二つのセカイ(世界)   作:カラスの餌

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しずくちゃんおめでとう!

※こっちの世界とあっちではまたちょっと違う展開になります


お誕生日回桜坂しずく

「はぁっはぁっはぁっ!」

 

急げ急ぐんだ俺!!走れとにかく走れ!

 

「間に合うかな…いや間に合わせるんだ!」

 

なぜこんなに俺が急いでるかって?それは

 

1週間前

 

「そういや1週間後はしずくの誕生日か…なんかプレゼント渡さなきゃな…」

 

そう、しずくの誕生日俺にとっても大切な日である幼馴染から彼女そして今日思い切ってさらに告白する予定だ

 

「あの日…しずくが虹ヶ咲学園に来なかったら今の俺はない…だからこそ祝いたい…」

 

2年前の春俺は強さを求めすぎていた弱い自分を隠してひたすら強さにすがった

 

「俺は…昔からしずくに助けられてたんだ…だからせめて…」

 

気付くと学校に着いていた

 

俺はそのまま部室へ向かい

 

「侑ごめん!遅れたっ!」

 

「遅いよ、冷!全くギリギリになって…プレゼント代表で渡すのに」

 

と侑に怒られた

 

彼方さん、エマさん、果林さんが卒業した1年後の3月当時2年だった俺達も先月の3月に卒業して4人それぞれの道を辿った

歩夢ちゃんと侑は同じ大学へ、俺はまた違う所へ行った

なお現在もガンプラバトルの世界王者として活動もしている

 

「そうだよ!冷君しっかり間に合うようにしなきゃ!」

 

と歩夢ちゃんにも

 

「冷が来なかったらしずくが霊になっても恨むぞぉー!」

 

と愛さんがつまらないギャグで笑わせるが色んな意味で寒かった

 

「で、かすみちゃんは?」

 

「今はしずくちゃんといると思うよ、時間稼ぎしてもらってる」

 

なるほどと俺は納得したそして同時に

 

「ようやく今日か〜…緊張するなぁ…」

 

「部活の休憩時間よく将来の話をすると2人顔赤くしてたもんね〜」

 

と愛さんが茶化してくるが

 

「あ、あれは愛さんがいつも…」

 

「でも…しずくちゃん…毎回…冷さんとなら良いよって…」

 

と、璃奈ちゃんも言ってきた

 

「ほら〜やっぱり今日言った方が良いよ?」

 

「侑までもぉぉ!!ちゃんと言うけどさぁ!」

 

「言わなかったら絶交するからね♪冷君♪」

 

いやもうこれ言わなきゃ死ぬやん俺。まぁでも逃げる訳にも行かねぇし

 

「あ、ほら皆さんもう時間ですよ!クラッカー手に持って下さい!」

 

と、せつ菜さんに言われてクラッカーを手に持った

 

そして

 

「はい!しず子中に入って!」

 

「えっ…ちょっと本当にこれ…なに?かすみさん」

 

と、完全にわけわかめ状態のしずくが中に入って来た

 

「はい!じゃあ目隠し取るよ!」

 

「よし行くよ!皆!せーのっ…」

 

侑の掛け声と同時に

 

「「しずく(ちゃん)お誕生日おめでとう!!」」

 

と同時に銃声のごとくクラッカーが鳴り響いた

 

主役の反応は…

 

「え、えと…これは…夢…ですか?」

 

「夢じゃないよ!しずくちゃん!!皆が用意したんだよ!」

 

侑さんが目をキラキラさせながらそう言った

 

「まぁでも1番張り切ってたのは冷男だったけどね〜」

 

「おい、余計な事を…「ありがとうっっ…!」

 

突然お礼を言われたと思ったらしずくに抱きつかれた

 

「う、うーん…まぁ…当然だよ…しずくのためなら…な…」

 

涙を流しながらお礼を言うしずくを俺はそっと抱きしめた

 

「それと渡したい物があるんだ」

 

「え…?」

 

俺は箱を取りだしその中の水色の雫の形をしたネックレスを出した

 

「しずく、ちょっと失礼するね」

 

「えっ…あっ…冷…?!…」

 

そのまま俺はしずくに付けた若干恥ずかしかったが最後まで一応やった

 

「うん、俺は似合ってると思うよ!」

 

「可愛いよ!しず子!すっごく似合ってる!」

 

「悩んだかいがあって良かった!ね?冷冷!」

 

そうこれはみんなで選んだ物。まぁ、最後に決め手を下したのは俺なんだけど一応皆からの贈り物って感じで

 

「同好会の皆からの贈り物だよしずく。そして…」

 

「はいっ…」

 

しずくは既に涙を目に浮かべていた

 

「お誕生日…おめでとうっ」

 

「っっっ!!」バッ

 

「うわっ!」

 

またしても抱き着かれた。まぁ嬉しい限りなんだけどね

 

「好きっ…大好き…同好会のみんなも…冷も…大好き!」

 

「えっ…あ、ちょ…」

 

俺は助けを求めるように周りを見たが歩夢ちゃんが

 

「今がチャンスだよ(圧)」

 

と目線で語りかけてきたので

 

「しずく…まだ続きがあるけど…いいかい?」

 

「うん…平気だよ…でも嬉しくて…」

 

涙を拭きながらしずくはそう言った。そして俺は覚悟を決めた

 

「2年前…俺はしずくに救われた…いや…鎌倉に来た時からずっと…しずくと言う一人の子に出会った。」

 

俺はそのまま思ってることを全て言った

 

「家も近くて、いつも1人の俺と仲良くしてくれた…鎌倉に来て初めて友達が出来て嬉しかった…そしてそれからというもののずっと一緒だったね…」

 

しずくがいたからこそ今の俺がある

 

「途中離れ離れになってたくさん傷もつけた…それなのに…一緒にいたいと言ってくれた…」

 

もし居なかったらどうなってたか分からない

 

「誰にでも優しくて…お芝居が大好きで…たまに頑固だけど…でも寂しがりで…仲間想いなそんなしずくが…俺は大好きですっ…!」

 

そして俺は最後に

 

「将来…俺と…こんな俺と…結婚してくださいっ…!!」

 

と、言った

 

そして

 

「冷…目を閉じて下さい…」

 

目を閉じる…?まさかビンタなのかな?まぁたしかにされても…

 

と次の瞬間

 

「っっっっ??!?!」

 

しずくの唇が俺の口に重なった

 

そして

 

「こちらこそ…喜んでお願い…します!」

 

と涙を流しながらしずくが返事をくれた

 

「っっ…とにおまえはよ…」

 

俺も遂に我慢出来ずに涙を流した。嬉しかった、とにかく嬉しかった

 

「じゃあ…皆まだまだ盛り上がるよ!!」

 

「「おぉーー!!」」

 

と最後にパーティーをして幕を閉じた。しずくにとっても俺にとっても最高の一日になった良い日であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ふぅ
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