IS インフィニット・ストラトス ~よくある転生のお話~   作:ホワイト・フェザー

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第1話:リスポーン…じゃなかった、リボーンかな?

Side ???

 

 扉からの光を浴びて意識が吹っ飛んだ俺だったが、突然視界がクリアになった。この感覚、懐かしいな…珍しいことに死ぬ前の俺は、生まれた時の記憶を持っていたんだ。最初はどこか狭い場所にいて、次の瞬間広くて光に包まれた空間に飛び出るような記憶。それとものすごく似ていた。違う点があるといえば、視力や聴力等の五感が普通の大人レベルになっていたので、周りの状況をすぐに理解できた、というところだろうか。

 

とりあえず俺は、生まれたての赤ん坊が絶対にやることをした。すなわち。

 

「おぎゃぁぁぁぁー!!」

 

大声で泣く、ということ。生まれた時に泣かないと何かダメだって聞いたことがある気がする。

 

「おお、生まれたか! やったぁぁぁぁぁ!!!」

 

男の声がしたのでそっちを向くと、金髪のかっこいい外人が満面の笑みを浮かべながら変な踊りを踊っていた。

 

…ん? 金髪の外人?

 

(もしも~し、聞こえますか~?)

 

っていきなり頭の中に声が!?

 

(私です、アテネですよ~。無事に生まれたみたいですね)

 

なんだ、アテネか。でもどうすれば返事ができるんだろう。

 

(あ、そっちの思考を読み取っているので返事はいりませんよ~)

 

さすが神様だな。で、何の用だい?

 

(ええと、今の状況を軽く説明しておきますね。そこにいる金髪の男の人があなたのお父さんです。彼を見て分かったと思いますけど、ここは日本ではありません。ヨーロッパ、スイス連邦の主要都市の1つ、チューリッヒの病院です。言葉に関しては特に問題ないですよね?)

 

全く問題ない。自慢じゃないが、俺は所要な言語である英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語・中国語がペラペラなのだ。死ぬ前の会社で海外企業と取引する上で大いに役に立った。他にも大学で半年留学したトルコでトルコ語、アラビア語、クルド語などを話せる。言語は意外とすぐに覚えられるものだ。少なくとも俺はそうだったけど。でもなんであの永世中立国のスイスなんだ? 俺としてはまた日本に産まれたかったんだけどなぁ。

 

(何故日本じゃないのかというと…ごめんなさい、また間違えちゃいました!)

 

…間違って殺したくせに転生先も間違えただと!? いいかげんにしてくれ! 俺お米が超大好きなんですけど! 日本までめっちゃ遠いじゃねえかよ!

 

(ご、ごめんなさ~い! お詫びにその世界で話されている全ての言語を話せる ようにしておきます!)

 

…まあいいか。言葉って大事だからね。ありがとさん。とはいえ今は赤ん坊だしどうでもいいんだがな。だってしばらくは離乳食生活だし。

 

(あはは…あと例の人工知能ですけど、某映画の戦略防衛AIプログラムよろしく世界中のコンピュータに分散して忍ばせてあります。もちろんバレません、なにせ私がいじくり回したプログラムですから! あなたから連絡があるまで、このAIは私がしっかりと管理しておきますね)

 

そっか、色々とすまんね。てかとっても眠いからもう寝よう…

 

(そうですか、おやすみなさ~い。また来ますね~)

 

あいよ~…ぐー…

 

Side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side ジェイソン・ウォーカー・ロンバート

 

 ついに生まれた! 我が息子! 我が跡取り! これで我が社の未来は安泰だ! おっと失礼。私の名はジェイソン・ウォーカー・ロンバート。しがない企業の社長をしている者だ。つい数分前に待望の男児が生まれたのでもう嬉しくて嬉しくて…いやっほおおおおお!!!

 

ピーッ!

 

ん? 何の音だ?

 

「ロンバートさん! 奥様の容態が!」

 

「何ぃ!?」

 

慌てて私は愛する妻、バーバラに駆け寄る。彼女とはアメリカのハーバード大学で知り合って結婚し、今日まで私を支えてくれた美しい女性だ。例えるならそうだな…有名なハリウッド女優、シャーリーズ・セロンの背後に沈む夕日のように美しい(別にシャーリーズ・セロンが美しいわけではない)。そんな美しい妻だが実は心臓が悪い。だから子供を授かった時医者に、

 

『運が悪いと赤ん坊ごと死ぬかもね』

 

と言われたが、妻は産むことを決意したのだ。

 

 

 

そして今、息子は無事に産まれたが妻が死にかかっている。

 

「バーバラ! しっかりしろ! 先生、どうか妻を助けてください!」

 

「わかっています! おい君、ロンバートさんを外に!」 

 

「はい! ロンバートさん、どうぞ外でお待ちに…」

 

「なんだって! 妻が危ないのに外で待つなど…!」

 

その間にも医師達が懸命に治療を行うが、耳に入ってくるのは悪いことばかり。

 

「血圧低下!」

 

「呼吸がありません!!」

 

「なんてこった!!」

 

………

 

………

 

………

 

………

 

 あの日から1週間が過ぎた。結局、バーバラは帰らぬ人となってしまい、私には息子だけが残された。この子が産まれなければバーバラは死なずに済んだのに…と一瞬でも考えてしまった自分をぶん殴りたくなった。

 

(息子のせいにしてはいけない! この子はバーバラの、いや私達夫婦の夢であり、未来じゃないか! これからは私がしっかりと育ててやらなければならない。愛するバーバラよ、天国から私達を見守ってくれ)

 

そう決意しながら私は息子に名前を付けた。

 

「よし、今日からお前の名前は『ウィリアム』だ!」

 

Side out

 

 

 

 

 

続く…




~ウィリアムの部屋~
作者「新ウィリアム爆☆誕!」
ISウィ「おい作者、何だこのコーナーは? って俺の名前にISってつけんなし」
作者「このコーナーは歴代のウィリアムが集まる部屋だ! というわけで、カモーン、ウィリアムズ!」
なのウィ「お、ここでいいのか?」
ゼロウィ「らしいな。てかみんなウィリアムとかwww」
ISウィ「えっ、お前等誰?」
作者「この世界とは別に世界にいるウィリアム達だ」
ISウィ「何それ怖い」

んで。

なのウィ「てかなんでウィリアムって名前を作者は付けたがるんだ?」
ゼロウィ「俺もそう思った。3作品連続で主人公の名前が同じだと読者に飽きられるぞ」
作者「ですよねー。じゃあISの次の作品からは変えるか」
ISウィ「ということは俺が最後のウィリアムか」
ゼロウィ「最後のウィリアム…なんかいい響きだな」
なのウィ「…どうでもいいがな。で作者よ、今回はプロローグよりめっちゃ短いけど
       なんで?」
作者「プロローグはちょっと書きすぎた気がしてな。それに…」
「「「それに?」」」
作者「他に書くことが浮かばなかった!」
なのウィ「ちょっと…頭冷やそうか…」
作者「え、ちょ、待ってお願いだから引きずらないでぇぇぇぇ!!!!」

んでんで。

ISウィ「さて、次回予告をしようか。少し成長したウィリアムが早速行動を起こす…
     予定だって。タイトルは『光陰矢の如し!』。お楽しみに~」
ゼロウィ「少し成長って何歳ぐらいだろうな。俺の場合は3歳ぐらいから行動を
      開始したっけな」
ISウィ「3歳で? 早くねえか?」
ゼロウィ「こまけえこたぁいいんだよ!!」
ISウィ「…それもそうか!」
ゼロウィ「では読者の皆さん! 次回で会おう!」
ISウィ「アデュー!」



※書かなくてもわかると思うけど念のために。
なのウィ=「なのは」のウィリアム
ゼロウィ=「ゼロ魔」のウィリアム
ISウィ=この小説のウィリアム
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