続くといいなぁ
ではどうぞ
プロローグ
気がつくと真っ白い部屋にいた。
呆れるほど真っ白の何もない部屋
何もないのは語弊だった。
何かいる、認識は出来ない。
目の前にはノイズの塊のようなものがいる。
≪へえ、この部屋に誰か入ってくるなんて。≫
男とも、女ともわからない。
若い声なのか、それとも年老いた声なのかもわからない。
そんなノイズに向かって俺は尋ねた。
君は誰?俺は何者?
≪わたし?私は精霊だよ。
君は多分一度死んでるんじゃないかな?
ここには生きている生命は絶対にたどり着けない。
そして、輪廻の輪から何故かはぐれここにたどり着いてしまった存在かな?≫
何を言っているのかわからない。
きっといつもの俺なら皮肉のひとつでも言うことが出来ただろう。
しかし、今は思考が上手く回らない。
言われたことが全て真実であるかのように頭の中に入ってくる。
≪ああ、一つ言っておくけどもうもとの世界には戻れないから。
ここにたどり着いてしまったなら、君がとれる選択肢は二つ。
君の魂が完全に磨り減るまでこの場所にいるか、
別の世界へと『転生』するかの二択だよ。≫
そんなものは決まっている。
こんな何もない部屋で何日も過ごすのは苦痛だ。
俺はノイズに言った。
『転生』する。
ノイズは口角を上げた。
まるで最初からその選択肢を選ぶことを知っていたように。
≪もし何かの二次創作のように力を与えてもらえると思っているなら勘違いだよ。
私には君に力を渡しはしな・・・。≫
ノイズが話している途中で奴のノイズの体の一部が突然光出した。
そして、そこから一つの結晶を取り出した。
≪そんなっ!彼に霊結晶が反応した!?
しかもこれは!?
いいよ、気が変わった。
君に力をあげるよ、この結晶を飲み込むんだ。
そうすれば君に力が手にはいる。≫
言われた通りにするしかなかった。
ゴクリ
結晶を飲み込んだ。
そして・・・。
ぐ、ぐぅああああああああああああああああああああ!!
身体中を、あり得ない程の痛みが襲った。
まるで体の全てを書き換えるようなそんな感覚。
そして、膨大な知識が頭の中に入ってきた。
『黄昏の聖槍』『絶霧』『魔獣創造』『赤龍帝の籠手』『白龍皇の光翼』『煌天雷獄』『獅子王の戦斧』『幽世の聖杯』『黒刃の狗神』『蒼き革新の箱庭』
『永遠の氷姫』『紫炎祭主による磔台』『究極の羯磨』
≪それがあなたの力『神滅具(ロンギヌス)』よ。
その力で頑張って生き残りなさい。
二度目の貴方の人生がいいもので祈っているわ。
また会いましょう■■■■君≫
奴がそう言った後俺の意識は完全にきれた。
――――――――――――
「キヒヒ、良かったのですか?あれで。
それにあの霊結晶が反応することを知っていたでしょう。
後悔はされてないのかしら?」
黒いゴスロリの格好をした女性がノイズに向かって話しかける。
「後悔はしてるかもね。
本当に彼にこの力を授けても良いのかとはずっと思っていたよ。
でも、彼には幸せになってもらいたいからね・・・。
初恋は叶わないものだよ狂三。」
先程とは違い鮮明に彼女の声が聞こえた。
そして、すぐその後狂三と呼ばれた少女と共に彼女はここから消えた。
残ったのは何もない唯の白い部屋だけだった
感想待ってまーす