「しずくっっ!!」
突然しずくは倒れてしまったきっと進化に耐えきれなかったのだろうか
俺はすぐにしずくの元へ駆け寄った
機体は両者の拳そして剣がお互いの胴体を貫いていた。
「しずく…!!おい…しっかりするんだ!…」
「しず子!!起きてよ!ねぇ!起きてってば!」
「しずくちゃん!しっかり!目を覚まして!」
呼吸はあるがかなり疲労が溜まってるみたいだった下手すれば面倒なことになりかねない
「侑…この勝負引き分けで…良いんだよな…?」
「え!?ちょ、ちょっとVTRを…」
侑は慌てて先程のVTRを確認した、そして
「先に…倒れたのは…」
次に侑が言ったのは
「分からないよ…だってほとんど同時だよ…これ…」
そう言って侑は俺に見せてきた。
お互いの最後の一撃そして互いの機体が機能停止紛れも無い引き分けだった。
「……侑……」
「な、何?冷…?」
「ランジュを…保健室まで連れて行ってやれ…その後少し時間が経ったら話があるとだけ伝えといてくれ…俺は別室でしずくの様子を見る…」
「冷……うん…分かったよ…」
「さよなら…侑…歩夢ちゃん…しずく…」
俺は一言聞こえないように侑にそう告げた
いよいよ…俺も最後か…。
侑side
冷はいつもより低い声で私に頼み事をした。その時通りすがる時に見た顔はどこか寂しげな感じがした…
私の考えすぎかもしれない…でも冷は何かあると他人に心配かけまいと何も言わない…あの時も…ずっと昔からそうだったから。
「と言うかおぶってるけど…ホントに…」
ランジュさんは凄くスタイルが良い…ホントに羨ましいよ
「えっと…保健室はここかな…失礼しまーす…」
保健室に着いたけど人はいなかったシーンとしていて窓は開けっ放し風が良い感じに吹いていてカーテンが揺れていた
「一応ここで寝かせておけばいいかな…?」
私はそのままランジュさんをベッドで横にさせた
というか寝顔すごい子供みたいだね…いつもとは全然違うな…
なんて思いつつも、本当は凄い人だと思うとちょっと吹いてしまう
そして
「冷…いなくなっちゃ…嫌だよ…」
私は小さく呟いた
冷
「こんなもんか…しずくもあっちで横になってるし、必要なものは後は…」
俺は荷物を最低限にまとめていた勝負は引き分け全勝じゃなきゃ俺のここにいる権限は与えて貰えないつまりだ俺は今日限りでここから立ち去らねばならんのだ。
いやー、悔しいねチックショーって叫びたい気分だよ全く
なんて…
「言ってられないよな…」
俺は一体これから先どうするか、学校とかマジどうなるんだろ鎌倉に強制送還とか?
まぁいいとして
「今はこいつの寝顔でも楽しもうとするか」
何時もは真面目なしずくだが寝顔となると間抜けで仕方がない、クックックこの顔を写真に撮って後で同好会のみんなに見せよっと…。
「さぁてどんな顔をしてるのかなぁ?」
「ん…」スースー
寝息が静かだなこいつ、もっと近づいてみるか
「ハッ…!!」
「えっ…?」
いきなりこいつは目を開けたが…視界はハッキリとしてない…つまり後0.2秒後にはずつ…
「ここはっ!!」
「え、ちょバ…ぐぇぇっ!!」
もろに顔面にこいつの頭突きを貰った俺はそのまま倒れ込み
「いってぇぇ…起きるなら何とか言えよ…この脳筋クソ女がよぉ…」
こいつまじで石頭俺のガンQを殺しに来やがった
「冷…どうしたの…そんなに顔をおさえて…厨二病…?」
「どうしたの…?厨二病…?じゃねぇよ!お前の頭突きが俺の顔面にクリーンヒットしたんだよ!!このアホ!」
悪意ない顔でどうしたのが今の俺からしたらとてつもない煽りに聞こえる
「ったくもう体は………大丈夫そうだな…良かった何も無くてよ…」
「うん…ありがとね…冷…」
突然しずくは俺に礼を行ってきた
「何?急にお前がお礼を言うとかこの世の終わりか?」
「な?!もうっ!相変わらずそういう事言うんだから!」
と頬を膨らませ怒ってくるが
「……なぁ……お前…この先何する…?」
「えっ…?何って…どうしたの急に…冷だって分かってるでしょ?私はここで…って…冷まさか…」
察しが早い
「相変わらず…察しが早いなしずくは…そうだよ俺はこの街から出るそして鎌倉に戻るよ今日の夜にはもうあっちだ」
俺は静かにそう伝えた、前みたいに何も言わないで行くよりはまだいいだろう?
「ばか…」
「えっ…?」
そしてもう一度しずくは顔を上げて
「本当に…バカなんだから!!なんでいつもそうなの!自分が犠牲になろうとするの?!なんでまた私の前から居なくなろうとするの?!」
怒っている、これまでにないくらい怒っている普段とは全く様子が違うしずくに俺は少し圧倒された
「っっ……俺は…」
「冷は…本当はどうしたいの…?言って欲しいよ…頼って欲しいよ…そんなに私が頼りないですか…?」
ハッと俺は我に返ったしずくか頼りない?そんなわけない…何時も俺のそばにいてくれて意見も反対せずむしろ賛同してくれた、悲しい時も楽しい時も俺はいつもしずくの笑顔に助けられていた
それにまだ歩夢ちゃんとガンプラバトルをする約束を果たしていない。
それなのに俺は居なくなろうとしているまた悲しませようと。
「俺は………一体……」
「本当は何がしたいの?冷自身は」
突如後ろから侑の声が聞こえた、そこには歩夢ちゃんや同好会のメンバーもいた
「はぁー…引き分けにしろ何にしろ冷とせつ菜ちゃんが勝って…そしてしずくちゃんも引き分け…更には再起不能までに追い詰めて終わらせた…全勝してなくても気持ちで勝ってればいいんじゃないの?…」
「そうだよ、冷君…それにまだ約束…果たせてない…」
悲しい顔をしながら歩夢ちゃんはそう言った
「それに冷…また歩夢やしずくちゃんを悲しませるの?」
「っっっ?!」
痛いところを突かれた気がした
「だったら尚更私は止めるよ…絶対に行かせない…」
「俺は……」
俺にとって大切な場所それは虹ヶ咲と言う高校の中にある…
「俺はここにいたい…歩夢ちゃんや皆と離れたくないっ…」
同好会はそんな俺に居場所を与えてくれた、退屈な毎日から刺激的な日常へと変わってた
「やっと…本当の気持ちを言ってくれたね…冷君」
歩夢ちゃんは涙を流しながら笑いかけてくれた
優しくてとても暖かい笑顔俺はいつも助けられていた
そしてその後理事長に談判の末
「今回は…私達の負けです…貴方達の勝ちです…」
との事で勝負は俺達の勝ち?で終わった
そして理事長室から出てある2人組がそこには立っていた
「あの?貴女方は…?」
どこかで見た事ある顔ぶれ1人はいかにもギャルギャルしてる感じそしてもう1人はかなり大人びた感じの人だ
「あー…もしかしてメンバーが言ってた部に行った方ですか?」
俺がそう言うと2人は縦に首を振ったそして
「山瀬…君?だったよね?同好会の皆…私達のことでなんか言ってたかしら…?」
「知りませんし興味ありません、知りたいなら本人達に聞くべきでしょう?仮に俺が話したとしてどうするおつもりで?」
俺はあえて突き放そうとした、ここで甘やかして話をしても相手には得るものがないと思ったからだ。
「そっか…そうだよね…愛さん達自分で聞いみようかな…?」
「そうね…」
そう言って2人は俺の前から去っていった
その日俺は一人で帰った
俺は帰宅後風呂に入りそのまま家事をしてベッドに入り寝た
そしてそのまま次の日の朝を迎えていた、幸い今日は休みなので起きても危機感はなかった
「ん〜っ、ここ数日色々な事があったな〜、まさかあんな事やこんな事になるとは。」
ランジュとは無事和解お互いを高め合うそんな関係になった(あ、別に変な意味じゃないぞ?)
俺はそのまま携帯を手に取りメッセージアプリを開いたすると
「うぁ…なんだこれ…」
無数のトークが俺の通知を支配していた、しかもその主はしずくが大半であった…あいつまじほんとに
そしてまた
ピコン!!
「は?まだ送って…って…ん?」
そこにはしずくから「起きた?」と「既読が付いたという事はもう起きてるね!」と連続で送られてきた
俺はそのまま無言でしずくに通話をかけた
「……もしもし…?冷?どうしたの?急に」
「通知うるせぇぇぇんだよ!!このばぁぁあぁか!!!」
「わわわわ!!ど、どうしたの?!」
突然の怒声に驚いたようでしずくは慌てていた
「どうしたの?じゃないよ!なんだよこの通知の数頭おかしくなりそうだったわ!!」
「ご、ごめんねって、でさそれより」
どうやら他にも話す内容があったらしい
「その…どっか2人で出かけない…?」
声が小さくなっていくのがわかった
「んー…?あぁ良いよ〜しずくとならどこでもね」
特に断る理由もないし暇だしね、逆に断ったら酷い目にあうと知ってるし
「やった!じゃあ午後また電話かけるね!バイバイ!!」
そのまましずくはブツっと電話を切った
やれやれ色々と忙しいやつだなと思いつつ俺は支度を始めた
「どうやら楽しくなりそうだな」
と若干胸を弾ませて準備を俺は進めるのであった
フゥ間が空いたな