二つのセカイ(世界)   作:カラスの餌

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あぁあ


16話

「ん…」

 

俺は突然当たりが真っ白な場所で目が覚めた

 

「ここは…」

 

何も無い1面白い世界まるで俺だけしかいないみたいだ地面はまるで透き通った水みたいだった

 

「この傷は…」

 

頬に何かで斬られた跡があったそれも大分深く

 

「そうか…俺は…」

 

咄嗟に俺は自分の今の状況を理解した

 

「歩夢ちゃんに刺されてそうか…要するに死の淵にいるのか俺は…それとこの欠片みたいなのは…それになんか映ってる…」

 

周りを見渡すと今までの記憶の欠片みたいのがあった

 

「これは…」

 

俺は1つの欠片に触れた

 

 

すると

 

「うわっ?!…」

 

急に視界が眩しくなり

 

 

「っっっ…!!??ここは!…って、ん?!」

 

俺は突然別の世界に飛ばされたみたいで声を上げるとなんか高い気がした

 

 

「なっ?!…そんな?!…体が…」

 

なんとお見事体が以前より小さくなっていた

 

「あっ…?!」

 

近くにあったミラーで俺は自分の姿を見て愕然とした

 

「まさか…タイムスリップ…?いやそんな馬鹿な…時間は一体…?!」

 

どうやらこの時の俺もスマホは持っていたらしく咄嗟に時間を確認するの

 

「なっ…今から3年前…?!…まだ俺が鎌倉にいた時の…」

 

そしてさらにメモを見ると

 

「しずくと待ち合わせだと?!…まさかあの日か…?!」

 

3年前の4月3日

 

つまりしずくの…

 

そう考えてたら

 

「冷〜!!遅れてごめんなさい!」

 

今の見た目とほぼ変わらないしずくが俺の前に現れた

 

「あ、あぁ…少しくらい平気だよ(待て待てなんでこんなことに)」

 

「あれ?冷が怒らないなんて珍しいですね?普段ならもっと前に準備しろーって言うのに、それと頬の傷どうしたんですか?」

 

あ、そうか俺この時頬に怪我なんかなかったのか

 

「そ、それはこの間ちょっとガンプラをいじってたらその…」

 

と、超下手な言い訳をしたが

 

「なんか怪しいですけどおバカな冷なら有り得ますね」

 

どの時代でもこいつのこのなんと言うか憎たらしさは変わらんな、まぁ可愛いからいいけど

 

 

「そ、そんな事言ってると置いてくからな!先行ってるぞ!」

 

「あ、こらひどいですよぉ!」

 

と、多分当時の日常が始まった

 

 

そして現在

 

「早く!運べ!!一刻も早く集中治療室へ向かうんだ!」

 

「はい!!」

 

「そんな…どうして冷が…あんな事に」

 

侑side

 

今私は近くの総合病院にいる、理由は幼馴染である冷が大怪我をおったからだ…それも

 

 

もう1人の幼馴染のせいで

 

 

「なんで…歩夢…なんでこんなことを…」

 

事が起きる頃には冷の意識はなかったその現場には刃物を持って返り血を浴びた歩夢が呆然と立っていた

 

そして歩夢は

 

「ハハハ…冷君が…悪いんだよ?…私だけを見てくれないから…フフフ…ハハハハハハ!!」

 

目から光は消えてもう既に私の手には負えなかった

 

「なにこれ…歩夢…なんで冷はこんなに血を…早く救急車を…!!」

 

と言ったが

 

「大丈夫だよ侑ちゃん♪直ぐに目を覚ますから♪」

 

「ふざけないで!!何があったかは知らないけど…今の冷をよく見なよ!」

 

私は声を荒らげて言った頭の中はとにかく冷を助けなきゃという気持ちだった

 

「うっ…ぅう…ガハッ…た、たかさ…ゆ、侑…」

 

歩夢を睨んでたら横たわって今にも死にそうな冷が目を開いて私の名前を呼んでくれた

 

「冷!ちょっと待ってね!さっき救急車を呼んだから!」

 

「お、俺の…ハァハァ…甘さが…生んだ事…あ、歩夢ちゃんは…ガハッ…悪く…ない…だ…から…そんなに…怒らな…いで」

 

今にも力尽きそうな声で私にそう言ったその時に私は冷の優しさに泣き出してしまった

 

「患者はどちらですか!!」

 

「はっ…!!あ、こ、こっちです!!ここです!」

 

「あれ?…なんか変な人がいっぱい来たね♪」

 

「ッッ!!いい加減に…してっ!!」

 

「うっ!?…」

 

私は完全にキレたそして勢いでビンタをした歩夢はオロオロとしていたが

 

「もう…いい加減に…してよ…」

 

とそう告げて救急車へ足を乗せた

 

「酷い刺し後だな…よくまだ息が」

 

「冷は…冷は助かるんですか…?」

 

力のない声で私は聞いた

 

「分からない…傷がどれも深いのと出血の量が異常だ…」

 

(歩夢ちゃんは悪くない、だからそんなに怒らないでくれ)

 

そう言ってたけど私は

 

「許せないよ…こんなの…」

 

警察問題だが、そんな事は冷も望んでいない後に事情聴取を受けたが不意の事故と言った

 

もちろん怪しまれたけど何とか誤魔化した

 

 

しばらく何時間かしたら突然担当医がやってきて

 

「高咲さん…?かな?冷君何とか一命を取り留めたよ…後はあの子の力次第だよ」

 

「ほ、ほんとですか?!…冷助かったんですか?!…本当に」

 

嬉しかった、本当にそのまま私は涙を流した冷の事を同好会の皆にも伝えた

 

「良かった…冷助かって良かったです…ホントに…バカなんだから…」

 

と、しずくちゃんが最初にそう言った

 

そしてほかのみんなも

 

「冷さんなら…って…私信じてたよ…でも…心配させないで…」

 

「冷君…本当に良かった…」

 

とそれぞれほっとしていた

 

しかし冷は2週間も経っても尚目を覚まさなかった

 

そして一方

 

あーあ、俺何してんだろ…よく考えたら

 

「冷!!これです!きっとあれですよ!」

 

「ん…あぁ」

 

「ほら!早く早く!」

 

こんな平々凡々…しずくといる時間は本当に好きだった、いつも元気で尚且つちょっと頑固で誰にでも優しいしずくお芝居が大好きでその都度俺に話してくれた

そして俺が鎌倉に来る前の2人の話をした時も目がすごくキラキラしていた

 

でも俺はここにいはいけないそして

 

スゥ

 

俺は一呼吸置いて

 

「……なぁ」

 

「はい?」

 

「俺しずくの事…好きだよ…いつも健気で頑張り屋なその姿…何時までも願ってる…だから…さようなら…だよ…」

 

俺の頬に何かが流れていたそして声も震えていたきっと俺は泣いているのだろう

 

「はい…私も…冷の事が大好きです…だから元の世界へ…戻ってね…あっちの私にも…よろしく…ね?」

 

とそのまま涙を流しながら抱いてきた

 

「しずくさようなら…元気でな…」

 

「はい…さようなら…冷…」

 

とそのまま俺の視界は光に輝き

 

「うっ…んっ?…」

 

「れ…い…?起きた…の…?」

 

目を覚ますとなんか高咲さん…いや侑が涙を浮かべながら俺のほうに寄ってきた

 

「起きてるから目が開いてるんだろが…っっててて…」

 

「本当にバカなんだから…もう…」

 

泣きながら抱きついてくるが傷がそのですね痛いって話よ

 

「それと…歩夢ちゃんは…?」

 

「警察には…一応事故って…歩夢はあと自宅にいると思う…」

 

泣きながら侑はそう言ってくれた

 

「そっか…ありがとな…侑それと…目が覚めてすぐなのにあれだが俺歩夢ちゃんの家に行ってくるよ」

 

「え、でも…」

 

「ちょっと話をしてくるだけさ、あと着替え着替え…ってあったあった」

 

俺は横に置いてあった私服に着替えた幸い下は特に汚れてなくて上だけで済んだが…

 

その傷を見て俺は

 

「なっ…!?」

 

上半身の至る所に刺し後が残っていた

 

「冷…大丈夫なの本当に…」

 

侑が心配そうに聞いてきたが

 

「大丈夫だよむしろ傷がある方がかっこいいだろ?そんじゃ着替えたことだし行ってくるわ!」

 

と笑ってそのまま着替えて行ったしかし行く前に

 

「ほんと…バカなんだからさ…」

 

と侑が笑って言った気がしたが気のせいだろう

 

「いてて…おーいてぇ…てかなんかやたやみられてんな」

 

そうか俺頬やら右目にも斬られた跡が…

 

右目をちょっと触ってみたが

 

「あーらら縦に綺麗に…どっかの三刀流みたいな人やん…緑色の…あ、でも俺見えてるからまだマシか」

 

と一人奇妙に笑いながら話してたのは俺じゃないと願いたい

 

「むーん、遠いな…病院から…」

 

結構走ったがマジで着く気がしない

 

携帯を見るも

 

「一応虹ヶ咲まではあと1キロか…」

 

となると結構な距離である

 

「まぁ走るしかないか」

 

とそのまま俺は歩夢ちゃんの家に向かい走った

 

 

その頃歩夢は…

 

「私は…冷君を…」

 

後悔している…一瞬で2人の幼馴染に嫌われたのだから

 

「なんで…私のバカ…なんであんなことを…」

 

悔やんでももう遅いあれ程までに傷をつけたのだがら

 

「戻して欲しい…前みたいに…お願い…」

 

2週間とちょっと前から私はずっと部屋にこもっていた家族にももちろん心配されたが事情は話さなかった

 

「もう…どうすればいいのかな私…」

 

あの時の刺してる時の記憶がハッキリと残っている冷君はとても痛そうなのに一切痛いとは言わなかった…寧ろ私に「好き」と言ってくれた

 

「今も…好きでいてくれてるのかな…」

 

と無謀な希望を持っていたが段々と絶望へ変わっていった

 

そして

 

「この機体…で戦いたかったなぁ…」

 

とそう呟いた

 

すると

 

\ピンポーン/

 

突然呼び鈴が鳴った、家の人は仕事で2人とも居ないよってここにいるのは私だけ

 

「誰だろ…警察かな…」

 

私は恐る恐る扉を開けた

 

「はーい…っって…えっ…?」

 

そこには

 

「やっ!歩夢ちゃん!会いに来たよ!」

 

顔に2ヶ所の切傷をつけた私が会いたいと願っていたひとがそこにいた

 

「どうして…なんで…生きててくれたの…」

 

「そう簡単に死なないよ、全く俺を誰だとって…その手に持ってるのって…」

 

「あ…」

 

すっかり忘れていた

 

しかし

 

「ごめんっ…!!ごめんね…本当に…」

 

と、我慢出来ずに冷君に抱きついた

 

「歩夢ちゃんが謝る事は何一つないよ、俺が悪いんだからさ、な?ほら泣かないでよ」

 

「ううん…私が…私が悪いの…我慢できなくて」

 

泣いたとにかく泣いた私は嬉しいのと悲しいの二つの気持ちに

 

「傷も沢山付けて…それにもうすぐ私逮捕されるんじゃって…」

 

「なわけないよ、そんなことさせないよ大好きな歩夢ちゃんと離れたくないし」

 

また言ってくれた

 

「本当に…今も好きでいてくれるの?…」

 

「今じゃなくてこれからもずっとね」

 

そして彼はニット優しい笑顔をくれた

 

 

 

 

 

 




無理矢理感あるけども
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