メガテン世界だけど仲魔がデビチルデザインな件について 作:あきゅおす
とある日。
合同で人手もあるし楽そうであると思って引き受けた仕事だったが、予期していなかった強力な悪魔の襲来により他のサマナーたちが大打撃を受け、危機を一瞬早く察知し難を逃れた青年は彼らを逃がすために殿を務めざる負えなかった。蓄えてきた物資を全部放出し、仲魔もかわるがわる出し切り、それでも今までで一番死を覚悟した青年であったが、他のサマナーを逃し、
「」
「おい、唯…し、死んでる…」
その襲来した悪魔はメソポタミア神話で神々の母とされているティアマットであった。
女神転生系列での古い作品では、デザインの差異こそあるものの、複数の蛇が体にまとわりついている複乳で、黒に近い鱗の肌を持つ女性というのがデフォルト(魔神転生やラストバイブルではまた違う姿である)であったが、ソウルハッカーズからは、大きな体に複乳、肌の色は青紫に近い色になっているが、首から上にはまた上半身が生えており、その上半身は腕が二の腕までしかなく、眼が複眼になっている。ちなみに上半身と首の間からは触手が生えている。
…ぶっちゃけ文字の説明ではわかりづらいので各自画像を調べてほしいが、(ニッチすぎるが)ツボにはまる人にはハマるデザインになっている。
が、デビチルになると蛇がまとわりついているのは変わらないがそれ以外が大幅に違っている。メカクレ、(たぶん)ボンテージ、そして鎖がまとわりついている。メカクレボンテージチェーン地母神。属性マシマシである。
いろいろ性癖にヒットしてしまったのか、唯が青年から報酬でデビチルデザイン化したティアマットを見た瞬間、冒頭での死んでる判定されたのはこのせいである。
「…はっ」
「いや気を取り戻した風にしてるけど脈止まってたよね?」
「大丈夫、カロンには袖の下渡してきたからね」
「ガチで死んでるじゃねーか」
さらっと自力で黄泉がえった唯はさておき。
仲魔になったのはいいものの、性格が媒体で違っており、メガテンやデビダスでは残酷で短気と書かれているが、神話上では優しく寛大であったと書かれており(ちなみに怒ったあとは同じである)、この世界ではどちらなのかと思いビクビクしながらも話しかけてみることにした。
「あの…」
「ああ、先ほどは申し訳ございません。怒りが収まらず、周りに当たってしまいまして…」
申し訳なさそうにするティアマットを見て寛大な方だとほっとする青年。話した感じだとダウナー系敬語お姉さんである。さらに追加された要素で唯は死ぬ。カロンに再び会いに行った唯をしり目に青年は話を続ける。
「ああ、お気になさらず…とは言えないですが、なんとか死者もでなかったですし。ちなみに怒った原因をお聞きしても?」
「いえ、召喚した者があまりにもあれだったものでつい…」
「なるほど…?」
あれってなんだよと思ったけど、掘り起こしてまたぶちギレられたらたまらないと思い軽く流した。
そこからは契約について説明をしつつ、ついでに家にたびたび襲撃をかける唯の変態性も説明しつつ青年の家へと戻ることになった。
「…なんで田中さんもいるんですか」
「あ、お帰りなさい」
家に帰りついた青年を待っていたのは、すんごいいい顔で作り置きのバステト特製カレーをほおばっていた田中だった。服装は外着ではなく高校時代のジャージである。
「ん?お帰りなさい?」
青年が田中のジャージ姿と言動に違和感を覚えると同時に電話がかかってくる。名前を見ると葛葉の使者からだった。
「お疲れ様ですこの前の件なのですが何回も繰り返されており注意だけという訳にもいかないので申し訳ないのですが田中さんを預かってもらうことになりました監視役として頑張ってくださいちなみに依頼ではなく半ば命令に近いものなのでお金も発生しませんごめんなさいそれじゃ!」
一息で言い切られて呆気にとられ、反論する前に電話を切られた青年は「…ひどくない?」とぼやいた。まぁ使いの人も上からのお達しを伝えるしかないだろうしあの人に言い返してもしょうがないか、と思いため息をつく。
「という訳でよろしくお願いします。Wifiのパスを教えてください」
「家主に対しての一言目がそれかてめぇ」
「イベントが始まる前にアプデしたいんですよ!」
青年はもう一度、今度は深いため息をついた後、パスワードの書かれた紙を渡すと田中はすぐに入力しソシャゲのアップデートを始めた。
「…なかなか特徴的な家ですのね」
今回の仕事に赴いたのにも関わらず家事をしようとするバステト、そんな彼女を気遣い代わりに家事をしようとするウィンディーネ、予想外の激闘だったので青年からの臨時報酬としてもらったケーキを食べるピクシーと酒を飲むヤマタノオロチ、遊びに来たついでに田中の横で一緒にカレーを食べている一般人…に見えるアルケニーなどなど。悪魔たちが思い思いに過ごしている。ティアマットは用事のある時以外は召喚されてなかったのでこの光景は意外であった。
「最初は家事を手伝う代わりに召喚してたんだけど、いつの間にかこうなったんですよ。まぁ自分の召喚は特殊なんでマグネタイトを喰わないですし。とりあえず暇なときは自由にしていいんで。あ、カレー食べます?ついでに入れてきますけど」
「…食べたことないので、物の試しに少し入れてもらえるかしら」
「了解っす」
はー腹減った、とぼやきながら台所へ向かう青年と入れ違いに、ウィンディーネに家事を任せることにしたバステトがティアマットに近づいてきた。
「ええと、先ほどの戦闘ではどうも」
「あっ、はい」
第一声に困ったのか若干詰まりつつもバステトは話しかけ続ける。
「あなたと彼との契約も成ったことですし、そこらへんは水に流しまして…、よければお話しませんか?」
「…分かりました。さてなにから話したものか…」
上目づかいで話しかけてくるバステトを見て、気遣う様子で敵意はなかったので、了承し、戸惑いつつも話題を探すティアマット。そんな
メカクレとカタメカクレはそれぞれからしか得られない栄養素があると思うんですよ(マガオン)
戯言はさておき、久々の投稿になりました。ほぼ1年ぶりの投稿とか本当に申し訳ねぇ…っ!今度はなるはやで書けたらいいな…。
直近の筆者のメガテン事情なのですが、ソウルハッカーズ2をプレイしました。賛否両論あると思うのでふわっとした感想に留めますが、自分は楽しめた側でした。ただソウルマトリクスは絶許。
とりあえず積みゲー消化も勧めつつ、この作品の筆の方も進めていきます。