IS インフィニット・ストラトス ~よくある転生のお話~   作:ホワイト・フェザー

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第17話:やったね一夏君! 代表になれr「やめろ!」

Side ウィリアム

 

~試合の次の日、教室にて~

 

「では1年1組のクラス代表は織斑一夏君となりました。なんか一繋がりで縁起がいい

 ですね~」

 

「えっ」

 

山田先生と一夏の声がしたので俺は意識を仕事の方から授業に切り替えた。だって

授業つまんないんだもん。今はビッグトーラスマンの方が重要だからね。あと主任が

『ノーマルなんぞに乗ってられるか!』と宣言して、自分のハイエンドノーマルこと

”ハングドマン”をネクストにしてしまったそうな。しかも主任砲もネクストサイズに

大きさを変更したんだと。いいぞ、その調子で他のオーバードウェポンも大きくして

くれ。ちなみに最初にサイズを大きくしたOWはマスブレードだったって。まああれが

1番大きくしやすいしね。

 

それはともかく。

 

「山田先生、何で俺が代表なんですか? オルコットさんとウィルに負けたのに…」

 

「それは私とウィリアムさんが辞退したらですわ!」

 

「そゆこと」

 

なんかくろわっさんにさん付けで呼ばれるようになっちまった…悪くはないんだが、約2名

気に食わない者がいるんだな、これが。シャル、リリウム、セシリアを睨むなって。あと、

俺もくろわっさんの事をセシリアと呼ぶことにした。くろわっさんはセシリアにしんかした!

 

「な、何故に辞退してんですかい?」

 

「やはりここは男の方に頑張っていただこうと思いまして」

 

「お前はIS乗りとしてこれからどんどん成長していくだろう。そういう奴こそクラス代表が

 ふさわしい。で、セシリアと俺が辞退したってわけだ」

 

「で、本音は?」

 

俺は満面の笑みで答えた。

 

「1つ、社長のお仕事が忙しい。2つ、俺は面倒が嫌いなんだ。以上」

 

「裏切り者~!!」

 

というわけで一夏がクラス代表となったのであった、めでたしめでたし。

 

 

 

 

 

3時間目の授業は実技なのでウキウキしながらアリーナに集合した。

 

「織斑、オルコット、ウォルコットにロンバート兄妹は専用機を使用して飛行訓練を

 行う。さっさと展開しろ」

 

俺とシャル、リリウムは0.1秒以下で展開した。これくらい余裕のよっちゃんだね。

 

「あれがリリウムさんの専用機…」

 

「きれいだね~」

 

「シャルロットさんのも綺麗!」

 

「なんかトーラスマンに似てる気が…」

 

「ウィリアム君はまるっきりトーラスマンだね」

 

次にセシリアが、そして1番とろい一夏が最後だった。

 

「オルコット、さすが代表候補生と言いたいところだが、ロンバート兄妹とウォルコットを

 見習え。あと織斑、1秒以内に展開しろ」

 

「…わかりました(無茶言うなよ)」

 

「何か言ったか?」

 

「いえ」

 

一夏、心の声が漏れているぞ。

 

「では全員飛べ!」

 

「「「「「はいっ!!」」」」」

 

PICとブースターを起動して俺は空に飛び立った。シャルとリリウムも同じく続く。

セシリアも少し後ろから付いてきていたが、一夏は何処に行った? とりあえず高度

300m位で上昇をやめておいた。しばらくすると一夏がやってきた。

 

「み、みんな速すぎだろ!? ウィル達なんかあっという間じゃないか!」

 

「そりゃ慣れてるからな。お前もじきに慣れるさ」

 

「まだ飛ぶ感覚ってのがいまいちわからなくてな…」

 

「イメージで飛ぶしか無いからね。自分に合ったイメージを自分で探すしか方法はないよ」

 

シャルの言う通りだ。ちなみに俺は『空中を漂うコジマ粒子になった感覚』で飛んでいる。

そこ、変な奴とか言うなし。シャルが蜂の巣にするぞ。

 

『そこから急降下して戻って来い。目標は地面から10cmだ』

 

「わかりました。ではお先に」

 

まずセシリアが降りていった。高速で地表に接近し…お見事。一夏もきちんと見ておけよ?

 

「お兄ちゃん、行こう?」

 

「だな。リリウムも準備はいいか?」

 

「はい、いつでも行けます」

 

「じゃあ行こう。一夏、先に行くぜ」

 

俺達3人は同時に地表に向かってブーストした。一瞬で近づく地面。普通の人間なら

間違いなく地面とキスするハメになる速度だ。だが、俺達は普通じゃない。ぶつかる

寸前で動きを止めた俺達は、地面から0.1mmの高さで止まった。

 

「い、いいだろう。最後は織斑だな、早くしろ」

 

ブリュンヒルデを驚かせることに成功したぜ! さて一夏は…

 

 

 

ズドンッ!!!

 

 

 

凄まじい音と共に煙がもうもうと上がった。一夏がアリーナに墜落したでござる。

 

「誰が墜落しろといった、織斑」

 

「す、すみません…」

 

「後でその穴は埋めておけよ。では次は武装の展開だ。織斑からやってみろ」

 

「はい!」

 

1秒もすると一夏は雪片弐型を展開した。遅いぞ、一夏。

 

「遅い。0.5秒以下で展開しろ。次、ロンバート兄…ってお前はもう展開済みなのか」

 

「そうですけど」

 

俺とシャル、リリウムは最初から武器を展開しているから即座に戦闘が可能なのだ。

 

「では他の武装に切り替えてみろ」

 

「はい」

 

0.1秒で俺は両手両背中両肩の武装を変更した。右腕にBFF製アサルトライフル「063ANAR」、

左腕にオーメル・サイエンス製コジマブレード「KB-O004」、右背中にMSAC製近接信管ミサイル

「DEARBORN03」、左背中にBFF製スナイパーキャノン「049ANSC」、そして両肩には

アクアビット製プライマルアーマー・チャージャー「ADDICT」のアセンである。

 

『早っ!!』

 

クラス全員がハモった。すげえな、こいつら…よく訓練された生徒だな。

 

「…お前のは早すぎて参考にならんな。ロンバート妹とウォルコットも同じだろうから

 次はオルコットだ」

 

「は、はい!」

 

 

 

 

 

まあセシリアは飛ばすんだけどね。

 

「ひどいですわっ!?」

 

てなわけで夜までカット。

 

 

 

 

 

カー カー

 

で、夜。

 

「織斑君クラス代表決定おめでとー!!」

 

『おめでとー!』

 

寮の食堂に行くとクラスのみんながクラッカーを一夏に浴びせた。その一夏は何が

なんだかよくわかっていないご様子。

 

「な、何だ!?」

 

「織斑君のクラス代表就任を記念したパーティーだよ!」

 

「おりむ~が主役なんだから速く行った行った~」

 

 

一夏をおりむ~と呼ぶこの少女はのほほんさん。別名布仏本音という。

 

「ウィル~、なんか逆だよ~?」

 

一見いつものほほんとしているけど、実は彼女の実家『布仏家』は、日本の対暗部用

暗部である『更識家』専属の従者の家系だと有澤重工諜報部から教えてもらった。

俺のことを『ウィル~』、シャルのことを『シャルっち』、そしてリリウムのことを

『リリウム~』と呼ぶ。

 

 

「それでは、カンパーイ!!」

 

『カンパーイ!!』

 

それぞれ好きな飲み物で乾杯をした。なので俺もごく普通の学生が飲む”鬼殺し”を

コップに注いで乾杯した。

 

「ちょ! ウィル、それ日本酒じゃねえか!?」

 

「いいのいいの。俺成人だし、この学園の規則に酒飲むなって書いてないし」

 

「そっか、ならいい………のか?」

 

「織斑先生の許可はもらっているから問題ないぞ」

 

「千冬姉の? ならオッケーだな!」

 

決してスイス製のとっても美味しいウォッカ『クセレント(Xellent)』を1ケースほど

プレゼントしたわけではないぞ?

 

 シャルとリリウムが他の女子達と話し始め、一夏も数名の女子に連れていかれたので、

俺は誰と話そうか悩んだ。そんな時めに入ったのがセシリアだった。ちょっと離れた場所で

1人ジュースを飲んでいた。

 

「よう、セシリア」

 

「あらウィリアムさん」

 

「元気ないじゃないか、どうした?」

 

「いえ、その………」

 

口ごもりながら一夏の方をチラチラと見ているのを見て、セシリアが一夏に惚れているのが

わかった。一夏め、早速フラグを立てやがって。

 

「まあなんだ、あいつはかなりの鈍感だからしっかりやりな」

 

「なななな何のことですの!?」

 

「え、違うのか? セシリアは一夏の事が…」

 

「わーわーわー! 言わないでくださいまし!!」

 

「はっはっは。青春だねぇ」

 

そんなこんなでパーティーは夜遅くまで続いたのであった。

 

Side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~パーティーと同時刻、IS学園正門前にて~

 

「やっと着いたわね…遠かったわ~」

 

その人物―背も胸も小さいツインテールの少女―はそんなことを呟きながら正門をくぐった。

 

「ここにあいつがいるのか…」

 

少女は幼馴染に会えるのをとても楽しみにしていた。そして元気よく学園に入っていった。

 

 

 

「………おっかしいな~、受付ってどこなのよ?」

 

で、早速迷子になっていたのであった。

 

 

 

 

 

続く…

 

 

 

 




~ウィリアムの部屋~
なのウィ「主任もリンクスになっちゃったのか」
ゼロウィ「あれだな、福音戦の時に乱入させるのも面白そうだな」
ISウィ「ちょっとお手伝いをね、って? ありじゃないか?」
作者「いやいや、そこは別の兵器でちゅどんとする予定だよ」
ゼロウィ「ふーん。で次回は?」
作者「あの娘が登場。以上」
なのウィ「それだけかよ!? てか毎回毎回短いよ!」
ISウィ「作者も忙しいんだよ。察してやれ」
作者「休みが週1、しかも不定期ってどこのブラック企業だよ。死にたい」
なのウィ「…頑張れ! ではまた次回をお楽しみに!」
ISウィ「いつになるかわかんないけどね」
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