ますかれーど短編集   作:ぽんちょ

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このお話は前話「ますかれーど店舗見学レポート」と同一世界線のお話です。
時間軸は、件のレポートブログが公開されて少し経った辺りです。

なお、ブログの筆者は前話とは別人です。




【潜入!】『ますかれーど』配信の裏側!【裏面】 side某ご主人

とある個人ブログより

 

 

 

【潜入!】『ますかれーど』配信の裏側!

 

 

 

偉大なる先人のレポートはこちら。

【独占】ますかれーど店舗見学レポート

https://www.………───

 

 

 

私は今回、とある筋のとあるツテから『ますかれーど』オンラインサロンのダイヤモンド会員(月額10万円!)に発行されるというスペシャルコードを入手することができた!

 

このスペシャルコードがどのくらい凄いものなのかと言うと、なんと『ますかれーど』店舗2階にある「禁断のVtuber配信エリア」の一部に入ることができるのだ!

 

 

偉大なる先人のレポートを読んでから興味を持った私としては、むしろ使わなければ無作法というものだろう!

 

……ちなみに、コード入手の代償は大きかったということを、ここに記しておく。

 

 

 

【写真1】店舗2階へと続く堅牢な扉

 

 

 

というワケで、やって来ました『ますかれーど』!

 

『ますかれーど』の店舗内の様子は偉大なる先人に譲るとして、とりあえず2階へと続く扉の前まで来た。

 

 

ちなみに現在時刻は22時30分。

今日は22時から「らぶぴー」こと「常夏あいみ」さんがyoutube配信を行っている。

 

事前公開されたタイトルと概要によると、今回はセンシティブ雑談のようだ。

 

 

さて、なぜこのタイミングで『ますかれーど』に来たかと言うと……

 

配信しているところって見てみたいじゃん!?

 

という思いから。

 

 

夜間なのでダメ元で来てみたのだが……

 

……何故か鍵が開いていて、ここまでスムーズに来れてしまった。

 

 

さて、この堅牢な扉にコード入手して……っと……

 

 

ヤバい、マジで解錠できちゃったよ……!

 

 

 

【写真2】照明に照らされる、夜のますかれーど2階

 

 

 

窓からこぼれる光で建物の外からも確認できたが、2階の照明は煌々としている。

 

1階は常夜灯しか点いていなくて薄暗かったが、2階は廊下も照明が点灯していた。

 

廊下に置いてある大きめ段ボールを避け、目的地へ進む。

 

 

 

【写真3】ついに禁断の配信中スタジオ!(第一スタジオと書かれた扉と、使用中の札が掲示してある)

 

 

 

………こんな侵入紛いのことをしている私だが、本番中のスタジオに入るような常識知らずでは無い。

 

ここは覗き窓から中の様子をこっそり。

 

 

調整室に居るのは、3人の男性。

 

1人はキーボードをタイプ、1人はSEを鳴らし、1人はパソコンの画面とにらめっこしている。

 

配信内容的に、SE担当の人は忙しそうにプァーン音を連発している。

 

 

漏れ聞こえるらぶぴーのセリフや、作業の様子から察するに、キーボードをタイプしているのはカンペを作っているのだろう。

 

ということは、カンペ作りをしているのはAD、パソコンとにらめっこしているのはシステムエンジニアか……?

 

そうなると、残りの1人、プァーン音を連発している彼が支配人か……!

 

 

思ったよりも若い。

私は勝手に40代くらいだと思っていたが、見た感じでは30代中頃くらいだ。

 

 

そして、調整室のガラスの向こうに見えるのが「常夏あいみ」本人か!!

 

期待したのだが、パソコンのディスプレイやその他諸々の機材が邪魔で、頭頂部くらいしか見えない……!!

悔しい……!!

 

 

おっと、つい見入ってしまった。

正式な許可をもらっているワケじゃないから、見つかると怒られる可能性がある。

長居は無用だ。

 

 

 

【写真4】ドアが半開きになったキャスト控え室

 

 

 

いや、これを覗くのはアウトだろう。

 

半開きのうえ、人の気配は無いので無人なのは確認できるが、それでも覗くのはアウトだろう。

 

 

………………

 

 

いいかい?

これは内装のチェックだ。

偉大なる先人でもチェックできなかった、控え室の内装をチェックするだけだ。

 

 

見える範囲の内装だが、見える範囲に物は少ない。

部屋の真ん中に長机と、その周囲にちょっと座り心地良さそうなパイプ椅子が数脚置いてある。

 

机の上に物が置かれていないのを見るに、私物は控え室の奥にある鍵付きロッカーの中に仕舞ってあるのだろう。

 

そして、ゴミ箱に乱雑に捨ててある牛焼き肉丼のパッケージ。

 

 

………………

 

 

これ以上、乙女の秘密を暴くのは止めよう。

ワレワレハナニモミナカッタ。

 

 

 

【写真5】ここは倉庫?(ボカシ写真)

 

 

 

配信中に必要な物を取りにきたのか、倉庫らしき部屋のドアが開けっ放しになっていた。

 

ちょっと中を除かせて頂こう。

 

お馴染みの「なのちゃん」「もかたん」「らぶぴー」が描かれたアイテムや、それぞれのイメージカラーのアイテムや仮面、中には未発表と思われる見たことのないアイテムもあった。

 

写真は掲載したものの、未発表アイテムであった場合は不味いので、ボカシ加工をしている。

 

 

それらとは別に、倉庫の一角に白と黒の仮面と、それをイメージカラーにしたアイテムも置かれていた。

 

もしや、このアイテムはアレなのか…………!?

 

 

 

【写真6】第二スタジオにも明かりが点いている!?

 

 

 

最後に見つけたのは、今の時間帯では使われていないハズの第二スタジオ。今日はゲストは来ていないので、本来なら使われていないハズ。

 

好奇心の赴くまま、覗き窓から覗いてみると……!!

 

 

配信画面が表示されているであろうディスプレイには、見慣れない作風、あきらかにそれと解るウサミミとシルクハット、そして見慣れない『黒』をイメージカラーにしたメイド服?を着たアバターが、聞き慣れない声でしゃべっていたっ!!

 

もしかして、こいつがウワサの…………ッッ!!

 

 

 

 

 

 

そのとき

 

 

 

私の肩にポンと手が置かれた

 

 

 

冷や汗をだらだら流しながら振り返ると

 

 

 

そこには

 

 

 

紫のウサギ風の仮面をつけた男性が

 

 

 

ニヤニヤしながらこちらを見ていた

 

 

 

「随分と……お楽しみでしたね……」

 

 

 

 

 

 

どうやら私は、このタイミングで気を失ったらしい。

 

この前後の記憶が無い。

このブログを書きながら思い出そうとしているが、どうしても思い出せない。

 

何だか、とても大切なものを忘れてしまっている気がする……

 

 

 

 

 

気がついた私は、介抱してもらったであろう紫の仮面を付けた支配人にお礼を言い、今回のことを説明。

 

ブログへの掲載許可をもらってから帰宅した。

 

 

 

 

さて、今回の(潜入の)件をまとめたワケだが…………────

 

 

(後略)

 

 

 

 

 

 




支配人「声をかけただけで気絶しちゃうなんて…………(・ω<)テヘペロ!」



※オンラインサロンにダイヤモンドランクは存在しますが、実際の特典と今話の特典は違います。
ご了承ください。

そこのご主人!
ダイヤモンドになっても、リアル世界のますかれーどには入れませんよ!!




いかがだったでしょうか?

これにて、この世界線でのお話は終了です。



この世界線の『ますかれーど』は「リアルメイド喫茶」としての側面と「Vtuberの配信スタジオ」としての側面を持ちます。

前回は『ますかれーど』のメイド喫茶としての部分を、
今回はVtuberの配信スタジオとしての部分を書かせていただきました。



個人的な反省はあるものの、ここでそれを書くのは蛇足でしょう。



最後に……
ちょい見せしただけで終わってしまったネタ供養!

◯正社員の仮面事情
社外の人に対応するときは、基本的に仮面を付けることになっています。

配信中のスタッフは社外の人と接しないため、仮面を付けていませんでした。

ちなみに、社外コラボの場合はスタッフ全員が仮面を着用することになります。


前話で「筆者」の対応してくれたのは広報担当の平社員。
仮面の色は黄色。

今話で出てきた紫の仮面は、本物の支配人。

ちなみに、登場しなかったものの、「メイド喫茶の料理長の色は青」と色だけは決まっています。

この色は、ある法則に従い決めています。
推しカラーとモロ被りした色を排除し、残った色を使用しています。



◯白と黒の仮面
ますかれーどの推しカラーは、
『水色(なのちゃん)、ピンク(もかたん)、緑色(らぶぴー)』
ですよね?

仮面を作るということは、それが推しカラーだということ。

……つまりは、そういうことです。



◯黒いアイツ
『ますかれーど』の1期生には、「黒メイド服」なんて無いですよね?

なら、らぶぴーの配信の裏で、第二スタジオで何をしていたのか。


……つまりは、そういうことです。


◯本当に許可取ってないの?
直接のアポはとっていません。

ですが「とあるツテ」というのが支配人と繋がっているため、支配人は「私」がいつ来店するかは把握していました。


実際に来店した後は、機密管理のために支配人がこっそり付き添っていました。
ダイヤモンドの広告のために、ある程度は公開しようという考えだったので。

しかし、トップシークレットである2期せ……ゲフンゲフン
とあるトップシークレットに接触しようとしていたので声をかけた、という感じです。


どこに支配人が隠れていたのかって?
あからさまな隠れ方をしていましたよ?

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