光の国に飛ばされた筈なんだけど目の前に輪っかがある   作:ウルトラネオン

130 / 176
スレ83

〜ハワイ諸島〜

 

「ハァッ!!」

 

ハワイ諸島にある小さな小島で、2つの巨人が戦っていた。

片方はマガタノオロチの脅威から地球を守ったウルトラマンオーブ。

一方はかつてこの地球に突如として現れた白き竜が如き機動兵器、ギャラクトロン。

 

ギャラクトロンは、その高性能なAIから弾き出される命題を目的とし動いている。前回現れた時は、食物連鎖という生態サイクルを否定し、滅ぼす為にやってきた。

だが今回に限っては違ったのだ。

 

「こいつ、操られてるのか!?」

 

「アアアアアァァァァ…」

 

ギャラクトロンの左手、剣を模した武器がオーブに襲いかかる。

オーブカリバーでギャラクトロンの攻撃を防いだオーブだったが、ギャラクトロンのもう片方の腕のクローがオーブの肉体に傷を刻み込んでいく。

 

「ぐっ!?シェアッ!!」

 

「アアアアアァァァァ」

 

オーブカリバーの素早い連撃が、ギャラクトロンを徐々に後退させる。攻撃を一定間隔でずらし、高性能なAIでも補足出来ないようにタイミングもずらしていく。

 

そして、ギャラクトロンの頭部から伸びているアームがオーブの首元を捉えた。

 

「グッ!?グゥゥゥゥゥ…!」

 

3本の爪がついたアームはオーブをゆっくりと持ち上げる。左手のソードにエネルギーを溜め込んで高出力のレーザーソードを作り出した。このレーザーソードは、以前ギャラクトロンと戦った時もオーブの体を容易く貫通させた代物だ。

 

切先がオーブの腹の部分に狙いを定める。

オーブカリバーの柄でアームを叩いて足掻いたが効果すらない。

絶対絶命のピンチだった―――が。

 

 

突如、空から降ってきた2枚の刃がギャラクトロンの尻尾を切り裂いた。

 

 

その刃は空へと戻り、その戻った先に異次元の穴が開く―――と同時に1人のウルトラマンが飛び出してきた。

 

「シェッ!!」

 

勢い良く出てきたウルトラマンは、ギャラクトロン相手にそのまま飛び蹴りの態勢をとった。しかも、足に炎を纏いながら。

繰り出された飛び蹴りはギャラクトロンを大きく後退させ、窮地だったオーブを救出する事が出来たのだ。

 

「お待たせ」

 

「貴方は…ゼロさん」

 

ゼロ―――ウルトラマンゼロ。

ウルトラセブンの息子にして、銀河だけではなく別宇宙を股にかけて活躍する若きウルトラ戦士。

数々の戦闘や試練を乗り越え、その強さは無類に等しい。

 

「取り敢えず挨拶は後だ。今はアイツに集中だっ!」

 

「はいっ!」

 

「アアアアアァァァァァ」

 

オーブは改めてオーブカリバーを握りしめ、ゼロは頭部に装着された2枚の刃―――ウルトラゼロスラッガーを合体変形させ、ゼロツインソードを掴み取る。

 

ギャラクトロンの装甲は硬い。通常の打撃程度ではダメージにすらならない。ならば、オーブカリバーの切れ味とゼロツインソードの切れ味はギャラクトロン相手には有効な攻撃手段の1つだった。

 

「シェア!」

 

「デェリャッ!!」

 

オーブを意識すればゼロが、ゼロを意識すればオーブが。

互いが攻撃を合わせる事で、ギャラクトロンの行動を制限していた。

オーブへ攻撃しようとギャラクトロンが試みるも、ゼロツインソードの刃がそれを妨害する。かといって、ゼロに攻撃すればオーブがそれを邪魔する。

 

煩わしく思ったギャラクトロンは足裏に備えられているスラスターを吹かし、ウルトラマン達から距離を取って右手に魔法陣を展開。高出力レーザーを放つも、易易と避けるウルトラマン。

オーブとゼロはギャラクトロンの両腕の武装を抱え持つ。

 

「合わせろオーブッ!」

 

「はいっ!」

 

一瞬のタイミング。

抑えつけていた武装を放し、互いの持っている武器をギャラクトロンの武器の接続部分に目掛けて振り下ろした。

 

再びガキンと金属がぶつかる音が響き、完璧に狙いを定めたギャラクトロンの武器は切断され、勢い良く落下する。

 

「オーブスプリームカリバァー!!」

 

「ワイドゼロショットォ!!」

 

2人の必殺光線がギャラクトロンに命中。

流石のギャラクトロンと言えども、2人の強大な光線の熱量に耐えられる筈もなく大きな爆発と共に残骸と成り果てたのだった。

 

「助かりました、ゼロさん。一緒に戦えて光栄です」

 

「そう浮かれている場合でもないぜオーブ。アレを見てみな」

 

ゼロが指した方向…そこは先程ギャラクトロンが放ったレーザーが被弾した所だったが異様な光景が映っていた。

 

 

そこは…木や花が生えていたのだが全て銅になっている。

ギャラクトロンの特性上、かなり異質な出来事だった。

 

「これは…なんです…?」

 

「分からねぇ。最近あちこちで惑星が宝石になってるって事件が起きてるのに今度はこの有り様だ」

 

「一体誰が…」

 

「さぁな、皆目検討もつかねぇ。事件を追っているギンガとビクトリーも連絡がつかねぇしな」

 

「ギンガさんとビクトリーさんもですか」

 

「ああ。気を付けろよオーブ、下手すりゃお前も狙われるかもしれねぇからな。俺はまた捜査に向かう、何かあったら連絡するぜ」

 

そう言ってゼロはウルティメイトイージスを纏い、異次元の穴を開けてそこに飛び立った。

 

「これは…一度戻るべきだな」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

56:名無しがお送りします

なんやかんやでそちらでは半年が経ったんだよね?

こっちは定期的にスレ落ちしてたりしてたから大して時間経ってないけど

 

57:名無しがお送りします

デッカーおもろいぞ

現在トリガーがデッカーと共闘中

 

58:ウルトラマン(仮)

デッカー君とトリガー君か

いつか会えるかな?

 

59:名無しがお送りします

>>58

ウルトラマンがいるんだからそのうち会えるやろ

まあかなり先の未来やけど

 

60:名無しがお送りします

イッチはまずジードやらロッソ、ブルに会わないと

 

61:名無しがお送りします

ていうか状況的にそんな悠長にしてていいのだろうか

 

62:ウルトラマン(仮)

>>61

せやね

なんかジャグラーさんの言ってた感じだとなんか相手は星を宝石に変えるとかいうよく分からない敵だし

 

63:説明ニキ

>>62

カケルさんは一度会ってるよ

まあ会ってるって言ったら少し語弊あるけど

 

64:名無しさがお送りします

あれ?会ってましたっけ?

 

65:名付け親

トレギアと初めて会った時に倒れた人がムルナウやで

 

66:ウルトラマン(仮)

あ〜…トレギアさんの隣にいたあの人か

 

67:名無しがお送りします

ていうかイッチ今何してるの?

配信しないの?

 

68:ウルトラマン(仮)

>>67

忘れてたわ

つけますね

 

<LIVE配信開始>

 

『はいよー安いよ安いよー!今ならこのジュランの樹の種が地球貨幣でたった2万円!安いよ安いよー!』

 

『買ったー!買ったぞー!』

 

『はいまいどありー!ほらジャグラーさんもやって下さいよじゃないとビランキちゃんに怒られるんですよ俺がっ!』

 

『……………安いよ、安いよ』

 

『ジャグラーさんもっと元気出して!じゃないと客逃げますよ!』

 

『おい、いつまでしてるつもりだこんな事』

 

『宇宙人の集まる所なら情報が沢山入るから少しの間だけビランキちゃんの場所で行動しようって言ったのジャグラーさんですよ?』

 

『俺はバイトを手伝いに来た訳じゃねえんだがな…』

 

『少し面倒見てやるよなんて言ったジャグラーさんの運の尽きです。諦めて下さい』

 

『……………はぁ』

 

69:名無しがお送りします

いやホント何してるの?

またビランキのバイトしてるの?

 

70:名無しがお送りします

すっかり板についたなイッチ…

 

71:名無しがお送りします

イッチさん結構働きものですよね

ただ作業量がえげつないですが…

 

72:小さな男の子募集

私も働いてるけどあの作業量は流石に引いたわ…

ていうかアレをビランキ1人で賄えてた事実が未だに信じられないわ…

 

73:ウルトラマン(仮)

皆も見てただろ…?今日の作業がまだマシな事……

 

『で、ジャグラーさん。何かいい情報集まりました?ムルナウが潜伏してる場所とか戦力とか』

 

『それなりにな。だがまだ分からない所も……ん?』

 

『どうしたんです?』

 

74:名無しがお送りします

どうしたどうした

 

75:名無しがお送りします

特に変なのは……あれ?

なんかムルナウっぽいのいる?

 

76:ウルトラマン(仮)

 

『まさかそっちから来てくれるとはな』

 

『ジャグラー……アンタに頼みがあるのよ。それと…この2人も』

 

『2人?』

 

『よう、フィフティ。久しぶりだな』

 

『まさかお前がこの地球にいるとはな』

 

『………え〜っと、どちら様でしょうか…?』

 

『あ、そうか。あの時は話す時間なかったから自己紹介がまだだったな。俺だよ俺、ウルトラマンギンガ。礼堂ヒカル』

 

『俺はウルトラマンビクトリー、ショウだ。フィフティ、お前に協力して貰いたい事がある』

 

『え!?ギンガ先輩とビクトリー先輩!?』

 

そういえば人間の姿全く知らなかった…

 

77:名無しがお送りします

ギンガッ!ヒカルッ!

 

78:名無しがお送りします

珍しく初見君が興奮してらっしゃる

 

79:名無しがお送りします

これがカケルの先輩ウルトラマン達なんですね

 

80:名無しがお送りします

ていうかおかしくね!?

なんでヒカルとショウがここで現れるんだ!?

 

81:説明ニキ

確かムルナウに宝石に変えられた筈なのになんで…?

 

82:ウルトラマン(仮)

 

『アンタらも光の戦士か』

 

『ああ。そういうアンタは……どちら様?』

 

『ジャグラス・ジャグラー、このアホの先輩だ。一応な』

 

『いてっ、頭ガシガシしないで下さいジャグラーさん』

 

『それなら話が早い。アンタも協力してくれ』

 

『待て、話が見えない。一体俺達に何をさせたいんだ?』

 

『そう遠くない内にヒッポリト星人って言う宇宙人がこの地球にやってくる。そいつを一緒に倒して欲しい』

 

『私は…そのヒッポリト星人に奪われたダークリングを取り返して欲しいのよ』

 

83:名無しがお送りします

は?

 

84:名無しがお送りします

??????

 

85:名無しがお送りします

何故ヒッポリト星人…?

 

86:説明ニキ

また時空が歪んでるね…

 




悲報

ゼロ先輩、入れ違う
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。