以上は経ってしまったかにゃ?」

ミレア「いいえ、シャムニ様が眠ってから今は二年半後になります。少し早いお目覚めでしたね」

シャムニ「二年半か・・・まあぐっすり眠れたからにゃ。さて食事にしようか」

ミレア「朝食を用意していますので、お着替えが済ませましたらキッチンのほうへ来て下さい」

シャムニ「わかったにゃ」

 

 

地球では平和な日常が続いていた。みんな受験も終わって進路も無事に決まったようだった。星空みゆきは久しぶりにキャンディに会いたいと思っていたが、メルヘンランドも忙しいようでこの時期に会うのは難しいようだった。そこで、今日は久しぶりにスマイルプリキュアのメンバーだけ集まろうと、不思議図書館で待ち合わせになっていた。星空みゆきは受験勉強で忙しかったみんなとはなかなか会って話をする機会がなかったので、久しぶりの再会となることが嬉しくてウルトラハッピーな気分になっていた。受験が終わって学校も休みになったので、時間にはまだまだ余裕がある。待ち合わせ時間は朝の9時だったので今日は1日中、みんなと楽しむつもりでいた。今日は朝早くから目覚めた星空みゆきはお菓子やジュースなどを鞄に入れて不思議図書館に行く準備をしていた。集合時間にはまだ早いけど、先に行って待っていようかと思っていた。

 

星空みゆき「今日はみんなと再会!宿題もない休みだし、ワクワクする!!早く会いたいよー」

 

 

一方、宇宙のはるか彼方にある神の聖域ではシャムニが食事をしながらエルフであるミレアと話をしていた。

 

シャムニ「ミレア、吾輩が眠っている時に何か変わったことはなかったかなにゃ?」

ミレア「変わったことですか・・・そうですね、邪王デモンが封印から解けたことくらいでしょうか」

シャムニ「あー邪王デモンってヤンチャで暴れん坊の厄介者だったね。あまりこの宇宙で星を破壊し続けるようなら、吾輩が消滅させてやらないといけないにゃ」

ミレア「その心配はございません。邪王デモンは既に消滅させられました」

シャムニ「なに!?あのデモンを倒して消滅した者がいるにゃ?それはどこの神がやったのにゃ?」

ミレア「デモンを消滅させたのはどこの神でもありません。プリキュアという人間がどうやら消滅させたようです」

シャムニ「プリキュアって、えっと・・・地球とかいう星にいる女の子が戦士に変身するやつにゃ?」

ミレア「そうです。デモンを倒したのはスマイルプリキュアという五人の人間とメルヘンランドにいる妖精です」

シャムニ「人間がデモンを倒しただと!!?そういえばプリキュアの神って誰だったっけ?何年か前に会った記憶はあるけど名前を忘れてしまったにゃ」

ミレア「プリキュア界の大女神であるメルシーだったと思われます」

シャムニ「ああー!メルシーって8年前にあったあの少女だにゃ・・・スマイルプリキュアという人間に会ってみたものだにゃ」

ミレア「それではメルシーに連絡してスマイルプリキュアの五人を呼んでもらいましょうか?」

シャムニ「ここからメルシーのいる星までどのくらいかかるにゃ?」

ミレア「そうですね。40分ほどあれば行けるかと思います」

シャムニ「40分か・・・遠いにゃ。でもあのデモンを倒したスマイルプリキュアという人間に会ってみたいしにゃあ・・・う~ん・・・」

ミレア「シャムニ様、40分くらい我慢してください」

シャムニ「そうだにゃ。ミレア、とにかくメルシーに連絡してスマイルプリキュアという人間を呼んでくるように言ってくれにゃいか?」

ミレア「かしこまりました」

 

 

星空みゆきは不思議図書館に早めについた。まだ誰も来ていなかったが待つことにした。すると黄瀬やよいがやってきて「みゆきちゃん早いね」と言った。星空みゆきは「やよいちゃーん!!」と喜びながら黄瀬やよいに抱きついた。しばらくすると日野あかねがやってきた。日野あかねは「みゆき、やよい、やっほーひさしぶりやな」と言った。

 

星空みゆき「あかねちゃん!お久しぶりだね」

日野あかね「そういえばみゆきも受験に合格したみたいでよかったな」

星空みゆき「うんうん!ウルトラハッピーだよ。それよりあかねちゃんってまだトレーニングしてるの?」

日野あかね「当たり前やん!あれから技のエナジーもパワーアップしたんやで」

星空みゆき「それはすごいね!」

 

それから緑川なおと青木れいかがやってきた。星空みゆきは「なおちゃん、れいかちゃん、お久しぶり!」と大きな声で言った。緑川なおと青木れいかは声を揃えて「お待たせ!」と言った。五人のプリキュアが集まったところで小屋の中でお菓子を広げながら受験のことやこれからのことについて話していた。

 

 

■ メルシーからの依頼

プリキュア界の聖域でチョコアと外のテーブルに座ってお茶を飲んでいたメルシーはのんびりしていた。大爆発した大図書館の修復もして、神のジュエルの力で倒されたプリキュア達を復活することもできていた。ところがそんな時、メルシーの心の中から声が聞こえてきた。

 

ミレア「メルシーさん、お久しぶりです。神にお仕えしているミレアですが覚えていらっしゃいますか?」

メルシー「宇宙の神にお仕えしているエルフのミレアさんですね。ずいぶんお久しぶりですね」

ミレア「実はメルシーさんにお願いがありまして、先ほど宇宙の神、シャムニ様がお目覚めになりました」

メルシー「あ、あのシャムニ様がお目覚めになられたのですか!」

ミレア「ええ、そこであの邪王デモンを倒したというスマイルプリキュアの人達にお会いしたいと言っているのです」

メルシー「シャムニ様がスマイルプリキュアのみなさんにお会いしたいと・・・しかし、シャムニ様のようなお方がどうして人間にお会いしたいのでしょうか?」

ミレア「シャムニ様の好奇心のようです。メルシーさん、あなたの星にスマイルプリキュアの人達を呼んでいただけないでしょうか?」

メルシー「今、スマイルプリキュアのみなさんは集まっているようですが、いきなりここに呼び出すことができるかわかりません」

ミレア「今からわたしとシャムニ様がメルシーさんの星へ向かいますので、それまでになんとか呼び出してほしいのです」

メルシー「わかりました。なんとか呼び出してみます」

ミレア「40分ほどで到着すると思いますので、それまでにお願いします」

メルシー「わかりました。なんとか呼んでくるようにします」

ミレア「では後ほど」

メルシー「はい」

 

メルシーは驚きながら慌てていた。隣にいたチョコアが「メルシー様、どうしましたでしゅか?」と聞くとメルシーは「これは大変なことになりました。チョコア、すぐにスマイルプリキュアのみなさんがいる不思議図書館に移動してください」と言った。チョコアは「わかりましたでしゅ!」と言った。メルシーはチョコアの頭に手をあてるとチョコアは「では移動しましゅ!」といって姿を消した。

 

不思議図書館の小屋の中でスマイルプリキュアの五人はお菓子やジュースを飲み食いしながらいろんな話をしていた。

 

星空みゆき「そういえばスマイルパクトだけど、高校生になったらキャンディに返そうか迷っているんだけど、みんなはどう思う?」

日野あかね「うちはまだトレーニング中なんやけど、みんな別の高校になってしまうしなあ。プリキュアも引退になるんかな」

青木れいか「しかし、また強敵が現れるようなことになりましたら大変ですので、もう少し持っていたほうがいいのではないでしょうか」

緑川なお「そうだね。高校生になって別々になっても時々この不思議図書館に集まるようにしようよ」

黄瀬やよい「うんうん!みんな別々になってもわたし達はずっと友達でいようって言ってたからね」

星空みゆき「それはそうなんだけど、新しいプリキュアも誕生しているようだし、大丈夫じゃないかな?」

青木れいか「みゆきさんのお気持ちはわかりますが油断は禁物です。スマイルパクトはもうしばらく持っていましょう」

星空みゆき「そうだね。もう少しスマイルパクトは持っておこうか」

 

不思議図書館に現れたメルシーとチョコアは小屋の中からスマイルプリキュアのメンバーが楽しそうに話している声が聞こえた。メルシーは大きな声で「スマイルプリキュアのみなさん!!!」と呼んでみた。しかし、小屋の中から誰もでてくる様子はなかった。メルシーは聞こえていないのだと思って、今度は小屋のドアをドンドンと叩いてノックした。

 

日野あかね「あれ、ドアからなんか音が聞こえたで、誰かきたんやろか?」

星空みゆき「キャンディがきたのかな?ドア開けてみるね」

 

星空みゆきはドアのほうに歩いていった。そして恐る恐るドアを開くと、メルシーとチョコアが立っていた。みんな「メルシー様!!!」と声を揃えながら驚いてドアの前まで走っていった。

 

星空みゆき「メルシー様、ずいぶんお久しぶりだね。今日はどうしたの?」

メルシー「実は、ちょっと大変なことになりまして、スマイルプリキュアのみなさんについて来てほしいところがあるのです」

日野あかね「大変なことってなんや?もしかしてまた強敵でも現れたんか?」

メルシー「いえ、強敵が現れたわけではありません。スマイルプリキュアのみなさんに是非お会いしたいというお方がいるのです」

青木れいか「わたくし達にお会いしたいというそのお方ってメルシー様のお知り合いでしょうか?」

メルシー「知り合いというか、とてもお偉い方です」

緑川なお「メルシー様より偉い方っているんだ?」

メルシー「わたしはプリキュア界の大女神ですが、他にも宇宙にはあらゆる神様が存在しています。そしてその神達のさらに上に大宇宙の神々を統括している大神様がいるのです」

星空みゆき「ええぇーーー!!!そ、そんな大神様がいるの?もしかして、その方がわたし達に会いたいと言ってるの?」

メルシー「実はその通りなのです。とてもお偉い方なので、失礼のないようにしていただきたいのです」

青木れいか「そんなお偉い方に呼ばれているのであれば行くしかありませんね。それでメルシー様、わたくし達はどこへ行けばいいのでしょうか?」

メルシー「わたしのいる聖域の世界です。楽しんでいた最中のようで大変申し訳ないのですが、チョコアの術ですぐに移動していただけるでしょうか?」

黄瀬やよい「そんなお偉い方に会うなんてすごく緊張するけど行くしかないよね」

星空みゆき「メルシー様、わかりました。そのお偉い方にお会いします」

メルシー「では、スマイルプリキュアのみなさん、チョコアの体に触れてください」

 

みんなチョコアの肩や腕に触れるとチョコアが「移動しましゅ!」と言った。そして不思議図書館から姿を消した。

 

チョコアが移動したのはメルシーがいる世界で、綺麗な青空に高原地帯が広がって、とても綺麗な川が流れている場所だった。スマイルプリキュアのメンバーはみんなその風景をみて「とても綺麗で素敵な場所」だと目を輝かせていた。そういえば、邪王デモンと戦った時、スマイルプリキュアのメンバーはこの聖域の大図書館の中しか見ていなかったので、メルシーのいる世界の外を見るのははじめてのことなのだ。

 

星空みゆき「メルシー様の世界ってとても素敵なところだね」

チョコア「当たり前でしゅ!ここはプリキュア界の聖域なのでしゅ。人間が立ち入るなんて本当はあってはならないのでしゅよ!」

メルシー「チョコア、それはいいのです。それよりスマイルプリキュアのみなさん、大神様が間もなくやってきます。絶対に失礼のないようにしてください」

青木れいか「メルシー様、わかりました。しかし、こんな格好でお会いしてもいいのでしょうか?」

メルシー「突然のことだったので服装は仕方ありません。何度も言いますが、絶対に失礼のないようにしてください。大神様は簡単に星を破壊できるほどの方なのです」

 

スマイルプリキュアのメンバーはどんな偉い人がやってくるのか、少し緊張していた。メルシーはかなり体が震えて怯えていた。

 

 

■ 大神様の登場

 

しばらく待っていると空から赤い光が近づいてきた。その光をみたメルシーは「みなさん、いよいよ大神様がやってこられます。まずはしっかり頭を下げて挨拶してください」と言った。

 

赤い光がどんどん迫ってくるとメルシーやスマイルプリキュアのメンバーの前で赤い光が止まった。そしてグレーのロングヘアーにポニーテル、色白の肌に青く美しいワンピースを着て白い手袋とブーツに銀色の首輪をしていて、銀色のステッキを持っているミレアと黒い耳と茶色い毛並みをして赤いつなぎ服に黒いブーツを履いているシャムニが現れた。メルシーは怯えながら頭を下げて「シャムニ様、ミレアさん、お久しぶりです」と言った。スマイルプリキュアのメンバーも頭を下げていた。そして、頭をあげるとミレアとシャムニの姿を見た。日野あかねが小さな声で「なんか猫の妖精がおるで!あの猫の妖精、なんとなくやけどウルフルンに似てないか?」と星空みゆきの耳元で言った。星空みゆきは「あのポニーテルの人が大神様なのかな?」と日野あかねの耳元でささやいた。

 

シャムニ「メルシー、君とはずいぶん久しぶりだにゃ。この前会った時はまだ小さな少女だったのに、かなり大きく成長したにゃ」

メルシー「はい、シャムニ様。おかげさまで・・・」

シャムニ「それと、そこの関西弁のねえちゃん、吾輩は猫の妖精じゃにゃい!」

日野あかね「あ、その・・・聞こえてたんですか?どうもすんませんです」

メルシー「日野あかねさん、この方が大神様であられるシャムニ様なのです。そしてその隣にいるポニーテルの方は神にお仕えしているエルフのミレアさんです」

日野あかね「それはどうもシャムニ様、失礼しましたです。うちはてっきりミレアさんが大神様やと勘違いしてましたわ」

シャムニ「ところでメルシー、そこにいる五人の女の子がスマイルプリキュアなのかにゃ?」

メルシー「はいシャムニ様。この五人がスマイルプリキュアです」

シャムニ「ふぅ~ん。ずいぶん可愛らしい女の子と美人の女の子がいるんだにゃ」

日野あかね「美人やなんて言われるとなんか照れてまうわ。どないしよ!?」

緑川なお「あかね、あの・・・ちょっと言いにくいんだけど、たぶん可愛らしいのはやよいのことで、美人なのはれいかのことだと思うよ」

日野あかね「ええーうちのことやないんか・・・」

シャムニ「この女の子達があの邪王デモンを倒したとはとても思えないんだけどにゃ」

ミレア「いいえ、シャムニ様、間違いなくこの五人の女の子がプリキュアに変身してデモンを倒したのは間違いありません」

メルシー「シャムニ様、ミレアさんのおっしゃる通りです。この五人がプリキュアに変身してデモンを倒しました」

 

シャムニはスマイルプリキュアの五人の近くまで歩いてきて、五人の姿や体型を見ていた。そしてスマイルプリキュアの後ろに回って背中を見て再びスマイルプリキュアの前に立った。

 

シャムニ「う~ん・・・とても強いパワーを感じないにゃ。君達、本当にデモンを倒したのかにゃ?」

星空みゆき「はい。シャムニ様、デモンはわたし達が倒しました」

シャムニ「ミレア、本当にこの子達で間違いないんだよにゃ?」

ミレア「シャムニ様、今はパワーを感じませんが、この子達がスマイルプリキュアに変身すればとても強いパワーを持つことができるのです」

シャムニ「ほう、そうにゃのか・・・じゃあ少しそのパワーというのを見たいにゃ」

メルシー「シャムニ様、ここでスマイルプリキュアに変身させるおつもりでしょうか?」

シャムニ「だって、変身してもらわないとデモンを倒したパワーを感じることができないにゃ」

メルシー「それはしかし・・・この聖域でそんな巨大なパワーを出してしまうと建物が壊れてしまいます」

シャムニ「それならミレアにすぐに修復させるから大丈夫にゃ。吾輩はあのデモンを倒した力が見てみたいのにゃ」

 

そんな話を聞いていたスマイルプリキュアのメンバーは困惑していた。大神様の前でスマイルプリキュアに変身するなんてとても緊張してしまう。しかし断ることはできないのだ。

 

メルシー「シャムニ様、もしかしてですが・・・変身したスマイルプリキュアのみなさんとここで戦ったりしませんよね?」

シャムニ「それは吾輩の気分だにゃ。戦いたいと思ったら戦うにゃ」

メルシー「それはしかし・・・」

シャムニ「なんだメルシー、少しくらい暴れてもこの星なら平気にゃ」

ミレア「メルシーさん、シャムニ様はそんなに暴れることはないと思いますよ」

メルシー「しかし、スマイルプリキュアのみなさんが心配で・・・」

シャムニ「適当に手加減するから心配いらないにゃ」

 

そんな話を聞いていたスマイルプリキュアのメンバーはコソコソと話をしはじめた。

 

日野あかね「あの大神様ってめちゃくちゃ強いんやろか?」

黄瀬やよい「そんなに強く見えないけどね」

青木れいか「適当に手加減をするとおっしゃっているのでかなりお強いのではないでしょうか。相手は宇宙の大神様ですからね」

緑川なお「でも、わたしはトレーニングを続けてたから、デモンを倒した時より、何倍もパワーアップしてるんだけど大丈夫かな?」

星空みゆき「でもさ、シャムニ様の気分次第だから絶対に戦うって決まったわけじゃないし、大丈夫なんじゃない?」

青木れいか「それもそうですね。みなさん、本気の実力を大神様に見せるだけでいいだけなので心配ないと思います」

 

コソコソ話しているスマイルプリキュア達の話を聞いていたシャムニはスマイルプリキュアの前まで歩いていった。

 

シャムニ「君達は何も心配することはないにゃ。では、スマイルプリキュアとやらに変身してもらうにゃ」

星空みゆき「シャムニ様、わかりました」

 

スマイルプリキュアの五人はスマイルパクトを取り出した。

 

 

■ スマイルプリキュア対大神様

 

スマイルプリキュアのメンバーは「プリキュア、スマイルチャージ!キラキラ輝く未来の光! キュアハッピー!太陽サンサン熱血パワー! キュアサニー!ピカピカぴかりんじゃんけんポン♪ キュアピース!勇気リンリン直球勝負!キュアマーチ!しんしんと降りつもる清き心!キュアビューティ!5つの光が導く未来!輝け!スマイルプリキュア!」とプリキュアに変身した。さらにスマイルプリキュアのメンバーはさらに覚醒プリキュアへと変身した。

 

シャムニ「チッ!あの可愛いらしい子にジャンケンで負けたにゃ」

ミレア「わたしはあいこでしたよ」

シャムニ「それがプリキュアに変身した姿かにゃ。しかしこの程度のパワーではとてもデモンに勝てるとは思えないにゃ」

ミレア「それにしても、元は人間なのに、ここまで巨大なパワーを手に入れるとは信じられませんね。宇宙の神々のパワーをはるかに上回っているじゃありませんか」

メルシー「ミレアさん、スマイルプリキュアのみなさんはさらにここからパワーアップすることができるのです」

 

日野あかねは「じゃあみんな、さらにパワーアップさせるで!」と言った。キュアピースとキュアビューティは「はぁーーーー」と気合を入れた。そしてキュアピースとキュアビューティはみるみるうちに体に覆われている炎のような光がさらに大きくなって輝きだした。キュアハッピーとキュアサニーは「うわあああああーーーーーーー」と声を出しながら覚醒プリキュア2に変身した。キュアマーチも「うわあああああーーーーーーー」と声を出しながらエメラルドグリーンの輝きが大きくなり稲妻が走るようになった。そして緑色の髪が長いロングヘアーへと変化して鋭い目に変化した。そのキュアマーチの変身をみたキュアサニーは「なんや、マーチも覚醒プリキュア2に変身できるようになったんか」と言った。キュアマーチは「もちろん!あれあからずっとトレーニングして、わたしもやっと変身できるようになったよ」と言った。

 

シャムニ「なるほど。さらにパワーアップするとデモンの実力を上回るというわけかにゃ。これは面白そうだにゃ」

ミレア「シャムニ様、どうするおつもりですか?」

シャムニ「吾輩も少し戦ってみたくなったにゃ」

ミレア「ではわたくしは後ろで見ていますが、大神様ですので、あまりお暴れにならないでくださいね」

 

メルシーはそんなシャムニとミレアの会話を聞いて「スマイルプリキュアのみなさん!シャムニ様はとてもお強い方なので注意してください」と大声で言った。

 

キュアサニー「なんや、まさかこのままシャムニ様と戦わなあかんのか?」

キュアビューティ「どうやらそのようですね。シャムニ様は戦いたいとおっしゃってるようです」

キュアマーチ「しかし、相手は大神様だし、ケガでもさせてしまったら大変なことになるんじゃないか?」

 

シャムニはスマイルプリキュア達の目の前まで歩いていくと「君達、人間なのに素晴らしいパワーを持ってるにゃ」と言った。

 

キュアサニー「シャムニ様、うちらと戦うつもりなんですか?」

シャムニ「ちょこっと戦ってみようと思ったにゃ。君達の心配はいらにゃいから思いきりかかってくるにゃ」

キュアハッピー「シャムニ様、ケガしても文句なしですよ?」

シャムニ「その心配は無用にゃ。さあ、本気でやってくるにゃ」

キュアビューティ「シャムニ様がそうおっしゃるのでしたら、仕方ありません。みなさん、本気でやりましょう」

 

シャムニはすっと空に浮かんだ。まずはキュアピースがシャムニの前に行くと「プリキュア、ピースサンダー!」と叫んで雷を正面から放った。そして素早くシャムニの背後に移動して「プリキュア、ピースサンダー!」と叫んで雷を後ろからも放った。シャムニは全くその場を動こうとはせず、キュアピースはさらに上空に移動すると「プリキュア、ピースサンダーハリケーン!」と叫んでピースサンダーハリケーンを下にいるシャムニに向かって放った。シャムニは瞬時に後ろに下がった。上空でピースサンダーとピースサンダーハリケーンが衝突して爆発した。そこへキュアビューティがやってきて、「プリキュア、ビューティブリザード!」といってビューティブリザードをシャムニの足をめがけて放った。シャムニはその場に立ったまままともにビューティブリザードをくらって足が凍ってしまった。キュアビューティは「今です!プリキュアビューティブリザード!」と叫ぶとキュアピースが「プリキュア、ピースサンダーブリザード!」と叫んでシャムニのほうへ放った。ピースサンダーブリザードがシャムニに直撃しそうになった瞬間、シャムニは片手でピースサンダーブリザードを受け止めて空へ投げつけた。いつの間にかシャムニの凍った足も溶けていた。キュアピースは「そんな・・・わたし達の技が全く通用してないよ」と怯えながらいった。キュアビューティも「しかもピースサンダーブリザードを片手で受け止めましたよ」と怯えながら言った。

 

シャムニ「これで君達の攻撃は終わりかにゃ?」

キュアピース「ビューティ、どうしよう・・・」

キュアビューティ「仕方ありません、ではこれをやってみます」

 

キュアビューティは「プリキュア、ビューティブリザードアロー!」と叫ぶと弓を出して複数の氷の矢をシャムニのほうへ放った。シャムニは一本の指で氷の矢を弾き返していった。キュアビューティは右手を後ろにすると、あたらなかった氷の矢がシャムニの後ろからも飛んできた。シャムニはすっと氷の矢を避けて右側へ移動した。キュアビューティは「そんな・・・わたくしの技が全く通用していません」と怯えながらいった。そしてシャムニはキュアピースのところへ瞬時に移動した。キュアピースは目の前に現れたシャムニに驚いたがその瞬間、シャムニはキュアピースのおでこにデコピンをした。そのままキュアピースは後ろに吹っ飛んでいって岩にぶつかって倒れた。続いてシャムニは瞬時にキュアビューティの後ろに移動した。シャムニは「美人の子もこれで終わりにゃ」と言ってキュアビューティの肩に軽くチョップした。キュアビューティはそのまま地面に叩きつけられて倒れてしまった。

 

その戦いをみていたキュアサニーは「あかん、ピースとビューティが簡単にやられてもうた!マーチいくで!」と言った。キュアマーチも「わかった」と言って二人ともシャムニのところへ飛んでいった。キュアサニーはシャムニにパンチやキックの連続攻撃をしていった。キュアマーチは背後からシャムニにパンチやキックの連続攻撃をしていった。しかし、シャムニは素早く避け続けて二人の攻撃は全くあたらなかった。キュアマーチは「プリキュア、マーチシュート!」と叫ぶと上空に大きな緑のエネルギー弾を出した。そして「サニー!」と叫ぶとキュアサニーは「よっしゃ!」といって、大きな緑のエネルギー弾に炎をまとわせて「プリキュア、ファイヤーシュート!!」と叫んでシャムニに放った。シャムニはその場を動こうとはしなかった。二人の放ったファイヤーシュートがシャムニに直撃すると空中で大爆発を起こした。キュアサニーは「さすがのシャムニ様でも、今のは結構ダメージ受けたやろ」と呟いた。ところが煙の中から無傷のシャムニが現れた。シャムニは「君達、あまり煙を巻きちらさないでほしいにゃ。服がよごれるにゃ」と言った。キュアマーチは「そんな・・・あれをまともにくらって無傷だなんて・・・」と怯えはじめた。キュアサニーも「嘘やろ?あれくらってノーダメージってどういうことや・・・」と怯えながら呟いた。

 

シャムニ「君達の攻撃はもう終わりかにゃ?」

キュアサニー「だったら奥の手をつかおか。マーチいくで!」

キュアマーチ「じゃあサニーは上から頼んだ」

 

キュアマーチは「プリキュア、マーチシュートインパクト!」と叫ぶと竜巻のような緑のエネルギー弾をシャムニに向かって放った。その瞬間、さらに上空にいたキュアサニーは「プリキュア、サニーファイヤーバーニング!」と叫んで上からシャムニに向かって巨大な炎を放った。シャムニはさっと後ろに移動すると「君達、吾輩がさっき言ったこと忘れたのかにゃ?服が汚れるから煙を巻きちらすんじゃないにゃ!」と言った。そしてマーチシュートインパクトとサニーファイヤーバーニングが上空でぶつかると大爆発を起こした。その瞬間、シャムニに攻撃をしはじめたのはキュアハッピーであった。ところがキュアハッピーの攻撃も全くあたらなかった。シャムニは「デモンを超えるパワーを持った三人が相手になるのかにゃ」と言いながらキュアハッピーの攻撃をかわしていった。キュアハッピーは「だったらこれでどう?」といって大きなハートを描いた。そして「プリキュア、ハッピーシャワーシャイニング!」と叫ぶとピンク色をした光線がシャムニに放たれた。ところがシャムニはハッピーシャワーシャイニングを片手で受けとめて空へと弾き飛ばした。キュアハッピーは「そんな、わたしのハッピーシャワーシャイニングを片手で受けとめて弾き飛ばすなんて・・・」と怯えながら言った。シャムニは「そろそろ時間だね」と言った。まずシャムニはキュアハッピーの目の前に移動すると片手でキュアハッピーの首にチョップした。するとキュアハッピーは気絶して地面に落ちていった。次にシャムニはキュアサニーの前に移動するとキュアサニーの頭の上にちょんっと乗った。キュアサニーはそのまま地面に落ちていって倒れてしまった。最後にシャムニはキュアマーチの背後に移動して背中を人差し指でつついた。キュアマーチはものすごいスピードで吹っ飛んでいくと岩にぶつかってそのまま倒れてしまった。

 

スマイルプリキュアのメンバー全員がシャムニの軽い攻撃で意識を失ってしまったのだ。

 

 

■ 大神様の好物

 

上空に飛んでいたシャムニがメルシーのところへ下りてきた。

 

シャムニ「メルシー、これで終わりにゃ。スマイルプリキュアの実力はこの程度だったのかにゃ」

メルシー「シャムニ様、気絶しているスマイルプリキュアのみなさんを回復してもよろしいでしょうか?」

シャムニ「そうだにゃ。それならミレアにやらせるか。ミレア!」

 

そこに後ろで戦いを見ていたミレアがやってきた。

 

ミレア「シャムニ様、なんでしょうか?」

シャムニ「スマイルプリキュア達の傷と体力を回復させてやるにゃ」

ミレア「かしこまりました」

 

ミレアは空に飛んでステッキを振った。すると大量の不思議な光の粒が辺り一面に降り注いだ。そしてプリキュア達は意識を取り戻して立ち上がった。みんな、既に覚醒プリキュアではなく、普通のプリキュアの状態に戻っていた。そしてプリキュア達はシャムニやメルシーのいる場所へ飛んでいった。

 

キュアサニー「シャムニ様、めちゃくちゃ強いんですねえ。びっくりしましたわ!」

キュアハッピー「本当にデモンなんて比べ物にならないほど強かったです」

メルシー「キュアサニーさん、キュアハッピーさん、当たり前です。人間がいくらがんばっても大神様に勝てるわけがありません」

キュアサニー「こんなに強いんやったらデモンを倒してくれたらよかったのに・・・」

シャムニ「関西弁のねえちゃん、いちいち気に障ることを言ってくれるにゃ。吾輩は寝ていたのでわからなかったのにゃ」

キュアマーチ「シャムニ様、それにしてもとんでもない強さでしたよ」

シャムニ「吾輩は大宇宙の神々を統括している大神様にゃのだよ。デモン程度なら一撃で倒せるにゃ」

キュアビューティ「シャムニ様、わたくし達の完全完敗です。恐れ入りました」

ミレア「さて、シャムニ様。これからどうします?もうお帰りになられますか?」

シャムニ「そうだにゃ。でもせっかくこんな遠いところまできたから何か美味しいものでも食べて帰りたいにゃ」

ミレア「それもそうですね。メルシーさん、この近くに何か美味しい食べ物があるところは知りませんか?」

メルシー「美味しい食べ物ですか?うーん、そういえばチョコアから聞きましたがキュアサニーさんが作ったお好み焼きが美味しいようです」

ミレア「はて?お好み焼きとはなんでしょうか?」

メルシー「地球の食べ物らしいです。わたしにも一度食べさせたいと言っていました」

シャムニ「地球の食べ物にゃ?そのお好み焼きってのは本当に美味しいのかにゃ?」

メルシー「わたしの食事を作ってくれているチョコアが言うのですから美味しいのだと思います」

シャムニ「じゃあ、そのお好み焼きってのを食べてみたいにゃ。美味しくなかったら吾輩は怒るから覚悟するにゃ」

 

その話を聞いていたキュアサニーは怯えていた。まさか宇宙の大神様にお好み焼きを食べさせることになるなんて思いもしなかった。

 

キュアサニー「ちょ、ちょっと待ってください!うちの作ったお好み焼きは地球人のみんなは美味しいって言ってくれますけど、宇宙のしかも大神様の舌に合うかわかりません。それにここにはお好み焼きの材料とか鉄板もありませんし・・・」

メルシー「キュアサニーさん、それならわたしが用意します。是非、お好み焼きを作ってください。わたしも一度食べたいと思っていたのです」

キュアサニー「そんな・・・それってめちゃくちゃ大役やんか」

キュアハッピー「サニー、大丈夫だよ!きっとみんな美味しいって言ってくれると思うから安心して作ってあげて!」

キュアビューティ「では、みなさんプリキュアから人間に戻りましょうか。サニーさんがんばってください」

 

スマイルプリキュアのメンバーは全員、変身をといて人間に戻った。

 

メルシー「では、シャムニ様、ミレアさん、そしてスマイルプリキュアのみなさん、わたしの屋敷へご案内します。日野あかねさんは調理室にご案内します」

日野あかね「あかん、めっちゃ緊張してきた・・・」

黄瀬やよい「あかねちゃん、がんばってね!」

 

みんな揃ってメルシーの家に向かった。メルシーの屋敷はかなり大きく、数十人は入れる場所だった。メルシーは屋敷の中を案内して大きなキッチンテーブルに座って待っているように言った。日野あかねはそのままメルシーに案内されて調理室のほうへ行った。

 

メルシー「日野あかねさん、お好み焼きの材料ですが、何か秘伝の隠し味があったりするのでしょうか?」

日野あかね「あるんやけど、それやと一度うちに帰って取りにいかなあかんねんよ」

メルシー「では、日野あかねさんの家にあるお好み焼きの材料を半分ほどこちらへ移動させましょう」

日野あかね「そんなことできるんですか?」

メルシー「チョコア、日野あかねさんのお店にあるお好み焼きの材料を半分だけこちらへ移動させてください」

チョコア「わかりましたでしゅ」

メルシー「日野あかねさん、チョコアの頭に手をあててお好み焼きの材料を思い浮かべてください」

 

日野あかねはチョコアの頭に手を置いて、自分の家にあるお好み焼きの材料を頭に思い浮かべた。すると調理室に思い浮かべたものが出てきた。

 

日野あかね「ついでやから、うちがいつもつかってるコテも移動させたいんやけどできるかな?」

メルシー「それも思い浮かべてください」

 

日野あかねは自分がいつも使っているお好み焼きのコテを思い浮かべた。すると2枚のコテが出てきた。

 

メルシー「これで準備は整いましたね。あとは鉄板ですが、このくらいの大きさであれば大丈夫でしょう」

日野あかね「うん!これで十分やわ」

メルシー「では、キッチンテーブルに座ってお待ちしていますので、お好み焼きを作ってください」

 

メルシーとチョコアは調理室からキッチンテーブルの部屋へ移動して待っていた。

 

シャムニ「それにしても地球の食べ物が吾輩の口に合うかどうかわからないにゃ」

ミレア「シャムニ様は大の食好きですからねえ。あまり期待をされないでくださいね」

星空みゆき「大神様が大の食好きだって!れいかちゃん、あかねちゃんのお好み焼きは大丈夫かな?」

青木れいか「それは難しい問題ですね。シャムニ様は地球の食べ物をはじめて口にするみたいですし、わかりませんね」

黄瀬やよい「神様っていつも美味しいもの食べてそうじゃない?」

緑川なお「でもメルシー様の食事を作っているチョコアが美味しいって言ったから大丈夫なんじゃないかな」

 

それから15分ほど経つと調理室からお好み焼きの匂いがしてきた。

 

ミレア「シャムニ様、なにやら香ばしい匂いがしてきましたよ」

シャムニ「本当だにゃ。この匂いはヨダレが出てきそうだにゃ」

メルシー「わたしも初めてですが、なんだか美味しそうな匂いですね」

 

それからさらに10分ほどして調理室から日野あかねが出てきて「みんな、お待たせしました!」と言った。

 

 

■ 大神様に気に入られたスマイルプリキュア

 

日野あかねはお皿にのせたお好み焼きを二枚ずつ調理室から持ってきた。まずはシャムニとミレアの前にお好み焼きを置いた。

 

ミレア「なんと香ばしい匂いのする食べ物でしょう。シャムニ様、これはもしかすると本当に美味しいかもしれませんよ」

シャムニ「なんか黒い液体の上で茶色いひらひらしたものが動いてるにゃ」

日野あかね「シャムニ様、その黒い液体ってのは地球のソースってやつです。その上に青のりをかけてあるんです。そしてその茶色いひらひらはカツオ節というやつです。お好み焼きによく合うんですよ」

ミレア「シャムニ様、このソースという液体からものすごく美味しそうな匂いがしますよ」

シャムニ「たしかに美味しそうな匂いがするにゃ。ところでこれはどうやって食べればいいにゃ?」

日野あかね「一口サイズにして切っておきましたので、お箸で食べてください」

 

そういって日野あかねは次々とお好み焼きを運んできた。そして、割り箸をそれぞれに配った。

 

チョコア「またこのお好み焼きが食べられるのは嬉しいでしゅ!」

メルシー「本当に美味しそうな匂いがしますね。ではみなさんお好み焼きをいただきましょうか」

星空みゆき「あかねちゃん、心配そうな表情してるけど大丈夫だと思うよ。あかねちゃんの作るお好み焼きは世界一なんだから!」

日野あかね「そうやな。でも宇宙の神様の口に合うか心配やねん」

黄瀬やよい「大丈夫だと思うよ。あかねちゃん、自信もって!」

 

みんな「いただきます」と声を揃えて日野あかねが作ったお好み焼きを食べはじめた。

 

ミレア「これはなんと美味なんでしょう。地球にこんな美味しい食べ物があったとは知りませんでした」

シャムニ「うひゃー!!これは美味しいにゃ!!このカツオ節というのとソースというものの味がたまらないにゃ!上にのってる白い液体もまた美味しい」

日野あかね「シャムニ様、その白い液体は地球のマヨネーズっていうやつです。お好み焼きによく合うんですよ」

メルシー「チョコアの言ってた通り、本当にお好み焼きという食べ物は美味しいですね」

チョコア「メルシー様、そうでしゅよね。本当に美味しいでしゅ!」

星空みゆき「やっぱりあかねちゃんのお好み焼きはいつ食べても美味しいよね」

黄瀬やよい「うん!美味しいね」

 

そういう話を聞いた日野あかねはホッと安心して自分のお好み焼きを食べていた。

 

シャムニ「ミレア、お前の残りも吾輩によこすにゃ!」

ミレア「シャムニ様、それはいけませんよ。これは残してるのではなく、わたしが食べるのですから我慢してください」

シャムニ「吾輩はまだ食べたいのにゃ!」

日野あかね「シャムニ様にはちょっと少なかったんですかね?だったらもう一枚焼いてきましょか?」

シャムニ「本当か?もう一枚作ってきてほしいにゃ!」

ミレア「シャムニ様、食べすぎはよくありませんよ」

シャムニ「ミレア、いちいちうるさいにゃ!吾輩はもう一枚食べたいにゃ」

日野あかね「だったら、次はモダン焼きってのを作ってきますわ。お好み焼きの中にソバっていうものを入れたやつがあるんです」

緑川なお「あかね、わたしにももう一枚焼いてほしい」

メルシー「モダン焼きというものにも興味があります。チョコアと半分に分けて食べたいので、わたし達にもお願いできますか?」

日野あかね「じゃあモダン焼きを四枚焼いてくるわ。一枚は残りの人が分けて食べて!」

 

日野あかねはさっさとお好み焼きを食べるとまた調理室へ入っていった。そして20分程経って日野あかねが「お待たせしました」と言って調理室から出てきた。日野あかねはモダン焼きを二枚ずつお皿にのせて、まずはシャムニの前に置いた。続いてメルシーとチョコアの前に置いた。再び調理室に入ってもう二枚のモダン焼きをのせたお皿を緑川なおの前に置いて、最後の一枚はテーブルの真ん中に置いた。

 

シャムニ「これがモダン焼きというやつかにゃ。この太い糸のようなものがソバというやつにゃ?」

日野あかね「シャムニ様、そうです。お好み焼きの中にソバを入れたのがモダン焼きって言うんです」

星空みゆき「じゃあ真ん中のモダン焼きはミレアさんとやよいちゃん、れいかちゃんの四人で食べよう」

青木れいか「そうですね」

ミレア「これはまた美味しそうですね。わたしも少しいただきますね」

シャムニ「うひゃー!!これも美味しいにゃ!!このパリッとしたソバの食感がたまらないにゃ!」

ミレア「パリパリとしたソバの食感がたまりませんね。お好み焼きというのはいろんな種類があるのですね」

メルシー「モダン焼きのパリパリしたソバの食感とソースというものの味の相性がよくて本当に美味しいですね」

チョコア「チョコアもモダン焼きははじめて食べるでしゅが、これも美味しいでしゅ!」

 

みんなモダン焼きもあっという間にペロリと食べてしまった。みんなお腹一杯になって満足した表情をしていた。それから屋敷の外に移動していった。

 

ミレア「シャムニ様、お好み焼きという美味しい食べ物をいただくことができましたので、そろそろ帰りましょうか」

シャムニ「そうだにゃ。関西弁のねえちゃん、本当に美味しいものを食べさせてくれてありがとうにゃ」

日野あかね「いえいえ。気に入ってもらえたんでしたらよかったですわ」

シャムニ「お好み焼きは他にも種類があるのかにゃ?」

日野あかね「はい。ミックス焼きとかいろいろありますよ」

シャムニ「今度は地球に遊びにいくから、また吾輩たちにお好み焼きを食べさせてくれるかにゃ?」

日野あかね「いいですよ。いつでも来てください」

シャムニ「それと、スマイルプリキュアのみんなに言っておくにゃ。今回君達と戦ってみて面白かったにゃ。人間なのによくそこまでの力を手に入れたにゃと関心したにゃ」

ミレア「あらあら、シャムニ様はスマイルプリキュアのみなさんのことをよほど気に入られたようですね」

シャムニ「そうだにゃ。気に入ったにゃ」

ミレア「ではみなさん、わたし達は帰りますね。ごきげんよう!」

 

シャムニとミレアはそのまま光となって空高く飛んでいった。みんな手をふりながら「さようなら」と声を揃えて言った。

 

メルシー「では、そろそろスマイルプリキュアのみなさんを不思議図書館へ送りますね。みなさん、大神様であるシャムニ様に気に入られたようで本当によかったです」

星空みゆき「それにしてもさすがに宇宙の大神様は強かったよね」

日野あかね「あれは強いってレベルじゃなかったで!うちらがいくらトレーニングしてもあんなに強くはなられへんやろな」

緑川なお「まあ宇宙の大神様ってくらいだからね。とんでもない力を持っていることだけわかったよ」

黄瀬やよい「たった一発でみんなやられちゃったもんね」

青木れいか「みなさん、宇宙を統括している大神様を相手に戦えただけでもよかったのではないでしょうか。わたしはそう思いました」

日野あかね「れいかの言う通りやな!相手にしてもらえただけでも、うちらはラッキーやったんかもしれんな」

緑川なお「そうだね。宇宙の大神様と戦えたことに誇りを持つようにするよ」

メルシー「そうですね。シャムニ様はめったに戦ったりしませんので、戦えただけでも良かったと思います。ではみなさんチョコアの体に触れてください」

 

みんなチョコアの肩や腕に触れるとチョコアが「それでは移動しましゅ!」といって姿を消した。そして不思議図書館に再び姿を現した。メルシーは「みなさん、お疲れ様でした。わざわざ来ていただいてありがとうございました」と言った。星空みゆきは「メルシー様もたまにはここに遊びにきてよ」と言った。メルシーはニッコリして「そうですね」と答えた。

 

メルシー「それではみなさん、わたし達は帰りますね。また会えることもあるでしょう!さようなら」

 

みんな声を揃えて「さようなら」と言った瞬間、チョコアとメルシーの姿が消えた。その後、スマイルプリキュアの五人は小屋の中に入っていった。そして、中学を卒業して学校がバラバラになっても、時々はこの不思議図書館に集まろうという話になった。この先、どうなるのかわからないが、スマイルプリキュアの五人はいつまでも仲のいい友達のままでいるつもりだと強く思っていた。

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