メガテン世界だけど仲魔がデビチルデザインな件について   作:あきゅおす

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そんなに重大じゃない事件の話/マメダヌキ

 近年のメガテンでは種族の追加でフードというひと際目立つものがある。ほとんどは日本由来なのだが、なんでかチュパカブラも分類されている。今回はそんなフードに分類される悪魔のお話。

 

「まさかこんなに早く終わるとは…」

 

 雨が降り続いているとある日。青年に依頼が入りいつもの防具をつけ現場の一軒家(結界)に踏み込んだら雲消霧散したという不可解な事象に遭遇。青年が微力ながらも反応するエネミーセンサーを頼りに近づいていくと、うずくまってる悪魔を発見した。その瞬間、青年は察した。

 

「うごごごごご…。皮が…皮が…」

 

現場の一軒家(結界)が巨大な陰嚢自体であったことに。

 

「うわえんがちょ」

「えんがちょとは何かえんがちょとは!ワシの○○をそんなもの(スパイク)で踏みおってからに!」

「いやそんなもん(○○)で結界作るからでしょ」

 

 ブチ切れている結界の主…マメダヌキに対して冷静にツッコミを返す青年。

 マメダヌキ。人を化かす狸であり、その際には幻術と巨大な陰嚢を用いて化かすと言われている。その大きさは一軒家の広さにもなるとか。

 

「そんで。なんで結界なんか…」

「結界も何も雨宿りしてただけなんじゃが」

「…ああ。なるほど。そりゃあすまなかった」

 

 ここ何日か続く雨のせいか、ととりあえず納得する青年。お詫びに、とピクシーを召喚し袋にディアをかけつつ(ピクシーはすごい嫌そうな顔をしていたのだが、後ほど機嫌取りにホールのケーキをプレゼントされて喜んでいた。チョロい。)悪魔からもらった美味しい酒を渡しつつ話を続ける。そのお酒に気をよくしたマメダヌキも話に応じてくれた。

 

「まだここに住み続ける予定?」

「雨宿りがてらいるだけじゃ。この雨が止んだら立ち退くわい」

「あー、そうしてくれ。一応こっちからは葛葉の方には報告しておく。ただ止んだらすぐに立ち退かないと葛葉の連中が退治しに来る可能性があるからな」

「あい分かった」

 

 …そういって別れたのが数日前。事の経緯を葛葉に説明して待ってもらい、雨がやっとで降りやんだので青年はアフターフォローも兼ねて再びマメダヌキの元に向かった。

 

「えぇ…」

「すまんのぅ。これは予想外じゃったわ」

 

 ぱっと見一軒家の横にちょこんと座るマメダヌキは申し訳なさ半分、困惑半分で青年に謝った。

 マメダヌキの陰嚢が化けた一軒家が迷い家になってしまったのである。

 

 マメダヌキのマメ(?)ダヌキが迷い家になってしまったのである。

 

「これ解除できないの?」

「解除しようとしているんじゃが、強い力によってできない状態なんじゃ」

「具体的には?」

「解除しようとするとギリギリ千切れないぐらいのレベルでたまが引っ張られる感覚」

 

 違う、そっちの具体さじゃないと思いつつも想像してしまい、下の方に寒気が走る。

 

「強い力の元ってのには心当たりは?」

「そうじゃな…。多分、この前の雨が影響していると思われる」

 

 それを聞き、ああ…と納得する青年。青年も雨が止んだ後で知ったことだが、その雨にはとある神が関わっておりそれをとある変態が解決したのだ。つまり自然の雨ではなく神の流した雨だった。その事件は関係者が口をつぐんでおり詳細は分からない…はずなのだが、青年は変態から直接聞いたためある程度影響ありそうと思っていた。

 

「しかも雨の後に干せてないのじゃがそのせいで蒸れて蒸れて」

「止めろ」

 

 中に入って原因を取り除けば…と思っていたが、マメダヌキのいらない一言のせいで入る気がなくなった。

 

「すいません、この前のマメダヌキなんですけど。…ええ、ちょっと厄介なことがありまして…。一軒家になってた部分が迷い家に…。いや、冗談じゃないです。なんかこの前の雨の影響とか本人…本ダヌキ?は言ってまして。え、この前の一件で人手不足だから担当変更どころか増援も出せないって?そんなー」

 

 誰かにこの一件を任せたいという望みにかけて葛葉の担当者に電話するが、迷い家自体はそう危険なものではない(むしろ家具を持って帰ると幸運をもたらすといわれている)ため変わらず青年が担当する羽目になった。

 

「そしたらこんな案は…。あ、それでいいですか?」

 

 担当者にさらなる提案をしたところ、OKをもらったのでその案を実行することにした。その案とは…。

 

「なぁ、その一軒家小さくできたりしない?もしできたら、迷い家がどこか行くまではうちの庭に居ついていいからさ。自分の監視付になるけど」

「おお、小さくできるぞい。迷惑かけるのぉ」

 

迷い家が出ていくまで監視できる範囲に放置することである。無理やり迷い家を追い出そうとするとどうなるか分からない、そもそも迷い家がどうやったらなくなるのか分からないため、この案が安全だと思ったからだ。ちなみに先ほどの電話で監視も依頼の一部にしたので少しではあるがお金が入ってくることになった。

 迷い家が抜けたあともマメダヌキは青年宅に居着き、なんだかんだで仲魔になることになった。見た目はリアルな狸からマスコット的な見た目になったそうな。




何も考えずに書いたら下ネタと例のアレネタがやばかったので書き直してました。


マメダヌキは最近のシリーズ(ⅣFやDSJ)でレギュラーになりつつあるので見る機会が増えた気がします。それ以前ではデビチル以外にでてたっけな…?

デザインはⅣFやDSJだとぱっと見普通の狸の上に一つ目の鬼?の幻が見える感じですが、デビチルデザインではディフォルメされた狸の頭の上に紐っぽいのが2つ飛び出ている感じでした。当時はぬいぐるみっぽいなと思っていましたが、今考えるとあれってそれだよな…。
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