二つのセカイ(世界)   作:カラスの餌

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ねむ


17話

あれから数日の時が経ったそしてそれと共にランジュ戦の3日前となった

 

「うおりゃぁぁ!!」

 

俺は学校の台を借りてガンプラバトルのリハビリに励んでいた

 

「そらそらそらそら!!これでもくらいな!」

 

次々と来る敵に的確な射撃を放ち敵を蹴散らしていた

 

 

「右から敵…くそっ?!」

 

そう俺は右目を負傷していて今はまだハッキリとは見えなかった

 

「間に合わ…っぐぁっ!」

 

俺は以前右目の瞼を縦に綺麗に斬られてしまいそして傷跡が残って今はまだ完治してなかった

 

「ふぅ…やっぱりこれは大きなハンデになるな…」

 

参ったなと言わんばかりに悩んでたら

 

「山瀬さん?何してるんですか?」

 

「うげっ会長?!なっ、でもあれですから!ちゃんと許可取ってますから!」

 

突然中川会長こと優木せつ菜さんがここに来た

 

「そうじゃなくてなんで近接特化のあなたが射撃戦なんかを」

 

「気分転換的な?」

 

そして会長は俺の右目を見て

 

「その目ですか…」

 

と一言

 

「完全に見えなくなったわけじゃないですが今はまだ見えにくいと思うと医者に…」

 

そう時期にまた元に戻るがそれも時間の問題

 

「まぁでも無理はなさらないようにしてくださいね」

 

「はいはい」

 

とそのまま会長は出ていった

 

「………」

 

俺は無言で自分の目の傷跡に手を触れさせた

 

「別に…右目くらい…」

 

右目が使えないこれはランジュと戦う時に圧倒的に不利になるはず

 

だが

 

「別に…右目くらい使えなくたって」

 

と一言俺はそう言った

 

そしてまた練習を再開させた

 

1時間後…

 

 

「ゼェゼェ…だ、大分慣れてきたな…これなら行ける…」

 

動きに大分慣れて来て十分実践でも行けるレベルになった

 

そして俺はそのまま準備をして帰宅しようと校舎を出たが

 

「お疲れ様、冷君」

 

「歩夢ちゃん…」

 

校門で歩夢ちゃんが待ってくれていた

 

「その…ちょっと散歩…しない?」

 

と気まずそうに言ってきた、この段階でこれならここで待つと言うのも相当悩んだのだろうまぁ断る理由もない

 

「うん、行こっか」

 

俺達は近くの公園まで来てベンチに座った、移動する間ほぼ会話はしなかったら

 

「んー!ここの公園のベンチほんと日当たり良くて眠くなるなぁ…ってあっ…眠…」

 

「れ、れれれれ冷君!?」

 

俺は眠くなりそのまま歩夢ちゃんの肩に寄っかかった

 

そしてそのまま寝た

 

歩夢side

 

スースーと息を立てながら私の肩で冷君が寝ている

 

「ふふっ…もう本当に子供みたいなんだから…」

 

普段は温厚であんまり感情とかは表に出さないけどまこうやって寝ているのとか見るとそう見えてしまう

 

「せめて肩じゃなくてこっちの方が…」

 

私は少し冷君の姿勢を横にして頭を太ももに乗せた

 

「スース…」

 

冷君は変わらずのんびり寝ていた

 

私は冷君の顔を少し見たがそこには傷跡が2箇所あった

 

右目の瞼、そして頬に2つとも私がつけてしまったのだ

 

「痛かったよね…ごめんね…本当に…」

 

悔やみきれない罪悪感が私を襲った

 

あれだけ傷を付けても怒らないで逆に優しくしてくれて

 

「本当に…大好き…」

 

と眠ってる冷君にそう言った

 

冷side

 

「あれ…ここはまた夢…?俺は歩夢ちゃんと公園で…そっか寝てたのか俺」

 

突如俺はまた別の場所で目が覚めた感じがした

 

 

「それとここは…」

 

なんかどこかで見た事ある

 

すると遊具の方から小学生位の2人の子が来た

 

「あれって…あぁ…そっかそう言うことか…」

 

そして1人のツインテールで先端緑の女の子が

 

「歩夢!ほらこっちこっち!」

 

「侑ちゃん待ってよ〜」

 

とライトピンクの髪の色をした子が追いかけていた

 

俺はその2人の様子をベンチに座りながら見ていた

 

そして横で明らかに俺に面影いやモロ本人であろう子が横で座ってガンプラをいじくっていた

 

「(そうかこの時俺は丁度新機体を作ってたんだっけ)」

すると昔の俺?は

 

「いつかこれで戦うんだ…そして強くなりたい…」

 

とそう言っていた

 

「(強く…か…そうだな)」

 

そして2人の女の子は昔の俺?の存在に気付き

 

「ねぇねぇ、一緒に遊ばない?私高咲侑って言うんだ!そしてこっちが歩夢!」

 

そうかこの時初めて…

 

「(ふっ…なら俺はこっからは…見る必要はねぇな)」

 

そう思ったと同時に俺は

 

「ん…」

 

ちゃんと自分の世界で目が覚めた

 

「あ、冷君起きたね♪おはよ」

 

と先程までとは様子が違う歩夢ちゃんがいた

 

「お、おはよ歩夢ちゃんそれと俺どれくらい眠ってた?」

 

歩夢ちゃんに聞くと

 

「ん〜2時間…くらい?私も途中で寝ちゃったから…」

 

結構寝たなまぁでもおかげで元気いっぱいだし

 

「じゃあ歩夢ちゃん帰ろっか」

 

「うん♪」

 

そのまま俺らは駅まで一緒に帰り途中離れた

 

1人帰路にて俺は一人で考え事をしていた、ランジュとの戦いは勿論一番気がかりなのはやはり歩夢ちゃんだ

 

「俺の事で何かやっぱ気まずいのかな…」

 

右目が現在負傷の中迫り来るランジュとの戦いやはり相当な罪悪感に見舞われているのだろう俺が大事な時に他人を怪我させたら多分くっそ病むと思う

 

「まぁこれ以上考えても無駄だしちょっと寄り道程度おっちゃんに会いに行くか…」

 

おっちゃんは俺の目の事は知らない報告程度やちょっと雑談しに行く程度で行こうと思う

 

「……やっぱ気まずいな…」

 

俺は入口まで来たもののいざこれを見せるとなると気まずくなってしまういやいや落ち着けおっちゃんの事だ「いい傷じゃねぇか!」と肯定してくれるはず!

 

俺は深く深呼吸をし

 

「よし」

 

そのまま中へ

 

「おっちゃーん!暇だから来たわ!」

 

と、ノリよく?入った瞬間

 

「こぉのぉ!!ばがもんがぉぁぁぁぁあ!!!」

 

「ぇぇぇええ!」

 

怒鳴られたそしてそのまま説教モードへ

 

「このたわけが!なんで抵抗しないでそのまま右目斬られてんだよ!アホか!」

 

「いやまぁそれはさ歩夢ちゃんは女の子だし…手なんかだせ「命の危機なのにんな事言ってられっか!このドアホ!」

 

と俺が喋る間もなく、くどくどくど大人の説教が始まり半ば俺は話を聞いてなかった

 

「たくっ、とりあえず3日後に試合なんだってな馬鹿野郎」

 

「馬鹿ってなんだよ馬鹿って…まぁそうだよ、あのいけ好かない理事長の娘をね」

 

やれやれとおっちゃんは言わんばかりに

 

「あのなぁ?冷お前がガンプラバトルで規格外なのはもう痛いほど知ってるがよ、右目見えないんじゃ意味ないだろ?死角となってやられたい放題だぜ?」

 

「そうだな、確かに練習の時も右の対応にどうしても遅れてしまった」

 

「まぁいくらお前でもさすがに片目使えないのはダメージだわな」

 

どうしたものかとおっちゃんは悩んでるがそこに

 

「あの〜店長さん?こちらのパーツは…って山瀬さん?!」

 

「会…じゃなくてせつ菜さんなんでここに?もしかして暇ですか?」

 

なんとせつ菜さんが現れた

 

「ち、ちなみに今日はやりませんよ?私忙しいので!」

 

「貴女に忙しいと言われても思いつくのはアニメ関連の事しか…「うるさいですっ!!」

 

「菜々こいつの目の事知ってるか?」

 

突然おっちゃんが冷静にせつ菜さんに聞いた、いつもの雷じじいはどこいったんやらと思わせるぐらい冷静だった

 

「はい…右目が今は見えにくいんですよね…?」

 

「そうですよ、だからランジュ戦で勝てるかどうか今は分からないって事です」

 

俺はいつものノリで答えるがおっちゃんは

 

「そういう事だ次の試合…此奴には絶対負けられない戦いだワシにとっても同じだ、だからお前に頼みがある」

 

おいまさか何頼もうとしてんだ?このクソジジイ?

 

「頼み…ですか?…」

 

いやあんたもちょっとは驚けよ、アニメ展開だ!みたいな驚いた顔じゃなくて冷静にびっくりしろよそこはよ

 

俺は喋ってはいけない空気だと察し心の中でそう言っていた

 

「そう…頼みとは…」

 

「はい」

 

いやはいじゃねぇよだから

 

「冷の…右目になってくれないか?」

 

「「は?」」

 

俺はついに声を出したそして

 

「いやまてまてまてまてよ?なんで?別に俺はそんな…てか右目になるってどういうことよ」

 

「そのまんまの意味だ、お前は右が死角になりやすいこの状況もし集団で襲われたら前のお前なら余裕で切り抜けれるが今のお前ではかなりしんどいだろう?だから…お前の次に強い菜々が…右目になってカバーをするそういう事だ」

 

なんかめちゃくちゃだかなんとなく分かった

 

「なるほどね…はぁ…まぁそうだね無駄なダメージは負いたくないしここは大人しくお願いさせて貰いますよ?せつ菜さん」

 

「は、はい!任せて下さい!」

 

俺は「今回は」大人しくおっちゃんの提案を受けいれた

 

「ちなみに菜々の苦手な所はお前がカバーするんだぞ」

 

「あ?なんでそんなことしなきゃなんねぇの?」

 

「お前それが人に対する恩の返し方がぁぁぁあ!!」

 

ついにいつもの雷ジジイゼウスに戻ったいや焦ったわまじ変なものでと食ったのかと心配したわ

 

「ハイハイでたよまた小言いやデケェから大事か?ストレス溜まってんの?おっちゃん」

 

「ははは…」

 

と横でせつ菜さんは笑ってたが俺とおっちゃんの論争は1時間続いたのであった

 

 

 

 




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