あと遅れてすいませんでした。
ここに来た経緯を話し終えた優は、次に東風谷との関係について話した。
「ありがとう、大体把握したわ。それで東風谷早苗との関係はどうだったの?」
「東風谷とはたまに喋る程度の仲でしたね。移動教室の時にたまに一緒に行ったり机が隣だった時に少し会話とかしたぐらいですかね。」
「そう、分かったわ。ありがとう。」
「あ、はい。」
あれ?そう言えばなんで俺に喋らせたんだろう。記憶を見れば良いだけなはずなのに。
「あの、レミリアさん。質問良いですか?」
「良いわよ。」
「記憶を見れば俺に喋らせる必要はなかったんじゃないですか?」
「あぁ、また言い忘れていたわ。この能力にはどの年代の記憶を見れるのかは個人差があるのよ、それで私は優の8歳の頃の記憶を見たわ。だからあなたに東風谷の関係を聞いたのよ。」
個人差なんてあるんだ。
「そうだったんですか。個人差があるんですね。分かりました。それで俺に幻想郷に東風谷が現れたことと東風谷がいじめられていたことを話して何がしたいんですか?」
「・・・色々と端的に話し過ぎていたわ。だから今から東風谷早苗が幻想郷にきた原因を話すわ。」
「あぁ、はい。」
「彼女は高校に入学した少し後から幻想郷に来るまでずっといじめにあっていた。その原因は入学初日のクラスで東風谷早苗が自己紹介で言った言葉にあった。東風谷早苗は自分は神社で巫女をやっています。と言ったわ。東風谷早苗は神社の巫女という物珍しさと容姿の良さもあって、案の定、入学式が始まってから一週間ぐらいは質問責めにあっていたわ。まぁ、この人達はまだ良かったわ。そして同じ頃、彼女の人気が気に食わないから彼女を排除しようというグループが結成されたわ。ただ単に東風谷早苗が人気過ぎて嫉妬していたという理由でね。」
な、なんだそよれ。それってつまり1年以上もいじめられてたって事になるじゃないか。なんだよ、なんで相談してくれなかったんだよ、力になってあげたのに・・・。
「それで、そのグループにずっといじめられていたんですか?」
「えぇ、ここに来るまでずっといじめられていたわ。」
「・・・なんでいじめられてるってことを言ってくれなかったんだよ・・・力になってやれたのに・・・。」
「・・・優、今からでもは遅くないわ。東風谷早苗を救いなさい。」
今から?今からでもまだ救うことは出来るの?
「本当に今からでも遅くないんですか?」
「えぇ、遅くないわ。温泉から出て1度紅魔館に戻ってから行きなさい。咲夜を連れて。」
まだ遅くないのなら早く行かないと!
「は、はい!わかりました!じゃ、じゃあ早く行きましょう咲夜さん!!」
「ええ、じゃあ私は着替えてくるわ。」
「じゃあ俺も着替えてきますね!」
時間を止めてっと。よし、じゃあ着替えよう。・・・よし、能力解除。
「やっぱり時間を止める能力って便利ですよねさ・・・」
やばい・・・とっさに後ろを向いたもののやばい見ちゃった見てしまったやばい見ちゃった見てしまった・・・罪悪感しかない・・・。
「・・・み・・・見た?」
やばいやばいやばいやばいナイフが飛んできそうで怖い・・・。と、とりあえず見てないふりを・・・。
「な、ななな何をですか?」
あ、やばい。何をですかは絶対NGワードなのに使ってしまった・・・。やばいやばいよ俺・・・。
「・・・わ・・・私のは、裸・・・。」
・・・言わせてしまったああぁぁ!!!あぁ、さらに重い罪悪感が・・・どうしよう、これは正直に謝るべきか嘘を突き通すべきか・・・くそ、どっちだ・・・どっちを選べば良いんだ・・・。・・・今後のためにも正直に謝ろう・・・。やっぱりは嘘は駄目だよね・・・。
「あ・・あの、咲夜さん。」
「な、なに?」
あ、やばい鼻血が・・・。耐えろ、耐えろ俺・・・。
「すいません。さ、咲夜さんの裸を見てしまいました。本当に見るつもりは無かったんですが、何の考えもなく振り返ってしまった自分が恥ずかしいです。本当にすいませんでした。」
お願いします咲夜さん許してくださいお願いします・・・。
「・・・ゆ、許してあげるわ。も、もう見たら駄目よ?」
あぁ、良かった・・・。
「あ、ありがとうございます!以後、気をつけます!!」
「お、お願いよ?」
「は、はい!」
あ、咲夜さんが一瞬でメイド服の姿になった。やっぱり時間を操る能力って便利だよね。そう言えばレミリアさんだけまだ浸かってる。レミリアさんはいつまで温泉に浸かるつもりなのだろうか。一緒に紅魔館には帰らないのだろうか。
「あの、レミリアさん紅魔館に戻らないんですか?」
「えぇ、私はまだ浸かっているわ。2人で先に戻って良いわよ。」
じゃあ、お言葉に甘えようかな。
「はい、分かりました。じゃあ咲夜さん。早く紅魔館に戻りましょう!」
「えぇ、早く戻りましょうか。」
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