IS インフィニット・ストラトス ~よくある転生のお話~   作:ホワイト・フェザー

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短くてすみません。でも忙しくて長いの書けそうにないんで…


閑話:いなくなった者、残された者

 IS学園のとある一室。部屋の入り口には『生徒会室』と立派なネームプレートが

貼られていた。その中で2人の女性が話をしていた。いや、正確には1人がもう1人に

ずっと話しかけていた。話しかけている女性は布仏虚。話しかけられている女性は

生徒会長である更識楯無であった。ロシアの国家代表でありIS学園最強の肩書きで

ある生徒会長の彼女は、今何をすることもなく、ただ呆然と椅子に座っていた。

 

「…どこにいっちゃったの…」

 

「今日本全国を捜索中です。きっとすぐに見つかりますよ…」

 

「そう言ってからもう1週間も経っているじゃない!」

 

更識は机に突っ伏して遂に泣き始めた。

 

「うぅぅぅ………どこにいるの、簪ちゃん……」

 

 

 

 事の発端は企業連がすべての国家に宣戦布告をした翌日であった。いつも通りに

更識は食堂の隅で朝食を食べていたのだが、妹の簪の姿が見えなかった。あまり仲が

良くない更識姉妹。姉である楯無はいつも遠くから妹を見つめていたのだった。だが

今日は居ない。

 

(簪ちゃんったら寝坊かしら?)

 

その時はあまり気にしなかったのだが、放課後生徒会室に布仏虚の妹であるのほほん

さんこと布仏本音が血相を変えて飛び込んできた。

 

「かかかかか簪ちゃんがいないの!!」

 

その言葉を理解するのに更識は数秒を要した。次の瞬間自分の専用機、 霧纒の淑女 (ミステリアス・レイディ)

展開して窓に大穴を開けて飛び出し、一瞬で妹の部屋の前に着いた。扉を吹き飛ばし

中に入ると、そこにはロープでグルグル巻きにされた簪のルームメイトだけがいた。

簪はもちろんおらず、机やクローゼットは空っぽになっていた。

 

 ルームメイトに話を聞いたところ、朝起きた時から既にグルグル巻きになっており、

簪がどこにいったのか、全くわからないとのことだった。直ちに更識は捜索隊を

結成し、日本中を探させているが1週間経った今でも行方はわからない。

 

 

 

 なので、重度のシスコンである更識は、いつもの姿とは打って変わって大声で

泣いているのであった。これには幼馴染の布仏虚もびっくりしていた。

 

「あのー、そろそろ会議の時間が…」

 

「そんなの知らないわよ! うぇぇぇぇん、簪ちゃぁぁぁぁん…………」

 

「うん、だめだこりゃ」

 

いずれ来るであろう企業連の攻撃から、この学園をどう防衛するかという重要な会議

なのだが、更識にとって今一番重要なのは妹であるため、彼女は会議をバックれて

部屋で1人泣いていたのであった。

 

 

 

 

 

 同時刻、旧スイス連邦、トーラス社ナーデルホルン要塞の地下滑走路から、1機の

超大型アームズフォートが飛び立った。便器に似ているような似ていないような外観だが、

計り知れない攻撃力と防御力を持っているアームズフォートはすぐに上昇し、分厚い雲の

中に消えていった。そのアームズフォートの機体の下部に4つの大きなハードポイントが

あった。そこには2機の新型無人戦闘機、そして2機のネクストが付いていた。

 

「さあ行こうか、日本へ」

 

「うん、お兄ちゃん!」

 

「行きましょう、ウィリアムお兄様」

 

「そうだな、社長。俺も感動の再会ってやつをしに行こうかね」

 

「…よし。これで私はあの人より強いって証明できる!」

 

 

 

 

 

続く…




~ウィリアムの部屋~
なのウィ「初登場の生徒会長がメンタル弱すぎる件について」
ゼロウィ「シスコンだからしょうがないね」
ISウィ「最後のは誰だろうね?」
作者「さぁてね?次回はまず日本が餌食に…」
なのウィ「まじかよ…でもすぐ終わるっしょ?」
ISウィ「時間をかけることはないだろうね」
作者「ですね。ではまた次回!さいならー」
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