IS インフィニット・ストラトス ~よくある転生のお話~ 作:ホワイト・フェザー
今はマルチやってます。なかなか難しい…
旧ブラジル連邦共和国、首都ブラジリア。企業連軍―主にGAの陸軍部隊に占領された後も
ラテンアメリカの経済の中心地であり続けている。当然の事ながら、企業連の防衛部隊が
大量に展開しており、ISの襲撃を受けても迎撃用のネクストACも3機待機している。守りは
完璧である。
ところが今、ブラジリアは攻撃を受けていた。完璧だった筈の守りは何処かに消えたらしい。
「敵襲!! あの青い悪魔だ!!」
「全部隊に伝達! コジマ兵器の自由使用を許可する! ここで奴を倒すんだ!!」
「市街地でコジマ兵器を!? おやめください!!」
「そうでもしないと奴を倒せん! 4日前の”ボゴタの悲劇”を忘れたとは言わせんぞ!」
「そ、それは…」
4日前、旧コロンビア共和国首都ボゴタが何者かの攻撃を受けた。ハイエンドノーマル3個
大隊(1個大隊=16機のACで構成されている)が殲滅され、市街地にも甚大なる被害が出た。
民間人の死傷者もかなり出る結果となったのだ。
もちろん駐留していたGA部隊は全力で反撃した。ところが敵もプライマルアーマーを
装備しており、攻撃が全て無効化されてしまったのだ。たまたま現地にいたオーメルの
研究グループが、運んでいた牽引式のハイレーザー砲を使用してPAを破ったものの、
リミッターを切って使用したレーザー砲は使用不可に。しかも空中を自在に飛び回り、
追撃してきた可変戦闘機4機を一瞬でスクラップにした。
さて、ブラジリアのGA部隊は全力で攻撃をしているが、効果はないようである。
「司令、こうなったらネクストで…」
「だが操縦者がな…」
司令は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべた。3人のリンクスはいずれもカラード所属
とはいえ、ランクはとても低く、
『正直戦力としてどうなの?』
とカラードに聞いたら、
『大丈夫だ、問題ない』
という返事をもらった。その後司令は遺書を書いたとか何とか。
さて、そうこうしているうちにネクスト3機がやられ、司令部の近くに墜落した。しかも
無線機からは他の部隊からの救援要請やら悲鳴やらが大量に聞こえてきた。
「くそ! 全部隊に撤退を指示しろ! 民間人を護衛しつつ郊外に撤退!!」
「了解…」
悔しいがやむを得ない。そう考えながら副官は各部隊に指示を出し始めた。すると今度は
別の所から通信が入ってきた。忙しい副官は荒々しい口調で対応する。
「こんな時に何だ!? こっちはケツに火が付きそうなくらい忙しんだ!」
『それは重々承知しておるよ』
聞いたことのない声に副官は戸惑う。
「…誰だあんた?」
『インテリオルグループのブラック、と言えばわかるかな?』
「ぶ、ブラック代表!? これは失礼しました!!」
『構わんよ、それよりも君達の撤退を今から支援する』
「…といいますと?」
『空を見給え。あの青き悪魔に神罰を下してやろう!』
その言葉と同時に、空にいた敵が大爆発を起こした。たった1回の攻撃でプライマルアーマーが
はじけ飛び、敵本体にダメージを与えた。
「なっ!? これはまさか…インテリオルの対地攻撃衛星! 噂には聞いていたが実在していた
とは…」
『その通りだ。腐るほどあるから好きなだけ撃つぞ!! ヒャッハー!!!』
次々と飛んでくるレーザー。それらの攻撃を受けて敵はだんだん壊れていく。再びレーザーが
直撃した時、敵の胸部装甲板がごそっと剥がれ落ち、中にいた人物が見えた。
「あれは…日本人の女か?」
副官は近くにあったデジカメをすばやく構えてパシャリと撮った。だがすぐに敵は踵を返して
南へと逃走を開始した。ブラジリアに設置されていた対空レーダーは全て最初に破壊された
ため、追跡は不可能だった。
結局、ブラジリアのGA部隊の被害はそこまでひどいものではなく、民間人の死者も5人に抑える
ことができた。そして副官が撮った写真を分析した結果、操縦者はあのISの開発者、篠ノ之束の
妹である、篠ノ之箒であると確認された。企業連は篠ノ之箒の追跡と排除を宣言した。そして
篠ノ之箒が操縦していた謎の兵器を、”パルヴァライザー”と呼ぶことにし、
『逃亡中の篠ノ之束がネクストを倒すために開発した兵器』
と判断し、これも必ず破壊すると宣言した。
「私そんなの作ってないし!! てか箒ちゃん何してんのおおおおお!!??」
同時刻、西サハラの秘密基地で篠ノ之束が発狂していた。理由はもちろん企業連のニュースを
見たからだ。
「どーしよう!? 箒ちゃん探そうにも世界中敵だらけだしもう終わりじゃん!!」
「落ち着け博士」
マドカはダンベルで筋トレをしていた。
「99…100、と…あんたの妹はどうやら洗脳でもされているんじゃないか? 写真を見る限り、
死んだ魚のような目をしているじゃないか」
「そうだ、きっとそうだよ!!」
「ですが束様、このパルヴァライザーですけど何処に行ったのかわかりません。南の方に逃げた
らしいのですが…」
くーちゃんは精一杯ハッキングをかけて各地のレーダー情報などをあさっていたが、見つける
ことはできなかった。
「もしこれが企業連の茶番であるならば…」
クラリッサはじっくり考えてから口を開いた。
「近いうちにまた他の都市が攻撃される、もしくは何らかの発表があるでしょう。例えば…
『パルヴァライザーをどこどこで見つけたからちょっとアームズフォートで倒してくる』
なんて言えば、篠ノ之博士が妹を助けに行くでしょう。それが狙いとか」
「なるほど…」
「もういい! もうやけだ! ISを魔改造してネクストなんか指パッチンで倒せるぐらいに
してやる! うおおおおおお!!!」
束は現実から目を背けてISをいじり始めた。ちなみに隅の方でブツブツ呟いていた千冬は
ここにはいない。ラウラ護衛の元、日本にいる山田真耶の元に向かっているのだ。IS学園
への攻撃から生還した真耶は、怪我を治した後日本を駆け巡り、クラスの生徒達を探して
いた。幸いにも、企業連軍と日本軍との戦闘に巻き込まれた生徒はいなかったので真耶は
ホッとしていた。そこに束が電話をしてきて、千冬の面倒を見て欲しい、と依頼したので
あった。
「企業連め…次は何をしでかすつもりなのか…」
続く…
~ウィリアムの部屋~
なのウィ「パルヴァライザーきたー!!」
ゼロウィ「でもあれ外見がキモいよな。個人的にはIBISのあれがいい」
ISウィ「キモイ言うな。無人化アレサけしかけんぞ」
ゼロウィ「すみません冗談ですやめてください」
作者「1月の仕事の内容を聞きました…何で忙しいんだ? 今よりラクになる
言うたやん!」
なのウィ「それが社会だ」
作者「アイワナビーアニート」
ISウィ「何もしなくても金が入る仕事ないかな」
作者「サッカーくじ当てようぜ! キャリーオーバーが…」
ゼロウィ「夢はさておき次回は?」
作者「企業連がまたまたとんでもないことをし始めます。今までで最大規模の…」
なのウィ「最大規模の…なんだよ?」
ISウィ「ま、お楽しみということで。ではまた次回!」