光の国に飛ばされた筈なんだけど目の前に輪っかがある   作:ウルトラネオン

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グリッタートリガーエタニティカッコいい!!(語彙力)

今回は小説パートからです


ここどこよ?

◇光の国

 

ここはM78星雲、光の国。

 

全宇宙の平和を守る為、数多の惑星や銀河系を越え時には別宇宙にも駆けつけあらゆる生態系の守護、及び侵略者への戦闘行為も行う宇宙警備隊を筆頭に他の文明にも類を見ない科学技術を持つのが光の国。

 

ウルトラマンの故郷とも言われるその場所に存在する宇宙警備隊本部会議室には計10人のウルトラマンが綺羅びやかな椅子に座っていた。

 

ゾフィー、ウルトラマン、セブン、ジャック、エース、タロウ、レオ、アストラ、80、ヒカリ

 

光の国の伝説とも呼ばれるウルトラ兄弟の面々が集い、様々な議論を交わしていた。

また、ウルトラ兄弟の一員であるウルトラマンメビウスは丁度別任務の為欠席である。

それぞれマントを羽織るウルトラマンもいればそのままの姿のウルトラマンもいて、険しい雰囲気がこの会議室を包み込んでいた。

そして1人のウルトラマンが左右両方に座っている2人のウルトラマンに言葉を発した。

 

「それで、惑星O-50の存在する別宇宙から新たなウルトラマンが現れたと?」

 

言葉を発したのは宇宙警備隊隊長、ウルトラ兄弟長男のゾフィー。

兼ねてよりウルトラマンキングに警告されていた宇宙の帝王ジュダの復活を阻止する為に派遣していたウルトラマンエースとウルトラマンレオから、ゾフィーは今回の任務報告を受けていた。

 

その最中でジュダ復活の為暗躍していたヤプールの、それも超獣達の多くを待機させていた異次元の中から突如として現れた青い体表をしたウルトラマン。

 

そのウルトラマンを加えた計7人のウルトラマンでジュダの復活を阻止、及び撃退したという報告をうけてゾフィーは少し困惑の顔を浮かべるがエースとレオは今回の任務の事を続けて話す。

 

「はい。彼……ウルトラマンフィフティは我々と共に戦ってくれました」

 

「彼にはまだ若々しさがあり、尚かつ戦闘についてもギンガやビクトリーに比べるとまだまだ未熟なところがありました。ですが、俺達の助言やアドバイスを聞くや否やすぐにそれを実行し己に習得させていました。彼の成長には目を見張るものがあります」

 

エースの言葉に続くようにレオがフィフティの事について語っていた。ゾフィーはそれに頷くように頭を振るが「これを見てくれ」と言うと右手を空中に掲げ、2つのビジョンを作り出す。

 

ウルトラ兄弟の頭上に浮かび上がるそれは先程2人が話していたウルトラマンフィフティの生態データやエネルギー量、そして―――体内に貼り巡られている()()()()()()()()()()()()()()()()()の事についてが映し出されている。

 

もう1つのビジョンにはウルトラマンとどこか似たような姿をした黄金の戦士の生態データ、及びエネルギーの詳細情報が映し出されいた。

 

「………やはり、ですかゾフィー兄さん」

 

「いやエース、どうやらそうでもないらしい」

 

ゾフィーがそう言うと、2つのビジョンを操作し今度はウルトラマンフィフティのウルトラマンとは全く別のエネルギーと黄金の戦士のエネルギーのデータを抽出し合成させるも、そこにはERRORと赤い文字が浮かび上がったのだ。

 

「これは…?」

 

「ヒカリ、説明を」

 

「分かりました」

 

ゾフィーに進められ、ヒカリが席を立つとビジョンの前に立つ。

そして、この映し出されたビジョンについての詳細を淡々と話していった。

 

「結論から言えば、レオ兄さんやエース兄さんそしてアストラ兄さんが出会ったとされるウルトラマンフィフティ。この時私はビクトリーにエネルギーとナイトティンバーを授ける為に地球に向かい滞在していたので出会わなかったが…3人が感じたアブソリューティアンと同じ気配がすると言う事実は、私の分析結果では否定されました」

 

ヒカリがビジョンを操作するとフィフティの体内にあるエネルギーと黄金の戦士……アブソリューティアンの戦士、アブソリュートタルタロスの持つエネルギーが決定的に違う事が分析結果として描かれていた。

 

何故このような分析をする必要があったのか―――それを説明するには今回の件よりも過去に遡る必要があった。

コスモイーターとも呼ばれるルーゴサイト、星々を喰らい尽くすマガオロチが同時出現した時の事である。

 

ルーゴサイト撃滅作戦を展開していた時、ウルトラマン80を筆頭にウルトラマンネオスとウルトラセブン21がルーゴサイトと交戦し宇宙正義デラシオンの増援―――ウルトラマンジャスティスとウルトラマンコスモスと共にルーゴサイトを討伐し終えた直後の事だった。

 

「アブソリュートデストラクション」―――不意を付かれて撃たれたその技を放ったのがこのビジョンに映し出されている黄金の戦士、アブソリューティアンの戦士アブソリュートタルタロスなのだ。

 

後にこのエネルギーを分析し、一部ではあるがその詳細や情報を得て宇宙警備隊の隊員達にこのエネルギーの波動を覚えさせたのだが、それと似たような波動がフィフティの中から感じられたのだ。

 

「つまり我々の危惧していた事はないと?」

 

「そういう事になるな」

 

フィフティの事を危惧していたと言ったのはウルトラ兄弟三男のウルトラセブンだ。だがそれも仕方ない事である。

あのアブソリューティアンの戦士はたった一度の攻撃で5人も

ウルトラ戦士を吹き飛ばしたのである。

伝説の巨人、ウルトラマンレジェンドが現れていなければ、恐らくだがこの場に80はいなかった事だろう。

 

それ程までにアブソリューティアンは警戒せざるを得ない相手であった。

 

「彼と出会った俺達もあまり疑いたくはないし、何より彼の心の在り方は我々と同じだった。……本当に良かったとも」

 

ともかくフィフティに事については今後の活躍に期待する、と言ったところか。この場に集まったウルトラ兄弟達は納得するように頷き、そういえばとレオが口を開いた。

 

「フィフティの戦い方、少しではあるがどことなくエース兄さんに似ていましたな」

 

「そうなのかレオ?」

 

「はい、セブン兄さん。あの超獣に対して容赦のない戦い方は地球で戦っていた時のエース兄さんと少し似ていましたよ」

 

冗談交じりにフィフティの話題をレオが広げていった。それに対してエースは苦笑いをしながらも「次会う機会があれば、少し修行をつけてあげようかな?」と言ったそうな。

 

そしてゾフィーが再び口を開きウルトラ兄弟全員に聞き渡るように大きな声を発した。

 

「よし、ウルトラマンフィフティについての話は終わりだ。次の議題だが、先日ペダン星からまたもやキングジョーが奪われた事についてだが―――」

 

こうして宇宙警備隊の議題はまだまだ続いていくのであった。

 

 

―――――――――――――――――――――

 

1:ウルトラマン(仮)

こんにちは

そして助けてくださいお願いします

 

2:名無しがお送りします

>>1

イッチィ!!

 

3:名無しがお送りします

>>1

やっと復活したか

 

4:名無しがお送りします

>>1

お前いっつも助け求めてんな

んでどうしたん?

 

5:名無しがお送りします

>>4

いつも通りのツンデレで痺れる憧れるぅ!

 

6:ウルトラマン(仮)

なんやこいつらいつにも増してテンションおかしいな

なんかあったの?

 

7:名無しがお送りします

>>6

久々にスレ立てされたからもう気が狂う程気持ちがええんや

 

8:名無しがお送りします

>>7

お前は土方か

 

9:説明ニキ

まあまあ

それでイッチどうしたの?

エースやレオ、アストラにO-50のある宇宙に送ってもらったんじゃないの?

 

10:ウルトラマン(仮)

>>9

それがそうなんやけどね説明ニキ

 

先輩方が作ってくれた次元の穴?を通り抜けるのに結構時間かかって、それでたどり着いたのが小惑星?みたいな所なんよ

 

11:名無しがお送りします

小惑星とな?

 

12:名無しがお送りします

まあ確かにウルトラ兄弟も別宇宙飛べない事はなかったと思うけどやはり正確性はなかったか

 

13:ウルトラマン(仮)

まあ取り敢えず周り見回してみたらなんとすぐ近くにめちゃくちゃ風吹いてる惑星があったんよ!

あれ何か知ってる人おる?

 

14:名無しがお送りします

風が吹いてる惑星?

 

15:名無しがお送りします

風が吹いてる惑星ですか……

すみません僕は知らないです……

 

16:名無しがお送りします

ショタホモニキより先に書き込むワイ

 

17:名無しがお送りします

>>15

知らない君も可愛いね♡

 

18:名無しがお送りします

>>16

猛者やんけ

 

19:名無しがお送りします

>>16

奴の反応速度を越えた……だと!?

 

20:名無しがお送りします

チッ

 

21:ウルトラマン(仮)

相変わらずで草

で、誰かわからん?

 

22:名無しがお送りします

>>21

こいつ慣れてやがる…

 

23:名無しがお送りします

イッチLIVE配信はよ

 

24:ウルトラマン(仮)

おっと、そうやった

 

【LIVE配信】

 

どう?見てわかる?

 

25:名無しがお送りします

すまん

やはり分からなかった

 

26:名無しがお送りします

なんやあの惑星…?

大気圏があるのかわからんけど惑星内で肉眼でも分かるくらい風が吹いてるやんけ

 

28:説明ニキ

ごめん自分にもわからない…

 

27:ウルトラマン(仮)

流石に皆も分からんか……

 

28:名無しがお送りします

真面目に言うとねイッチちゃん

もしかすると惑星ギレルモじゃないかしら

 

29:ウルトラマン(仮)

>>28

ショタホモニキも博識か!?

 

30:名無しがお送りします

ショタホモニキが!?真面目!?

 

31:名無しがお送りします

嘘やろ!?あの中の中で!?

 

32:名無しがお送りします

ギレルモ?なんぞそれ

 

33:説明ニキ

>>32

ギレルモって言ったらオーブ超全集のエピソード2の風のエレメント手に入れる為にガイさんが降り立つ惑星だよ

ここら辺はちょっとマニアな人じゃないと知らないんじゃないかな?

 

34:名無しがお送りします

>>33

説明サンガツ

 

35:名無しがお送りします

今ナンガツだよ……?

 

36:名無しがお送りします

>>35

知らんがな

 

37:名無しがお送りします

つまりショタホモニキはウルトラマン好きだった…?

 

38:名無しがお送りします

>>37

あら失礼

初代からZまで履修済みだし超全集及びその他資料も完璧よ

 

39:名無しがお送りします

【悲報】

 

ショタホモニキ、くっそウルトラファンやった

 

40:説明ニキ

ぐぬぬ……知識差で負けた……

 

41:ウルトラマン(仮)

お、そうだな

それじゃあさ?その惑星ギレルモ?に向かってるあの船なんよ?

 

42:名無しがお送りします

もし俺の予想が正しければ時系列はエピソード2の真っ最中やから恐らくあれに怪獣やら宇宙人やらが輸送されてるな

 

43:ウルトラマン(仮)

マ?

それやったら取り敢えず尾行してみるわ

 

44:名無しがお送りします

またガイさんと会うのかなイッチ?

 

45:名無しがお送りします

それにしてもお兄さんがとても物知りだなんてびっくりしちゃいました!

凄いんですね!

 

46:名無しがお送りします

あっ………アッ……………

 

47:名無しがお送りします

ショタホモニキ悶とるがな

 

48:名無しがお送りします

そら今まで相手にされてなかったからいざ相手されたら悶るやろ


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