二つのセカイ(世界)   作:カラスの餌

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ねむ


6話 去りゆく雨音

俺はそのまま教室へ戻っていった

 

「冷君どうしたの…?すごく辛そうにさっき走ってたけど…」

 

教室に入ると真っ先に歩夢ちゃんが話しかけてきた、でも心配はかけられない

 

「ううん、なんでもないよトイレが近くて急いで向かってただけだよ」

 

「そう?その後しずくちゃんも…ついていってたけど…」

 

俺はドキッとしたそれ以前にすこし驚いた歩夢ちゃんとしずくが知り合いだって事に

 

「歩夢ちゃんあいつのこと知ってるの?」

 

「知ってるも何も同じ同好会だからね」

 

同好会?あいつ演劇部とかじゃないの?ますます分からない

 

「同好会ってまさか…スクールアイドル?…」

 

「そうだよ♪スクールアイドル同好会で同じなの!」

 

いやまじか俺は目玉が飛び出るくらいビビった

 

「あれ?もしかして知らなかった…?」

 

「知るわけないよ!」

 

マジであんな堅物がスクールアイドルだと?!っと俺は真っ先に疑ったがどうやら嘘ではないらしい歩夢ちゃんと話したあと同好会に顔を出してみたが

 

「あ・え・い・う・お・あ・お」

 

と発声練習をしてるしずくを見たからだ

 

「満更嘘じゃあないみたいだね…」

 

「でしょ?」

 

ふふと言いながら歩夢ちゃんは微笑んだ

 

そして休憩時間

 

「冷…」

 

「……」

 

「来てくれたんだね…」

 

「別にお前のような堅物なんか興味無いね」

 

「そう…」

 

遠くから歩夢ちゃんが俺達の会話を見てるのが分かる多分狙ったな

本気で一緒にいたくないからそろそろ帰るか

 

「俺はもう帰る歩夢ちゃんの頑張ってる姿も見れたし…それと桜坂…俺に二度と話しかけないでくれ…」

 

「っっ?!……」

 

しずくはそのまま黙ってしまった実際俺はコイツには興味無いむしろ嫌気がさす

 

「それと歩夢ちゃん…こんな回りくどいやり方やめてくれる…?俺結構本気でアイツのこと嫌いだからさ仲を戻したいとかそういうの要らないよ…」

 

「酷いね…冷君、しずくちゃんは何時も冷君の心配をしてるのに…」

 

そう言ってるが俺は聞く耳を持たなかった別に俺から話すこともないし

 

「ちっ…結局あいつと関わるとこうなる」

 

俺は愚痴を吐きながら校門をくぐった

 

ガタンゴトン

 

「(しずくやほかの連中と関わんのやめよっかな〜)」

 

俺は電車の中で考えそのまま寝てしまった

 

「んっ…あ…俺寝てたのか…」

 

気づいたらもう最寄りだった俺はそのまま降りて改札を抜けた

 

「帰ったら多分母さんの作り置きがあるだろうからそれ食って少し筋トレして寝よ」

 

そう自分のスケジュールを呟いてたら

 

ピコン

 

「ん?通知誰から?まさか歩夢ちゃん?」

 

開いてみると違ったその瞬間俺は寒気がした

 

「・・・俺の連絡先知ってるのって歩夢ちゃんだけだよな…?」

 

正直怒りの臨界地点よりも歩夢ちゃんに幻滅してしまった

 

「まさかしずくに教えるなんてな…ははっ…」

 

しずくから来てたメッセージはおつかれと今会える?の2つ俺はそのまま

 

<会ってどうすんの?てかなんで知ってんの?お前に教えた記憶なんざないんだが>

 

そうすると秒で既読がつき返信が来た

 

<お願い…あの時の事で謝りたいのどうしても…ダメかな?>

 

あの時…なんで今更なんだろうかこれもまた歩夢ちゃんの策略なのか?

 

<分かったよ…つまらなかったら帰るから>

 

そう打つと速攻で<ありがとう!!>ときた

 

「今更感ハンパねぇ」

 

俺はそう言いながら目的地へ向かった

 

「あっ…冷良かった…」

 

「で、何こんな時間に呼び出して俺になんか用?」

 

正直早く帰りたいこんな奴のために時間を使うとか虫唾が走る

 

 

「冷…あの時助けてあげられなくてごめん「うるさい」

 

俺はそのまま遮った

 

「例え助けてもお前に何ができた?証明できたのか、そりゃ凄いなならその方法を聞くとするよ、ま、お前の事だからろくな事が起きないと思うが」

 

そう言うとしずくは黙り込んだ

 

「あとさ…そうやって泣く演技やめてくれないか?」

 

昔から見てきたがこいつは何かあると直ぐに自分と言う存在を隠すまるで何かを演じてるように

 

「なんで…私が泣く演技なんて言う証拠が…」

 

「あるよ」

 

「え?」

 

「残念だがお前の演技の資質は正直図抜けてるしかし作り物だとわかるには腐る程理由があるんだよ…それとお前は知っての通り俺は泣いてる子は基本ほっとかない…それをいいことにしたんだろう」

 

「っ?!そんな単純な…」

 

「じゃあ何故今このタイミングで泣いた、前のお前なら多少は言い訳をしてたはず…」

 

「完敗ですね…やはり冷には敵わないな…」

 

「用はこれだけか?だとしたら尚更二度と話しかけないでくれ」

 

俺はそのまま帰ろうとすると

 

「待って!お願いがあるの!」

 

俺はピタッとその場で止まったするとしずくは

 

「私と…私と勝負して!」

 

と訳の分からんことを言い出した

 

「勝負?何スポーツ?だとしたらお前アホすぎるよ」

 

「そんなものじゃないよ!!」

 

突然しずくはまじで怒鳴り出した

 

「ふーん…じゃ何」

 

「ガンプラ…バトル…」

 

「は?」

 

いやバカなのかこいつ本当に馬鹿なの?

 

「私とガンプラバトルで勝負して!そしてもし私が勝ったら…その…前みたいに笑って欲しい…」

 

「じゃあ逆に俺が勝ったら?」

 

「冷に任せるよ…」

 

ま、別に何もやらせる気は無いしいいかな

 

「いいよ、暇つぶしになると思うしやろうか」

 

時刻は5時俺達はGBNへ行ける施設へ移動した

 

「お?!冷!お前今日は何すんだ!?」

 

「悪ぃなおっちゃん今日はなんか挑まれたんでさくっとね?」

 

「ほほお!まぁとりあえずぶちかましてこい!」

 

ガハハと言いながらおっちゃんはマシンの所へ案内した

そして俺達はそのままGBNへ向かった

 

 

<GBN>

 

「ふぅ、さてあいつはどこだ…っていたわ」

 

あそこで明らかに目立ってるハーフアップリボンがいた

 

「お前…変わってないな…」

 

「そう…?」

 

あんまり話したくないので俺は率直な感想を告げてそのまま受付へ

 

「さて桜坂、覚悟しとけ…」

 

俺は正直キレているコイツとは関わりたくないのにここまでしてんだからな!

 

「冷…行くからね!」

 

「上等」

 

「ウィングガンダム・Rain of sadness桜坂しずく…行きます!」

 

悲しみの雨…ふーんならこっちも

 

「OOクアンタギャラクシー!山瀬冷目標を駆逐する!」

 

ゴオオオっと一気に俺は粒子を放出した

 

そして勢いよく突っ込み

 

ガキィィィィン!!!

 

見事に見切られてガードをされてそのまま反撃されそうになったが

 

「舐めてもらっちゃ困るな…」

 

一瞬にして量子化して消えた勿論しずくは

 

「そんな、消えるなんて…」

 

演技かわからんが…焦ってる様子しかし俺は違和感を覚えた

 

「(まて、あいつがあんなキョドるか?)」

 

そして

 

「見つけましたよ…♪」

 

「なっ!?」

 

しずくに裏をかかれて特異な形をしたライフルを上に翳して

 

「Rain burst…」

 

その技名を放った途端無数の水色のビームが俺を襲った

 

「ちっ、クソやべぇGNフィールド展開!」

 

あんなのまともに食らったらさすがに死ぬ何とかフィールドを展開して凌ぐが攻撃は止まない

 

「たあぁぁぁぁあっ!!!」ガァァァン

 

「ぐあっ!物理攻撃かよ…」

 

俺はそのままクソでかいソード太さでぶっ叩かれて思いっきり吹っ飛んだ

 

ライフルと言いあのクソでけぇソードと言い強いな

 

「へへっ…やるようになったね…」

 

こりゃあトランザム使わなきゃ負けるわ…

 

「冷…私はあの時自分の何も出来ない弱さをとても悔やみました…貴方が大好きだったガンプラを壊してるのを見てとても悔やんだ…」

 

しずくは通信でそう言ってきた

 

「だから…なんだって言うんだよ…クソがっ!トランザム!!!」

 

キィィィィィンとシステムが発動する音と同時に紅く染まった

 

「くたばりやがれえぇぇ!」

 

俺は一気に斬り込みに行った

 

「そんな単純な動き…そこですね!」ゴォッ!

 

しずくは甘いと言わんばかり反撃に向かうが

 

「知ってるか?…あれから俺はどれだけ強くなったか…もちろんパワーだけじゃない…粒子の機能だって上がっている…」

 

「なっ?!」

 

「さぁ見破って見せろ!お前の眼でなぁ!!」ブォン

 

 

俺は超高速で動き粒子で残像を作った

 

「さぁ、質量を持った残像この意味がわかるかな?」

 

「くっ…でも所詮は偽物本物を見つければ…」

 

「そいつはどうかな…お前如きが見つけられるとは思えんなぁ」

 

「たあぁぁっ!!」ブンッ!

 

思いっきり斬りかかったが…

 

「残念ハズレだ…本物は…」

 

「なっ?!そんな…」

 

「ここだよ…」ブォンッ!!

 

俺は普通の人には見えない速度で連続で斬りかかった

 

ゴォォォォ…

 

「ふむ頃合いか…ステージが地上だからこんな芸当も…」

 

「うっ、きゃあああああ!っ」

 

あまりにも速く攻撃しすぎたせいで竜巻が起こりしずくの機体諸共巻き込んだ

 

そして

 

 

 

 

ドガアアアアアァァアン!

 

竜巻から爆発が起きた

 

「くたばったか…ってそんな!?馬鹿な!」

 

 

そこにはなんと身を包み混むほど大きなウィングガンダムの翼が機体本体を包んでる姿があった

 

「まだ…終わって…ません…よ…」

 

しずくside

 

まだ諦められない…私は勝たなきゃ…勝ってあの時の気持ちを伝えなきゃ…嫌われてても良い…せめて伝えたい…

 

「行くよ!っ冷!!」

 

「ちっ!しつこい野郎だっ!!いい加減…」

 

そう言うと冷は消えて一瞬で間合いに入ってきて

 

「くたばりやがれぇぇえええ!!」ガシャアアアァン

 

「っっあああああっ!!」

 

思いっきり殴ってきた

 

「ハァハァ…そんな…物?全然余裕…だよ」

 

私だってただ作っただけではない死ぬ物狂いで特訓してここまで来た…

そしてこのシステムも…

 

「行けるよね…私のガンプラ…」

 

「?!なんだ…この光は」

 

「冷…行きますよ…これが私の全て…」

 

そう私だけの…力…目覚めて強く…

 

「ゼロシステムか…?いや全く別のオーラが…まさか!?お前っ?!」

 

あの時私は貴方を守れなかったそれから自分からずっと逃げ続けた…でも今は…

 

「どんな私からもう逃げたりしない!!っ」

 

「っ?!」

 

「っああああああああっ!!」ギュオオオオオ

 

機体が眩い水色の光に包まれてやがて姿を現した

 

「私の機体の力… Beat of the rain!!」

 

「すげぇ…」

 

「本当の勝負はここからです!」

 




結構長めになったなぁwww
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